へドンのスーパースプークについてのインプレです！
特徴的な外観が目を惹く個性的な淡水魚のために開発されたルアーでしたが
現代ではソルトウォーターでもたくさんの実績とともに親しまれているペンシルベイトの傑作！
多くのアングラーを長きにわたって魅了し続けるスーパースプークの全貌をお伝えします。
スーパースプークとは
ヘドンの「スーパースクープ」は、ペンシルベイトのジャンルに属する独特なルアーで、特にバス釣りやシーバスフィッシングで愛用されています。スーパースクープはその名前が示す通り、ルアーの先端に特殊な「スクープ状の凹み」が施されているのが特徴で、この形状がユニークな水流操作を可能にしています。水面を漂いながら、トリッキーなドッグウォークアクションやスプラッシュ音を生み出し、警戒心の強い魚を引き寄せる力を持っています。
低い音で鳴るラトル音でもアピールし、ボディ構造がパーツからすべて強靭な造りをしていることからプロアマ問わずトーナメンターやランカーハンターに以前から根強い人気があります。
このルアーの開発背景には、よりリアルで視覚的・聴覚的にアピールするルアーを作りたいというヘドン社の試みがありました。
特に「トップウォータールアー」としての性能を追求し、スーパースクープはペンシルベイトとしての基本動作に加え、アングラーの技量に応じた自由な操作が可能になるよう設計されています。その結果、ウォーキング・ザ・ドッグアクションだけでなく、短いトゥイッチで独特な動きを引き出せるのが魅力です。
伝統あるヘドンのラインナップの中でも、スーパースクープはその革新性と遊び心のあるデザインで異彩を放ち、多くの釣り人の心をつかんできました。その操作性と実績から、現在も愛好家に支持され続けています。
スーパースプークのスペック
スーパースプークは全長12.25cm、重さ24.5g、#4サイズフックの3本仕様となっています。
ザラスプークとスーパースプークの違い
ザラスプークとスーパースプークの違いは、サイズや用途、耐久性、操作性にあります。ザラスプークはオリジナルモデルとして比較的小型で軽量なデザインで、当初は木製でしたが後にプラスチック製へと改良されました。
一方、スーパースプークは大型かつ重めの設計で、ランカーサイズを狙うための仕様となっています。また、ザラスプークは淡水のバス釣りに特化しているのに対し、スーパースプークは海水にも対応可能で、シーバスや青物といったターゲットにも使用できます。
さらに、ザラスプークはアングラーの技術に応じて多彩なアクションを生み出せるのが特徴ですが、スーパースプークは初心者でも「ウォーキング・ザ・ドッグ」アクションが簡単に行えるよう設計されています。これらの違いにより、それぞれが異なるシチュエーションや釣り人のニーズに応えるルアーとして愛用されています。
ザラスプーク
ザラスプーク（Zara Spook）は、1939年にヘドンが発売したペンシルベイトの元祖ともいえるルアーです。その名前の「Zara」は「左右にふらふら動く」という意味を持ち、このルアーが生み出す「ウォーキング・ザ・ドッグ」と呼ばれる左右ジグザグのアクションが特徴です。ボディは古くは木製でしたが、後に耐久性や生産性を向上させるためにプラスチック製に改良されました。
シンプルなデザインながらもアングラーの技量によって多彩な動きを引き出せる点が魅力で、長年にわたりバス釣りの定番として支持されています。
そのクラシックな外観と独特のアクションは現代でもファンが多く、”オリザラ”としてコレクターアイテムとしても人気があります。
スーパースプーク
スーパースプーク（Super Spook）はザラスプークの伝統を受け継ぎながら、より近代的な要素を加えたモデルです。特にサイズが大きく、12.25cm、24.5gの重さがあり、3本のフックを搭載した設計は、より大型のターゲット（ランカー）を狙う仕様となっています。また、フックの強度やボディの耐久性が向上し、激しいファイトにも耐えるように作られています。
さらに、スーパースプークではより洗練された動きを引き出しやすい設計がなされており、初心者でもアクションを簡単に実現できるようになっています。
スーパースプークjr
ヘドンの「スーパースプーク」は、トップウォータールアーの代名詞ともいえる存在で、力強いアクションと高い耐久性で多くの釣り人から支持されています。その性能を受け継ぎながら、より小型化された「スーパースプークjr」もラインナップされており、釣りの場面に応じた柔軟な選択肢を提供しています。
