岩国のサワラゲーム攻略法!岩国沖11年目の経験者のタックル選び~釣り方までノウハウ全部公開

近年流行を見せているライトジギングのオフショアゲームにおいて西日本でもっとも熱い場所、それが瀬戸内海に面した山口県岩国の沖合。シーズンが到来する10月初旬から11月まさに今が青物狙いの最盛期なのだ!

この時期岩国沖に通いはじめてはや4年が経つ筆者が、今だからこそ伝えたい釣るためのノウハウをすべて包み隠さず教えます!

岩国沖とは

岩国沖合
米軍岩国基地が近く軍用機が空にたくさん飛んでいる岩国沖合のお馴染みの光景

岩国といえば中国地方では在日米軍の岩国空軍基地をはじめ錦帯橋などの観光名所も有名な土地です。実際に釣りをしている最中に普段見ることが出来ない軍用機の飛来や広島呉港から来た護衛艦や潜水艦を目にすることが多くあります。

今は瀬戸内海に面した青物ゲームのポイントとしは一番熱い場所です。ピーク時には遊漁船のみならず、泳がせ釣りをする漁船や、明らかなメーカーやメディアの船も見るほどになります。ここ数年の間に有名になりました。

個体数が多く、しかも比較的青物ゲームといってもライトなジャンルで釣れるのでこれだけ多くの人たちに愛される場所として広まったのでしょう。

将来的にもしかしたら個体数が減ったり、スレが多くなったりなどあるかもしれませんが

西日本では一番熱い場所であることは誰もが認めるところでしょう

岩国沖のベイト

岩国沖のベイト
岩国沖で釣れたサワラが無数に吐き出した小いわし。いりこくらいの大きさです。

この時期になると、多数のサワラが回遊してきます。それはメインベイトになっている大量の小いわしが群れをなしてここ岩国沖に入ってくるため、それらを追ってサワラが回ってくるためです。

メーター級のサワラやブリも釣れることから私自身も岩国に通いはじめたころは大きなメタルジグを使用してしゃくりまくっていました(苦笑)

けどマッチザベイトを考えると違うんですよね。実際にサワラたちが主食としているベイトは想像以上に小さいです。

アクションの付け方もターゲットに会わると格段に釣れやすくなりますので、その辺の釣り方についてはこの後詳しくご説明します。

ルアー選択

ベイトが小さいので数釣りを楽しみたいのなら4,5センチほどのサイズのルアーが無難。フックも8号とか小さい方がアタリは増えます。

80センチを超えるサワラはもっと大きいジグでいいですがサイズアップしても7センチくらいまで+スピンテールと考えてください。

マッチザベイトは基本中の基本です。

岩国沖で釣れる魚

岩国沖の釣果
岩国沖、天気晴れ、中潮で1日7人で上げた釣果写真。

広島方面からだと岩国の手前や、山口方面からだと周防大島など真鯛の格好の漁場となる場所も存在する場所であり、ライトジギングで釣れる魚も多種多様です。

岩国で良く知られているのはサワラゲームですが、雑魚である底もののエソから高級魚のトラフグまでもジグに食らいついて来た経験があります。

岩国沖で釣れる魚種
サワラ
ブリ・ハマチ・ヤズ
真鯛
タチウオ
エソ
フグ

岩国沖魚種別釣り方と特徴

もっとも岩国で有名なのはサワラゲームですが、そのほかにも狙って釣ることができる魚種もあります。それぞれに使用した方ベターなルアー選択や、狙って釣るためには釣り方が異なります。魚種に分けて解説します。

サワラ(サゴシ)

岩国沖サワラゲーム徹底解説

岩国沖で定石となっているのはメタルジグの速巻きのサワラゲーム。

ジャカジャカこれでもかというくらい高速巻きで巻いてくるのみ!

