シーバスのリールおすすめ!番手やダイワやシマノからの選び方やタックルバランスと推奨品

シーバスのリールのおすすめの中からスピニングリールを選りすぐってご紹介します。

基本的なシーバスゲームで求められる条件を満たすための番手やギア、ドラグ選び方から、重要なタックルバランスについても解説し、

後半、シーバスのおすすめスピニングリールをご案内します。

シーバスのリールの番手

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選ぶ際に最初に気にしなければいけないのが番手です。一般的にシーバスのリールの番手は3000番~4000番が適しています。

3000番

3000番はシーバスのリールのスタンダードな番手です。通常使う15g~25g前後のミノーやシンペン、バイブレーションで、60cmクラスのアベレージサイズを平均とするシーバスならこれで十分に対応できます。シーバス初心者の方が迷ったらまずこれからはじめられると良いでしょう。

冬~春のマイクロベイトパターンなどの際にLタイプのロッドで0.6~0.8号など細いラインを使う時に向いており季節によって使い分けも可能です。

シーバススタンダードは3000番
細いライン&小さいルアーのマイクロベイトパターン
Lタイプなどロッドに適合

4000番

秋から冬にかけてのベイトが大きくなり使うルアーも、釣れるシーバスのサイズもアップする時期は4000番が適しています。この時期の1.2号~1.5号の太いラインをたくさん巻ける大判スプールと、ランカーシーバスとの対峙にも負けない大きなギアによるトルクフルな巻き上げが可能になります。

ただし、自重があるので手元だけが重たくなりやすく、ML以下のロッドではタックルバランスを崩してしまい、操作性が悪くなってしまうこともあるので、大きければよいというものではなく組み合わせるロッドとの相性もよく考えて選びましょう。

秋冬の対ランカーシーバスに
太いライン&20g前後のルアーを多用する場合
ML以下のロッドだとバランスを崩しやすい

ハイギアorローギア

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ハイギアorローギアの議論については永遠の課題で賛否があります。一般的なシーバスのリールで人気のあるほうからいうとハイギアのリールがシーバスゲームではよく用いられます。

ですが、これは一般論であってシーバスアングラーで有名な方でもローギアのリールを中心に使っている人もいて、どちらが適してるかは自分のクセや釣り方で適切なものを選びましょう。

ハイギア

キャスト後やドリフト時もラインスラックを素早く回収できる
長い距離巻けるので掛けてからのファイトで主導権を握れる

巻きが重い
巻き取り長が長いためスローリトリーブが安定しずらい(特にデッドスロー)

ローギア

巻きが軽い
流したり、スローなただ巻きの際に巻き速度が安定しやすい(ナチュラルな操作が得意)

巻き取り長が短いので回収に時間が掛かり手返しがよくない
速巻きなどスピーディーな展開には不向き

ドラグ性能も大事!

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シーバスのリールを選ぶ際、ドラグ性能も大事です。最大ドラグパワーが5~10kg前後が目安で、スムーズな放出と耐久性も求められます。

最大ドラグが5kgくらいあれば、シーバスゲームでパワー的には事足りるのですが、ドラグの中身を傷めやすい状況も出てきます。6㎏以上あればパワーにも余裕が出てきてリール本体への負担も少なくできます。

10㎏前後あると、大型のランカークラスはもちろん、根が粗く障害物の多い場所なのでも、より安心感を持って挑めます。

本来5㎏あれば通常のシーバスゲームはOK
6kg以上あるとパワーに余裕が持て、リールへの負担も軽減
対ランカーや障害物の多い場所では10kg前後

ダイワとシマノの選び方

シマノ

シマノのリールにはコアソリッドシリーズとMGLシリーズがあり、価格帯は同じながら特性が異なります。

コアソリッドシリーズ
ステラや、ツインパワー、ストラディックやアルテグラなどを包括する金属素材を用いた高い剛性と重みのあるシルキーな巻き心地を目指したシリーズになります。

MGL(マグナムライト)シリーズ
ヴァンキッシュを筆頭に、ツインパワーXD、エクスセンスXR(ヴァンフォード)など軽量化と左右非対称のローターで回転慣性が小さく巻き出しが軽いなどクイックな反応を得意としたリールです。

どちらもにも魅力があり、軽さを優先させたいのか?それとも剛性を取るのか。個々の好みでシーバスのリールを選びましょう。

また、C=コンパクトボディの意味で、プロのシーバスアングラーには4000番の代わりにC5000番を使っている人もいます。すなわち一段下、ここで言うのであれば4000番のボディに5000番のスプールが付いているだけで、糸巻量が増えるだけでほぼ4000番と変わりがないからです。

逆に、同じ3000番にもC3000番(2500番のボディに3000番のスプール)になるとギアなどボディの中身は2500番となってしまい、シーバスには少しパワー不足が否めません。

ダイワ

ダイワのリールには明確な分類がなく、材質や搭載された機能と表記で棲み分けすることができます。

ZAION / ZAION Vボディ
ダイワ独自の軽量で高剛性なカーボン含有樹脂素材をボディに用いたもので、ルビアスやカルディアがそれに相当し軽量化と操作性を重視しています。

