高比重ワームのおすすめをご紹介します。と一言で言っても現在各メーカーさんから出回っている種類だけでも指の数以上にあります。
が、しかしいろんなの試して使って見てもあまり特徴に変わりなく結局は基に戻ってしまう…。
こんな原点回帰にもなる、長年バサーに愛されている「迷ったらこれ」的な高比重ワームのテッパンだと思うおすすめ高比重ワームを厳選してお伝えします。
高比重ワームを使うことの利点
高比重ワームは、塩化ビニールなどの柔らかい素材の中に塩が練り込まれていて同じ体積でも比重を重くすることで、飛距離を伸ばすことと浮力を調整したワームのことをさします。
また、血液にはわずかな塩分が含まれていて、ベイトを口にした時の食味が塩があるおかげで、血液と勘違いし違和感をなくすと効果があるとも言われています。
ある程度の塩の量を含んだものはたくさんあり、これ以上だと高比重だという基準はなくそのものの重さやメーカーの公表によって分類されているものが多いです。
高比重ワームの欠点
高比重のワームはざらざらとした塩がたくさん含まれているので、一度フックを刺し込んでしまうと周りの塩からほろほろと崩れていき、針持ちが悪いです。
バイトがあっても乗らない状況とかが続くと、徐々にズレていき外れやすくなりワームの持ちが悪い印象を持っているバサーの人も多いと思います。
オフセットフック以外でマス針などを使う場合にはチューブを併用した方がいいと思います。
また、塩が入っているので錆びやすいです。釣行後に忘れてタックルボックスにフックを付けたままにしていると大きく錆びています。
ダイワ バザーズワームチューブ
高比重ワームの使い方
重さがあるためワームの自然なアクションをより再現できるノーシンカーの際の課題だった飛距離を補うことに成功していて思いのほかよく飛びます。
それにプラスして重たくよく飛ぶにも関わらずワームの特有の揺らぐような浮遊感も残されているので
遠くへ飛ばして、ワーム本来のスローでナチュラルな誘いができます。
冬のボトム攻略
沈む高比重を生かして冬のボトムなど、活性が低いときにも飛距離を武器に広い範囲を、ゆっくりと探ることが可能。
その場合一旦ボトムまで沈めてからトゥイッチorジャークでその場でステイ。ワームに気づいたバスが近寄って様子を伺っているときに
もう一度1~2回、トゥイッチorジャークすると・・・。
答えは実践で味わってみてください!!
ジャークで全レンジを探る
また高比重ボトムまで沈ませることも可能ですが、ワームの浮遊力も備わっているためボトムだけに限らず、表層から中層も攻めることができます。
ロッドアクションでジャークを入れて止める、任意のレンジを切りそうになったらまたジャーク。ジャークとストップを交互に入れることで、狙った任意の層を探ることも可能です。
高比重ワームおすすめ10選
僕がこれまでに実践登用したたくさんの高比重ワームの中で、けっきょくこれに落ち着いたというおすすめをご紹介します。
主観的な要素だけだと偏ってしまうので、一般的に釣れるルアーとして人気のあるいわゆる”高比重ワームのテッパン”も参考にして厳選しました。
どれにしようか迷ったらこれ!どうぞ!
デプス カバースキャット 3.5
世の中が新型コロナで密にならないアウトドアとして釣りがもてはやされるようになった2021年にバスフィッシングに一大旋風を巻き起こし、人気のあまりどこの釣具店でも売り切れ続出。通販でみつけても迷ってる間に、あっという間に売り切れてしまう人気っぷり。
3.5インチがもっとも飛距離と、速すぎない沈下速度で使いやすくて、このサイズながら重さが16.5gもあり飛距離が抜群!
これはアクションを加えないで十分にボトムタッチするまでフォール。野池でも実績があり。
ジークラック イモリッパー 95mm
見た感じをそのまま表現することを一瞬ためらってしまうような何とも言えない「オトナな見た目」wwが目を引くけど、カバースキャットと並んで冬バスに用いる釣れる人気の高比重ワーム。
カバスキャが塩の割合が40%に対してこちらは70%の超高比重。
サイズも40、60、70もあるが95以外に使い道がわからないので95だけでいでしょう。
これはガーリックフレーバー入りなので、非常に匂いが臭いです。釣りしない人からするとタックルボックス置き去りの車の中がギョーザ食ったあとみたいになりますw注意してください。
ゲーリーヤマモト ファットイカ
またこれかと思われるくらいよく見かけることもあるでしょう。その理由はただひとつ”釣れるから”です!!
たぶん僕がボーターはじめる以前にオカッパリメインだった頃はバックスライドでカバー撃ちといえばこのファットイカいちばん魚を連れてきてくれました。
他のメーカーが出してきたバックスライド系と比べるとスライド幅が狭いです。
そのためキャストする位置を計算して撃つというよりはタイトに撃っていくほうが狙った箇所に届かせやすいと思います。初心者でも扱いやすさがあるでしょう。
ゲーリーヤマモト ヤマセンコー
もうバス釣り長い人には釣れると噂の高い高比重ワームの代表的傑作品!!
モデルで女優の菜々緒さんもバス釣りのときにヤマセンコー使ってたのをSNSにアップしててやっぱりなと微笑んだ記憶がよみがえりました♥ラブww
世の中の出る釘は打たれるのと同じく、これ釣れるから毛嫌いする偏屈おやじもいるくらいテッパン
サイズのバリエーションはいくつかありますが、4インチが僕の中でベスト。ノーシンカーでも良く飛ぶし、リザーバーも野池も場所を選ばず使えます。

