ソルトペンシル 110F-HDをインプレ!長く認められ続ける類まれな特異な性能と使い方

ソルトペンシル 110F-HDをインプレします。

現代では数多くあるシーバスのペンシルベイトの中でも異質の性能を持って長年愛され続けているルアーにはそれなりの
他には真似できない性能が隠されています。

その特異な性能とそれらを最大限生かした使い方をお伝えしていきます。

元祖爆釣ペンシル”TDペンシル”からの派生型

ソルトペンシル
基はというとバス釣り用のトップで使うフローティングペンシルとして生まれたのが”TDペンシル”のはじまりであり元祖

正面カップからエラへ抜けるダクト「ウォータースルーギル」を搭載した珍しいペンシルでした。

当初からさまさまなフィールドを経験したプロアングラーさん達に「これはエサだ!」と言われていたフレッシュウォーターの世界では言わずと知れた名作ルアーでした。

その名作ルアーをTDソルトペンシルとしてシーバスのルアーフィッシングに特化されたダイワのブランド「モアザンシリーズ」からソルト用を出したところソルトの世界でも

釣れることがわかり、使う場所やアクションの入れ方によっては青物の釣果実績も上がってきたため

ただカラーがソルト用のカラーだけに限定されてしまい

元祖TDペンシルは廃盤となってしまったために

昔あったバス釣り用などの魅力的なカラーラインナップはなくなってしまったことは少し残念。

以前あったレーザーインパクトとか最高にカッコイイカラーたっだのですが、ソルトでは使う人が少なくて不人気だったのでしょうね…。

ソルトペンシルが優秀なワケ

110F-HDのウォータースルーギル
ソルトペンシルが未だに釣れるルアーとして長く親しまれているのには

ほかのペンシルベイトにはない=ソルトペンシルだけの特有の機能から得られる特異の性能があるからです!!

その根幹となっているのが”エラの部分”、ウォータースルーギル構造です☆彡この機能によって得られる主な特筆すべき特性について挙げられるのが下記の3つです。

 

水掴みの良さ

通常のルアーでは水流を掴む部分が限られていますが、ウォータースルーギル構造では過剰な水圧を逃がしながらも効果的に水を掴むことが可能です。そのため、波の影響が大きい場面でも安定した動きを保つことができ、特にさざ波が立つ環境での操作性が向上します。

 

短い移動距離でのアクションが可能

この構造によりルアーは小さな動きでもしっかりと水を掴み、反応します。ストップアンドゴーや足元付近でのトゥイッチなど繊細な誘いが容易になり、トレースコースの狭い小場所でのアピール力も維持できます。

 

アクションでも安定性

ダイペンなどカップのついた一般的なペンシルでは力の入れ具合とそのときの水流などでカップが水を受け止められずアクションが破綻してしまうこともありますが、

ソルトペンシルの場合この構造によって受けきれない水流を後ろへ流すのでアクションが安定します。

ソルトペンシル 110F-HDのスペック

ソルトペンシルの使い方
そんなエサとまで称される釣れるソルトペンシルは、さらに大型のランカーシーバスや青物の強烈なファイトに対応させるべくヘビーデューティー設計されたのがこの110F-HDです。

バス釣り用のTDペンシルの頃から110mmサイズはありましたが、このような強靭なモデルではありませんでした。

中でもこのHD(Heavy Duty)溶接貫通ワイヤーと肉厚の強化リブボディを採用したことにより、磯などのシーバスシーンでの不意の青物や最初から青物狙いのショアキャスティングにも有効になり(以前から使う人もいましたがさらに)

110F-HDには#3という大きなフックも取り付けられたまさにストロング仕様となっています。

ソルトペンシルの使い方

ソルトペンシルは、超シャローエリアやオープンウォーターなどさまざまな環境で活用できるルアーで、シンプルながら幅広い操作性も兼ね備えています。

その使い方について主に…

ただ巻き
ロッドアクション

まず、基本的な使い方はただ巻き(リトリーブ)です。一定のスピードで巻くだけで、ルアーの設計により自然な泳ぎを再現し、ベイトフィッシュを演出できます。このシンプルな操作方法は初心者でも扱いやすく、狙ったポイントでしっかりアピールできます。

次に、トゥイッチやジャークといったアクションを組み合わせることで、より多彩な動きを表現することが可能です。例えば、竿先を軽く動かしながらリトリーブすることで、不規則な動きを生み出し、捕食者の本能を刺激します。特にシャローエリアでは、小魚が逃げる様子を模倣するような動きが効果的です。

また、このルアーは飛距離が出やすい設計となっており、広範囲を効率よく探れる点も魅力です。強風時や広いエリアを攻めたい場面でも活躍します。さらに、シャローエリアではボトムに引っかかりにくいという特性があり、ストレスなく操作可能です​。

このような柔軟な使い方が可能なモアザンソルトペンシルは、初心者から上級者まで楽しめる万能ルアーといえるでしょう。

 

いつものシーバスロッドで使える

適したロッドは通常シーバスで使っているシーバスロッドでなんの問題もありません。

110F-HDのサイズであっても重さは17.3gほどしかないので通常のシーバスロッドのMLやMクラスであればほぼほぼ使えます。

メーカーによってタイプが同じでも扱えるルアーの重さが異なります。ロッドの破損にも繋がりますのでルアーのキャスト許容重量を確認してから使いましょう

まとめ

僕の釣り歴を振り返ってみてもここまで10年来ソルトで使い続けられているこのクラスのペンシルベイトってソルトペンシル以外では思いつきません。
※(ビッグベイト系のトップペンシルやミノーでは思い当たるものもあります。)

冒頭でもお伝えしましたが、このように単にシーバスの魚種とペンシルベイトのカテゴリの限られた括りの中でも異彩を放っている存在なのです。

シーバスのルアーの定番ミノーやシンペン、バイブレーションなどと比べるとトップウォーターゲーム特有の釣れない…扱い難いとかいうイメージが強くありますが

それは決してシーバスやこのソルトペンシルに限ったことではなく、ペンシルベイトを用いてトップゲームで釣っている人も多っくいることも事実です。

トップゲームにはほかのルアーにはない楽しさがあるので、他の釣り方をやってみたいと思われた方はぜひソルトペンシルを試してみてください。

タイトルとURLをコピーしました