タイラバのリールとして名高いシマノのエンゲツ100PGのインプレしたいと思います。
これまではエンゲツのBBを使用していた自分があえて上位機種に手を出したのは意味があります。
タイラバ釣行時に周りに使っている人が増えて良さそうだということもありましたが何よりも人気でインプレしないことにはいかなかったので自分で購入し手に取ってみました。
試してみた!シマノのタイラバ用リールの上位機種「エンゲツ」
これまでエンゲツのBBしか使っていなかったのですが、あまりに人気があるようなので一度は体感しておかないと思い、試しに購入して使ってみたのでインプレします。
さすが上位機種!?BBとの違いは?

まずはじめに、違いを数値で見てもらいたい。
名称 | ギア比 | 最大ドラグ | 自重 | 最大巻上長 | ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
エンゲツ 100PG | 5.8 | 4.5 | 210 | 58 | 7/1 | 30,000 |
エンゲツ BB 100PG | 5.5 | 5.5 | 185 | 59 | 4/1 | 15,000 |

エンゲツPGのインプレ
見た目

見た目から選んでしまう僕は(汗)、タイラバ釣っている最中のテンションも上げてくれるルックスも大事!
とうことで、見た目なのだがこちらの上位のエンゲツよりもBBのメタリックな見た目のほうが自分は好き。あと本体のヘッドの形状も昔のメタニウムみたいに丸みを帯びているけど、BBはアルデバランやスティーレのように尖っていて自分としては好き
この辺りは好みによるところが大きいでしょう。
巻き心地

一番の違いを感じたのが、このどこまでも滑らかなリーリング性能でした。かなり心地いいです。エンゲツはマイクロモジュールとX-SHIP等が採用されているので、剛性感はかなり高いです。
若干重めの自重もこの確かな高剛性と相まって、スムーズなリーリングながら安定感のある印象。
BBよりもベアリングの数も多いからか、同じPG(ノーマルギア)でも巻き心地は段違い。シマノ特有のヌルヌルとした滑らかなリーリングはさすが上位機種(上にはもっとCTとかプレミアムもあるけど)だなぁと思いました。
自重とドラグ

なぜか同じ100番手でBBのほうが自重が軽く、ローギアでドラグ力が高く設定されていました。その分このエンゲツは若干ドラグは低く抑えられており、4.5kgとなっていますがタイラバでは必要十分。
自重のその差25gと、軽めのショアで使うメタルジグくらいの重さの違いがありますが、実際持ってみると滑らかな巻き心地のこともありこの自重の差はまったくと言っていいほど感じませんでした。
最大巻上長とハンドル

ハンドルは全長102mm(51mm)と長めの設定。ハンドルは長いほうが力が入れやすく、無駄に力を分散させないのでタイラバではミドルクラスのリールでも45cm超えるロングハンドルが◎!
最大巻上長こちらのモデルはPG(ノーマルギア)なので58cm。ハイギアでは78cmの設定になっています。
どちらが良いというのはなく、僕の場合はせっかちなので気づいたら高速巻きになっていたとかが頻繁にあるのでローギアにしています。
この辺はご自身のタイプや、どんな釣り方がしたいのかなどタイラバの釣り方でセレクトするといいと思います。
エンゲツ インプレまとめ
BBのときのインプレで言っていた「あまり変わらない」という印象は、実際タイラバ釣行で使い比べてみると違いがハッキリしました。高い剛性感と滑らかなリーリングは違いを感じました。この辺りはさすが!です。
ただ、下位のBBだからといってタイラバができないのか?と聞かれると決してそうではなく、必要十分で最近の廉価版は上記機種とほとんど差がなくほんとバカにできません。
最近のタックルの傾向としては、基本性能はあまり変わらないけど、巻き心地とか質感とかに差が表れている気がする。値段がほぼ倍するこちらエンゲツ 100PGとBB。
ハンドルも軽く乗り心地も抜群の高級車と、重たいハンドルでゴツゴツした乗り心地の安い車といった感じかな。伝わってますか?走る=釣る、運転する=巻くといった基本動作は値段で差がないです。
自分がタイラバに行く際に、「釣れる」と信じて釣ることができるものなら購入価格が抑えられる廉価版でもいいのではということを今回の体験で学んだような気がします。
シマノ 21エンゲツ 100PG
