ソルトルアーゲームにおいて、リールに求められるのは軽快な操作性と、不意の大物にも屈しない強靭なパワーの両立です。その理想を体現し続けてきた「ツインパワーXD」が、ついに待望のフルモデルチェンジを果たしました。
25ツインパワーXDは、最新のテクノロジーをまとい、アングラーの想像を超える進化を遂げています。
過酷なフィールドで限界に挑む際、このリールがどれほどの安心感とアドバンテージをもたらしてくれるのか。
今回は、25ツインパワーXDの持つ驚異的なポテンシャルと、実際にフィールドで使い込んで見えてきた真価を深掘りしていきます。これまでの常識を覆す、MGLシリーズ最高峰のタフネスリールの全貌に迫ります。
25ツインパワーXDの特徴と進化
シマノが誇るMGLシリーズの頂点、25ツインパワーXDは、「感度」と「タフさ」を極限まで融合させたリールです。コンセプトとして「MGL(マグナムライト)シリーズ」の中核を担うモデルです。
軽量なローターによる軽快な操作性と、金属ボディの剛性を併せ持つのが最大の特徴。MGLシリーズの頂点であるヴァンキッシュの軽快さと、コアソリッドシリーズの剛健さを併せ持った、テクニカルなソルトゲームにおける最強の汎用機といえます。
旧21からの進化した点
前作の21モデルからの大きな進化点として、25ツインパワーXDには最新の「インフィニティテクノロジー」がフル搭載されました。特に、超密巻きを実現する「インフィニティループ」による抜けるようなキャストフィールや、ギアの耐久性を向上させる「インフィニティクロス」、高負荷時でも力強く巻ける「インフィニティドライブ」の採用が目立ちます。
さらに、ライントラブルを抑える「アンチツイストフィン」や、摩耗に強いドラグ「デュラクロス」も大きな魅力です。これらのシマノ新技術による新しい機能はもはや上位機種だけのものではなく、先進リールのスタンダードとなりつつあります。
ラインナップ
ラインナップは、エギングなどのライトゲームから使いやすいC3000番から始まります。今回のインプレした、僕が選んだ4000XGを含むサーフやショアジギングに最適な4000番クラスには、パワーギアからエキストラハイギアまで揃い、ライトジギング等に有効なC5000XGまで、実戦向きな番手が網羅されています。
25ツインパワーXDは、過酷なフィールドで軽快な攻めを展開したいアングラーにとって、これ以上ない強力な武器となるでしょう。
僕が4000XGを選んだ理由

これまで僕は近海ブレードジギングと秋冬のランカーシーバス用に21ツインパワーXD C5000XGを使用していました。それらの釣りのためにはラインキャパ的に番手は4000番で十分だったのですが、単にパワーハンドルノブが欲しくて、旧モデルにはパワーハンドルノブがC5000番にしかなかったので、それにしていました。
けど、25からは4000番からラウンドタイプのパワーハンドルになったので迷わず4000XGを選びました!!
シーバスとブレジギくらいでPEは太くても1.5~2号だし、それほど遠投する必要がないため、ラインキャパが5000番だとスプールが無駄に大きすぎるんです…。
シマノ 25ツインパワー XD 4000XG
| 自重(g) | 245 | 最大ドラグ(kg) | 11 |
|---|---|---|---|
| 巻き取り長(cm) | 101 | ラインキャパ(m) | 1.2-380, 1.5-320, 2-240 |
| ベアリング数 | 10/1 | ギア比 | 6.2 |
25ツインパワー XD4000XG実釣インプレ
ここからは実際にシーバスフィッシングで実釣繰り返したあとの感想を記していきます。
剛性感

