サンラインのキャリアハイ6のインプレをメーカーへの忖度なしに実直にお伝えします。
はじめてのPE6本撚りを試投。自分の行くポイントは非常に根が荒く魚を掛けた後に岩に擦られることが多くて4本撚りを使い分けしてた中でキャリアハイ6を購入したのでインプレします。
6本撚りのメリットとベイトリールへの使用について解説します。
サンライン キャリアハイ6の特徴

キャリアハイ6の最大の特徴は6本撚りということ。
サンラインさんからこちらが発売されるまではPEラインの撚りの本数は
4本、8本が主流(12本もあり)でして、ありそうでなかった隙間を埋めるように出てきたPEラインがこのキャリアハイ6になります。
4本よりの耐摩耗性や優れた水中での感度、それとは相反する8本撚りの滑らかさからなる飛距離と直線強度の、どちらとものいいとこ取りをするために開発されたPEラインです。
PEの6本撚りのメリット
飛距離がキーとなる大型河川。キャスト精度が重要となる小場所撃ち。橋脚、明暗に潜むランカーシーバスをドリフトでナチュラルに狙う技巧的な攻め。シーバスゲームにおいて必要な全ての攻め方にアジャストする。出典:ソルティメイト キャリアハイ6|SUNLINE
サンラインの公式サイトでもこのようにメリットがしるされていて、応用範囲が非常に広いことが伺えます。
あのシーバスのプロとして名高い濱本国彦さん(APIAアンバサダー)が使用していたのを見てこれは良さそうだとなと思っていたのですが、中々手にする機会もなく・・・
やっと今更ながら手にしてみて「これいいじゃん!」となりましたので、このラインの良さをお伝えしたくなりインプレすることにしましたww

キャリアハイ6インプレ
実際にリールに巻いて、釣行したインプレです。
カラーは…
シャンパン・ゴールドではない…黄色

んーカラーについてはWeb上の画面で見ると、単なる黄色にしか見えませんでしたが、
釣り具やさんで手にしたときにはそれほど黄色ではなく、
黄色いPEラインが水と日光によってコーティング薄くなり色落ちしたときに白っぽくなった感じです。
あの財布や洋服などアパレルでよく使われる「シャンパンゴールド」のイメージではありません。
夜間の視認性は非常に高いです。
ただし日中で逆光の向きにキャストする場合、太陽光に同化してしまい一瞬見失うことがありました。
飛距離

これまで巻いて使っていた8本撚りPEラインと比べて、
飛距離が劣っているとかはまったくもって感じませんでした。
いつも自分が行くメインフィールドでの釣りでしたから距離の感覚は身に着いていますからあまり実際の飛距離との隔たりはないです。
この自分の感覚で言っても、むしろ同じくらい飛んでたと思います。
感度

最初ノットを組むときや、キャストの時にに指に掛けたりすときはさすがに8本と比べると
太くザラついた感触がありましたが、このために水を受けやすく感度が向上していると言われており
このことが功を奏しているのかどうかはわかりませんが、感度はふつうにグッドです!
耐摩耗性・耐久性

耐摩耗性も実際に負荷を掛けてテストしたわけではないので明確な答えではありませんが
丸々太ったシーバスの引きにも十分耐えられる基本性能は持っていて不安に感じるようなことは一切ありません。
つかってみて丈夫そうな感じが使ってみてひしひしと感じます。
PEラインとしては太いほうなのかもしれませんが、この摩耗性で飛距離も十分ならばいうことなしです。
耐久性ついてはもう少し使ってみてから判断したいと思います。
しかし自分は現在、シーバスのメインラインは春のマイクロベイト以外はしばらくスピニングは4本撚りにしていたので、もうこれを知ったからには戻れません。
キャリアハイ6を使い続けることにします!!
巻き数170m

この微妙な数字ですが、このわずかなラインの長さは、ノットを何度も組み換えるごとに徐々にラインが短くなってきてしまい買い替えるタイミングを遅らせてくれます。
200mでは長すぎるし、3000番クラスなど150mくらいまでしか巻けないリールもあある中で、
よくこの長さを思いついたなと感じるくらいアングラーにとってはこのうえない配慮だと思います。
注意点

ひとつだけ注意点があります。
自分はショアキャスティングのときもシーバスのときもフィンガープロテクターを使うのがあまり好きではないので使うことは稀なんですけど
これ8本PEに慣れている人だと、太くて横擦れに強いキャリアハイ6は人差し指が切れそうになることがあるので気をつけたほうがよさそうです。
価格
撚りの本数が、ちょうど間だからかどうなのか、価格帯もほぼ中間といった感じです。
けっこう高価なPEラインと比べるととても入手しやすい価格帯になっています。
キャリアハイ6とベイトリールの相性

今回購入したのはスピニングリールでの使用を考えてのことでありましたから、僕の場合、ベイトリールでこれを使うことはないです。
それはベイトリールに求める釣りはビッグベイトを用いたシーバスゲームであり、水深は障害物の少ないほぼトップ~サブサーフェスです。根擦れによる摩擦よりも、大型ルアーを複数回キャストによる高切れ予防に効果のある直線強度の十分ある8本撚りがベストだと考えているからです。
ですから、逆に言うとバス釣りやロックフィッシュなど、倒木が入り組んだ水中やウィードの中を通してくるとか、根の粗い岩礁帯の中からターゲットを引きずり出すとかの釣りのときに飛距離との両立を図るという意味でベイトリールに用いるのであればマッチするともいえると思います。!
キャリアハイ6インプレ総評

今回キャリアハイ6を使ってみてもっとも大きく感じたのは「なんでもっと早く使わなかったのだろう」という思いでした。
飛距離もさることながら自分のようにメインフィールドが岸にゴロタが多くて魚が掛かってからファイト中に、岩に擦れてラインブレイクして何度痛い目にあったことか(ま~どんなPEでも強く擦れれば破断するのですが…)、ずっと4本撚りを使っていた僕には考えてみれば願ったり叶ったりのPEだったわけです。
自分ような場合や、ロックフィッシュ、バス釣りなどにもおすすめできます!
気になっているひとは、ぜひ一度試しに使ってみてください。そのクオリティに驚かされるはずです。
サンライン ソルティメイト キャリアハイ6
ラインナップはシーバス~ショアジギングまで使える0.8号~1号、1.2号、1.5号、1.7号 2号とあります。
