シマノスティーレ!インプレ、軽さとパワーを両立させたソルトベイトの本質と25へと進化した点

シマノスティーレのインプレをしたいと思います。
アルデバランに匹敵する高性能!進化したソルト用ベイトリールの実釣感想をお伝えします。

※初代16スティーレのインプレで。2025.6月に内容追記変更しました。

スティーレインプレ

とにかく軽い

軽さ|シマノ,スティーレ,インプレ

まずはラインを通し手持ちの紅牙Xに装着してみる。メカニカルブレーキの設定は少しだけ絞め気味(ほどよく60Gの錘がスツ~と落ちていくくらいに)。

持ってみて一番の感想はとにかく軽い!

バス用のベイトフィネス「アルデバラン」を元に作られているようですがアルデバランBFXも使っている私は持った感じの違いは判らないくらい同じくらい軽い(実質スティーレのほうが10G重い)です。

長時間ロッドと一緒に片腕で握ったままのタイラバではこの軽さは疲労軽減や集中力の持続に大きく貢献してくれる気がします。

海水使用も意識した設計!?

海水対応|シマノ,スティーレ,インプレ

※初代16スティーレの感想です。

ソリッドブラックに真っ赤のパーツを多用したこの新たなスティーレの見た目には好みが分かれるところだと思う。実際私のようなおっさんにはちょっと派手な感じがしてあまり好みではないかもしれません…。

そしてこのサイドの遠心ブレーキの調整箇所。ここがアルデバランのダイヤル式とは異なり回して蓋を開け閉めするタイプになっている。塩水をできるだけ防ぐソルトでの使用を考慮してのことだと思います。

船上からキャストせずに真下に落とすだけのタイラバやカワハギ狙いのリールとしならそんな頻繁に調整することもないのでスティーレの特質は何ら問題もない。というかこのほうがメカニックに塩かぶりが防げて逆にありがたいと思います。

ロングハンドル

ロングハンドル|シマノ,スティーレ,インプレ

そしてこの軽量さにプラスして、うれしい機能がふたつ標準装備されています。

その一つがこの102mmのロングハンドル!

これは嬉しい!!

これは大きな個体の鯛を狙うタイラバ のベイトリールには自分は必需品と思っています。

落として等速でリーリングしているときは何の違和感も感じないけど、掛けて寄せてランディングするまでの巻き上げ時はハンドルが短いとリーリングに力(腕からのトルク)が掛けにくく僕の場合は巻き上げがすごく重たく感じます。

ですからロングハンドルは大鯛狙いのリールには必須のアイテムといえます。

エキサイティング・ドラグサウンド

ドラグサウンド|シマノ,スティーレ,インプレ

そしてもう一つの嬉しい標準装備のアイテムが”エキサイティング・ドラグサウンド”

スピニングのように細かくドラグを調整しないベイトリールはドラグが機能していることを意識しないかぎり気にすることがないかもしれませんが、これあのソルト用ベイトリールでも大人気の「カルカッタコンクエスト」にも採用されているもので、ドラグが聞いてラインが滑るときにスピニングと同じようにドラグサウンドが鳴り響く仕様。

鯛を掛けた後、ドラグが効くほどの大鯛とのやり取りの際にラインが放出していることを認識しやすいくなっている。見てればわかるんだけど(笑)そのラインが放出していく(ギィ~ッギィ~ッ)という強いドラグ音に釣ってる男の気持ちが熱く高鳴るのは決して過言ではなく体感したこののある人物だけが知る事実!!!!

人気のリールだけが持つ最大の特徴かもしれない。

さらに進化している25スティーレ

軽さと操作性を重要視されたスティーレも僕が最初に手にしたときからさらに進化を遂げています。

見た目が渋く

見た目はザクのような尖った形状とガンメタ色に赤が配されたデザインから一変し、シルバー調の大人っぽい渋めのカラーで、なおかつ形状も繊細なメタニウムのそれに似て、これはこれでマジでカッコイイです。

巻のきの軽さ

ハンドルの長さ4mmほどアップ(全長で8mmアップで110mmへ)しており、旧スティーレと同じく自重145gに保たれたままロング化されていて、トルクが化掛かりやすくなった分、巻き上げ時のリーリングの軽さを感じます。

ギア比は高くなっているものの、スプール径が小さくなっており、ハンドルが長くなっているので実際の巻き上げ時に感じる巻きの重さは6%も軽減されているそうです。(シマノ公表)

パーミングしたままクラッチ操作がラクに

タイラバやカワハギ、タチウオテンヤなどライトボートゲームでは水中の感度を感じ取るためのに、3フィンガーでパーミングしながらクラッチ操作を行うことが多く、それも考慮されたパーミングしたままでもクラッチ操作しやすい、レバーの形状になっています。

ラインナップ

スティーレのラインナップはPG(ローギア)と、XG(エクストラハイギア)の2種類がそれぞれ右、左ハンドルが揃えられています。

番手は100番のみで、100が右ハンドル。101が左ハンドルの仕様です。

こちらは進化したスティーレ☆彡↓

シマノ 25スティーレ 100/101 PG

ギア比6.4最大ドラグ(kg)4.5
巻き取り長(cm)58巻糸量(m)PE1/200
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)55(110)

シマノ 25スティーレ 100/101 XG

ギア比8.9最大ドラグ(kg)3.5
巻き取り長(cm)81巻糸量(m)PE1/200
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)55(110)

まとめ:2025.6追記

僕はリールは釣り種にもよりますが、パワーとともに必要最低限の剛性を満たしてれば軽さを求めます。いくつものタイラバリールを渡り歩いてみて出会ったのがこのスティーレでした。穏やかな巻きの釣りで軽さは感度や、一定のリズムの巻きを安定させてくれるリーリングの軽さに、アングラー自身の疲労軽減ももたらせてくれます。

ライトボートゲームの新たな選択肢にスティーレはいかがでしょうか。