ビッグベイトが投げれるスピニングロッド13選!シーバスを大型プラグで釣るもう一つの方法

ビッグベイトを投げれるスピニングロッドのシーバス用に選んだおすすめをご紹介します。

大型のプラグルアーを使用したシーバスゲームでスピニングを用いるメリットから扱いやすいタイプやレングスの選び方まで解説します。

シーバスのビッグベイトゲームをスピニングロッドでやろうとご検討中の方へお届けします。

また、ビッグベイト初心者の方も必見です。

スピニングでビッグベイトをやるメリット

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手元が自然と“トンカチスタイル”になり、ロッド操作がしやすく手首の負担が少ない。

ビッグベイトをスピニングロッドで釣ることにはいくつかのメリットがあります。

安定した操作性

スピニングロッドはトップペンシルのドッグウォークや、ジョイントルアーのジャークなどロッド操作がやり易くなります。

それは、スピニングロッドの場合、下にリールと持ち手がきて重心が常に下に来るためトンカチのように上から下へ自然と強い力が加わり、ロッドを上げ下げする動作で手首の負担が少なくて済むからです。

手首を上向きに持つ必要のあるベイトと比べると操作が安定しやすく、手や腕、肘への疲労軽減にも繋がります。

キャストも安定する

ベイトよりも飛距離が出やすいとまでは言えませんが、多少キャストの仕方がタイミングをずらしたり、姿勢が崩れたりしても、ある程度は飛ばすことができるのがスピニングロッドでは可能です。

あまり練習を重ねなくとも遠くへ飛ばすことも、早い段階で出来るようになるでしょう。 

ライントラブルは皆無に近い

スピニングロッドを使う最大のメリットはライントラブルがほぼほぼ起こらないことでしょう。ベイトのようにバックラッシュなどの心配はほとんどありません。

選択したラインが細過ぎて高切れするとか、ノットの組み方が甘かったなど初歩的なミス以外では、よほどの強い向かい風とかでない限りラインがガイドに絡むことも稀なのでライントラブルは、ほぼ皆無と言っても過言ではないでしょう。

こんな人にスピニングロッドがおすすめ

ビッグベイトにスピニングロッドを使うことは、ベイトタックルに苦手意識がある方に特にをおすすめです。もちろんシーバス釣り経験者であってもルアーの大きさが普段の倍以上になってくるため、ある程度の慣れと実体験は必要ですが、スピニングロッドだとすぐに慣れます!

また、ショアやオフショアでデカいプラグルアーを思い切りフルキャストするキャスティングの釣りをしている人は多くの場合ロッドはスピニングのはずなので、そういった方は向いています。

ベイトリールに苦手意識がある人
ショア、オフショアのキャスティングでスピニングに慣れている人

ビッグベイトが使えるスピニングロッドの注意点

ビッグベイトをスピニングロッドで使いシーバスゲームをやることは、十分に可能です!!

ただし、本来であればビッグベイトはベイトタックルが主流なのでビッグベイトの最低ラインである2oz(約56g)以上と考えた場合でも、それ以上を投げられるスピニングロッドの選択肢が少ないことに注意しなければいけません。シーバス用にはなくキャスティングロッドなどから選ぶ必要があります。

また、3oz(約84g)~4oz(約112g)を超えてくるマグナムベイトを扱う場合にはもっと選択肢が狭まってきます。6oz(168g)を超えるジャイアントベイトあたりからは、ここまでステップアップしたい場合はスピニングロッドはおすすめしません。

ビッグベイトシーバスをやる場合のスピニングの選び方

キャスト可能なルアー許容重量

先程解説したように、ビッグベイトはスピニングロッドで釣りは可能ですが、出来るロッドの選択肢が限られており、ビッグベイトでも3oz(約84g)くらいまで、最大で3.5oz(約100g)までにしておくことがベストです。

そうすると、ルアーのキャスト許容重量は自然と80前後~MAX100となります。タイプ(硬さ)についてはメーカーによって表記基準が違うので参考程度にしましょう。 

80前後~MAX100投げられるもの

レングス(長さ)