旧モデルでは、出た当時に軽いCi4+素材のボディとローターに対して「半プラ」とまで比喩され論争が巻き起こっていたほどで剛性については、僕自身も正直、樹脂製ボディは魚掛けたときに若干”ケツが触れる”というかブレる感覚がありました…。
けど今回の25ツインパワーXDにはそれはまったく感じませんでした。他の部分との兼ね合いも反映されていると思いますが、ボディの半分(ハンドル側)をアルミニウム化して、ボディをハイブリッド化したことで剛性は、軽さと操作性は損なわずに大きく進化しました。
軽快な操作性

ツインパワーというとどうししても質実剛健のイメージがつきまといますが、そこに低慣性のMGL(マグナムライトローター)を使ったことで、ローターの回転の立ち上がりが速く「巻く」、「止める」のハンドル操作に対しレスポンスが良く、ルアーのアクションがアングラーの意思通りにクイックに動かせます。
ということはストレスなくアクションが出来るため、確かなロッドワークにも通じ、軽やかな操作性と疲労軽減にもなっているでしょう。
密巻き(インフィニティループ)

新たにシマノのリールの最新技術である密巻き(インフィニティループ)が、アンチツイストフィンなどと並行して、25からツインパワーXDにも採用されています。
心配となるライントラブルについてですが、僕自身は22ステラや、23ヴァンキッシュですでに体験済みでしたので難なく慣れてしまいましたけど、その時に感じていたのはPEラインが1号以下だとスプールの上にラインが乗ってしまったり、向かい風でエアノットが出きてしまうこともありました。
ただし、25ツインパワーXDの4000番クラスの場合は、PE1.5~だと思うので、太いラインだと風の影響も受けにくくなるためトラブルは少ないと思われます。あとはこのスプールの回転速度に慣れることが肝心です。
巻きの軽さ

巻き心地もとてもスムーズです。コアソリッドシリーズのステラなどのようなあのヌルヌルした滑らかさはないものの、とてもXG(ハイギア)と感じさせないほどサラサラとした軽い巻き心地です。
ドラグ性能

ドラグにはデュラクロスのワッシャーが採用されていて、従来のものより10倍の耐摩耗性があり、摩擦が少なく滑らかなドラグ性能を有してます。また、マグナムライトローターの恩恵で魚が急に走り出した時でも、ローターが回転し始める初動抵抗が少ないため、ドラグがスムーズに作動し、必要な時に素早くラインを送り出せます。
これらの優れたドラグで大物とのファイトで大きな負荷がかかってもドラグが安定し、強い引きにもしっかり反応してくれるため、自信をもって魚と対峙できます。
~60cmクラスのアベレージサイズのシーバスやサゴシクラスなら余裕で、ゴリ巻のみで寄せてきてタモなしでぶっこ抜けます!!