あまり釣りをしたことのない初級者や女性でも、いわしの群れさえ見つけることができれば難しいロッドワークによるルアーアクションを必要としないので、

サゴシサイズ(40,50センチほどの成長途中のサワラ)なら比較的簡単に釣れる体験ができます。

ハマチ・ブリ

岩国沖で釣れるブリ、ハマチ

基本サワラゲームの途中に、結構な確率で釣れるのが強い引きが楽しめるハマチです。稀にブリを釣り上げる人もいます。

サワラ狙いの高速巻きの際にハマチが釣れてしまうのは、無意識のうちにルアーのアクションが変わっているからです。

周りがサワラを釣っている最中に自分だけハマチばかり釣れた時にこれに気が付いたのです。
サワラと、ブリやハマチとを分けて狙って釣ることが可能です。

これについては後程、詳しく釣り方のところでお話しします。

ルアー選択

ルアーは基本的にサワラと同じものでいいです。

真鯛・タチウオ

岩国沖で釣れる真鯛

私が岩国へはじめていったときは本命のサワラやハマチは全く釣れませんでした。それはなぜか…船の上からのライトジギングと聞いて通常のバーチカルジギングをひたすらやっていたからですw

真鯛とタチウオのみでした。

ライトジギングされる方なら、もうおわかりでしょうか。。。

これも後ほど…、真鯛やタチウオが居る場合の狙って釣る釣り方がありますので後から解説します。ひとまず真鯛もタチウオも釣れるよということで!

ルアー選択

真鯛やタチウオ狙いのメタルジグのサイズは5~7センチくらいで、ブレードジグよりも通常のフロントにシングルフック、リアにトレブルフックのセッティングで釣れます。

岩国沖サワラゲームのおすすめタックル

いろんな好みもあり、それぞれ優先させるところが違うので一概にどれがいいとは言い切れませんが自分のこれまでの経験から得たノウハウで判断した場合のおすすめをご紹介いたします。

一応タックル選ぶ際の目安にしてもらえれば嬉しいです。

ロッド

自分が岩国でサワラを中心に青物対応でロッドを選ぶときに基準にしていることがいくつかあります。

ほぼ高速巻きのみなのでティップは硬めを選ぶ
とはいえ硬すぎると弾いてしまうので先径2mm以下のティップ
ルアーのキャスト許容重量は使うルアー以上あればピッタリ合ってなくてもOK

これらの理由については後程、釣りた方の際にロッドの選び方についても詳しくお伝えします

とりあえず現在おすすめのロッドは↓

シマノ 23グラップラー タイプ ブレード S66-2

リール

リールは防水機能が付いている最大ドラグが10kgくらい以上で4000番~5000番ならなんでもいい。

いまならやっぱこれは一押しかな。
シマノ 25ツインパワーXD 4000XG

ラウンドノブがついたパワーハンドルも4000XGに戻ってきましたね! これが4000番クラスになくなってからC5000にしてましたがもう4000XGで十分です。

24ツインパワーのC5000XGでもいいけど、僕的にはこっちのほうがおすすめです

シマノ 24ツインパワー C5000XG

ライン

ラインはもちろんPEライン。太さは1.5号を使用します。岩国沖ならば200m巻きで十分です。

リーダーはそれに合わせて6号か7号を1ヒロ(約1.5m)取ります。

YGK スーパージグマン X8 1.5号

DUEL 魚に見えないピンクフロロ 7号

メタルジグ

岩国のようにベイトのサイズが小さくて、水深も比較的40m前後から60mくらいが基本になる場合、

重たくしてもよりサイズは小さくできる(ベイトのサイズに合わせられる)タングステンが断然おすすめです!

ハヤブサ ジャックアイ TG

僕はこのジャックアイに大きな信頼を持っているので、迷ったらではなく、とにかく釣りたいのであればこれ使ってみてください!!詳しいインプレは下記のページで書いてます。

パームス ハイアピールブレードチューン Bチューン

自分がはじめたばかりの頃はウィローリーフブレードにトレブルフックが着いたものを多用していましたが。

現在のおすすめはシングルフック。これをリアのみに装着

フロントのアシストフックはあまり必要ないです。自分は付けない派=リアシングルブレードフックのみです。

岩国沖青物狙いの釣り方

ここからは釣り方と、僕がもっとも大事だと感じていたロッドの選び方について徹底的に深堀りして解説していきます。

例えばサワラは高速巻きが基本みたいになっていますが、それだけではありません。活性の低くなる季節や、産卵後のアフターの場合狙い方が変わるんです…。このあたりにも詳しく触れています。

以下の内容になっています。

●サワラにターゲットを絞った釣り方の基本
●ブリやハマチの狙い方
●真鯛やタチウオの狙い方
●時期ごとのサワラの釣り方
●岩国沖でのアワセとランディングの注意点
 サワラの場合
 ブリやハマチの場合
●ブレードジギングはロッド選びがキモ