根ズレに強いPEラインのおすすめをご紹介します。
PEラインの特徴であり原糸を束ねて作る工程で撚る本数が多いほど根ズレにも強いと勘違いしている人も多いかと思いますが横からの摩擦(擦れ)に対して強いのは4本撚りPEです!
そのもっともたる理由を解説し本当の根ズレに強いPEラインのおすすめをお伝えいたします。
根ズレに強い耐摩耗性PEの選び方

撚り本数が多いからなんでもかんでも強いというのは間違い!
PEラインの根ズレに対する強度は勘違いされている方が多いので最初にこれを理解して頂くためにこのことについて解説します。
現代のPEラインには4本撚り、8本撚り、10本以上、多いものでは16本+なんてのもあったりしますが、なんでもかんでも撚り本数が多いから強いというのは間違い!です
それらは細い原糸を何本まとめて撚った(編み込んだ)かという本数を表していて、一般的にメーカーのホームページに記載のある強度はPE、ナイロン、フロロに関わらず
lb(ポンド)で表されているものは、引っ張り強度=直線強度のことを表しています。
スペック上記載のある強度は直線強力のこと。すなわち引っ張った時にどれだけの強さに耐えられるかという数値で、根ズレに強い強度(耐摩耗性の強さ)を表している強度ではないのです。
根ズレに対する強さなら・・・
撚りの本数が増えればそれだけ原糸がどんどん細くなるので、しなやかさと直線強力は増し、引っ張り強度は増し飛距離がアップしますけど、同じ強度同じ太さにすると1本1本の原糸が細くなるので、横からの衝撃=根ズレには弱くなっていきます。
逆に、同じ強度を保つためには撚り本数が少ないPEは原糸が太くなり根ズレには強くなるため、本数が少ない方が摩擦には強くなります。耐摩耗性がアップするのですから、当然結び目の結束強度も強くなります。
これは釣り具店の店員さんでも知らない、または勘違いしている方がいますが謝った見解です。根ズレに強いPEを選ぶ場合は束ねた原糸の撚り数が少なく太くなるPEラインを選ぶ必要があります。
●撚り本数が少ない=束ねた原糸が太いPEのほうが根ズレに強い(耐摩耗性が高い)
ただし、最近では10本編みでも高いコーティング技術によってその判断と線引きがなくなりつつあります。
根ズレに強いPEのメリットとデメリット
ここまで解説したことで根ズレに強いPEラインの選び方と特徴が理解できたと思います。けれど、良いことばかりではありません。必ずメリットがあればデメリットも存在しします。
メリット
・根ズレに強い
・張りとコシがある
・ベイトで扱いやすい
・価格が安い
4本撚りなど根ズレに強いPEラインはその横からの摩擦に強いことが最大のメリットです。
そのことで原糸1本1本が太くなるので、ライン自体に張りとコシが生まれます。
このことによってベイトタックルなどスプールの巻き方向と放出角度が同じでバックラッシュしやすいときでもバックラッシュが起きにくくなり、ベイトリールに不慣れな人でも扱いやすくなっています。
張りがあるので、風の影響も受けにくくガイドへの糸がらみも少なくなります。
また原糸が太くなっていても、撚り本数が少ないPEラインは価格が安いものが多いです。
※原糸素材やメーカーによって異なります。
デメリット
!ゴワつく
!飛距離が落ちる
!引っ張り強度が弱い
!糸鳴りがする
根ズレ(摩擦に対する強さ)でPEを選ぶと、その分張りとコシが増し、しなやかさが薄れてきて、ガイド抜けが悪くなりどうしても飛距離が落ちてしまいます。それからもっとも影響を受けるのは引っ張り強度(直線強力)です。
横からの摩擦に対する強度は強くなる半面、引っ張り強度は弱くなります。
先述したメーカーのカタログスペック上でいうと8本撚りと4本撚りを同じ号数で比べた場合、直線に対するタテの最大強力はおおよそ2kg以上違いが出てきます。
これらのデメリットもよく理解したうえで、あえて根ズレに対する強さを優先して選ぶのであれば、それだけメリットを生かせることにもつながってきます。
根ズレに強いPEが適している釣り
ぜひともここで紹介する根ズレに強いPEラインのおすすめを使って欲しい釣り種があります。
ロックフィシュ
磯場のえぐれた場所や、岩礁帯などゴツゴツとしたいかにもラインが切れそうな場所に潜むロックフィッシュ(ハタなど根魚)の釣りは根ズレを恐れていては釣りになりません。
少しでもライントラブルを減らし快適に釣りするためにも根ズレに強いPEは不可欠。
ロックショア青物
これも岩場の上から狙い特にヒラマサなどはぐんぐん根に潜っていくので岩肌にラインが擦れてしまうことも確率的に低いとは言えず、
サワラの歯切れ等も防ぐ意味でも、リーダーを長く取るにしてもPEも根ズレに強いほうが良いです。
バス釣り
水中の倒木や生い茂った水草など、入り組んだ箇所を果敢に攻めるバス釣りの主流が根ズレに強いフロロであるように根ズレ対策はつきもの。
近年プロのバサーからPEラインの使用が増えてきている中でバス釣りで使うPEを選ぶ場合は根ズレ対策とベイトでの扱いやすさを考慮するとやはり4本撚りPEが最適な選択肢となります。
ヒラスズキ
