25アルデバランDCのインプレ記事です。
これまでのシリーズと何がどう変わったかの特徴と一番気になる軽量、小型化されたDC心臓部のことやブレーキ設定のやり方~、
実釣からいろんなルアーをキャストしてみて感じた飛距離などの感想と組み合わせる適したロッドまでを徹底解説します。
<筆者について>
僕は18アルデバラン51~16アルデバランBFSを経て、22アルデバランBFSをバス釣りとチニングで使って来た代々アルデバラン信者です(自称)w
その、経験を基に今回の25アルデバランDCのインプレをお伝えします。
25アルデバランDCの特徴

これまでシマノのベイトリールの”アルデバラン”といえば元々リール本体が軽く軽量化や感度を求める釣りに向いていました。それから18を最後にBFSモデルとなり、22でも2世代続いてベイトフィネス特化モデルを経て初のDCブレーキ搭載モデルです。
DCブレーキはカルカッタコンクエストDCに搭載されていたI-DC5を機能をそのままに小型化し、今回はじめてアルデバランに搭載、世に送り出されました。
ラインナップはHG(ハイギア)と、XG(エクストラハイギア)のギア(巻き取り長)の違いのみで、30番で31が左ハンドル。左右合計4番手用意されています。ノーマルギアはありません。
シマノ 25アルデバランDC 30 / 31 HG
シマノ 25アルデバランDC 30 / 31 XG
| 自重(g) | 150 | 最大ドラグ(kg) | 4 |
|---|---|---|---|
| 巻き取り長(cm) | 【HG】=73 【XG】=84 | ラインキャパ(m) | PE:1-185, 1.5-120 N:8-100, 10-80 |
| ベアリング数 | 10/1 | ギア比 | 【HG】=7.8 【XG】=8.9 |
元々ベイトフィネス仕様にDCを小型化までして搭載したくらいですから、最初はベイトフィネスの性能プラス、飛距離やラインの操作性が良くなったのかと思いましたが…良くも悪くもまったく違ってました…。
このあと詳しくお伝えしていきます!!
25アルデバランDC インプレ
実釣で感じた飛距離や糸巻量など基本性能による使い心地や独特のブレーキ設定のやり方などを解説します。
見た目はほぼ22

写真の光の加減が違うので色合いも違って見えてますけど…(汗)カラーペイントはおそらく同じです。
もちろん25アルデバランはDCが付いているので上から見ると多少ボテっとしてみえますがパッとみは見分けがつかないほどです。
小型化されたI-DC5

前方から見ると、ハンドル側のサイドポットが大きくなっているこの箇所にDCが配置されていることがわかります。
ボディ本体が小さくそれに合わせて既存のI-DC5を新たに小型化して搭載されています。DC自体が違いますが僕が持っているアンタレスDCMDの4x8DCの大きさとは異なりかなりコンパクトな印象です。
たぶん外側だけ見た場合、DCだと言われなきゃわからないレベルです。
MGLスプールⅣ

スプールの断面が平面ではなく、中心に膨らみのあるマグナムライトスプールⅣが搭載されています。このため巻き取り時に均一にバランスよくラインを巻き取ることが可能になり、それによってキャスト時にスムーズなライン放出が実現できます。
特にPEラインをたくさん巻いて用いるソルトで生かされます。
スプール径は前作22BFSの29mm~30mmに変更されています。1mmの違いですがフィネス用軽量スプールではなくなったためその分自重も増しています。
糸巻量

糸巻量はナイロンやフロロの場合、8ポンドで100m、10ポンドで80mと、必要十分巻けますが12ポンドとなると65mまでしか巻けません。ベイトフィネスとして使うのであれば8~10ポンドでも全然OKですし、ソルトのライトゲームで使うのであれば十分なキャパなんです・・・。
しかし…。後ほど追って解説しますが25アルデバランDCは、フィネス寄りではありますが旧BFSなどと比べてそこまで繊細な釣りに向いてる機種ではなく、バス釣りでは12とか14ポンド以上巻いて使いたい機種なんです。ですから一部のバサーからは「糸巻量が少ない」と言われています。
ちなみにPEならば1号を185mと、1.5号を120mと目一杯巻けます。
ブレーキ設定

小型化されたI-DC5はUIの部分でも進化していて、より操作性が向上しています。これまではN/F/Pとラインモードを設定し、ブレーキダイヤルで微調整するタイプでしたが、より直観的に調整可能にシンプルになりました↓
- モードダイヤル (3段階) L(LOW)、M(MEDIUM)、H(HIGH)の3つでベースのブレーキ力を設定。
- ブレーキダイヤル (5段階) 強弱を微調整。MINが最弱、MAXが最強となります。
モードダイヤルの初期値
L (Low)=向かい風がではなく、風の影響を受けていない。飛距離を出したい時
M (Medium)= 基本の設定。バーサタイル
H (High)=向かい風、空気抵抗の大きいルアー
おすすめのブレーキ設定
※ラインはPE1号前後またはフロロ8~10lbを前提とし、メカニカルブレーキはゼロポジ。
●5g以下のリグ
モードMまたはH、ブレーキ3~5
●7g前後のリグ
モードM、ブレーキ1~3
●15g前後のプラグ
モードL、ブレーキ1~3
各飛距離については下でお伝えします。
飛距離(キャスト性能)
リグ

