フラットフィッシュのロッドのおすすめ12!長さや硬さなど選び方と専用ロッドの必要性を説く

フラットフィッシュのロッドのおすすめを、最初は必要不可欠なロッドの条件と選び方をご説明したうえで、納得のいくようにおすすめロッドをご紹介します。

これからフラットフィッシュをはじめる初心者の方は必見!ワクワクしながら選べるおすすめロッドの数々。最後までお見逃しなく!

フラットフィッシュのロッドの選び方

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フラットフィッシュをするためのロッド選びにはいくつかのこれだけは抑えておきたいという条件があります。

長さ(レングス)

体格に合ったロッドの長さを選ぶ
サーフのヒラメにしても、水面まで高さのある堤防や磯場でもフラットフィッシュのロッドは10ft以上の長いレングスのロッドのほうが有効的なのは間違いありませんが、

自分の背丈など体格にあったロッドの長さを選ばないと取り回しが悪いのは言うまでもなく、何度もフルキャストを続けるフラットフィッシュでは身体に見合っていないロッドは疲労が増してしまいます。

キャスト回数がヒットチャンスを増やすことに直結するフラットフィッシュだからこそ、自分になった長さのロッドを選ぶことは重要な要素になってきます。

175センチ以上に身長がある人は1010や1012でも可能です。身長が170センチ以下の人は9.6ft。身長175センチくらいまでの人で10.6ftくらいが目安です。

ブランクスの硬さ

ティップは吸い込み重視。ブランクスは高反発
フラットフィッシュに限らずここ数年ロッドは「よく曲がる」、「粘る」ロッドが流行でした。食い込み重視という理由もありますがファイトが楽しめる遊び心も備わっていることが理由のひとつで言われて久しいです。

フラットフィッシュのロッドも間違いなくティップは食い込みがよいもので、ブランクスは強靭なもの。これはもう必須条件でょう。

ヒラメ用ロッドはシーバスロッドから転用されたものが多くありましたが今はショアジギングロッドから派生したものに人気があります。

それは最近のショアジギングロッドは50g前後のルアーをキャストできる耐久性を持たせながら吸い込みも良くなっているからです。

“硬くて弾く”というようなネガティブイメージが強かったジギングロッドでしたから、今でも「硬くて弾くロッドでもヒラメ釣れる」という人がいますがw、それは違いますw単純にロッドの性能が上がってきているからですww

ルアー許容重量

もっと遠くへ。未開拓のポイントを狙うルアーとの相性
昨今のフラットフィッシュは特に有名なポイントなどでは先行者が多く、自分が入水するときにはすでにスレてる場面もあり、より遠くへ誰もがまだ打っていないポイントを探れる重ためめルアーが好まれるようになってきました。

フラットフィッシュでは40~50gくらいまでの許容重量があるロッドがベストです。

ただし表記の数字が~50gであっても、実際にキャストしたときにだるくならずに気持ちよく投げれる重さは45gくらいまでであったりすることも多く、メーカーによって感覚がまちまちです。

一度キャストしてみるまでわかりませんが、このことを念頭に自分の使いたいルアーの重さ+5gくらいで許容重量を見定めると間違いが起こりにくいです。

ここでいうルアーの許容重量とは「キャスト可能な重さ」のことでロッドが耐えうるぎりぎりの重さではないので初心者の人は覚えておくといいと思います。

長さの違いによるメリットとデメリット

冒頭で説明したとおりフラットフィッシュに必要なロッドの長さの選び方は、自分の背格好を元に選んだほうがいいとお伝えしましたが、ロッドの長さが違えばそれぞれにメリットもあればデメリットも出てきます。

それぞれのメリットを理解したうえでフラットフィッシュのロッド選びの際に役立てください。

【短いロッド】
ピンポイントを狙い撃ちしやすい
ルアーの操作性がいい
取り回しがラク
強風時でも風の影響を受けにくい
【長いロッド】
遠投が可能
曲がる部分が広く受け止めるパワーがある
足場の高い場所でも取り込みがラク
遠くのプレッシャーの低い場所をいつでも探れる

【短いロッド】
×どうしても狙いたくても届かない場所が出てくる
【長いロッド】
×取り回しが悪く小場所は苦戦
×ピン撃ちは苦手
×安価のものは長いと重い

そのほか、長さが短いロッドの場合、食い込み重視の柔らかいティップでもテコの原理と同じく長さが短い分、ブランクスにパワーを持たせやすいといったメリットも生まれます。

ヒラメ専用ロッドは必要なの!?