これも磯からサラシの中を撃っていくので、岩礁に接触する機会は当然多いし、不意の青物との遭遇もあり得ることから向いてるといえます。
ヒラメなどフラットフィッシュ
綺麗な砂地のサーフでも、岩はあります。ボトム付近をを探ることの多いヒラメやマゴチなどフラットフィッシュの釣りにも根ズレに強いPEが有効になるシチュエーションは多いでしょう。
ただし飛距離が犠牲になってしまうので、そのあたりもよく天秤にかけて選びましょう。
オカッパリシーバス&チニング
意外にも筆者が必要性を感じているのがこれらの釣り種です。
ウェーディングで水面に近くの場合や、海釣り公園など整備されたまっすぐ水面に落ちてる場所なら何も問題ないのですが、河川や汽水湖のオカッパリの場合、護岸沿いに敷石やテトラが積まれている場合は、魚を掛けてからランディングするまでの間にこれら足元にある障害物にPEが当たって切れてしまいます。このふたつの釣りで使う一般的なリーダーの長さでは足りません。
ゆえにPEも根ズレに強いものが好まれます。
根ズレに強いPEラインおすすめ
シマノ ハードブル8+
素材を防弾チョッキなどにも採用されている摩擦に強いスペクトラを選び、シマノの人気のPEラインであるピットブルとは異なる特性をもたらせたものがハードブル8+です。8本撚りですが、摩擦に強い素材で根や障害物の多い場所を攻めるのに良い選択です。
シマノ パワープロZ
ハードブルが出る前で、国内でも非常に需要が高かったものがこちらパワープロZです。ただ単に4本撚りにして値段を抑えたもの=劣っているラインではありません。素材も元々ハードブルと同じスペクトラが使用され、ハリがあってベイトタックルでも扱いやすく、サーフゲームやシーバスでも使ってるひとを見かける、知る人ぞ知る人気のPEです。
シマノ グラップラー 4 PE
根ズレに対する強さを優先させると、逆に失ってしまうしなやかさや滑らかさを密に編み込む独自の構造と特殊コーティングで克服したオフショア専用の4本撚りPEラインです。
また4本撚りにしたことで張りが出てベイトでより扱いやすくなっていて価格も抑えられていることからコスパが非常に高くなっていて船用ならこれおすすめです。
YGKよつあみ エックスブレイド アップグレードX4
何度もこのページで解説してきた根ズレへの強さを手に入れるために耐磨耗性を上げるために撚り本数を減らすと直線強力は落ちてしまうのが常でしたが、直線強力を落とすことなく耐磨耗性を向上させたPEでこれも知ってる人が多く信者も多いPEラインのひとつで人気があります。
公表されている数値も4本撚りでも8本と比べてあまり遜色ありません。
YGKよつあみ エックスブレイド オードラゴンX4
すぐに浮いてしまうPEラインに比重を持たせて沈みやすくしたPEで、なおかつよつあみ独自のWX工法で組み上げることで、直線強度を落とすことなく耐磨耗性・耐切創性を各段にアップさせた根ズレに強いPE。
沈みやすいのでボトムタッチも速く、糸ふけがでにくいメリットもあります。
デュエル スーパーエックスワイヤー4
角ヤスリに鉛のおもり45gの負荷を掛けて一定の速度で擦りつける実験で何回の往復で切れるかを従来のPEと比べたところ、これまでの4本撚りPEは48回で切れていたものが、スーパーエックスワイヤーは85回と耐摩耗性は約2倍に向上。同じく伸度も2倍に減り感度の良さも兼ね備えています。
バリバス アブソルートPE X4
バス釣りのスピニングのフィネスタックルに最適な4本撚りPE。軽量なルアーのキャストに向いていて、ダークグリーンに1mごとに配された薄いモーショングリーンのラインカラーが湖畔で視認性とステルス性を確保。0.3~0.6までとラインナップは少ないけど、バス釣りスピニングのフィネスや、渓流ルアーなどに。
サンライン ソルティメイト ジガーULT 4本組
独自の加工技術によりごわつきがちな4本撚りPEに表面コーティングを施し滑らかさを得てフォールスピードの速さも手に入れながら、根ズレ強度も得た
ディープジギングに最適な4本撚りPEライン。
デュエル アーマードF+Pro ロックフィッシュ
こちらはPEのポリエチレン素材にフロロカーボンの強さを合わせた複合素材で厳密にいうとPEではありませんが、要はPEとフロロのいいとこどりをしたラインであり特に根ズレ対策が必要なロックフィッシュ使用はおすすめ!ほかにボトムズルするチニングにも。
根ズレに強いPEで安心して釣果アップ!
これまでにPEの根ズレによるライントラブルで年に10本ほど掛けた魚を逃していた筆者が一念発起して多くのラインを試しながらやっと見つけた耐摩耗性に優れたPEです。
根ズレに強いPEで8本撚りなど、撚り本数の多いPEをおすすめしている偽情報も存在しているので、いちはやく皆様に正確な情報をお届けするために、根ズレに強いPEの選び方から丁寧に解説させていただきました。
しっかりとした理由付けがされていればおすすめされて納得をもって商品を購入出来るはずです。
同じように根ズレで悩んでいたアングラーもここでおすすめしたPEラインを使い安心感を手に入れ少しでも釣果アップに繋げてもらえば嬉しく思います。







