タイラバの集魚ネクタイについて特集です。今までありそうでなかった匂い付き味付きの柔らかいゴム系素材でできたものが最近流行している模様です…。
どうしても釣りたい!あともう一匹が欲しい!時の強い味方になること間違いなし!
近年のタイラバの最新兵器、集魚ネクタイについてどうぞ!
集魚ネクタイとは
出典:シマノ
柔らかいビニールやゴム系の素材で作られ、形状はターゲット真鯛のエサとなるイソメ類、海老やタコ、イカ、小魚に似せたもので、通常のワーム類とタイラバのネクタイを合わせたもののようになっています。
シマノのタイラバに特化された炎月シリーズで開発された集魚ネクタイがパイオニアとして独占状態です。
そのうち各メーカーが開発、販売されいろんな種類が出てくるのでは?と思っていましたが、今のことろそれっぽいのは見当たらずフックにちょん掛けして、ネクタイと同時に併用できるトレーラー(ワーム)のほうが普及しています。
同じタイラバに用いる疑似餌だとしても、これまでの単にヒラヒラと水の中を漂いアピールするネクタイとは一線を画します。
水を噛むときに出る波動がそれぞれのタイプで設計が違い。なんと驚くのは水に遣った瞬間からウネウネ、クネクネと動き出す(イカタコカーリーで検証)独特のアクションは秀逸。生き餌に非常に近い動きをします。これはワーム素材ならではでしょう。
バイトがあったときにも口から離してしまうことを軽減するために、素材の中にはイカゴロフレーバーが練りこんであります。このことでフッキングするまでしっかり追い食いしてくる効果が見込めます。
また、ワーム素材(塩化ビニール)製といっても伸縮作用もあり、真鯛の堅い口からのバイトにも食いちぎられ難いことが特徴です。ネクタイよりも丈夫で耐久性があり何度も交換しなくても済むので手返しがよくなることも特徴だと思います。
また、通常のネクタイはフックやラインに非常に絡みやすいけど、集魚ネクタイは厚みもあり固い素材で表面にいろいろなリブ(切り込み)などが入れられておりネクタイ同士で絡みにくいことも特筆すべき点です。
集魚ネクタイの使い方
使い方は簡単、いつものネクタイの代わりにセットするだけ!
ひらひらと風でもなびくような通常のネクタイとは異なるために多少分厚かったりごわつく個所もあるので、どのヘッドにでも使えるかと言ったら疑問も残る部分ではありますが、大概のタイラバヘッドに装着可能。
装着の方法や集魚ネクタイに合うヘッドはあとでご説明します。
集魚ネクタイの種類
ではシマノの炎月から出ている集魚ネクタイからタイプを見ていきます。
ストレートタイプ
ネクタイは形状が別でも表面は真っ平が一般的だがこの集魚ネクタイは表面にリブが切り込まれている形状。通常ではネクタイ同士が絡みつきやすいストレートタイプも、これは左右のリブが非対称になっておりくっつきを防ぎます。
また、1本、1本の形状が違うためにそれぞれが違う波動を生み出す構造になっています。ストレートタイプはもっとも汎用性が高く食いが渋い低活性の時にでも用いることが可能。集魚ネクタイ初級者の最初の1本としておすすめです!
シマノ 炎月 ミックスストレート
ひらひらストレート
通常のぺラネクタイに似ているけど、前に登場したミックスストレートよりもさらに薄く、柔らかい素材を使用しているのでゆっくりと動かしても、ゆらめきアクションを起こす設計がされています。
折り返しの部分をすべてカットすればストレートワームとしてフックにそのまま装着も可能になる形状をしています。
シマノ 炎月 集魚ネクタイ ノレソレ

カーリータイプ
ストレートではなくもっとアピールを強調したり、ベイトが小イカ、子ダコの場合などに用いるカーリータイプのネクタイをまるでイカタコの足のように丸い断面を形成。独特のベイトライクな波動を生み出すことに成功しています。
同時にゆっくりとした巻き方にも微波動を生む特性を持っているので、バイトがあったレンジの範囲が狭い時などスローリトリーブでその場でできる限りゆっくりとアピールするためにグッドチョイスとなり得ます。
シマノ 炎月 集魚ネクタイ ビビットカーリー
ミニカーリータイプ
ネクタイ交換だけで釣果を増やす手段でいくならこれがまさにリーサルウエポン!先に紹介したビビットカーリーのサイズを一回り小さく細くしてアピールは強化しつつ食わせサイズに!
いるであろう場所でも食ってこない、食ってきても食いが甘いなど厳しい状況ではこういったものに交換すると食わせられることが多々あります。真鯛がお腹がすいていないとき、あまり口を使いたくない状況では、ハイアピールでリカうションバイトを誘いつつ、一口で収まりやすい食べきりサイズがベストマッチします。
シマノ 炎月 イカタコ4
タコ
文字通りタコのような形状をしたまるでインチクのタコベイトのような集魚ネクタイです。とても浮力が高く大きく扇状に末広がりになってアピールします。
シマノ 炎月 集魚ネクタイ イイダコベイビー
合わせるタイラバヘッド
集魚ネクタイに使うタイラバヘッドは、いわば何でもいい!
ただし、集魚ネクタイを発売しているのはシマノだけであって、そもそもほかのメーカーのヘッドに通常のペラネクタイよりも分厚い集魚ネクタイを組めるかどうかが疑問。はじめての使用ならタイラバヘッドも炎月シリーズにしたほうが無難な選択。それならばバーチカルやキャスティングはもちろん釣り方に応じていろんなタイプがあるのでいまのところ集魚ネクタイを使うならばベターな選択でしょう。
その場合に必須にしてほしいアイテムがこちら↓集魚ネクタイにも対応したネクタイ交換用パーツ
ネクタイ変える際にもたもたしていては時間の無駄。炎月ネクタイ交換用のパーツを使ったほうが断然ラクちん。
シマノ 炎月 スルスルパーツ 夜光

合わせるフック
結局、ワーム素材の生エサに近い動きと、匂いと味で真鯛を誘い出す「ネクタイ」であってヘッドもフックもお好みでいい!
通常ダブルフックのところを、小さめの集魚ネクタイに変えてトリプルにしたりさまざまなアレンジも可能。パーツの一つとして今後需要が増えそうな予感がしています。
集魚ネクタイをここぞに使ってもう1尾をキャッチしよう!
集魚ネクタイについてなんとなくでもイメージしてもらたでしょうか。
ネクタイとしてではく、単純にフックにちょん掛けして使うトレーラー(ワーム)についてはこちらの記事をご参照ください↓