フラットフィッシュにもそれ専用ロッドがあります。ヒラメの食性や釣り方などが考慮されたサーフ用が開発されています。が…一概に「専用ロッドじゃなければ釣れない」ということはないです。

昔は今のように釣りが多様化しておらず投げ釣り用のロッドでルアーもいろんな魚種を釣っていたものです。そのロッドの特性を理解してさえいればそれにあった釣り方をすればいいだけでロッドに頼ることなく釣りは可能です。

ただしこれからフラットフィッシュをはじめるビギナーには、どういった特徴のロッドがヒラメに適しているのかがわかりにくいためヒラメ専用ロッドを選ぶことが釣果への近道となることもあるでしょう。

○○ロッドと併用できるか?

ヒラメのルアー釣りが世に出始めたころはヒラメがシーバスのようなフィッシュイーターであることからシーバスロッドを併用する人が多くいました。

ですが、そもそもシーバスは周りの水ごと飲み込む「吸い込み型」であり、ヒラメは鋭い歯で食らいつく「噛みつき型」で食いつきが異なるために同じロッドタイプでは難しい面もあります。

また、比較的重ためのルアーが主流になってくるフラットフィッシュでは、レングスにもよりますが河川などで通常の使われるシーバスロッドを使う場合は、飛距離ともにルアーの許容重量などをよく確認してからにしましょう。

フラットフィッシュのおすすめロッド

ここからはサーフでの使用を前提にした、フラットフィッシュのロッドを価格の安い(初級者向け)順に上級者向けハイエンドクラスのおすすめをご紹介します。

メジャークラフト フラットレック 1G FR1-1002M

売価:約14,390~

メジャークラフトからのサーフのヒラメやマゴチ専用シリーズ「フラットレック」のエントリーモデルです。特有の求められる遠投性能のほか、遠く離れた水中の情報をも感じ取れるティップセクションなど基本性能を満たしたハイコスパモデル。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.0/3.047~450.8~2.0

アブガルシア ソルティースタイル フラットフィッシュ STFS-1032MH

売価:約19,068~

アブガルシアからフラットフィッシュ用に特化されたロッドが洗礼デビューを果たしたのが今から5年前のことでした。時代が追いつく前にいちはやくフラットフィッシュに目を向けた専用ロッドは秀逸。

しかもお求めやすいこの価格でこのスペックはおすすめしないわけがない!ラインナップはフラットフィッシュに最適な9.6ftと10.3ftのレングスの2種類が用意されています。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.3/3.12197g11~420.8~1.5

シマノ 22ネッサBB S100MH+

売価:約21,225~

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.0/3.05176g10~560.8~2.0

ダイワ ラテオR 106M・K

売価:約25,025~

ダイワが誇るシーバスロッドの格安バージョンとして人気を博しているラテオの最新R。

サーフのヒラメ狙いで強い味方となる長さと、最大50g(実測45gくらい)までのルアーキャスト許容重量がある106Mはフラットフィッシュに最適!専用ロッドではなくとも、”釣れる”を体現できる数少ないロッドの中でもこのお値段は反則級です!

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.6/3.20155g10~500.8~2.0

シマノ 23ディアルーナ S100M

売価:約22,330~

ライトゲームには属さないもののショアジギングほどパワーフィッシングではないフラットフィッシュやシーバスゲームにおいて人気を2分しているD社がラテオならシマノ派にはこのディアルーナ!

