ダウズスイマー180インプレです。
先にあった220SFの弟分として180SFは単にダウンサイジングモデルではありません。
新たに加わったソルトカラーも含めシーバスゲームでも使えることを実釣にてインプレするほか人気カラーやフックサイズやチューニングの方法や解説していきます。
ダウズスイマー180の特徴
ダウズスイマー180はジャッカルから販売されているジョイントベイトです。兄貴分に220mmサイズの220SFがあり、それの1800mmになったダウンサイズ版がダウズスイマー180です。
220SFは秦拓馬さんが東京湾ボートシーバスでバコバコ釣っている動画で「ダウスイは飲みものです!」との触れ込みで広まりました。
そこからさらにタックルを選ばずに扱いやすくし、シーバスシーンで多用されるSWカラーが追加されたのが2022年モデルのダウズスイマー180SWカラーです。
180が加わって、スローにアピールすることのできる220SFと、単なるダウンサイズではなくロッドワークやリーリングにクイックに反応するモデルになったのが180の特徴です。
180が出たことで多くの人に扱いやすくなったのはもちろんですが、要するに単に大きさが違うだけでなくタイプが違うので、決して180だけがシーバス向きなのではなく使い分けが出来るということになります。
定価
価格はソルトカラーも同じ
ダウズスイマーの定価は4950円です。
180が発売された当初のフレッシュウォーター用のラインナップと2022年の10月に加わったソルトカラーも同じ定価で提供されています。
あくまで定価なので、販売価格はおおよそ「4455円」ほどになっています。これくらいが売価の適正かなと思います。
ジャッカル ダウズスイマー 180SF SWカラー
人気カラー

ダウズスイマー180の人気カラーはいくつかありますが、よく見かけるバスフィッシングは一旦置いておいて、シーバスゲームを主体とするソルトウォーターの人気カラーをショップの売れすじから見てみると…
①コノシロスーパーチャート
②チャートバックパールコノシロ
③レッドヘッドコノシロ
④マルハタコノシロ
この順番で売れている様子(1位~3位は微妙な差な気もします)。
現時点で人気ショップではどこも完売。残っているカラーがあっても「マルハタコノシロ」のみのショップが多い印象です。
しかし以前からフレッシュウォーター用の中でも、実際にはシーバスなどソルトウォーターで人気のカラーがありました。
それが写真右下のマルハタゴーストチャートと、右上のテーブルロックファイヤーでしょう。
シーバスは…シーバスアングラーは派手なカラーが好みなんでしょうねw

左の6つがSWカラー。右の2つは以前から人気のあったカラーです。
重さ

ダウズスイマー180の重さはメーカーの公表値で2オンス(oz)と発表されており、
ということはグラムに換算すると、約56g~57gです。
そこまで硬めのH以上のロッドじゃなくても、MHクラスのロッドであれば何とかキャストが可能な重さで扱いやすいです。
売ってない!?

「ダウズスイマー 180」と検索すると”売ってない”と出てきます。最初に見た時これには自分も納得せざる得ない理由があると思いました。
当初220SFのみだったサイズに180が加わったのが2021年のはじめだったかと思いますが、それからしばらくして、ソルトカラーが出る前から、180って近所の釣り具屋にない!
ネット上で通販で探せばいくつかは見つかるんですが、釣り具屋に並んでいないんです。
人気過ぎてるのか、単に出荷数が少ないためなのか、何故かはよくわかりませんが「売ってない」と言われるのにも納得がいくわけです。
ダウスイと同じくして人気のビッグベイト系ルアーであるジョイクロやアマペン、メガドッグなども同じです。
ダウズスイマー 180はビッグベイト初心者向き

その後に出てきた180サイズ。最初はシーバスでも220SFでした。
けど、220の場合重さが102グラムもありタックルまでも考えないと、扱うことができなかたっために躊躇していた人も多くいたようです。それを解決するためと異なる使い方ができるのが180になります。
ただし、コノシロなどの大型ベイトがメインになる時期は、ルアーの大きさが「大きければ大きいほど良い」と言われているのも事実です。
タックルまでしっかり揃えることが出来る人には、前者。ビッグベイトゲーム初心者などには180SFからはじめるのがおすすめです。
ダウズスイマー180インプレ
はい!お待たせしました!開封してから実釣開始直後の感想をお伝えします。
ここからは僕が実際に購入して開封したところからのファーストインプレッションをお伝えします。
丁寧な箱詰めに驚き!
予備テールが標準で付属してます。
柔らかくて変形しやすく、千切れやすいテールは最初から予備まで着いているのは、めちゃありがたい


