ダイワの進化した24ラテオKのインプレです。
旧ラテオから使ってきた僕は、ずっとシーバスロッドとライトショアジギングと併用してきたので今回のラテオでも同じように使えるものにしたかった結果選んだのが93M/MHです。
以前から感じていたコスパ抜群は揺ぎ無く、さらにキャストフィールも感度も良くなった24ラテオ93M/MHの魅力をお伝えします。
24ラテオK 93M/MHの特徴

ダイワから安価で初級者からステップアップまで汎用性のあるスタンダードなシーバスロッドを提供し続けてくれる人気のラテオ。前作の旧モデルRからKとして2024年に進化をとげた最新ラテオです。全体的にさらなる軽量化とともにブランクスを高弾性化し、飛距離と操作性が向上しています。
今回インプレに用いた(自分が選んだ)93M/MHは、これまでのラインナップにはなかったティップはMクラスで、ベリー~バット部分はMHという、細かなアクションとバラシを減らしてくれるしなやかなティップと、ランカーシーバスとのパワーファイトにも対応できるミディアムヘビーのパワーを兼ね備えたモデルになっています。
ダイワ 24ラテオ 93M/MH・K
| 長さ(ft) | 自重(g) | ルアー(g) | 適合PE(号) |
|---|---|---|---|
| 9.3/2.82m | 148 | 10~60 | 1.0~2.5 |
24ラテオその他のラインナップ

24ラテオはスピニングが16種、ベイトが5種類とスタンダードクラスらしく幅広く揃えられており、自分の釣りスタイルやなどんなルアーを使って何を釣りたいのかで自由に選べるラインナップになっています。もちろんシーバス専用ロッドですが、フラットフィッシュやライトジギングくらいまでなら余裕をもって併用できる高い性能を持っているので他の魚種との併用で選ぶ人も多くいます。
また24ラテオKからは、今回のインプレに使った93M/MHや、96ML/Mなど、これまでは上位機種でしか見られなかった繊細なティップと強靭なバットパワーを兼ね備えたモデルも加わっていることがひとつの目玉と言えるでしょう。
24ラテオ 93M/MHインプレ
デザイン

Rの頃から見た目は好きだったけど、Kになってさらに”LATEO”の刻印やグリップ周りが煌びやかになった印象を受けます。
スタンダードモデルですが上位機種とも遜色なく、見た目に安っぽさは微塵も感じません。

グリップエンドも、サキャスト時に、利き手とは逆の手で手前に引く際に素早く握れるようイドを切り落としフラットにして握りやすい形状に工夫がされています。
ここにもしっかりLATEOの文字が入れられているのが僕的にプラスポイントでしたw
リールシート

24ラテオKからリールシートもアプデされ、エアセンサーのスリムフィットに換装されています。これによって握りやすさはもちろん、細かなトゥイッチなどのアクションもしやすくなりました。
ゴールド調で彫刻がされているシートリングが鮮やかで高級感を演出しています。
軽さ

93M/MHは自重が148gと、9.3ftの中核レングスでいって決して昨今のロッドとしては軽くはないですが、リールをセットして片手で握ってみたときに、まったく持ち重りは感じません。
むしろMHクラスのパワー感でよくこの重さに仕上がっていると思いましたし、このあと詳しく解説しますがキャスト時のシャープさで「軽い」と感じる度合いが増します!
飛距離とキャストフィール
24ラテオKの凄みはキャスト性能にあり!

やはりこのラテオはこれまでの旧作Rも使いましたが、真っ先にこの心地よいキャストフィールに驚かされます。シャープな振り抜きからの、戻りの速いブランクスと最後にバシッとまとめてくれる素早いティップの収束!! これは本当に凄いです!
力まずに軽い力で勝手にロッドがルアーを遠くへ押し出してくれる感じです。
あまりにもキャストが気持ちいいので、最初、無駄に遠投ばかりしてましたww
感度

高弾性になったことは飛距離だけでなく感度にも表れています。なんて表現したらいいのかよくわからないけど、まるで電流のようにビビビっとくるような…、ビンビン手元に伝わる感じです。
ブルブルとかでなくもっと尖った感じのわかりやすさがあります。この違い伝わってますか?(汗)
底取りやカレント切れ目も感じ取りやすくなっています。
ティップ

ティップはMクラス。MHのブランクス側と比べると柔軟と言えますが、僕が通常秋のハイシーズン以外で使う15~20g前後のルアーだとバイトしてきても弾いてしまいバラシしてしまったことが何度かありました。
たまに掛かるチヌとかでは顎が硬くてしっかりフッキングさせていないとほぼ100%バレました。
ティップだけ柔軟なタイプとはいえ、ティップが入る感覚は感じませんでした。ティップが入るタイプのロッドが好きな僕にとっては少し残念。
思ったよりもランカーシーバス向き、35g前後~50gくらいのルアーがちょうどよいと思います。秋冬のシーバスゲームと対青物などのショアジギングと相性良いと思います。
パワー

僕のこれまでの実釣では50~60cmのアベレージサイズと、30~40cmクラスのチヌしか掛けてないので93M/MHの本領発揮とはいってませんが(汗)、それでも十分に余力を残したバットパワーを持っているのは感じられます。
50~60cmのアベレージサイズのシーバスなら余裕でぶっこ抜けます。
コストパフォーマンス
ハイエンドクラスに肉薄するほどの高性能が、20,000円台で買えるとはコストパフォーマンスが高いことは間違いがないです!!
このラテオと同じプライスゾーンのライバルと比べて、ライバルのディアルーナなども23からはめちゃくちゃ頑張って凄い進化を遂げたのですが、やはりまだまだ1本のスタンダードなシーバスロッドとしては、24ラテオKのほうが完成度はかなり高いと言えます。
組み合わせるリール

24ラテオ93M/MHに合わせるリールを僕なりに、同じくらいの価格帯で番手も含めて選んでみました。
繊細な操作性と強靭さを併せ持った93M/MHには、剛性に偏らずある程度軽くてシーバスでも大きい方の番手で4000番クラスが合っていると思います。
ダイワ 25カルディア LT4000-CXH
同じダイワのロッドにダイワのリールに拘りたいのであれば、なおかつラテオと同じくらいの価格帯の新生25カルディアがベストでしょう。
シマノ 25ツインパワー XD 4000XG
ちなみに僕は、ダイワのロッドでもリールはシマノでも全然気にしないので<( ̄- ̄)>
今回の実釣インプレにはこちらブレジギ用に揃えていたツインパワーXDを用いました
この価格帯ではコスパ最強の24ラテオK
このように24ラテオは2万円台とは思えないほどの高性能を有しているシーバス専用ロッドです。非常にコストパフォーマンスが高く、初級者から上級者のサブロッドとしても十分な性能を保持しています。はじめからこのラテオを使っていればより長く相棒として使い続けらると思います。
少しでも24ラテオと今回の93M/MHに興味を持っているのなら今すぐ買って試してみてください!その持っている性能の高さにきっと驚くはずです。