スーパースプークは3本フックを装備した仕様で、特に大型魚（ランカー）の攻略を目指した設計です。その重さとサイズから、広範囲を探るキャスティングに適しており、大型魚をターゲットにする釣り人にとって強力な武器となります。
一方で、スーパースプークjrは全長8.89cm、重さ17g、2本フックという手軽なサイズ感が特徴です。この仕様により、キャストしやすく扱いやすい点が魅力で、初心者から上級者まで幅広く使用されています。
スーパースプークjrは、特にバス釣りにおいて高い使用頻度を誇るサイズで、野池やリザーバーといった様々なフィールドで活躍します。また、このサイズ感とアクションはバスだけでなく、チヌ（クロダイ）のトップウォーターゲームにも効果的で、音や動きで魚を引き寄せる性能が評価されています。
このように、スーパースプークとスーパースプークjrは、それぞれ異なるシチュエーションやターゲットに応じた選択肢を提供し、釣りの幅を広げるアイテムとして支持されています。
スーパースクープはシーバスや青物も釣れる！？
ヘドンの「スーパースプーク」は、バス釣りの定番として知られる一方で、シーバスや青物狙いにもその性能を発揮します。この万能ルアーは、海での釣りにおいても多くの釣り人から支持されています。
まず、スーパースプークとその小型版であるスーパースプークjrは、いずれもシーバス釣りで効果を発揮します。選択のポイントは、手持ちのタックルや狙うシーバスのサイズ、そしてその時期のベイトサイズにあります。例えば、春先から初夏にかけてベイトが小さくなる時期には、全長8.89cmで17gのスーパースプークjrが適しています。一方、秋冬のようにコノシロやイナッコなど大型のベイトが多くなるシーズンでは、12.25cm・24.5gのスーパースプークが特に効果的です。この使い分けにより、季節を問わずシーバスの釣果を向上させることが可能です。
さらに、スーパースプークはその強靭なボディ構造を活かし、ショアジギングでのトップウォーターゲームにも利用されています。特に、青物を狙う釣り人がこのルアーを選ぶ場面も少なくありません。水面を走るような力強いアクションは、シーバスだけでなく青物も引き寄せる力があります。
スーパースプークはソルトでも活躍
淡水だけでなく海水のフィールドでもその性能を発揮し、釣りの幅を広げてくれるルアーです。シーバスやチヌ、青物といったターゲットに実績があり、季節や狙う魚種に応じた柔軟な使い分けが可能です。この汎用性は、多くのアングラーにとって魅力的なポイントとなっています。
さらに、ソルトウォーターでの使用を意識した多彩なカラーラインナップも特徴の一つです。クリア系やチャート系、ピンクバックなど、海のフィールドで特に効果的とされるカラーが揃えられており、状況に合わせた最適な選択が可能です。これらのカラーバリエーションは視認性が高く、ターゲットとなる魚に強くアピールします。
スーパースプークシリーズの実績は広がりを見せており、今後も新たな魚種に対する効果が期待されています。海の釣りに挑戦したいアングラーにとって頼もしい味方となるでしょう。
スーパースクープに適したロッド
長さが12cm重さが24.5gと理論上は通常のシーバスロッドのMLタイプ以上のスピニングロッドで使えます。
ただこの独特の形状…。
12cmと大きく独特の形状しているので飛距離を出すためにはMタイプ以上の9.3ft以上あるロングレングスのほうが扱いやすくなります。
キャスト精度とドッグウォークの操作性を考えた場合は、Mタイプ以上のベイトタックル(長さは8ft前後でOK)のほうが断然有利です。
jrの場合は長さが9cm前後、重さが17gなので通常使っているMLタイプで9フィートのシーバスロッドで何の問題もなく釣りが可能です。
Mタイプ以上のベイトタックルならキャスト精度&操作性もアップ
jrの場合はMLタイプで9フィートのシーバスロッドで問題なし
また元々がフロロカーボンラインを使用した釣りを想定してつくられているので、ソルトなどでPEを使うと尻の振り幅が大きくなり過ぎるなど若干本来のアクションとは異なってしまうこともあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？おそらくここまで読んでいただいた方はそもそもへドンのスーパースクープが好きな方かと思います。
特徴のある外観のみが話題になるのかと思いきや、
トップウォーターゲームで活躍するペンシルベイトとしてその軽快な操作性と強靭なボディによってフィッシュイーターの魚を魅了してます!!
伝統と実績に裏付けされた今なお多くのアングラーに愛されるスーパースクープ
気になっている方はぜひ一度その魅力を体験してみてください。