AL(アルミ)/Mg(マグネシウム)ボディ
一部のハイエンド機種や特定の番手で金属素材を用いて、イグジストやセルテートなど高い剛性とパワー、耐久性が重視されています。

その他ダイワの場合、LTやFCなど表記で分類されていて、シーバスのリールにはLT(ライト&タフ)もしくはPC(パワーカスタム)が適しています。この辺りは非常にわかり難いので、以前に別記事にまとめていますのでダイワでご検討の方は併せて目を通しておくとよいかもです↓

タックルバランスも重要

タックルバランス|シーバス,リール,おすすめ,スピニングリール,ダイワ,シマノ

シーバスのリールを選ぶ際にはロッドとのタックルバランスも非常に重要です。例えば短いレングスでLタイプなど柔らかいロッドに金属ボディの重たいリールを使うと、使うラインとのバランスを崩すほか操作性が著しく低下してしまいます。

ここが崩れると操作性はもちろん、疲労にも繋がり長い目で見ると釣果にも影響してしまいます。

ここで一応のタックルバランスの目安を記しておきます。

ロッドの長さとタイプ適したリール
8.6~9ftでLタイプ3000番のリール全般
8.6~9ftでMLタイプ3000番、もしくはシマノMGLシリーズまたはダイワのZAIONの4000番
9~9.6ftでMまたはMHシマノのコアソリッドシリーズの3000番、または4000番のリール全般
9.6ft以上でML以上4000番のリール全般

シーバスのリールおすすめ

汎用度が高いシーバスに適したスピニングリールのおすすめをクラス別にご紹介します。

エントリークラス

コスパ最強10,000台で購入できるモデル 

シマノ 26ナスキー 4000XG

待望のフルモデルチェンジを果たしたこのモデルは、上位機種譲りのインフィニティドライブやワンピースベールをついに搭載し、巻き上げ力とトラブルレス性能が格段に向上しています。エントリークラスながら本格的なスペックを備えており、これから釣りを始める方にも最適な、コスパ抜群の最強シーバスのリールです。

自重(g)280最大ドラグ(kg)6
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1-490
ベアリング数5/1ハンドル長(mm)57

シマノ 25アルテグラ 4000XG

実釣性能の高さで定評のあるシリーズが進化し、インフィニティドライブとインフィニティクロスを新たに搭載しました。ギアの耐久性と巻き上げのパワフルさが強化され、コアソリッドシリーズ特有の滑らかな回転性能は、抵抗の大きいルアーを扱う場面でもアングラーを強力にサポートしてくれます。

自重(g)265最大ドラグ(kg)6
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)1-490
ベアリング数5/1ハンドル長(mm)57

ダイワ 23レガリス LT4000-CXH

ボディとローターにカーボンハイブリッド素材のZAION Vを採用したことで、軽さと剛性のバランスが非常に優れています。最新のエアドライブデザインにより巻き出しも軽く、操作性が高いのが魅力です。コストパフォーマンスも優秀で、非常に扱いやすいおすすめのシーバスのリールです。

自重(g)225最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1.2-310
ベアリング数5/1ハンドル長(mm)60

アブガルシア Revo ALX THETA 4000SH

高強度のアルミ製デュラメタル一体ボディを採用し、過酷なソルトウォーターゲームにも耐えうるタフネスさが最大の特徴です。撥水コートを施したベアリングにより塩ガミのリスクも軽減されており、ハードな使用環境でも安心して使い続けることができる、頼りがいのある一台となっています。

自重(g)250最大ドラグ(kg)7
巻き取り長(cm)98巻糸量(m)2-220
ベアリング数7/1ギア比6.2

ミドルクラス

シマノ 25ツインパワーXD 4000HG

過剰なまでの耐久性を追求したコンセプトはそのままに、最新の防水技術やギアシステムで武装したタフネスモデルです。金属ボディの剛性感と軽量ローターのレスポンスが融合しており、荒磯やサーフなどの過酷な環境下でも、強引なファイトで主導権を握ることができる強さを持っています。

自重(g)245最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)93巻糸量(m)1-490
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)57

シマノ 23ストラディック 3000MHG

シマノスピニングの中核を担うモデルとして、インフィニティクロスやインフィニティドライブなどの最新機構を惜しみなく搭載しています。ギアの耐久性と巻き心地の良さが大幅に向上しており、港湾部から河川まで幅広いフィールドで活躍する、信頼性の高いスタンダードなシーバスのリールです。

自重(g)245最大ドラグ(kg)9
巻き取り長(cm)84巻糸量(m)1-190
ベアリング数6/1ハンドル長(mm)55

シマノ 23エクスセンスXR 4000MXG

本体とローターに軽量カーボン素材CI4+を採用し、圧倒的な軽さと高感度を実現した専用モデルです。明暗部でのドリフトや繊細なルアー操作が求められるシーンで真価を発揮し、水中のわずかな変化も手元に伝えます。マットブラックを基調としたデザインも、夜のフィールドに馴染みます。