この価格帯でこのクラスでフラットフィッシュにおすすめのロッドです。専用ロッドではありませんが、若干上級クラスと比べると柔らかく感じるセッティングなので、こちらはMクラスがおすすめ!

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.0/3.05168g7~380.8~2.0

パームス ショアガンエボルブ フラットフィッシュエディション SFTGS-106M+FL

売価:約27,497~

コアな人気を誇るパームスのヒラメやマゴチ釣り特化型の特殊モデル。

長さも9.6ftと10.6ftの2種類が用意されています。

パームスらしい釣り好きの所有欲をも満たしてくれるコルクを多用したクラシカルな外観はマニア向けですが、これはこれで好きな人は必ずいる玄人向きフラットフィッシュ専用ロッド。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.6/3.23236g10~450.8~2.0

ジャクソン サーフドライブ ハリバットモデル STHS-1062M

売価:28,347~

フラットフィッシュに使用する釣れるミノーのメーカーとして聞いたこともある人が多いと思われるジャクソンのヒラメ専用ロッド。

さすがフラットフィッシュに特化したルアーを操ることを念頭に開発されただけあって性能は秀逸。

昨今の軽量化傾向にあるロッドの中ではとても軽いとはいえないもののこの見た目と長さやルアー許容重量でフラットフィッシュあげる人が続出している人気のロッド☆彡

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.6/3.2310~450.8~2.0

メジャークラフト 22フラットレック 5G FR5-1002M

売価:約31,669~

フラットフィッシュ&トレッキングゲームに最適化されたフラットレックシリーズの新製法と新素材を用いた5グレードアップモデル。広大なサーフを歩きながらキャストを繰り返すことに満たされる充足感を味わえる本格派仕様。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.0/3.04145g7~450.8~2.0

シマノ 21ネッサXR S106MH

売価:約35,882~

シマノのサーフ専用ロッド「ネッサ」シリーズの中核を担うミドルクラスロッド。エントリーモデルのBBからこのXRの間にSSもあるけど、価格に大差ないし、XR以上からモノコックグリップになるため、僕個人的にはここからがおすすめのクラスになります。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.6/3.23175g10~500.8~2.0

ダイワ 22オーバーゼア グランデ(サーフモデル)103M

ダイワからはショアジギorキャスティング用のオーバーゼアからサーフモデルでフラットフィッシュに最適な10ftクラスのレングスと、強さに反するしなやかな操作性を持った103Mがおすすめです。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.3/3.12159g15~600.8~2.0

シマノ 20ネッサ エクスチューン S106MH

売価:約40,800~

ネッサシリーズの中の上クラス!?、もうここまで来るとこの一つ上の上位機種とも遜色ない納得の仕上がり具合。中級者以上~上級者までナットクの1本になるはずです。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.6/3.20175g10~520.8~2.0

シマノ 23ネッサ リミテッド S108MH

売価:約82,711~

サーフフィッシングほかフラットフィッシュゲームにおいて誰もが認めるハイエンドクラスロッド。長くてもパワーを持たせながら軽く、そして高級感のあるペイントとデザインはテクニックを駆使した上級者のさらなる満足感を付加してくれます。

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
10.8/3.25177g12~540.8~2.0

フラットフィッシュも専用ロッドで満足感を味わおう!

ヒラメやマゴチなどを釣るフラットフィッシュゲームに使用するロッドは、よくほかの釣り種のものと併用で十分だという意見が一般的には多いように感じますが、それは少しフラットフィッシュを下に見ていますよね。僕はそんな気がしています。

だって遠投が必要と言っても青物とも違うしそこまでのパワーはいらない、噛みつき型のバイトを遠く離れた底付近から感じ取れる感度と、フッキングに優れたティップも欲しい・・・。けっこう専門的にロッドに求める条件が厳しくあります。

だからこそ初級者の方も中級者の方ならなおさら、専用ロッドを試してほしいためにこのページを作りました。皆さんにも満足度の高いロッドを手にしてフラットフィッシュを楽しんでもらいたいです。