4000XGに組みわせるおすすめロッド
25ツインパワーXD 4000XGに合わせるロッド選びは、そのリールの「軽快さ」と「剛性」をどう活かすかが鍵となります。自重245gという軽量設計ながら、中身はハードな使用に耐えうるタフな仕様です。ここでは、その性能を最大限に引き出すためのおすすめの長さや硬さについて、シーン別に解説します。
ロッドのタイプ(硬さ)
25ツインパワーXD 4000XGは、マグナムライトローターによる低慣性と、インフィニティドライブによる力強い巻き上げが特徴です。これに合わせるなら、ロッドの硬さはM(ミディアム)〜MH(ミディアムヘビー)がベストバランスとなります。
Mクラスならシーバスやフラットフィッシュ相手に繊細なルアー操作が可能になり、MHクラスなら40g前後のメタルジグをフルキャストして青物と強引にやり取りする釣りに最適です。
長さの選び方
ブレードジギング・サワラキャスティング
メインがオフショアの遊漁船からになるので合わせるロッドの長さは6~7.5ftが適しています。有する25ツインパワーXDの優れた慣性の巻き感度は高速巻きからの巻きアワセなどに影響してきます。
サーフやロックショア
サーフや磯などの遠投が必要なシーンでは、10ft〜10.6ftのレングスがおすすめです。25ツインパワーXDはリール自体の自重が軽いため、ロングロッドと組み合わせても重心が手元に寄りやすく、先重りを軽減して軽快な振り抜きを実現できます。
シーバス
一方、堤防や河川でのシーバスゲームなら、取り回しの良い9.6ft前後が使いやすいでしょう。インフィニティループによる抜けるようなキャストフィールを、ロッドの反発力でさらに伸ばすことができます。
25ツインパワーXD 4000XGという高性能なリールを手に入れたなら、ロッドとの重量バランスには徹底的にこだわりたいところです。リールが軽い分、ロッドも軽量かつ高剛性なモデルを選ぶことで、一日中キャストを続けても集中力が途切れない最強のセッティングが完成します。
ご自身のメインフィールドに合わせて、この25ツインパワーXDのポテンシャルを100%引き出せる相棒を選んでみてください。
4000XGに最適なラインのセッティング
25ツインパワーXDの中でも、特に汎用性が高く人気が集中するのが4000XGです。その高いポテンシャルを最大限に引き出すためには、ターゲットやフィールドに合わせた適切なラインシステムが不可欠です。ここでは、実戦に基づいた推奨セッティングを解説します。
PEラインの選択
4000XGのラインキャパシティとドラグ性能を活かすなら、PE1.2号から1.5号がメインの選択肢となります。
25ツインパワーXDに搭載された「インフィニティループ(密巻き)」により、放出抵抗が極限まで抑えられているため、PE1.5号という少し太めの設定でも驚くほどの飛距離を稼ぐことが可能です。サーフやショアジギングで遠投性能と強度を両立したい場合は、PE1.5号ならば320m巻けるので、それだけ巻いておけば、遠投しながら大型の青物がヒットしても余裕を持って対応できるでしょう。
PEは1.5号を軸に選ぶ
ショックリーダーの太さと素材選び
リーダーは、フロロカーボンの25lbから30lb(6号〜8号)を1.5m〜2mほど結束するのがベストバランスです。
25ツインパワーXDはボディ剛性が非常に高いため、強引なファイトを仕掛けてもリールが歪まず、ラインにダイレクトに負荷がかかります。そのため、根ズレに強い高品質なフロロカーボンを選ぶことで、ラインブレイクのリスクを最小限に抑えられます。シーバスメインなら25lb、ブレードジギングなら25~30lb、ロックショアならそれ以上と使い分けるのがおすすめです。
トータルバランスを大事に
4000XGに限りませんが軽量ながらも高い負荷に耐えうる基本的なリール設計のため、ラインシステムも「少し強め」を意識することで、リール本来のパワーを存分に発揮できます。
25ツインパワーXDのドラグ性能「デュラクロス」は耐摩耗性が向上しているため、強めのドラグ設定でも安定した放出が可能です。この信頼のシステムと強靭なラインを組み合わせることで、これまで獲れなかったターゲットへの主導権を握ることができるはずです。
総評:25ツインパワーXD絶対的信頼の僕の相棒
ここまで25ツインパワーXDの魅力や実釣での使用感を詳しくお届けしてきました。今回のインプレを通じて改めて実感したのは、このリールが単なる軽量モデルではなく、過酷なフィールドでも攻め続けられる「タフなMGL」の完成形であるということです。特に4000XGという番手は、サーフやシーバス、ブレードジギングにおいて、その軽快さとパワーのバランスが最も際立つモデルだとしておすすめです。
最新技術の恩恵を受け、キャストからファイトまで一貫してストレスフリーな釣りを展開できる25ツインパワーXDは、本気で魚と向き合うアングラーにとって最高の武器になるはずです。
今回の4000XGのインプレが、次世代リール選びに悩む皆様の参考になれば幸いです。妥協のないスペックを誇るこの一台を相棒に、ぜひフィールドで次の一投を投じてみてください。きっと想像を超える快適な使用感に、これまでにない大きな感動を覚えるはずです。










