フラットフィッシュのリーダーおすすめ6選!サーフヒラメやマゴチに適した長さ、太さの決め方

フラットフィッシュのリーダーのおすすめをご紹介します。

サーフのヒラメやマゴチ狙いの時に有効になる長さや太さ(号数・ポンド)の決め方と、
ナイロンやフロロの種類によるメリットとデメリットなども同時に解説してきます。

後半最後には結び方も、フラットフィッシュに推奨される結び方も伝授します。

フラットフィッシュにリーダーはいらない?

「フラットフィッシュにはリーダーはいらない」と主張するアングラーも一定数存在します。その理由として多く挙げられるのが、「ヒラメやマゴチはラインが切れる心配がない」「根ズレの少ないサーフならPE直結でも問題ない」「結束部が増えることで強度低下が気になる」といった点です。確かに、条件のよい遠浅サーフで、軽量ルアーを使っている場合などにはリーダーなしでも成立する場面があります。

しかし、結論としてはフラットフィッシュ狙いにもリーダーは必要です。サーフには目に見えない小石や貝殻、海藻、ゴロタが点在し、ファイト中やランディング直前にラインが擦れるリスクがつきまといます。特にPEラインは擦れに非常に弱いため、そのままでは簡単に切れてしまいます。

また、突然ヒラメではなくシーバスや青物がヒットする可能性もある釣り場では、なおさらリーダーの存在が重要です。リーダーを入れることで、トラブルを未然に防ぎ、安心してやり取りができる状況を作ることができるのです。

フラットフィッシュのリーダーの選び方

おすすめをご紹介する前に、リーダーに大事なフラットフィッシュにおける、長さと太さ(何号)下の決め方と、ナイロンとフロロカーボンの特性と選び方について解説します。

長さ

リーダーの長さは、1ヒロ(約1.5)〜2.5メートルが目安です。一般的にはリールのスプールに1〜2回巻けるくらいの長さが理想とされ、キャスト時やファイト時にノット部分のトラブルを軽減できます。あまり短すぎるとPEラインが海底に触れてしまい、擦れや切断のリスクが増大します。

一方で長すぎるとキャスト時にガイドとの干渉が起こり、飛距離や操作性が損なわれることもあるため、使用するロッドの長さやリールサイズとのバランスを意識することが重要です。

特に遠浅サーフでは長めのリーダーが安心材料となるので、釣り場環境に応じて柔軟に調整するのがベストです。

太さ(何号)

フラットフィッシュ狙いに使うリーダーの太さは、一般的に”4号(16lb)〜6号(24lb)”が基準とされています。PEラインとのバランスを考えると、0.8〜1.2号のPEには4〜5号、1.5号以上のPEには6号程度が適しています。

あまり細すぎると擦れに弱くなり、逆に太すぎるとキャスト時の飛距離やルアーのアクションに悪影響を与えることもあります。ヒラメやマゴチはそれほど力強い魚ではありませんが、針掛かり後のジャンプや首振りでテンションがかかるため、ある程度の強度は必要です。また、不意のシーバスや青物に備える意味でも、信頼できる太さのリーダー選定が安定した釣果につながります。

4号(16lb)~6号(24lb)が基準
(0.8~1.2号のPEには4~5号、1.5号以上のPEには6号程度)

ナイロンとフロロカーボンの違い

リーダー素材は主にナイロンフロロカーボンの2種類があり、それぞれに特徴があります。ナイロンはしなやかで扱いやすく、結束強度も高め。伸びがあるため、ショック吸収性に優れており、バラしにくいのが利点です。一方で、耐摩耗性や比重(沈みやすさ)はフロロに劣ります。

フロロカーボンは硬めで擦れに強く、サーフの貝殻や小石からラインを守ってくれる点が大きな魅力です。また、水中での存在感も薄く、よりナチュラルなアプローチが可能です。ただし、硬さゆえに結束時にクセがつきやすく、扱いには慣れが必要です。結論としては、より安心感を求めるならフロロ、操作性重視ならナイロンと、目的に応じて使い分けるのが理想です。

素材メリットデメリット
ナイロンしなやかで扱いやすい
ショック吸収性が高い
結束強度が高い
擦れに弱い
比重が軽く沈みにくい
紫外線劣化が早い
フロロカーボン擦れに強い
比重が高く沈みやすい
水中で目立ちにくい
硬くてクセがつきやすい
結束にコツが必要
伸びが少ないためバレやすい