自重(g)225最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)1.2-250
ベアリング数9/1ハンドル長(mm)55

シマノ 23ヴァンキッシュ 4000MHG

「軽さのその先へ」を体現するクイックレスポンスシリーズの頂点であり、MGLローターによる巻き出しの軽さは別格です。インフィニティループによる密巻きがキャスト性能を高めており、長時間振り続けても疲れにくい、究極の操作性を求めるアングラーに最適なシーバスのリールです。

自重(g)205最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)93巻糸量(m)1.2-250
ベアリング数11/1ハンドル長(mm)55

ダイワ 25カルディア LT4000-CXH

モノコックボディとエアドライブデザインの融合により、軽さとパワーが高次元で両立されています。新型モデルでは回転レスポンスがさらに洗練され、ルアーの挙動をダイレクトに感じ取ることができます。幅広い釣り方に対応する汎用性の高さが魅力の、ミドルクラスを代表するシーバスのリールです。

自重(g)220最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1.5-200
ベアリング数6/1ハンドル長(mm)60

ダイワ 24セルテート LT4000-CXH

「揺るぎない信頼」をコンセプトに、アルミモノコックボディがもたらす圧倒的な剛性感と滑らかな巻き心地が特徴です。負荷が掛かった状態でも力強く巻き取れるパワーは秀逸で、ランカーサイズとのやり取りでも不安を感じさせません。長く愛用できる、タフで上質なシーバスのリールです。

自重(g)235最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1.5-200
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)60

ダイワ 24ルビアス LT4000-XH

ZAIONモノコックボディとエアドライブデザインの採用により、意のままにルアーを操作できる軽量性と回転性能を誇ります。前作からさらに磨きがかかった巻き心地の軽さは、長時間の釣行でも集中力を維持しやすく、繊細なアプローチからパワフルな巻き取りまで幅広く対応します。

自重(g)215最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1.5-200
ベアリング数9/1ハンドル長(mm)60

アブガルシア REVO MGX THETA 3000SH

マグネシウム一体成型のボディを採用することで、軽量化と剛性の確保を両立したフィネスライクなモデルです。フリクションフリー構造により回転時のノイズが極限まで抑えられており、クリアな巻き心地を実現しています。繊細な感度が求められるテクニカルなゲーム展開に最適な一台です。

 

自重(g)188最大ドラグ(kg)5.2
巻き取り長(cm)96巻糸量(m)1.2-150
ベアリング数10/1ギア比6.2

アブガルシア ゼノン 4000SH

左右非対称のボディ形状により無駄なスペースを徹底的に排除し、驚異的な軽量化とコンパクト化を実現しています。ロッドとの一体感が高く、操作時のブレが少ないため、精度の高いキャストやアクションが可能です。アブガルシアの技術を結集した、次世代の軽量シーバスのリールです。

自重(g)170最大ドラグ(kg)5
巻き取り長(cm)100巻糸量(m)2-220
ベアリング数10/1ギア比6.2

ハイエンドクラス

シマノ 25エクスセンス 4000MXG

フラッグシップモデルとして、インフィニティループなどの最新鋭機能を搭載し、キャスト時のライン放出抵抗を極限まで低減しています。漆黒のデザインが放つ存在感と共に、水中の情報を鮮明に伝える感度と、滑らかで力強い巻き上げ性能を兼ね備えた、シーバス専用機の最高峰です。

自重(g)225最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)1.2-250
ベアリング数11/1ハンドル長さ(mm)57

シマノ 22ステラ 3000MHG

ギアの歯面にかかる負荷を分散させるインフィニティクロスや、超密巻きを実現するインフィニティループなど、先進技術の全てが凝縮されています。極上の巻き心地とトラブルレス性能は他の追随を許さず、所有する喜びと最高の釣果を約束してくれる、至高のシーバスのリールです。

自重(g)235最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)84巻糸量(m)1-190
ベアリング数12/1ハンドル長さ(mm)55

ダイワ 22イグジスト LT4000-XH

リールのフロントユニットを軽量化するエアドライブデザインを初搭載し、リールの重心バランスと操作性を劇的に向上させた最高傑作です。意のままにルアーを操ることができるレスポンスの良さと、独自のマグネシウムボディによる剛性感が、アングラーをより高いレベルの釣りへと導きます。

自重(g)205最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)1.5-200
ベアリング数12/1ハンドル長さ(mm)60

適切なリールを選んでシーバスゲームを楽しもう

このページを執筆するにあたり僕はかなり熱が入ってしまいました。ここで最初にご説明した通りシーバスのリールの選び方はいろいろな要素が嚙み合っているため複雑です。単におすすめを紹介するだけでは不十分だとの思いが強く、僕が選ぶ時に気を付けていることをすべて記し、それらの条件を基に厳選したアイテムをご紹介しました。

これからシーバスを始める方にも、すでにやっている方の次のステップアップしたシーバスのリールをお探しの方もこちらのお役立てください。