ヒラメ釣り用のジグヘッドのおすすめをご案内します。
その前にヒラメのジグヘッドの重さは?獰猛に食らいつくけどフックは一つでいいの?などの疑問にお応えし数あるジグヘッドの重さの選び方と異なる自重による使い分け方と一緒に使用するワームやアシストするフックのセッティングも解説していきます。
ヒラメ釣りのジグヘッドの重さの選び方
ジグヘッドには重さはもちろん、さまざまな形状があり当然ごとく使い方やジグ自らが泳ぐアクションのつき方が異なります。
なのでそれぞれに特徴があり、どれが一番釣れるのかということではなく
個々に適した状況というものがあります。
重さの違いによる使い分け方
特にボトムを取ることの多くなるヒラメ釣りではジグヘッドの重さの選び方は最重要!
ジグヘッドの重さ | ポイントの状況 | 水深 |
---|---|---|
10g以下 | ヒラメの活性が低いときにピンポイントで狙う時 | 1mとか2メートル以内の浅場 |
~14g | 遠浅のサーフ | 3mくらいまでの水深 |
21g | ドン深(急深)のサーフ | 水深~8mくらいまで |
28g以上 | 磯や堤防、潮が速い時 | 水深が10m以上ある深場 |
上の表は自分なりの目安にしてポイントについてローテーションする際に選ぶときの基準にしている数値です。わりと覚えておくと参考になると思うので、ジグヘッドの購入するときに思い出してほしいです。
自分がこれから釣行にいく場所の水深とか地形をよく下調べしておいて、使いそうな重さのジグヘッドを揃えておけばいいと思います。
今では携帯の無料アプリでも場所の地形や水深がわかるので、事前に情報を収集しておくと適切なジグヘッドも選べるし、釣果に繋がりやすい。
●事前にポイントを調べて適切な重さのジグヘッドを選ぶ
ジグヘッドの重さの選び方

ボトムを感知するための重さはあくまでも最も深い地点をアングラー自らが把握して底から水面までのレンジを把握する目的もあり、一概にボトムが取れる重ためのジグヘッドがいいかというとそうではないです。
ヒラメやシーバスなど果敢に小魚を捕食するフィッシュイーターは、上から落ちてくるものに反応しやすく、ボトムに落ちている活性の低いヒラメでも、”目線より少し上”くらいのものに口を使ってくるので必ずしも底ベッタリではありません。
砂地の底に張り付いているイメージの強いヒラメですが、ジグヘッドを底まで沈めてズル引きしてくるよりは少し上のレンジを引いてくる方が釣れる確率は高くなります。
●ジグヘッド選びにはボトムズルより底から少し上を引ける重さを選ぶ
ジグヘッドの特徴に適したワームを選ぶ

この章ではジグヘッドのことについて掘り下げて解説していますが、以前にヒラメ釣り用のおすすめワームとカラーの選び方などを詳しくお話ししています。
そちらも併せて見てもらえばヒラメが釣れるジグヘッドに合ったワームを知ってもらえると思います。
下記のページからどうぞ↓
アシストフックのフックチューン
ヒラメはフィッシュイーターの中でも捕食の仕方が周りの海水ごと飲み込む吸い込み型ではなく、【噛みつき型】であるためあの小さな口で噛みつかれてもフックアウト(バレ)しやすい。
通常のジグヘッドの上向きのフック1本だけではアタリがあっても乗せきれない状況とかもあり得るし、乗ってもバラしやすくなります。

それを解消するためにはワームのベリー側までワームキーパーが伸びているものを選び、そこにアシストフックをつけてやるとバレ防止になります。
ヒラメ釣り用のジグヘッドには、はじめからトレブルフックがベリー側にワイヤー等で固定されているものもあります。それだと自作しなくても簡単です。
フラットフィッシュのジグヘッドおすすめ
僕自身が使って、釣れるなと感じている主観と、人気のあるものの同時評価で厳選した、おすすめのジグヘッドをご紹介します。
●ジグヘッド単体
ジグヘッドとワームを別々にセレクトして使いたい中級者のアングラーにはこちらがおすすめ。
エコギア サーフヘッド
見た目は普通のソルトジグヘッドですが、遠浅のサーフでもボトムを取ったあとに底に引っ掛かり難いヘッド形状と、少し浮き上がりつつ水中の変化を捉えることのできる絶妙なラインアイの位置取りがされている拘りの仕様。またアシストフックがセットしやすいようにべリー側後方にアイが搭載されているベテランアングラー向き!
ジャクソン フィネスヘッド
ワームをセットした時点での安定した飛距離と水平安定性を徹底的に掘り下げて開発されたヘッドデザインとフッキングしたあともバラシが軽減される自由度の高いトリプルクレンのアシストフックを標準搭載したこれまで獲れなかったターゲットを釣るためのセットが満載の人気急上昇中のジグヘッド!
エコギア 3Dジグヘッドペインテッド
デフォルトでワイヤーのアシストフックが着いて、しかもヘッドがライトグリーンやピンクのグロウカラーにペイントされたフラットフィッシュ専用のジグヘッド。
メジャークラフト フラットレック ウルトラヘッド
こちらは重さのバリエーションが28,35,42といった重めまで揃えられていて(7,14,21もある)なおかつ、ライン接続アイが2か所あってひとつはダート用、もうひとつはスリットになっていて重心が移動するので飛距離が伸びます!! 広大なサーフで大遠投したいときにおすすめです。もちろんアシストフックが付けられるベリーのアイもついています。

