シャルダスの20と14のインプレをします。
特徴的な性能の解説と、そのほかのラインナップの紹介からシャルダス20と14の実釣インプレッションを通して、
僕自身の考える使い方と釣れるコツを詳しくお伝えします。
ブルーブルーのシャルダスの特徴

シャルダスはどんなルアーなのか?という疑問を持ってる方に特徴をサクっと解き明かします!
出たのはいつだったろう?結構前村岡さんがブルーブルーを立ち上げてブルーウィンやスネコンなど人気ルアーを輩出していった頃に出てきた「表層をスローに巻けるスピンテール!?」として出てきて当初めっちゃ画期的だったのを覚えています。
元来スピンテールジグと呼ばれるカテゴリのルアーはシンキングで速巻きが基本だったのに対して
シャルダスは水深のない”シャローでも使える”、
しかも”スローでゆっくりと引いてこれる”,
コンパクトなボディながらもブレードによる
“ブレード波動で強アピール”で、
スローリトリーブ対応
ブレード波動
と、これまでにない性能を有しスピンテールジグの常識を塗り替えた革新的なルアーで、
デビューしてから何年も経った未だにシャルダスに似たルアーは存在していません。唯一無二なのです!
ラインナップと使い分け
今回シャルダスのインプレをしているのは20を主に14ですが、このほかにもシャルダス兄弟に多くのラインナップがあります。
シーバスゲームに特化したシャルダス20、チヌなどライトゲームでやや速巻きにも対応できるシャルダス14、ショアキャスティングなど磯からのヒラスズキなどに用いるシャルダス35、ヒラスズキや青物まで射程に入れたメタルシャルダスのほか、
限定販売された浮力が高く、もっともスローに引け引き波を立てながら表層を引ける「引き波シャルダス」などがあります。
シャルダス14

シャルダス20

メタルシャルダス
シャルダス 人気カラー
カラーラインナップはなんとシャルダス20だけで括っても25種類もあります。ほか公式サイトでのweb限定カラーもりそれらを加えると31種類も!
選べるルアーカラーとしてはかなり多いです。これもアングラーの心を鷲掴みにする人気の秘訣かもしれません。どれかひとつに絞ることなくいろいろ欲しくなること請け合い!!
人気カラーははやりシーバス系なのでピンクチャートクリアやチャートバックパールではないでしょうか。
ちなみに自分は房州アジチャートヘッドとSGOなどナチュラル系が好きでしたが今はフラッシュカーズを追加しようか悩み中w
以前に見た動画では村岡さんはブルーブルーのほかにパープルウィニーも好きって言ってました。
シャルダス20,14の違い
もっともシャルダスの中で汎用性が高く人気が高い20と14です。単にサイズの違いだけでなく、ほんの少し異なる性能と、使い方に違いがあります。
全長 | 自重 | フック |
---|---|---|
60mm | 14g | #8×2 |
全長 | 自重 | フック |
---|---|---|
75mm | 18g | #6×2 |
20は自重は14より若干重いですがファットなボディで浮力があるため浮き上がりやすく、ゆっくりと表層を引いてくるのに適した表層スロー型。14のほうが重さは軽いですが少し20よりもレンジが入り、リトリーブ速度もやや速巻きでも水面を割らずに水面直下をトレースできます。
フックサイズも14のほうが一段小さくなっていますが、14でも十分シーバスに対応できます。
20は表層をスローに攻められる
14はやや一段レンジを入れて水面直下をやや速巻きで攻められる
シャルダスの使い方

ここからは基本となるシャルダス20の使い方について解説します。
シャルダスには先程お伝えしたようにサイズなどの違いでラインナップがたくさんあってそれぞれに若干特徴が異なり使い方も異なります。ここではシャルダス20の使い方です。
基本は投げて表層を巻くだけ
基本的には投げて巻くだけです!
キャストして着水したらすぐにベールを戻して巻いてくるだけ!
けっこう沈みのが早いですがその他のルアーと同じくらい潜っていてもシャルダスは巻き始めると浮いてきます。
スロー~ミディアムリトリーブでただ巻きがグッドです
流れを輪切りにすると使いやすい
流れに乗せて引いてくる使い方だと浮き過ぎたり、沈みこんだりするので
流れに対して直角にあるポイントから引いてカレントを輪切りに切っていく感じで使うとただ巻きでレンジキープしながら一定の速度で引いてこれます。
このとき流れに対してアップでもダウンでも、もしくは少し斜めにクロスでも構いません。流れに平行するのではなく横切るイメージです。
食わせ技でヒット率UP
近くに居ればモワッンと下からシーバスが浮きがってきたり、めっちゃチヌも寄ってきますがけっこう食わせられないときも多いです。
そこで有効な使い方がただ巻きの途中で時々止めて一瞬だけテンションを抜いてやるとフォールするので、
少し沈んだあと即座に巻きはじめると浮力のあるシャルダス20は浮いてきます。
このときの急浮上でバイトしてきます。
一言でいうと短めのリフフォやストップ&ゴーといった感じです。
他のルアーでもそうなんですが、僕の場合シーバスはリフフォでもフォールで食ってくるよりもこの浮上でリアクションバイトが拾えたことのほうが多いですね。
シャルダス20をインプレ

