オシア8のインプレ!海外ビッグフィッシュハンターも絶賛の最強PEの性能を実釣体験

オシア8のインプレです。シマノが販売する8本撚りPEラインの中で最高峰であることは間違いなく多くの海外のオフショアのアングラーもこぞって使っていることを聞いて、

ずっと気になっていたので、その性能はいかほどか実際に購入して体験しました。

特徴やラインナップはもちろんご紹介し、オシア8の実釣インプレをお伝えします。

オシア8とオシアEX8の違い

オシアEX8との違い|オシア8,インプレ,PE

写真の右がオシアEX8、左がオシア8です。

先に種証しますと、これはオシアEX8よりもオシア8のほうが後発品。すなわち新しい商品です☆彡

直線強度がパワーアップしてます。

ネット上でオシア8のことで”オシア8とオシアEX8の違い”がよく散見されます。

片方にはEXともついていますし、最強のPEとして知られるオシア8ですからどちらが本当に強いのかという意味で気にされていると思います。

実際に自分もそうでした。

ですが普通にオシア8を選べば問題ないです。

オシア8の特徴

オシア8とは

圧倒的なパワーと信頼性
オシア8はオフショアの青物ゲームを念頭に置いた、ヒラマサ、GT、マグロなど対大型青物ターゲットにも屈しない強度が施されたPEラインです。

シマノ独自の編み込み工程と熱伝導率が低い特殊樹脂コーティングにより表面の平滑性、直線性が向上しており、
※(ヒートシンクコーティングは4号~12号)

同時に低伸度と、根ズレなどの耐摩擦性を向上させることに成功しているとシマノからは発表されています。

このあたりの信頼度はのちほどインプレでお話ししますが、何はともあれ最強のPEと言われるに等しいスペックを持っていることは間違いなく

その公表されている強度は他の追従を許さず、あるYoutuberの行ったPEラインの強度実験においても平均強度と最高強度両面で1位に輝いています。

オシア8のラインアップ

オシア8はラインナップが複雑で号数以外に、巻き長と選べるカラーが異なっており少々わりにくいです。

僕自身も選ぶのにすごく迷ってしまったので、わかりやすいようにかみ砕いてザっとラインナップをお伝えします。

号数

号数は1.5号から12号まで幅広く取り揃えられています。

聞いて頂いてわかるように、1.5号からだということはそもそもライトゲームは頭になく、ソルトのビッグフィッシュを念頭にしていることがわかる太さが用意されています。 

巻き長

巻き長は

200mは8号のみ
300mは1.5号から8号まで
400mは2号から12号まで
500mは、2,3,5,6,10号のみ

と、なっています。

カラー

カラーは10メートルごとに5つのカラーが施されている
マルチ(10m x 5カラー)がメインです。

SWネイビーのカラーは5号,6号,8号のそれぞれ300巻きのみに設定されています。

オシア8はこんな釣りに向いてる

シマノ製品でいうと、同じ青物でもショア向け製品はコルトスナイパーの名前が冠され、

オフショアの場合にオシアと名打たれます。このことを考慮すると”オシア8”がオフショア向けに開発されたことも容易に理解できます。

が、しかーしオシア8はPE1.5号以上を使うライトショアジギングから、春先のロックショアからのヒラマサゲームなど、

ショア青物やヒラスズキ、PEの強い直線強度が欲しい近年流行のシーバスビッグベイトゲームにも使え、

その強度の高さは、ラインナップにある1.5号以上のPEを必要とするオフショア以外の釣りにでも使わないと勿体ないです。

動画でご覧になられたい方はこちら↓

シマノ オシア8|Shimano Australia YouTube

ソルト以外でももちろんOK!

ソルト以外でも自分の予想では秦拓馬さんが優勝した2023年グレートアマゾンフィッシングラリーで

ピラニアを餌にピライーバを釣った時にタリカに巻いていたラインはおそらくオシア8だと思います。(あくまで見た感じ…)秦さんもシマノのインストラクターですから。

ですからこの強度を持っていればソルトに限らずフレッシュウォーターのビッグゲームにも応用できるということです。

●オフショアキャスティング
●ショアキャスティング
●シーバスビッグベイトゲーム
●淡水モンスターフィッシュ

ライバル視されるSMPとの比較も

ライバルとの比較|オシア8,インプレ,PE

実のところ、僕はこの手の強度を重視するラインの場合はずっとバリバスのキャスティングPE SMPを好んで使っていました。

そちらもオフショアのキャスティングゲーム界でほかを圧倒する人気と信頼を誇り、素晴しいPEラインです。

周りも、これまでずっとオフショアのヒラマサやGTなどをやってきた上手い人たちに限ってSMPを使っている人が圧倒的に多いです。

なのですが同じくらいの値段だし(実際はオシア8のほうが若干安い)、買い替えのタイミングで一度使ってみることにしたのが今回になります。

ですから比較も含めてインプレしたいと思います。

オシア8実釣インプレ

今回のインプレはシーバスのビッグベイトで使用した感想です。4号をベイトタックルで使いました。

太いと言われているけど…

太さ|オシア8,インプレ,PE

これSNSやショップレビューでも「太い」言われていますね。よく見かけます。

線形を調べたところ、どこにも記載がなくわからなかったのですが、先ほど話題にした宿敵ライバルSMPと同じ号数同士を比べてもみても、それほど太いとは感じません。

何と比べて太いといっているのかはわかりませんが、高強度で細いPEでパッと思いつくXブレイドよりは、さらに強度を保てるようにつくられたPEなのですから、その強度を追い求める分太くなっているとも思いますし、

なんせ自分はまったく太いとは感じていません。

というか、このあとお伝えすることが太さを太く感じなくさせているようにすら思います。

とにかく滑らか

しなやかと言いますか、とにかく指で触った第一印象も「滑らか」でした。

SMPはいかにも強いラインなんだろうなという、悪い言い方をすればちょっとゴワつく感じですがオシア8はほんとにしなやかです!