セットしてあるテールにもカバーリングされていて、ここにまでの気の配り具合に驚いていると、さらに…

こちら↓見てください
ボディに傷が付かないようにボディ側のフック1本にシリコンチューブが着けられています!
ルアーは梱包されるときフックの一部がボディの上に乗っかる形で箱詰めされてるのが一般的ですが、ここまで気配りが行き届いているルアーは他に見たことがありません。
めちゃくちゃ好感度アップ
(* ॑꒳ ॑*\ )アゲ↑アゲ↑
ジャッカルさんて、やっぱこういう細かなところまで気がついているからこそのヒットメーカーなのでしょうね。
フックサイズと交換の賛否

ダウズスイマー180のフックサイズは、
フロントが#1
リアが#2
どちらもスイベルアイ
になっています。
リアのフックを大きくしてバランスをとり姿勢が保たれているので交換時には注意してサイズを選びましょう。
フック交換についてですが、ダウズスイマーはフックアイが魚の動きに反応するスイベルアイを搭載しているので、あまりバラシの心配はないと思うので交換は必要ないと思っています。
一点、ソルトカラーもフレッシュウォーター用と同じフックサイズST36BCとうことでシーバスには少し細軸寄りの中軸です。一つ上のST46(太軸)にするひともいます。心配な方は参考までに。
ただフックの軸を太くすると伸ばされ難くはなりますが、刺さりやすさは細い方がよくなります。その辺のバランスも考えてご自分で決めてください。
スナップ使う人はリングを外して

元がフロロやナイロンライン直結で結ぶことの多いバス釣り用のルアーでだからでしょう、デフォルトでリングが取り付けられています。
シーバスなどソルトウォーターでスナップを多用する人は、
リングが付いたままここにスナップまで繋いでしまうと本来の動きが損なわれてしまうので、このリングは外しておきましょう。
顎下のアイの使い方

ヘッド部分の顎下についている小さなアイはシンカーを装着できるようになっています。
この手のリップレスのジョイント系ルアーを底までスル~ッと沈めて一気に飛び上がらせる釣り方があります。
それを繰り返す通称「バビューン」という釣りか方をするとき、昔はフロントアイのラインと同じ場所にシンカーぶら下げていたわけですけど、
ダウズスイマーには追加シンカー専用のアイがボディ下部にあるので、フォールするときに前のめり過ぎず、緩やかな水平姿勢に近い形でボトムタッチが可能です。
ダウズスイマー180実釣インプレ
実際に何度か釣りをしたあとでのインプレです。
飛距離

ダウスイはこのあたりのジョイント系ルアー(重さも同じとして)の中では、飛距離はおそらく断トツではないでしょうか。
正直ジョイクロはあんまり飛ばないし、ダヴィンチもあの扁平なボディが空気抵抗を受けてそう飛びません。
ビッグベイトゲームはあまり飛距離うんぬんをいう釣りではないので、そんなに飛ばなくても支障はありません。
スイムアクション
スローからファストまで広いリトリーブに対応

釣っているアングラーから見ても惚れ惚れするS字スラロームアクションは健在。
しかもスローリトリーブ~ファストリトリーブでもレンジをキープしたままかなりキレイなS字アクションで引いてこれます。
水面直下でクイックターン

重さも兄貴分の220よりも半分近くになり180のサイズになったことも起因してアングラーのロッドやリール操作に素早く反応し、緩急がつけやすいことに定評のあるダウスイです。
激しくロッドを煽るまでしなくても、ジャーク後先端からまるでドリルで掘るようにロールしながら左右に首を振りクイックターンができます。
ちょうど水面直下でドッグウォークしている感じを再現できます。
デジ巻き(リーリングジャーク)だけで反応するように開発されているようで、カクッカクッと巻くと確かに左右にダートします!
注意点
ダウンで引く場合や流れの速い場所でダートさせるために強く煽ろうとすると、ロッドを下に向けてジャークしないと水面を飛び出して浮いてきてしまう場合があります。
リールの最大巻取り長(HGとかXG)にもよるのかもしれませんし、塩分濃度の濃い海水域だからかもしれませんが(ウエイトシール貼ってチューンしていても浮いてきます)
おかっぱりでも、足場が低い場所はかなりやりづらいです。ウエーディングスタイルだとラインを全部水につけて、ほぼ真横にロッドを寝かせてやらないといけないのでキツいです。
誰でも簡単にキレイなS字
同じS字系のジョイントルアーの代表格のジョイクロなどは、リトリーブ速度と潮流を考えてないと使う人によってアクションが変わったり、流れの速いダウンだとスラロームしないこともあります。
それと比べると、扱いやすさはダウスイの方が上です。
単に何も考えずに巻いてくるだけでしっかりS字軌道を描きます。
3連ボディによる艶めかしさ

