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太いラインと細いラインのそれぞれのメリットとデメリット

ふと感じた太いラインと細いラインのメリットとデメリット。

釣り歴が長くなると特に考えることもなく無意識に細くしたり釣りごとに太くしてみたりしているがその裏には経験から得た選ぶ指標が自分の中にあることに気づきました。

釣りをはじめたばかりの初心の方など、ご興味ある方へ太いラインと細いラインのメリットとデメリットについてシェアします。

太いラインのメリット、デメリット

シーバスラインの太さの違い、太いラインのメリット、デメリット

PEライン(ポリエチレンライン)は、釣りにおいて広く使用されている合成繊維ラインです。このラインを太くすることにはいくつかのメリットとデメリットがあります。 

太いラインのメリット

強度の向上
耐摩耗性の向上
操作性の向上
視認性の向上
衝撃吸収(クッション)性の向上

強度の向上

PEラインの太さを増すことで、その引っ張り強度は大きく向上します。この強度の増加は、特に大型の魚を狙う際に重要です。

太いラインは、大型魚の強烈な引きや、突然の重量変動にも耐えることができ、ラインが切れるリスクを大幅に減少させます。これにより、アングラーはより自信を持って大物とのファイトに臨むことができるようになります。 

耐摩耗性の向上

太いラインは、岩やサンゴ、沈木などの障害物に対する耐摩耗性が高いです。細いラインでは容易にダメージを受けるような状況でも、太いラインは長持ちします。これは長時間の釣行や過酷な条件下での釣りにおいて、信頼性と安心感を提供します。 

操作性の向上

太いラインは、風や水流の影響を受けにくくなるため、キャスト時のラインの挙動が安定します。また、太いラインは水中での挙動が明確であり、アングラーはルアーの動きをより正確に感じ取ることができます。

これにより、ルアーの微妙なアクション調節が可能となり、より効果的な釣りが期待できます。 

視認性の向上

特に明るい色の太いラインは、水中や空中での視認性が高まります。これにより、ラインの微妙な動きや、魚のアタリを視覚的に捉えることが容易になります。

また、ラインが絡むなどのトラブルを早期に発見し、迅速に対処できるため、釣りの効率が向上します。 

衝撃吸収(クッション)性の向上

太いラインは、より多くの伸縮性を持つため、魚の急激な動きや強い引きに対する衝撃吸収能力が高いです。

これは、フックが魚の口から外れるリスクを減少させるだけでなく、ファイト中の魚へのストレスを減らし、リリース時の魚の生存率を高める効果もあります。 

太いラインのデメリット

太いラインはいいことばかりではなく、当然デメリットもあります。

飛距離の低下
スプールやガイドへの負荷増
フィネスな釣りが苦手
操作の難しさ
コストが掛かる 

飛距離の低下

太いラインは、空気抵抗と水の抵抗が大きくなるため、細いラインに比べてキャストした際の飛距離が短くなります。

特に、長距離を必要とするオープンエリアでの釣りや、風が強い状況下ではこの影響が顕著になります。 

スプールやガイドへの負荷増

太いラインは、同じ長さをリールに巻くときにより多くのスペースを占めます。これにより、リールの容量を早く使い果たし、またリール自体にかかる負荷も増加します。

これは、リールの耐久性への影響や、大物をやり取りする際のパフォーマンス低下に繋がることがあります。 

フィネスな釣りが苦手

太いラインは水中で目立ちやすく、また水の抵抗が大きいため、特にクリアな水や警戒心の強い魚を狙う状況では、魚に警戒されやすくなります。

また、ラインが重くなるため、繊細なルアーやベイトのプレゼンテーションが難しくなり、釣果に影響を及ぼす可能性があります。 

操作の難しさ

太いラインは硬く、扱いにくい傾向があります。特に寒い環境や長時間の釣行では、ラインが絡まりやすくなったり、扱いが難しくなったりすることがあります。

特に初心者にとっては扱いづらさを増す要因となり得ます。 

コストが掛かる

一般的に、太いラインは細いラインに比べて価格が高くなります。また、太いラインはリールに巻ける量が少ないため、頻繁に交換する必要がある場合、長期的なコストが増加します。

太いPEラインを使用することで、これらのメリットを受けることができますが、使用状況やターゲットとなる魚種、釣りのスタイルによって最適なラインの太さは異なります。したがってデメリットまでをも十分に理解して、自分の釣り方にあったライン選びをしましょう。