リールからラインが出ていくときの放出もめちゃくちゃスムーズ。なめらかに出ていきます。

特殊コーティングのおかげかどうかはわかりませんが、非常に表面がツルツルと平滑であることは間違いないです。

飛距離が稼げる

飛距離|オシア8,インプレ,PE

実際に目視ですが飛距離を確認してみたところでいっても、おそらくSMPと比べて(同じ号数)でも

飛距離が伸びた印象があります。

上で述べた滑らかさのおかげで放出がスムーズで飛距離に影響していると思われます。

その分ちょっと風に流されやすいかなと感じる場面もありましたが、それでもこの強度でこの滑らかさはかなりの出来だと思います。

ハリもある

滑らかなんですけどハリもあります。適度なハリがあり決してしなやかだったり滑らかなだけではないので、風に飛ばされても、

ガイドに絡まるようなことはなく、スルッと抜けます。

またベイトリールに巻いて使用しましたが、バックラッシュもこの適度なハリと滑らかさで幾分すぐに直せます。

色落ち

色落ち・耐久性|オシア8,インプレ,PE

頻繁にSNS等で言われている色落ち性能については…写真のとおり・・・ww

僕は使用後も一旦ラインスプールに戻して、ヨレを直すんですけどその時このありさま…。釣行中にもバックラ治すときに指についていて気になってはいました。

ちょっと色落ちが激しいですよね…(汗)

ですが、これによってコーティングが剥がれているとか滑りが悪くなったとかは感じません。単に”色が剥がれた”ということだけだと思います。

強度・耐久性

強度|オシア8,インプレ,PE

使っていくうちに少しずつ撚っている8本の束ねられた原糸がほぐれてくるのは当然起こりうることで、長く使えば劣化していくのでしょうが。

ワンシーズン使ってみて、今のところ、強度についての不安感はまったく感じてないです。

今後使い続けていけば当然劣化もしますし、それに伴い強度も落ちていくことでしょうけど、そうなったら新しいものに巻き替えるだけです。

使い続ける中でたぶん強度に対して懐疑的になることはないと思ってます。安心感があります。

細いリーダーとの相性

細いリーダーとの相性|オシア8,インプレ,PE

オシア8の持つ滑らかさのアドバンテージはかなり大きくはありますが、一方で唯一僕が、「ん?」と思ったことが組むリーダーのノットです。

FGノットのように編み込む組み方であれば問題ないのですが、太いラインと細いラインの結び方として相性の良いミッドノットや、オルブライトノット改、SCノットのように巻きつけるタイプの組み方ではPEが滑ってしまい3回に1回くらい上手く組めないことがあります(´;ω;`)ウッ…

それだけ表面が滑らかということになるのでしょうが、まだコーティングが十分ある最初のうちは、このことを気をつけながらノットを組んだほうがよさそうです。

価格が高いのは性能が良いから!

価格が高いのは性能が良いから|オシア8,インプレ,PE
デプスチェッカーなどで測って巻けば何度かに分けて使うことも出来て、経済的

値段は決して安いとはいえませんが、この性能を持ってすれば高いとも思いません。

今回僕の場合、300m巻きのオシア8を購入しベイトリールに100m巻きました。

オフショアの場合の大型スピニングとかだと300m一気に巻いてしまわなければ足らないけど、シーバスのビッグベイトゲームなどベイトリールに2号以上巻く場合は出来るだけ長い巻き長のものを購入して、何回かに分けて交換しながら使えば、むしろコスパのほうが良くなり価格を上回ります!

一時的に出費がかさみ値段が高いと感じたとしても、この類まれな性能を体感すれば納得がいくはずです。

強度の高さは海外からも大絶賛

その強度の高さについては海外のオフショアのビッグフィッシュハンター達からも絶賛の声が相次いでいます。

I chose this PE 8 for my 20k Shimano Stella SW because the force of PE 8 is the only one on the market to support 151lb (68,5 kg). At the others brand you have to buy at least PE 10 to reach that power.出典:オシア8|Amazon

訳すと…、

「ステラSWにオシア8の8号を巻いている意味は、8号で151ポンド=68.5kgを確保しているから。他のブランドでは同じ強度を持とうと思うと10号にしなければいけない。」と言っていて、

国内だけでなく日本以上にソルトのビッグゲームが盛んに行われている海外でも信頼度が高いことがわかります。

まとめ

このインプレ記事の中では一度も触れていませんが、このオシア8は海外のビッグフィッシュハンターからも愛されているほかに、僕がこれいい!となった決定的な理由が実はほかにもありました。

タックル解説などを行っているユーチューバーの人がこの手の対モンスターの強いPEを何種類も集めて直線強度比較を行った際に、なんと一番直線強度が高くて優勝したのが何を隠そうこのオシア8だったのです!!

オシアシリーズですからオフショアの釣りに特化されていると思いますから、キャスティングでのヒラマサやツナ、GTにはもちろんのこと、高切れを防ぐためのより直線強度が求められるシーバスのビッグベイトゲームにもこれ以上ないって僕は思うくらいうってつけです。

気になった方はぜひ試してみてください!本当に強いおすすめPEです!

シマノ オシア8 PE