この艶めかしいゆらめきはやはりダウスイとしても、やっぱりもっとも特筆すべき点でしょう。
止めてポーズは得意ではなさそうですが、”巻いて揺らぐ”は見ていて気持ちいいです。
ダウズスイマー180とジョイクロの違い
僕はバス釣りの頃からジョイント系ビッグベイトにはジョイクロを使っていたこともあって、ダウズスイマーと、どうしても使いながら比べてしまいます。
そこで実釣で感じたふたつの名作ルアーの違いと使い分け方を書いておこうと思います。
ダウスイは釣れない!?
使い分けで引き出しが増やせます

釣れないと言ってる人もいます。それは使い方かなと思っています。
ダウズスイマー180とよく比べられるものの中に、ジョイクロシフト183は似ているかもしれませんが、サイズは無視して往年のアングラーが愛したジョイクロは止めて、ポーズをとったりゆっくりとスローに見せて誘い出すイメージです。
ジョイクロは流れに乗せてドリフトなど漂わせるポーズが得意。
一方ダウズスイマーは巻いて巻いて、寄せてきて食わす攻撃型でデイゲームの印象が強いです。
もちろん止めてジョイント系独特の流れに乗ってゆるやかに動くS字アクションで誘うことも可能ですが、
先に解説したように、水面直下でドッグウォークのように左右にダートさせることもできますから、攻撃的に誘うために使うのが適しているように思います。
”似てる非なるもの”とはこのことでしょう。
どちらがいいとかいう事ではなく、使い分けすることで釣り方に幅が広がると思います。
ダウズスイマー180のウエイトチューン

フローティングタイプなので、ベリーに板おもり(ウエイトシール)を貼ってキープレンジを調整してやることが可能です。
一枚だけ貼る場合はここ※(写真参照)。ヘッド側下のフックアイの後方から最初のジョイント部分の間です。どこでもいいわけではなく、開発段階からボディ内部に配されたウエイトの位置と同じ個所に貼ることでアクションバランスを崩さすウエイトアップできます。
開発に携わった秦拓馬さんも動画の中で言ってましたから、貼る箇所は間違いないです。
バイオベックス ウェイトシール ミックスパック

シンカー取り付け

先にも解説したように、ダウズスイマーには顎下にシンカーをセットする専用のアイが付いています。
ここにナス型オモリや、バレットシンカーをリングで取り付けて、レンジを下げたり、鼻先からスルッと、素早くボトムにつかせ跳ね上げさせる釣り方”バビューン釣法”などに用いたりします。

またリングが無いとき、釣行時のそのときの状況判断でシンカーつけて潜らせたいと思った時には
手持ちのスナップでも取り付け可能です。
ダウズスイマー180はシーバスビッグベイトゲーム初心者にベスト
ダウズスイマー180についてインプレを通じて僕の思いをお伝えしました。実際いろんなビッグベイトを使って試してみてこのダウズスイマー180は非常に扱いやすくシーバスのビッグベイトゲームをこれからはじめる初心者におすすめします。
その理由は↓
タックルを選ばないサイズ感
巻いて釣れる!
水面直下ドッグウォークも簡単に出来る!
(釣り方の幅が広い)
これらを持ち合わせているのでビッグベイトゲーム初心者の方にはおすすめできるわけです。
他にも釣れるジョイントベイトはたくさんありますが、重たいルアーを背負えるロッドが必要だったり、流れに乗せてナチュラルにアクションさせないと釣れないなど、釣れるけど難しいものもあります。そんな中であまりタックルを選ぶ必要がなく、誰でも釣れるアクションが出来るのがダウズスイマー180です。
気になっていた方はぜひ、このページのインプレの使い方を参考に試しに使ってみてください。きっとこれまで見たことのなかったルアーの感触が得られるはずです。
ジャッカル ダウズスイマー 180SF SWカラー
SWカラーがおすすめですが、ほかにもバス用のカラーなら比較的入手しやすいです。違いはカラーのみで、フックとか中身は同じなので、なければそれでも全然OKです。