細いラインのメリット、デメリット 

ラインを選択する際には、これから解説するデメリットを総合的に考慮し、自身の釣りの目的や条件に最適なラインの太さを選ぶことが大切になってきます。

細いラインのメリット

飛距離の向上: 細いラインは空気抵抗と水の抵抗が少ないため、同じ力でキャストした場合に飛距離が伸びます。これは特にロングキャストが必要なサーフフィッシングや、遠くのポイントを狙いたい場合に大きなアドバンテージとなります。

たくさん巻ける
繊細な釣りが可能
取り回しの向上
感度の向上
水中での抵抗軽減 

たくさん巻ける

細いラインはリールに多く巻くことができるため、同じサイズのリールでより長いラインを使用することができます。これにより、大物が強い引きで長距離走る際もラインが尽きるリスクを減らすことができます。 

繊細な釣りが可能

細いラインは水中での視認性が低く、警戒心の強い魚にも気づかれにくいです。

軽いルアーやベイトを自然に漂わせることが可能で、繊細なアクションを再現しやすくなります。これにより、シビアな条件下でも釣果を上げることが可能になります。 

取り回しの向上

細いラインは柔軟性が高く、絡みにくいため扱いやすいです。特に冷え込む環境や長時間の釣行でも、ラインの管理がしやすく、ストレスなく釣りを楽しむことができます。 

感度の向上

細いラインは伸縮性が低く、細かな振動や魚のアタリを手元に直接的に伝えます。これにより、微妙な魚の反応を感じ取りやすくなり、タイミング良く合わせを入れることができます。 

水中での抵抗軽減

細いラインは水中での抵抗が少なく、流れの速い場所や深場での釣りでもルアーやベイトを望む水深やポイントに素早く到達させることができます。

また、風の影響を受けにくいため、風が強い日でも正確なキャストが可能です。 

細いラインのデメリット

一方で考慮すべきデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、適切に対処することは、釣りの成功に不可欠です。 

強度の低下
耐摩耗性の低下
操作性の低下
取り扱いの難しさ
感度の過敏さ

強度の低下

最も顕著なデメリットは、細いラインの強度が低いことです。これは大型魚や力強い魚種を狙う際に特に問題となります。

強い引きや障害物への接触でラインが切れるリスクが高くなり、釣り上げるまでの確実性が低下します。 

耐摩耗性の低下

細いラインは、岩や枝、貝殻などの障害物に触れた際にダメージを受けやすくなります。特に根がかりの多いエリアや障害物が多い場所での釣りでは、ラインの耐久性が重要な問題となります。 

操作性の低下

細いラインは風に煽られやすく、キャスト時に望まない方向に流されることがあります。また、ラインが水面に対して影響を受けやすいため、特に風の強い日や急流域では釣りをするのが困難になることがあります。 

取り扱いの難しさ

細いラインは絡みやすく、特に風の影響を受けやすいため、取り扱いが難しくなることがあります。

また、ノットの結び方にも注意が必要で、結び目の強度が激減してしまうような不適切な結び方をすると簡単に破断してしまうこともあります。

感度の過敏さ

細いラインは感度が高いため、小さな魚のアタリや底の感触を強く感じ取ることができます。しかし、これが過敏になりすぎると、釣り人が不必要な動作をしてしまう原因にもなることがあり、逆に魚に警戒心を持たせてしまうこともありえます。

横風に煽られやすいく意図しない方向に飛ばされることなども細いラインを選んだ時に起きやすいデメリットです。

細いラインを選ぶ際には、これらのデメリットまでを理解し、適切に対応することで、これらのメリットを最大限に活用するために、釣りのターゲット、釣り場の環境、使用するリールやロッドの特性を考慮し、適切な太さと強度のラインを選び、正しい選択をすることで、釣りの効率と成功率を大きく向上させることができます。

釣り種の違いによる太さ選び

前半で一般的な太いラインと細いラインのメリットとデメリットについて解説してきました。おおよそ理解していただけたと思います。今度太さ(号数)を選ぶ際にお役に立てると思います。

さらに付け加えると、釣り種の違いによっては例えデメリットが多くても少ないメリットを優先させたほうがいい場合もあります。釣り種、ターゲット別に、解説してきます。

バス釣り

バス釣りほどさまざまなラインの種類を駆使している釣りはないでしょう。いまでも一番使われているのはフロロカーボンです。スタンプやレイダウンなど水中のストラクチャーを果敢に狙うためです。

