22ステラ不具合!ベール ガタ&カタコト異音の原因と応急処置の方法

22ステラの不具合…。

聞いてはいましたが遂に自分が使っていたものにも襲い掛かってきてしまいました。

自分のステラが起こってしまったベール ガタの緩みとカタカタ音の異音について対処方法となぜ起きたのかの原因とその後についてお伝えします。

22ステラは不具合多い!?

22ステラの不具合

22ステラは出る前から噂されていた密巻きのスーパースローオシュレートによるトラブルは全く起きておらず、
(機種依存しない使い手の違いによるライントラブルはありますが)

そのほかの、商品としての完成度、クオリティに直結する不具合がいくつか報告されていました。

それは、大きくわけて3つ

【1】ストッパーが滑って逆転する
【2】ベールカム(ベールとローターの接合部)のネジが緩む
【3】新品でも素人レベルでわかる巻きのゴリ感
 ※これらに付随する謎のカタカタ、コトコト音

これらが報告されていました。

この中で自分が被害にあってしまたのは【2】ですベール(アーム)カムがグラグラ、ガタつきはじめてしまいました。

ちなみにトラブルが起きてしまった自分の22ステラの番手は3000MHG。

4000番以降の大きい番手に被害が多いと聞いていましたが…

まだ購入して1年未満でまさか自分の購入したものが…しかもステラでという思いがありびっくりしました・・・。

噂であったトラブルは本当でしたね
(´;ω;`)ウゥゥ

トラブルが報告されている22ステラの番手

ちなみに現在上記の3つのトラブルが報告されている番手は

筆者の知る範囲内で多い順に

【1】4000MHG
   C5000XG(【1】と同率)
【3】3000MHG
【4】4000XG
そのほかC3000XG、C3000SDHHG

となっていて、負荷の掛かりやすい番手にトラブルが多い感じですが、たまたまこれらの番手が作られている工場のロットに問題があったのかどうなのかについては不明です。

22ステラのカタカタ音(コトコト音)の異音で気がついた不具合

上の動画をご覧ください。

自分がこの不具合に気が付いたのは巻き取るリーリングの際のカタカタ音でした。

カタカタと表現するか、コトコトというか鳴っていますよね。

リーリング自体は滑らかなままなのですが、明らかにわかる異音。

これで「なんかおかしい?」ってはじめて気が付いたのです。

それまで釣行しているときには何ら問題も感じていませんでしたが、急に音が鳴り始めて・・・。

ベール(アーム)カムがグラグラ緩む…

ベール(アーム)カムの緩み|22ステラ,不具合,応急処置

で、釣行から帰ってきて改めて回してみてびっくり!! 驚きましたね。それと同時に凹みました。

22ステラは異音がすることも言われていましたので、まさか!いう気持ちで耳を疑いました。

が…それは現実のものとなってしまいました。

で、なんでこんな音がするのか?

よ~くよ~くリールを見ながら触れてみてようやく気が付いたのがグラグラと緩んでいたベール(アーム)カムのガタです。ここが緩んでいました。

カタカタ音とベールカムのガタはどちらもトラブルとして聞いてはいましたが、まさかいっしょとは!!

まったく思いもしませんでした。上のここの部分に隙間が空いてしまって緩んでいました。

で、もう同じようなトラブルは報告されていましたので、調べたところ一応、応急処置としての対応方法があって、それをしたら緩んでいたガタは治まりましたので、これから対処方法解説します。

対処方法

六角レンチ#1.5|22ステラ,不具合,応急処置

応急処置を施すには、肝心の用意していただくものがあります。

L字型の六角レンチ#1.5(1.5mm)

こちらをご用意ください。

ボールポイント L型六角レンチセット (#1.5~#10)9本組

応急処置の手順①|22ステラ,不具合,応急処置

ご用意いただけたら次へ…

まず上の写真のようえに本体からスプールを外してください。

応急処置の手順②|22ステラ,不具合,応急処置

そうしたらローラーを回して利き手とは反対側に持ち、写真の赤丸の部分に用意した#1.5の六角レンチを差し込んで巻きます。

ちなみに逆巻きです。時計周りとは逆に回すことで締まります。

このとき間違えないようにご注意ください。

非常にわかりにくいので途中で迷うかもしれないのでここ覚えておいてください。

これでベールのガタの緩みは治り、ベール(アーム)カムのグラグラは取れます。

シマノはネジ止め剤充填などの個人の対処は認めてない

ちなみにシマノのアフターサービスは、個人でのネジ止め剤の充填したりすることは正規のアフターサービスを受けれなくなってしまう可能性があるとのことですので、ネジを自分で回して応急処置してみるのもいいですが、不具合を見つけたらまずはアフターサービスに出すことが推奨されています。

22ステラのベールガタ・緩みはなぜ起こる

ベールカムの違い,23ヴァンキッシュと比較|22ステラ,不具合,応急処置

なんでこんなことが起こるのか?

それはこの22ステラの特殊な形状にあります。

ローターとベールの接合部のネジの止め方にあります。

これまでの18ステラや、ツインパワー、新しく出た後発の23ヴァンキッシュ

単純に外側からネジで留められている仕様ですが、ステラは外観を重視したのかどうかは知りませんが…カッコイイ!?もので外側から覆ってそれを内側から小さいネジで固定する方法になっています。

使えなければ、カッコイイも何もないのですが・・・。

まとめ

自分が購入したのは22ステラが出たばかりの初期のものです。後期に新品で購入されたものはわかりません。
ちなみにこの原因については憶測に過ぎません。そもそもシマノが不具合を認めていないから…。

ただですね、このあと出た23ヴァンキッシュにはこの新しいベールアームの仕様は、採用されていませんでした。他のアンチツイストフィンや密巻き(スーパースローオシュレート)は、採用されているのにも関わらずです。最高峰のハイエンドクラスだけの仕様だとしても、なんか疑ってしまいますよね。

まぁ買ったものは使うしかないので僕のように、同じ不具合があったひとはここに記した応急処置を施してみてください。

途中でも申しましたが、ただしこれは単に応急処置です。正規の治し方ではないので、アフターサービスに出したときに自分でいじった後だと受けてもらえない場合もあるので、ご心配の方はまず先にアフターサービスに出すことをおすすめします。

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