ブレードジギングの釣り方は真下に落とすよりある程度キャストしたほうが釣れる理由を解明します。
ブレードジギングの釣り方はと聞かれると、単純すぎて「今さら感」があるけど、同じライトジギングカテゴリの釣りとは明らかに釣れると感じる釣り方が違います。
釣れる釣り方はバーチカルジギングではなく、ある程度投げた方がいい、もしくはドテラ流しなどの方が釣れる理由を解説します。
ブレードジギングの釣りとは
そもそもなんぞや?がわからなければ釣り方もあったものじゃない。カテゴリ的に言うとどこに属しどんな釣りのことを言うのかというと・・・。
ブレジギは、ジャーキングすることなくただ巻きしていく釣りになりますが大きなカテゴライズに分類するとライトジギングになります。まず主なブレードジギングの定義をおさらいしてみましょう。
【1】フィールドは陸地に近い近海で、水深4、50mくらいまでの浅瀬
【2】使うルアーはメタルジグ30g~80g前後(基本100g以下)
【3】ターゲットは小型~中型青物(サゴシ・サワラ・ブリ・ヒラマサ・カツオ)
【4】基本オフショア(ボート)だけど、ショアからも可能
【1】ライトジギングのフィールド
陸っぱりからでも充分に釣りが成立します。またショアでも陸地から非常に距離が近い近海の浅場で狙うスタイルが主です。だから、1.広範囲を素早く探れる、ヒットポイントを広く取ることが重要になります。
そのためにはより遠くへルアーを送ってやる必要があります。そう考えるとキャスティングが向いていると考えることができます。
【2】使うルアーはメタルジグ30g~80g前後
主に使うジグの重さは30g~80g前後と、本物ジギングと比べると全然軽い。だが、ライトタックルでは重い部類に入りライトタックルで投げるには2.重みもあり飛距離が伸びやすく、よく沈む。
【3】ライトジギングのターゲット
メインターゲットはサワラで、それから~小型~中型青物が中心になります。
これからはすべてベイトを追い求めて泳ぎ回る3.回遊魚です。
一か所で粘ったりする釣りではないので、ベイトの群れが居る場所を探してその場所をくまなく探っていく必要があります。そのためにはバーチカルのように点でさぐるよりキャストしたほうが効率的です。
【4】基本オフショア(ボート)だけど、ショアからも
僕のフィールドの瀬戸内海では、メインとなるポイントは深くても~60m前後くらいの浅場なので、たとえボートでポイントまで行ったとしてもバーチカルで釣るにはヒットポイントが狭いです。
また堤防や護岸などの陸っぱりからでも徐々に深くなっていくにしても、30m前後くらいまでならできるだけ遠投してから4.遠い場所から斜めに引いてくることが釣果をアップが図れます。
ブレードジギングでキャストが有効な理由
上記を見て、なんとなくイメージしてもらえたでしょうか?
このあと、その理由をひとつひとつ掘り下げて解説していきます。
1.広範囲を素早く探れる
浅瀬の海中を想像してみてください。水深がないのだからバーチカルジギングのような縦の釣りでは探れる範囲も狭くなりますよね。
けど、遠投できるキャスティングならば遠くの深場から足元まで斜めに引いてこれるためヒットポイントがより広範囲にとれるようになります。すなわち数多くバイトに持ち込めます!=同じ時間釣りをしていても釣果が増えます。
だからこそ真下に落とすだけではなくある程度、キャストしてそこから巻いてくる釣り方が理に適っていると言えます。

2.重みもあり飛距離が伸びやすく、よく沈む
ライトのみならずジギングでも30g以上の重さメタルジグを使うのだからルアーの形状や性能にもよるがほぼ間違いなく飛距離はある程度伸ばせます。
その性能を無視して真下に落とすだけの釣り方をするのではなく、せっかくの遠投能力といういろんな釣りにおいて最も大きいアドバンテージになるキャスティングを有効活用します。
3.ターゲットは回遊魚

ライトジギングでもメインのターゲットは回遊魚。文字通りエサを追い求めて回遊している魚たちを狙うので、陸っぱりならなおさら足場からタテに探るのではなく、広大な外洋エリアをサーチするならばキャストして広範囲を探った方が効率が良いです。たとえランガンしたとしても着いたポイントで素早く探るには向いています。
また、置きエサに近づいてくる個体を狙うのではなく、泳いでいる個体を釣るとうことをお忘れなく。
4.遠い場所から斜めに引いてこれる

水深が同じだとすると過程すると、より沖の遠くへ飛ばし、ボトムタッチしてそこから自分の手前まで一気にリトリーブしてくるこのような釣り方は広い範囲を、ボトムから表層まで探ってこれるのがおわかりいただけると思います。
ブレードジギングの釣り方②リトリーブとアクション
それではキャストすることが有効であることをお伝えできたら、リトリーブやルアーの動かし方を簡単にサクっと説明しておきます。
超高速リトリーブ
初心者がもっとも手っ取りばやいのがこの釣り方。いわゆるただ巻きの高速バージョン。・・・
ただタラタラ巻いていたって、すぐに見切られて釣れない。手(腕)がはちきれんばかりの力で思い切り速く巻くのである!
リールから湯気が出てプシュ~ッて壊れるんじゃいないかと思うくらいww巻くことが肝心!!
ましてや途中で休んだり、変にロッドを動かしたりしたらダメ。疲れても最後まで巻き続けることが釣れるキモ!
より楽に高速で巻いてくるにはラインとロッドティップの向きが同じ向きになるように保つといい。
特に泳ぎがものすごく速いサワラやカツオに有効な釣り方です。
スロージャーク
ゆっくりと巻いてきて時々ジャーク。ゆっくりといってもライトジギングに使われるようなハイギアのリールで1回転で90cm~100cm前後巻けるリールでいうゆっくりめのことです。
バーチカルな釣り方では1リトリーブ1ジャークが基本ですが、キャストしてからではそこまで頻繁にしなくても釣れることのほうが多い。
1秒に1.5~2回転くらいのスピードで(時々)2回巻いたらロッドをあおってジャーク。それを繰り返すだけでいいです。最初からブリやヒラマサ狙いの場合はこのスロージャークの方が食いがいいこともあります。
まとめ
総合的に見てか簡単な仕掛けで浅場で、しかもただ巻きで釣れるブレードジギングの釣り方だからこそ、真下に落とすバーチカルな釣り方よりも、短時間に無駄なく広範囲を探ることができるキャスティングは有効な手段ということがしっかりとした理由付けにてお伝えすることが出来たと思います。
異論はあるかもしれまんせが(汗);、けど、なんとなくでも「なるほどな~」とイメージしてくれる人の方が多いと信じています(希望的観測w)
ではブレードジギングを楽しんでたくさん釣ってください!!