シーバスのビッグベイトをスピニングロッドでやる場合の長さは、おかっぱりの場合は9~9.6ftくらいが理想です。長い分、ロッドの曲がるブランクスの部分(力を受け止める箇所)も長くなるため、投げるルアーの重さなど強い負荷も、長さによって受け止める力が強くなるからです。

また、ボートシーバスの場合は6~7.5ft前後が取り回しが良くておすすめです。

どちらの場合もそれ以上に長いと取り回しが悪く操作にも影響してきます。

おかっぱりなら7.5~9.6ft
ボートシーバスなら6~7.5ft前後

キャスティングロッドから選ぶ場合の注意点

ルアー許容重量

ここをチェックする際に注意したいのがキャスティングの多くはジギングとも兼ねているためキャスト可能なジグとプラグルアーの許容できる重さは別々に記載されています。

この場合ジグの重さを見てOKだとしても、プラグを見ると足りてないことが多くあり間違わないようにプラグルアーの許容重量を確認しましょう。

長すぎるものは×

キャスティングロッドにはビッグベイトのような100gを超えるルアーを投げられるものの多くは10ftを超えるとたくさんあります。けど、キャスティングに使うプラグはシンペンやポッパーがほとんどでビッグベイトのようなジョイント系は無く空気抵抗が少ないものを投げるので、長くても飛ばせるからです。

ジョイント系など抵抗の多いルアーは長すぎると取り回しが悪いので、シーバスのビッグベイトに使うスピニングロッドでは9.6ft以上はあまりおすすめしません。

ビッグベイトシーバスのスピニングロッドおすすめ

ロンジン ゴリラバズーカ GB-962XH

シーバス用とは謳われていませんが強く意識させるMax100gまで投げられるパワーを持ち、10g前後の小型プラグの繊細な操作性も兼ね備えた、ルアーメーカーが本気でつくったパワフルな万能ロッド。

長さ(ft)ルアー(g)適合PE(号)ジョイント
9.6Max100Max3印籠継

リップルフィッシャー モンスターインパクト 90H

今回おすすめするロッドの中で唯一のシーバス(やアカメ)ビッグベイト用に開発されたスピニングロッド。大型魚の強いファイトの主導権を握るバットパワーとビッグベイトのキレのあるアクションを可能にしています。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
919318~70MAX3

メガバス ヴァルキリー ワールドエクスペディション VKS-88-96MH-5.5

ランカーシーバスからアカメなど大型魚と渡り合えるワールドエクスペディションシリーズのスピニングロッドのフラッグシップモデル。エクステンションバットを使用することで2種類の長さに変更が可能な携行性にも優れたマルチピースになっています。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
8.8-9.6267MAX70MAX3

テンリュウ スパイク SK822S-MH

近海キャスティングゲーム用から選んだのはデカいビッグベイトでもギリギリ取り回しに苦労しない操作性を引き出す長さと、MAX150gまでキャスト可能なスパイクのスピニングロッドがシーバスにおすすめです。テンリュウらしい強さの中に曲げて粘るブランクスは他では味わえません。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
8.2306MAX150MAX8

パームス ショアガンエボルブ SFTGS-96XH+・BL

ソルトシーンで人気のあるショアガンエボルブからは、長過ぎずシーバススタンダードの9.6ftの長さでMAX120gまで投げられるこちらがビッグベイトのスピニングロッドとしておすすめです。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
9.637440~1201.5~6

パームス シーラプチャー STGS-76M

オフショア用のロッドなので、ボートシーバスに最適なレングスですがこれくらいあればおかっぱりでも対応できる取り回しの良いちょうど良い長さです。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
7.622520~802~4

シマノ グラップラーBB タイプC S82H

メガドッグ220などマグナムベイトまでキャスト可能で8フィート前半という長さは、僕の中でトップクラスのビッグベイトにふさわしいおすすめスピニングロッドです。コスパも高い!