けっこう飛ばせる
表層を引いてこれる浮力を持たせるためのファットボディとブレードが付いているため一見飛距離とは無縁のようにも見えますが、重さが18gもありけっこうシーバスのミノーなどと同じくらいの重さもあって飛びます。
重さがあるのでロッドに乗せやすくて飛ばしやすいです。
水面直下のレンジキープ力
こんなに重たさがあるのにリトリーブをはじめたら表層まで浮いて来てしっかり水面直下をレンジキープしてくれます。
20の場合はスローが基本です。20の方がファットボディで浮力があるため、表層スレスレで使いやすいですが、リトリーブ速度が速いと水面を割ってしまいます。14は20と比べるとややレンジが入ります。
夜でも日中でも効果を発揮
デイゲームでもナイトゲームでも使えます。スピンテールジグのイメージからするとデイのイメージが強いですがそんあことないです、
シャルダスはスローに巻いてゆっくり引いてこれるので夜にも有効です。
どちらかというとシャルダス20は夜の方が釣れる気がします。
キャスト時にラインコントロール
エビになりやすい…
これはどのスピンテールジグでもほぼほぼいえることなんですけどキャストが上手くないとブレードにリアのフックが絡まってエビになってしまったり、フォール中にラインを拾ってしまったりなりやすいです。
これを防ぐにはキャスト後にサミングしてラインの放出速度を減速するほかに、
あるブルーブルーのテスターさんは着水直前にベールを返しラインにテンションを掛けた状態でルアーの姿勢を真っすぐにして着水させることで防げるとおっしゃっていました。
どちらもある程度の練習と慣れが必要です。が…そもそもキャストが上手ならならない気もしますけど(汗)
フローティングだが沈みやすい
ここまでの感想のいいことの対局にあるのがこれ巻き始めると浮くきますが重さがあるためリトリーブ速度を緩めたりすると沈みレンジが変わってしまいます。
一定のスピードで巻いてくる!これキモです。
他の飛距離やそれでもシャローで使える性能を考えればたいしてデメリットでもないですがそこは注意してください。
理解した上で性能を引き出す使い方に頭ひねって使うだけの価値があります。
シャルダスのブレード&フック交換
シャルダス20にはフックサイズが#6のトレブルフック2本装備されており、
またブレードはウィローリーフ型のNo.3になっています。
シャルダスはブレードとリアフックが別々にテールのアイに接続されているため、このサイズさえ分かればブレードのみや、フックのみの交換も容易です。
フックだけでなく使っているとブレードが先にサビて光沢がなくなってくることが多いですが、これは非常にありがたいですよね!

シャルダスが有効になるタイミング
じゃぁこのシャルダス20どういうタイミングで使うといいのか?という話ですが
僕はプロではないので個人的な意見に過ぎないことを念頭に・・・
河川の河口付近や干潟のド干潮から、上げ潮のタイミングで潮の流れとともにイナッコなどベイトが入って来るとき、ベイトが上ずっていてそれを食うために追うであろうタイミングがベストだと思っています。
また時期はマイクロベイトが終わって梅雨の開け始め~夏の間、トップウォーターでは反応がない場合でも一枚レンジを落としてシャルダスを投入する。などに有効です。
シャルダスまとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます!唯一無二の性能を持つシャルダスはその特徴的な性能で状況に合わせて他とのルアーとローテーションすることによって組み合わせは自由自在。
他に類を見ない特徴といってもある部分だけ突出した尖った個性派というわけではないので、通常のシーバスゲームのルアーローテに組み込めので、単純に釣り方の幅が広がります。
もう発売開始されから何年か経ちますが、まだ使ったことのない方はぜひ試してみてください!
あ、ちなみに僕の地元はシーズンになるとチヌもめっちゃ多くシャルダスはチニングでも有効です。