フラットフィッシュのリーダーおすすめ

デュエル 魚に見えないピンクフロロ ショックリーダー 50m

もう説明不要ですかね。魚に見切られにくいとされるクリアピンクのショックリーダーは、ヒラメやマゴチのフラットフィッシュにも当然有効です。特に砂地のサーフではステルス性が高いです。巻き量はフラットフィッシュに必要な太さの16ポンド以上は50m巻きになっているのも嬉しい配慮です。

バリバス フロロカーボン ショックリーダー 30m

価格、安心して釣りができる性能を持ち合わせ愛用者も多いバリバスのショックリーダー。安いだけではなく、ラインの心配をしなくても釣りに集中できる信頼度も含めると、こういったものの方がコスパがいいと思います。

シーガー プレミアムマックスショックリーダー 30m

たぶん日本でいちばん使っている人が多いんじゃないかと思うくらい、どこの釣り具店でも必ずと言っていいほど置いてあるリーダーで、なんだかんだ言ってやっぱりいつも使いながら、困った時はいつでも入手できるものはありがたいです。けど実店舗よりネットで買うほうがさらに安い…w

ダイワ フロロショックリーダーX 20m ステルスピンク

ある有名なレジェンド級のプロの方が「魚はピンクが好き」ということを証明している昨今の釣り界の時流に乗った!?ダイワのステルスピンク色のフロロショックリーダー。アングラー側としても視認性がよく、僕的にも何故かテンションがアップするカラーです。

サンヨーナイロン ナノダックス ショックリーダー 50m

フロロでもなくナイロンでもないより強度があるとされている新素材”nanodaX”でつくられたナノダックス ショックリーダーは結束部での強度に強くロングキャストを繰り返すサーフのロックフィッシュ時に高切れ防止にも繋がります。重ためのジグやシンペンをフルキャストするアングラーにおすすめ!

ヤマトヨテグス 耐摩耗ショックリーダー ナイロン

フラットフィッシュでリーダーをナイロンにするなら非常にコスパが高いこれイチオシです。ナイロン特有の粘っこい適度な伸びもあるのに強度もあり、強い割にしなやかで結びやすい。ヒラメやマゴチならこれで十分です。値段だけでは測れない性能がこれにはあります。

フラットフィッシュに適したリーダーの結び方

フラットフィッシュゲームでは、PEラインとリーダーの結束が釣果を左右する重要な要素です。結びが甘ければ大物のバラシやラインブレイクに繋がりかねません。ここでは実釣で信頼性の高いおすすめノットを3つ紹介します。

FGノット(強度・摩擦耐性・細さで最強)

FGノットはPEとリーダーを編み込むことで摩擦力で結束するノット。スリムでガイド抜けがよく、強度も非常に高いため、遠投が求められるサーフでは特におすすめです。慣れるまでは難しいですが、最近は簡易ツールやガイド付き動画もたくさん出ています。

フラットフィッシュ第一人者の堀田さん流FGノット動画です
素早く簡単最強ノット!【堀田式FGノット】DUO JAPAN公式

SFノット(簡単&実用的)

FGノットよりも簡単に結べるのがSFノット。PEラインにリーダーを折り返して巻き付け、ハーフヒッチで締める構造です。強度はFGに劣るものの、サーフのライトゲームなら十分対応可能。釣行中に結び直すときにも重宝します。

SFノットの結び方!【釣り糸】【初見でも必ず結べる】/釣り糸の結び方チャンネル

PRノット(電車結びが苦手なら)

専用のノットアシストツールを使って結ぶPRノットは、締め込みが安定しており、強度・耐久性ともに非常に高いのが特徴です。サーフで本気のヒラメ・マゴチゲームを楽しむ方には特におすすめです。

PRノットをマスターしよう!/釣具のポイント

賢くリーダーを選んでフラットフィッシュに挑もう!

サーフでのフラットフィッシュゲームにおいて、リーダーの選択は「釣果」と「安心感」を大きく左右します。本記事では、ナイロンかフロロかという素材の違いから、適切な号数(4〜6号)や長さ(1.5〜2.5m)の決め方を解説し、それぞれの釣り場やスタイルに応じたおすすめリーダーも紹介しました。さらに後半では、初心者から上級者まで実践できる結び方として、FGノット・SFノット・PRノットを分かりやすく解説し、信頼性の高いラインシステムの構築方法も網羅しました。

これからヒラメやマゴチを狙いたい方にとって、このページがリーダー選びの不安を解消し、より実践的な知識と自信を得られる内容となっていれば幸いです。ぜひここで紹介したリーダーやノットを活用して、最高の一尾との出会いを楽しんでください。あなたの一投が、ドラマの始まりになることを願っています。