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
8.2350MAX150MAX8

シマノ オシアプラッガー ライトコンセプト S83ML

オフショアキャスティング用でMAX80gまで投げれるにも関わらずこの軽さは何度もビッグベイトをキャストを繰り返しても疲れ知らずで、ビッグペンシル等の操作性も抜群!!

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
8.3247MAX80MAX4

シマノ オシアプラッガー フルスロットル S77MH

ショアとボートシーバスとの両方で使い倒したいのならこれくらいの長さがちょうど良いです。MAX130gまでOKなパワーロッドですが、非常にグリップ感がよく投げやすいスピニングロッド。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
7.7329MAX130MAX6

シマノ ワールドシャウラ 2704RS-2

これはおすすめしないわけにはいかない永遠のフリースタイルのスピニングロッド。2.5oz(約70g)くらいのビッグベイトならばこれ1本でどこへでもシーバスを追いかけられます。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
7.012515~80MAX4

ダイワ ドラッガーMX 96H

ダイワからは価格的にもキャスト可能なビッグベイトの重さを考慮したうえでおかっぱりからでも飛距離を出せるドラッガーMXの9.6フィートのHタイプがおすすめ。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
9.6302MAX90MAX4

アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ XSJS-942XX120

あまり出回ることのないシーバスには飛距離も望め操作性も兼備した9.4ftのレングスと5.5ozクラスのMAX160gのビッグベイトまでキャスト可能なスピニングロッドです。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
9.430640~1603~8

ヤマガブランクス ブルースナイパー 96H

ビッグベイトを思い切り振り投げて警戒心の強いランカーシーバスとのディスタンスも取りながらストロングファイトも余裕で対峙可能なパワーと遠投性能を持ったスピニングロッド。

長さ(ft)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
9.630960~120MAX6

組み合わせるリールとライン

ビッグベイトシーバスでスピニングロッドを用いる際に組みわせるリールとラインの目安についてもサクッと記しておきます。

リール

使うルアーが大きく負荷が掛かりやすいため、それに耐えうる内部のギアやボディの高い剛性も求められます。また、使うラインも太くなるため太いPEラインをたくさん巻けるスプール径の大きいリールが好ましいです。

そうなると通常シーバスで基準になる大きめの4000番クラス~6000番(使うビッグベイトの重さに合わせて)がスピニングに適しています。ギアはH(ハイギア)以上、XG(エクストラハイギア)でも全然オーバースペックではないです。

シマノ 24ツインパワー C5000XG

ダイワ 24セルテート LT5000D-CXH

ライン

ラインは2号~4号のPEラインをメインに、ノットを組んでリーダーを用います。太いほど強度も高くなりますが、その分飛距離にも影響してきます。使うルアーの重さ(サイズ)を考えて選ぶと良いです。目安としては↓

~3oz(約82g)までなら2号~3号
MAX5oz(約150g)まで投げるなら4号以上

バリバス アバニ キャスティングPE SMP

ビッグベイトに適したリーダーの長さや、ノットなどについては下記の2つのページをご覧ください↓

まとめ

ビッグベイトでシーバスをする人の多くがベイトタックルを選ぶことのほうが主流となっている現在においてもスピニングロッドで出来ないものかと考えるアングラーや初心者の方は、ある一定数はいるはずです。

ベイトでなくてもスピニングロッドでもどちらでもビッグベイトゲームは可能なので、どっちが良いというのは無く、自分の使いたい方、釣りをしていて楽しそうなほうを選べばいいと思います。その決断に、周りの他人がどうのこうの関係ありません。

しかしながら専用のスピニングロッドは選択肢が非常に少ないのが現状です。そんな現状でもみなさんの後押しできるようにビッグベイトのスピンニングロッドのおすすめをシーバスに狙いを定めて長さやタイプなどを吟味して選んだものだけをご紹介しました。この中から気に入ったものを見つけて一緒にビッグベイトゲームを楽しみましょう!

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