バディーワークス 45ヘッド
先きにも言ったと思いますがヒラメは上から落ちてくるものに反応しやすいフィッシュイーターであり、フォール中のバイトが多い。
ボトムを切らさず底付近をくまなく探ることができ、フォール中のあたりを増やすために行うリフトアンドフォールで誘う際に漂いながら潜るジグヘッドは手返しが悪くて使えないけど、これは…
●ストンと落ちてく
●明確なボトムタッチ感
すぐに沈むのに対して跳ね上げた時の急なリフトアップの浮き上がり感がバツグン!そのためリフトアンドフォールのヒラメの釣り方をするときにはこれの右に出るものはないと思っています。
ダイワ フラットジャンキージグヘッド ダブルトレブルフック
ロデムの唯一の弱点であった、ワームの交換の際にいちいちトレブルフックを外す必要性を排除したトレブルフックを付けたままでワームが交換可能。
またアイが二か所あり状況や釣り方によってスナップを通す箇所を変更できまた、ベリー側のトレブルフックを装着するアイも2か所あり、長さの短いワームでも前方のアイに移動させればフッキング率がアップする!
ダイワ FJジグヘッドSS
ジグヘッドにワームを装着すると、他のワームなら横に寝てしまうけども、このFJジグヘッドは、置くと立つ形状をしているので、ボトム感知能力も優れており、ボトムで立たせたままシェイクなどの繊細な誘い方も可能になります。
ボトムタッチの感度と、沈むけど引き抵抗少なくリトリーブに素直に反応してくれるジグヘッドなので初心者におすすめ!
●ワームセットのジグヘッド
初心者でもワームの付け方などで頭を悩まさなくても、簡単に釣りが可能なワーム付きジグヘッドのおすすめのご紹介です。
フックにワームを刺すのが苦手な方や、釣り場でサッと準備して素早く釣りをはじめたい方などに、ワームをセットする煩わしさから解放される便利アイテム。
メジャークラフト 浜王
初心者の方に迷ったらまずおすすめするのが浜王セット!14と18gにはダート専用アイもある2カ所のアイ、それ以上はスリットアイ搭載で飛距離が出せます。
すべての重さに共通ではないけど18種類もあるカラーラインナップもかなり魅力的です。ヒラメにはこれでもかというほど詰められた銀粉カラーがおすすめです。

バディーワークス フラッグシャッド スターターキット
フォール速度、ボトム感知能力、立ち上がりの良さなど、どこを取ってもイケメンな45ヘッドに、シャッドテールが付いたスターターキット。上級者も納得の性能なので最初からこれ使い始めると、テクニックがいきなり上がった感があって、なぜ釣れたのかわからないままになってしまい後戻り出来ないかもしれませんw

シマノ 熱砂 メタルドライブ
いかにヘッド形状が空気抵抗を抑えていても、柔らかいソフト素材のワームは空気中でクネクネ曲がってしまい抵抗が多くなり飛距離が落ちてしまいがち。けどこのメタルドライブはキャストすると瞬時にワームが前方に跳ね上がり、巻はじめると後ろへ水平姿勢に戻る”アーチドライブシステム”が採用されていて平均飛距離がアップします。
サーフにおいて飛距離のアドバンテージはかなり大きいです!

Blue Blue ワーム ジョルティ
風が強いときにもカッ飛びが期待できる飛距離が抜群のジョルティもまたヒラメ釣りにはおすすめ
良く飛び、すばやく潜るが若干ボトムタッチがわかりにくいのと鉄板バイブ並みに引き抵抗が大きい。そのデメリットを理解した上で使うならヒラメ釣りに重要な飛距離は申し分ないので扱いやすい。

DUO ワーム ビーチウォーカー ハウル
もう幾度となくこのブログでも紹介しているヒラメ釣りでもっとも扱いやすく釣れる実績充分のおすすめジグヘッドといえばハウル。これには誰も異論はないと思う。
飛距離は申し分なく、ヘッド下部にボトムノックを感知しやすいようにダンパーが付いているので初心者があやふやになりがちな底取りがしやすいので、最初にジグヘッド選びで迷ったらこれにしておけばベター

ダイワ ヒラメ フラットジャンキー ロデム
最初のハウルと並んでヒラメ釣り用の専用ワームが付いたジグヘッドとして評価の高いロデム。ハウルよりはアピールが控え目。
ただし一口サイズの形状で型は小さいがアベレージサイズのヒラメが食いやすく、ワームの交換がハウルよりもしやすいのがメリット。
またバイブレーションのようにアイが複数あり、場面によって使い分けが可能。前方のアイは遠浅のサーフなどの浅場でリフトアンドフォールなどの釣り方をするときに!
後ろ側のアイは深場で任意のレンジをキープしながら長く横に引いてくるときに使います。
効果的にジグヘッドを選んで使い分けしよう
重さの違いによる、状況の異なる場合の使い分けから選び方を指南してきて、後半僕のフラットフィッシュで活躍しているおすすめのジグヘッドをご紹介しました。「これ使ってみたい!」と感じたジグヘッドは見つかりましたか?
これなら釣れると確信を持つまでは使い続ける以外にないのですが、それぞれに同じように見えても個性があり微妙に使い勝手が違うものもあります。ですから最初はひとつに限定しないで、あらゆるシチュエーションに即対応できるようにいくつかのタイプや重さの異なるものを常備しておくとそのときどきで釣り方を状況に合わせられるので必然的に釣果も上がりやすくなります。
おすすめからいくつか気になるジグヘッド試して、たくさんフラットフィッシュを釣ってください。