シーバスビッグベイトゲームのショックリーダーのおすすめをご紹介します。
リーダーだけで大きく釣果が変わるようなことは決してありませんが大型のランカーシーバスだけを狙い撃つビッグベイトゲームではやはりリーダーにも向き不向きがあります。
そのあたりも踏まえながらナイロンとフロロカーボンそれぞれの
シーバスビッグベイトにおすすめのショックリーダーをお伝えします。
シーバスビッグベイトにはやっぱナイロンがおすすめ

最初からズドンッと正直に申し上げますが、シーバスビッグベイトにはナイロンリーダーのほうが向いていると思っています。
それにはいくつかの理由があります。まずは大まかに↓
●ビッグベイトゲームは9割型トップor水面直下
●強力さより乗せ能力
●感度より伸度優先
ナイロンリーダーがいいという理由についてそれぞれを順を追って解説いたします。
9割型トップor水面直下
シーバスのビッグベイトゲームで使われるルアーを想像してみてください、ほとんどがトップペンシル系か水面直下のサブサーフェイスルアーです。
大きい個体ほど上の水面を壁として大きめのベイトを追い込んで捕食すると言われているからというのもありますが、そもそもこれで釣れるからです。
このため根ズレや個体の尾びれなどが当たって破断する恐れが少ないので横からの摩擦に強いフロロでなくてもいいという考え方ができます。
強力さより乗せ能力
先に説明したとおり、フロロ特有の硬さによる耐摩耗性などの根ズレへの強度はそれほど必要としない釣りでであって、
それよりもビッグペンシルのトップゲームやウエイクベイトやジャークベイトなどつかうときにナイロンの伸びる能力が、アングラー自身ではコントロールすることのできない微妙な”ライン送り”に繋がり乗せやすくなります。
フッキング率が下がりやすいトップまたはサブサーフェイスのビッグベイトゲームではこのナイロンの伸びることによる乗せる能力は強い味方になります。
感度と伸度
上で説明したことと重複する部分もありますが、フロロはその硬さゆえに伸びるナイロンよりも感度がいいとされており、それは否定できません。
ボトムの釣りで地形をトレースするとか、アタリの薄い初春のアミパターンなどのときにはその微弱なバイトも逃さずキャッチできるようにフロロがいいかもしれませんが、
ビッグベイトで狙うシーバスは、ランカーじゃなくても実際小さい60センチ以下でも果敢にアタックしてくるので、少々感度が悪かったとしても手元でわからないほどの弱いアタリだというのはありえません。
それよりもオートマチックに伸びて、一瞬の間に飲ませてしっかりフッキングまで持ち込めるナイロンリーダーのほうが向いていると思っています。
また、ビッグベイトの使用の場合は、大きな懸念点でもある高切れを予防するにもある程度の伸度があるほうがショックを吸収してくれるため、その役割は大きいです。
これはあくまでも自分の経験を経て得たひとつの答えであり、すべてのシーバスのビッグベイトゲームの正解ではありません。参考までにして頂きあとはご自身の判断で決めてください。
シーバスビッグベイトでもフロロのほうがいい場面
最初にあれだけシーバスビッグベイトゲームにはナイロンがおすすめだと説いておいて何ですが、場面によってはフロロカーボンのリーダーがいいなと思うときもあります。(汗);
それはどのような状況のときを言うのかというと…↓
●磯や防波堤など足元にゴロタが広がるオカッパリ
=掛けたあと根ズレが心配な場所
強いていうのであれば、こんな感じです。
あとはどうしても根ズレが心配な方も、気になりながらでは釣りに集中できないのでそういう方はフロロカーボンリーダーでいいと思います。
ただ・・・
ほぼほぼビッグベイトの場合、PEラインの太さとタックル合わせてリーダーも1ヒロ(約1.5m)以上も長く取るため、
オカッパリであっても、ランディング時に根にPEが触れて切れてしまうことは少なく、
また、ランカーシーバスの長さが80センチ以上だとしても、尻ヒレや尾ビレが摩擦に弱い持ち糸のPEに当たってしまうことも確率は低いです。
シーバスビッグベイトのリーダーの長さ
ビッグベイトの基本はベイトタックルでロングリーダー
シーバスビッグベイトのときの長さは通常のシーバスの時とは少しわけが違っていて通常の15cmくらいまでのミノーを投げて扱うスピニングの場合よりも倍以上に長めに取ります。
長ければそれだけ重たいビッグベイトのキャスト時の負担(ショック)を和らげてくれるからです。
ベイトを使用したシーバスのビッグベイトゲームでは、
リーダーの長さは1ヒロ(約1.5m)以上を目安にするといいと思います。
少なくとも。
1ヒロ(約1.5m)~4m
磯ヒラなど足場の高い釣り座から根に潜り込む青物まで射程距離のアングラーだと多い人では6m以上取るひともいます。
またベイトは放出角度がロッドの向きと同じであるためにロングリーダーにしたときのタックルとの相性が良いです。
シーバスビッグベイトのリーダーの太さ(号数)の決め方
ビッグベイトのPEラインに対するリーダーの太さ(号数)の決め方は独特です。
通常ならPE強度と同じくらいまたは少し強めのポンドのリーダーを選びますが、ビッグベイトの場合
●PEの2号なら 20ポンド
●PEの3号ならば30ポンド
●4号なら40ポンド…
という風に単純にPEの号数に10倍掛けてた数字で選んでいきます。
ビッグベイトでシーバスといえばフィッシュマンの赤塚さんとか、デカい怪魚を釣る小塚拓矢さんも、このお二人のそれぞれのビッグベイトタックルの解説動画内で同じことをおっしゃっています。
シーバスビッグベイトにおすすめのリーダーの結び方
ビッグベイトを扱うようなHクラス以上の硬さのビッグベイトはガイド径も大きくてそれほどガイド抜けを気にしなくてもしかりとしたノットがよくて普通にFGノットでも十分です。
ただしもっと簡単で、太いリーダーと細いPEを結ぶのに適した結び方があります。
ナイロン:シーバスビッグベイトゲームのおすすめリーダー
バリバス アバニ ショックリーダー SMP ナイロン 35lb
2025年に新たにバリバスのアバニに加わったナイロン製ショックリーダー。SMP(スーパーマックスパワー)の名を冠した大型魚とのファイトにおいて、急激に走られたり根に潜ってしまたっときにもナイロン特有の粘り耐えて勝つ強靭さを誇ります。
また、ナイロンの弱点でもある吸水性も従来のものよりも大幅な改善されています。
バリバス オーシャンレコード ショックリーダー 35lb
最近シーバスビッグベイト~ライトジギングのリーダーに自分が使用しているのがこちらオーシャンレコード。
ハリが強くて強靭ではありますが、(8号以上)30ポンド以上のものでもしなやかさもありルアーへのアクションも損なわない。
マグロまで耐えられると強さを持っていて、記録をの塗り替えるためのリーダー☆彡