それでも、現代はPEラインの登場でバス釣りにおいても、PEを使う人は増えてきています。トップとか、表層系の巻き物の時に用います。

シーバス

シーバスではPEラインの使用が当然になってきています。耐摩耗性と直線強度、飛距離もどれも必要なため、PEが使われます。これ以外に使っている人は僕の周りには一人もいません。

たまにベイトタックルでビッグベイトなどでフロロやナイロンを使っている人を見かけますが、それはバサーの延長線上だと思われソルトアングラーの中にはいないです。ベイトタックルでビッグベイトでもPEをメインラインに、リーダーをナイロンやフロロでいいです。

エギング

エギングもPEの登場で、これまでメインだったナイロンから変わり、釣り方まで塗り替えられたほど大きな影響がありました。

イカの”抱く”というモワンッとする柔らかなアタリを感じられる感度と、大きく機敏にシャクるときに、エギの操作性をアップさせる低伸度のPEはもってこいでした。

アジング

アジングほどメリットとデメリットが離れているものもないでしょう。ラインの手元まで届く感度、食わせ能力、身切れ防止など細かに求められるメリットと決定的な瞬間的な直線負荷に弱いというデメリットを合わせても、それでも多様されるのがエステルラインです。

しかし、エステル一辺倒ではなく釣り方や使うルアー(仕掛け)で使うラインを変えたほうがいいです。そのあたりは下記のページで詳しく解説しています↓

ショアジギング

狙った磯のサラシや、サーフからのブレイクポイントめがけて射抜くための圧倒的な飛距離と根に擦れて摩擦による破断を防ぐためにはPEが絶対条件です。

今ではより細く耐摩耗性にも優れた8本以上~12本など複数本撚りのPEラインが目白押しです。

タイラバ

タイラバはキャスティングもありますが基本がバーチカルな釣り方で、根回りを攻める以外では底取りはしますが、そこまで根擦れの心配はなく、小さい口と硬い顎でついばむバイトを感じ取れる感度が必要なため0.8号の太さが基本です。

慣れていて、よく状況を把握しているベテランさんは0.6号とか使っています。どの場合でもオフショアの場合2ヒロ以上のリーダーを結びます。

ショアラバの際も同じです。

渓流釣り

渓流釣りは歴史も長く、現代のようなPEライン1本の世界と違い、伸びることによりバラシの軽減と、しなやかさからナイロンラインが多様されます。

それでもルアーを使った釣りではPEラインを用いられることもあります。

フラットフィッシュ

フラットフィッシュには広大な遠浅のサーフを手際よくサーチしていくためには遠投能力=ラインの飛距離が重要視されます。また、ブレイクをなぞることも多く根擦れ対策の耐摩耗性も重視されます。

太さはほぼシーバスと同じく0.8~1.2号くらいがベストとされています。

ブレードジギング

ジギングの類ですが、ある程度の距離をキャストしてから高速巻きで巻いてくるブレードジギングは、メタルジグをキャストに耐えうることと、サワラや青物の強い引きに対しての直線強度がもっとも優先事項。そうなるとPEライン一択です!

太さ(何号)かは、基本的には1.5号~2号です。

チニング

チヌは根の粗い場所に多く潜んでいてそういったシャローを迷いなく攻めるためには耐摩耗性はもちろんなのですが、小さい口と堅い歯で噛みついてくるチヌ特有のバイトを逃さずキャッチできる感度もいるなど、求められる条件が相反する部分が多く、ラインの選び方もアジングのように少し複雑です。

詳しくは下記のページをご覧ください↓

まとめ

釣りにおいて太いラインのメリットは強度と耐久性が高い点にあり、大型魚の捕獲や障害物の多い場所での使用に適しています。しかし、デメリットとしては水中で目立ちやすく、魚に警戒されやすいことや、扱うルアーによっては操作がし難いこともあります。

一方、細いラインのメリットは、水中で目立ちにくく魚に警戒されにくいこと、軽くて扱いやすいことであり、特に繊細な釣りや小型魚の釣りに適しています。しかし、細いラインは強度が低く、大型魚や障害物には弱いため、その使用には注意が必要です。

このように太い方も細い方にも得意な点とそれに反する苦手な点が存在します。

どちらが優れているのかというのではなく、その時のターゲットやポイントや使うタックルなどさまざまな要素を考慮して、最適なラインを選びましょう。

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