まずは5g以下のノーシンカーでキャスト。そもそも飛ばないし飛距離計測どころではないです。けっこう無理がありますw
わざわざ25アルデバランDCで投げなくてもスピニングでいいでしょう。スモラバなども、だいぶしんどい感じ…。

ジグヘッド+ワームで約7gくらいのリグからようやく軽快に釣りができます。軽量リグは投げられてもベイトフィネスとして使うと面喰うと思います。
これで風の具合とブレーキ設定が合っていれば、15~25mくらいは飛んでくれ、操作性も悪くないです。ただし、これが7g前後のプラグになるとちょっと重さと空気抵抗の比率の関係で中々飛ばないと感じました。
リグに限ります。プラグで使う場合だともう少し10g以上はほしい感じです。
重ためプラグ

15g前後のプラグとなると、さすがDCブレーキの本領発揮というところでしょうか、スムーズにライン放出されカッ飛びます!!
実測値ではありませんが、よく行くフィールドでいつもの感覚でいくと、ブレーキ設定が合っていて、しっかりキャストが決まればペンシルベイトなら50,60mくらい飛んでる感覚です!
めちゃくちゃ爽快です!!
DCでもちゃんとバックラするw

批判を恐れずに言いますけど、いくらDCブレーキ搭載でもバックラッシュします!
これは、アンタレスDCMDを使い始めた当初にも同じこと思ってました。
制御されているので「バックラし難い」というだけで、それまで軽快に投げていても不意の横風とか、一瞬気が抜けてしまったときなどにはバックラッシュは起こすことがありますw メーカーが悪いわけでもありません。
それでもバックラし難いし、飛距離を伸ばすアシスト性能を取ると全然許容範囲です!
向いている釣り

フィネスというほど軽いルアーへの対応力はなく、それでいて太いラインを巻けるほどのラインキャパもないので25アルデバランは0.8号以上1号前後のPEラインを用いたソルトゲームに向いていると僕は感じました。
xフィネスというほど軽いルアーへの対応力はない
xそれでいて太いラインを巻けるほどのラインキャパもない
⇒0.8号以上~1号前後のPEラインを用いたソルトゲーム
バス釣り(7g以上~のリグ)
もっともバス用で使う人が多いと思うのであえて言うのであれば、先にインプレの箇所でも言った通り、フロロ8~10ポンド巻いて、1/4oz(7g)以上~リグならバス釣りでも。
もしくはルアーの飛距離からすると1/4oz(7g)~1/2oz(14g)のハードルアーでもいいんですがなんせ、12ポンド以上のラインは長さが巻けないなのでそこをどう捉えるかによります。
チニング
僕が実際やってみてバチッとハマる感じがしたのがPE使ってのチニング。多用する7g前後のリグはもちろん10g前後のペンシルなどプラグとの相性はバッチリ!
秋イカエギング
また、チヌで使ったルアーの重さとPEラインの太さを考慮したときに、同じくらいの組みわせにあり、これもイケると感じたのが”秋の新子イカシーズンのエギング”です。
ショアはもちろん、ボートエギングでも行けそうです。
適したロッドセレクト

25アルデバランに組み合わせに適したロッドは汎用性の高い中間クラスのものが良い気がします。自重が150gと旧モデルよりDCブレーキ搭載分20gほど重くなっているのでULやソリッドティップには向いてないと思われ、反面MH以上のロッドではバランスが悪いです。
バス釣りならおすすめはこちら↓ 価格帯のバランスも含め、適合ルアーとラインもバッチリ!
| 長さ(ft) | 自重(g) | ルアー(g) | 適合ライン |
|---|---|---|---|
| 6.10 | 95 | 7~21 | N:8~16lb PE:MAX3号 |
ソルトのチニングなら↓
ブレニアスシリーズの最新ベイトモデル。
| 長さ(ft) | 自重(g) | ルアー(g) | 適合ライン |
|---|---|---|---|
| 7.2 | 90 | 4~18 | PE:0.5~1.2号 |
ベイトフィネス以上ミディアム以下の優等生!
25アルデバランDCは飛距離やライントラブル軽減に寄与する高性能なリールであることは疑いの余地はないです。
これまでの過去3世代の歴史を振り返ってみるとどうしても軽量、繊細系ベイトリールのイメージが先行してしまって偏った先入観で見てしまうと面喰います。これまでのアルデバランシリーズのとは違ったものになっています。
言ってしまえば中途半端とも捉えられますけど、これが適合する釣り方はむしろ多いと思うし、ちょうどベイトフィネスとミディアムヘビーの間を埋めるリールという貴重な存在とも捉えられます。使うルアーとブレーキ設定さえ合えば飛距離も抜群だし、使うアングラーによって強い武器になるはずです。
まとめます!
糸巻量を考慮しラインはフロロ8~10lb。PEなら1号前後
7g以上~15g前後のリグまたはプラグ
状況と使うルアーにブレーキ設定があってさえいれば飛距離は申し分ない!
海水対応なのでバス釣りよりソルトでぜひ使ってほしい!



