バクリースピン6をインプレです。
プロアングラーの小沼さんの監修のもとシリコン製ルアーを多く輩出するマドネスから発売されているスピンテールジグの特徴と
その性能を活用できる使い方を交えながら実釣した感想をお届けします。
バクリースピン6の特徴
マドネスジャパンが手がけるスピンテールジグ「バクリースピン6」は、非常にコンパクトで革新的な特徴を備えたルアーです。全長はわずか45mm、重さは6gという極小サイズで、コンパクトながらも高いアピール力を発揮します。
最大の特徴は、スピンテールジグの真髄ともいえるブレード部分にあります。このブレードには金属ではなく、柔らかいシリコン素材が採用されています。この柔軟性と軽さにより、着水直後からの巻き始めに優れた立ち上がりを実現し、アングラーの操作にスムーズに応えます。
さらに、シリコン製ブレードは金属と比べてフラッシング効果が弱まるという課題をマドネスはこれを銀粉カラーの塗装で見事に克服しました。微細な銀粉をまとったブレードは、キラキラと光を反射しながら回転し、視覚的なアピールを強化します。
特に、この「バクリースピン6」はマイクロベイトパターンに最適です。
ベイトフィッシュが小さい時期や、ターゲットフィッシュがエサのシルエットに敏感な状況でも、コンパクトなサイズと独自のアピール力で抜群の効果を発揮します。
シリコンブレードが生み出すナチュラルな動きと煌めきが、魚の捕食本能を刺激するルアーです。
カラー
カラーはベースカラーが11種類(うち8つが銀粉カラー)
さすがシーバスアングラーの小沼さん監修なのでシーバスが好みそうなレッドヘッド、チャート、レインボー(キャンディ)などが揃っています。
デイゲームには銀粉カラー、ほか3種類はクリアー系シリコン製ブレードでナイトゲーム用となっています。
ほかにも淡水魚のバス釣り用カラーも7種類新たに追加されています。
対象魚
小粒のベイトを好んで捕食しているアジやメバル、カマスやメッキといった魚はもちろん
シーバスやヒラメ、真鯛、ほかには淡水魚のトラウトやブラックバスも射程圏内です。大型の魚も食い渋っているようなハイプレッシャーな状況では小さいサイズのルアーならば口を使うこともあり、
それでいてブレードによるアピールもあり、非常にターゲットとして見据える魚種が幅広く使い勝手に優れていることがわかります。
バクリースピン6をインプレ
飛距離については使ってる人のタックルにもよると思うので感じ方は主観的になってしまいますが、僕の場合は9フィートのMLタイプのシーバスロッドでの感想で
シーバス狙いの使い方をお伝えします。
飛距離…
何度か投げた感覚では正直飛ばない・・・。
小粒ながら一応6gあるのでそんな全然飛ばないとかの感覚ではないですが、大型河川の河口や干潟などオープンウォーターの場所など、広く探る必要のある場所はちょっとキツい感じがします。
使うなら小場所
狙うなら流れ込みや、橋脚周りや堤防の岸壁などピンスポットのストラクチャーが適したポイントです。
大型河川で狙う場合の水門周辺や、支流と交わる箇所など何か変化のある要素が絡んだピンスポットのほうが合っています。
ラインは0.8号以下で
これを投げるならPEのラインは少なくともシーバスなら0.8号。それ以下のほうがいいでしょう。
PEラインがが太くなればそれだけリーダーも太くなるのでラインが先に水を切りやすく、軽いブレードのバクリースピンの立ち上がりの良さを生かせません。
はじめからメバルやカマスなどを狙うのであればおそらくPEも0.6や0.4とか使うと思うので問題ないと思います。
浮き上がり難くて◎
この手の小さいスピンテールジグは潮流の激しい箇所でリトリーブ速度が上手く噛み合っていないとすぐに水面を割って浮いてきてしまいますが、このバクリースピン6はとても浮き上がり難く水面直下のレンジキープがしやすいです。
なぜかはわかりませんがベリーの後方についてるフィンらしきものが作用しているのかもしれません。
沈めて使うのもありですが、フォールもゆっくりなので着水後にラインスラッグがではじめたら巻きはじめて水面直下を大群でキラキラさせながら泳いでいる5cm前後の小さいベイトを演出するのに効果が高いです!!
シリコンブレード
バクリースピンの最大の特徴である軽くてシリコンブレードのアピールは金属製ブレードと変わらずキラキラします☆彡
またこういったスピンテールジグはだいたい破損や劣化してくるのがブレードからなのですが、シリコン製の柔らかい素材のため錆びることもなく破損もし難いです。
交換は色剥げした時くらいなので持ちはいいと思います。
一応このシリコンブレードのスペアパーツも単体で販売されているので購入、交換が可能です。
フックチューン
出荷時点から一つの#12番のトレブルフックが装着されていますが、
ダブルフックやツインフックにフックチューンを施すことによって根掛かり防止しながらシャローやストラクチャーを攻めることも可能です。
マイクロベイトもシャローの岸際の敷石の点在している上に着いていることが多いので、この敷石に当てないとトレースができない小場所なのではこのセッティングは有用です。
バス釣りの時に水中にあるスタンプや倒木周りを探る際にも安心して奥へ投げ込めます。
小粒だけど定価は大粒w
素人アングラーの意見ですが…。これ小粒ですが値段はそれなりの大粒ルアーに匹敵します。
定価が1,430円とそこそこのミノー並みにします(苦笑)
まあ現代ほんとにルアー一個が高くなりましたから、驚くほどではないのですがなんせバクリースピンは・・・
下へつづく↓
売ってない…
何がどうしてか近所の町の釣り具店ではほぼ皆無。ネットで検索してもほとんど出てこないし
見つけてもべらぼうに値段が高くなっていてプレミア着いてて中々入手しにくい点が唯一の問題ですね。
定価もしくはそれより安い小売価格がついてるのを見つけたら迷わずまとめて購入がおすすめです。
バクリースピン6
スピンテールジグのバクリースピン6の特徴を改めてまとめます。
・小粒ながらブレードでアピール
・小場所でのストラクチャー撃ちに
・マイクロベイトパターンやタフコンに最適
このように意外とありそうで比較できる対象のルアーがない特徴を持っています。
使う前はほんと何故こんな小さいルアーが釣れるのか?内心疑心暗鬼になっていましたが使ってみてナットク!
マドネスというメーカーの名前を知らなくても知ってる人は多くいます。実際に使ったことがなくてもです。それだけ実績で証明されたルアーだからこそこれだけ世に知れ渡っているのでしょう。
僕のように大きなルアーにしか興味なかったものでも、春先~初夏の手前とかベイトのサイズが小さくてそこに居ると予想がつくのに食ってこないと感じるような状況を経験した方なら尚更一度使ってみてほしいです。