サンヨーナイロン アプロード ソルマックス ショックリーダー Type-N
ナイロンラインに定評のあるサンヨーナイロンのソルト用ショックリーダーの最高峰クラス。
特殊な耐摩耗加工による強さと柔軟性を併せ持っていて、ビッグベイトの仕掛けなど太いラインを結ぶ際にも締め込みやすくスプールとの馴染みも抜群です。

サンライン ソルティメイト システムショックリーダーナイロン
50m巻きボビンとこの価格はコスパが高い愛用者も多いサンラインのナイロンショックリーダー。
少し他メーカーのよりも若干太く感じるがその分強度が高くしなやかさもあり操作性もばっちり!

バリバス シーバス ショックリーダー ナイロン 30lb
強いナイロンラインに定評のあるバリバスのシーバスに特化された専用ナイロンラインといえばコレ!!
ナイロンらしいしなやかさと強度を持ち合わせた信頼度が高く、ビッグベイトだけじゃなく普段のシーバスゲームとしても使え、迷ったらこれにしておけば間違いないです。

フロロカーボン:シーバスビッグベイトゲームのおすすめリーダー
デュエル 魚に見えないピンクフロロ 漁業者・プロスペシャル 100m 10号
ランカーシーバスほど警戒心が強い。太いラインを使いより大きな個体を狙おうとするビッグベイトゲームにおいてそれは顕著に現れやすい。
その太いラインの水馴染みとアングラーの視認性の両方を保ったこちらがおすすめ。
通常のラインナップにはない35lbからあり、100m巻きと長いリーダーを頻繁に交換するなら漁業者・プロスペシャル がお得でおすすめです。

ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 大判スプール
ヤマトヨテグスのフロロショックリーダーの大判スプール仕様。どうしても太いリーダーの場合巻き癖がつきやすくなるのを、大判スプールによってクセが付きにくくなっています。
ソルトのショックリーダーでフロロ派の大型魚ハンターに信頼が厚い人気アイテムです。

サンライン ソルティメイト システムショックリーダーFC
独自のSRP(3層コーティング)により耐摩耗性に優れたフロロカーボンショックリーダー。
低伸度のフロロによるアングラーの意図を的確に伝えキビキビとしたルアーアクションを実現します。

バリバス シーバス ショックリーダー フロロカーボン 30lb
ほかにもシーバス専用のフロロショックリーダーは各メーカーから出ていますが人気と信頼度は一強といっても過言ではありません。フロロで迷ったらとりあえずコレ!

シーガー グランドマックスFX 8号
シーバスに限らず絶大な信頼を誇る今やルアーフィッシングのリーダーでこれなしに語れないシーガーのフロロカーボンショックリーダー。
強度、しなやかさ、あらゆる魚種にも対応できる汎用性のたかさなど、まずこれ使ってみて公開することはほぼないといえます。

ビッグベイトでも安心できるリーダーを使いランカーシーバスを釣りあげよう!!
PEを用いたルアーフィッシングにおいてリーダーは不可欠な存在であることはシーバスのビッグベイトゲームにおいても変わりはありません。
長さや太さの選び方には賛否がありここで提案した決め方は、一つの目安でそれぞれの釣り方にあった長さと太さに調整する必要がありますが、
狙い定めたターゲットはランカーシーバスであることはどちらにしても同じ!
せっかく掛けた大物をリーダーの質の違いでラインブレイクして逃してしまったり、
出来る限り大きいサイズを釣りあげるために用意した高価なビッグベイトを急なバックラッシュなどで起こる高切れで失ってしまったりしては言葉も出ません。
そのためにはショックを和らげるリーダーのアドバンテージは非常に大きくなります。
実績のある推奨リーダーを手にしてビッグベイトで夢のようなランカーシーバスを釣りあげてください。