デプス サカマタシャッド ヘビーウェイト
ミドストに使える人気のあるサカマタシャッドにはノーマルとヘビーウエイトがあり素材の違いで同じサイズでも比重が異なるモデルが発売されています。
おすすめはこの高比重タイプのヘビーウエイトのサカマタシャッド。
ラインナップは4インチ~8インチあるなかで、4インチはノーマル素材のものだけで、7インチはヘビーウェイトのみで、それ以外はヘビーウエイトが含まれています。
このワームの優れているところは、上部にはソルトが含まれておらずワームの株のみに含有していることで低い重心に設計されています。
レイドジャパン バギークロー
高比重ワームの中でもけっこうな飛距離でオカッパリアングラーから絶大な人気を誇る真夏の定番バックスライド系ワームと言えばこれ、バギークロー
一見イモのようにもファットイカにも似たようなルックスをしていますが、ファットイカよりも少しボディは太く、造りがしっかりしていて針持ちが良いことも特筆すべき点として挙げられます。
あまりヒゲ!?触覚!?のような余計なものが少なくカバーに入れ込む際にも邪魔にならないのもいい。
一誠(イッセイ) 沈み蟲(シズミムシ) 3.2インチ
脚の生えたイモムシ型のワームの沈む蟲(シズミムシ)はその名前の通りによく沈む高比重ワームです。
このサイドに着いた脚がパタパタと細かいアクションを生んでくれます。
基本的には逆刺しセッティングでバックスライドアクションさせて使うことが多いですが、ボトムズルから、ウィードの上や、シェイドに落ちてきた虫を演出したりするためにロッドを煽り水面直下をトレースさせることもできます。
O.S.P ドライブシャッド
OSPの高比重ワームとして人気があるドライブシャッド。
このままでも充分に釣れるワームなのですが、これシャッドテール部分をカットして、フックを逆付けにした早春の高比重ワームのノーシンカーゲームが流行したころに突如降って湧いてきた通称ドライモシャッドという使い方がおすすめ
通常着水した個所より奥へフォールしますが、これはテールをカットするのでほぼ真下に沈んでくれ狙いを定めやすくなります。
この手の高比重ワームの親分カバスキャによく似た動きが出せるようになります。

ゲーリーヤマモト イモ60
もうこれはですね、ヤマセンコーと同等にボートでもオカッパリでも釣れるリーサルウエポン的存在です。
イモなんてヤマセンコーもそうですが見た目は何の特徴もないまったく釣れる気なんてしないですがこのイモ60
オフセットフックのノーシンカーでなら見た目以上の飛距離が出るし、投げて沈めて放っておけばなぜか釣れるんです。…。バス釣り以外でもソルトでもチヌ(クロダイ)やハタなど根魚にもめっちゃ効果的!!
ヤマセンとイモとどっちかひとつ?と聞かれたら僕はイモ派w

ニシネルアーワークス ニシネナマズ 5インチ
僕の大好きなルアークラフトマンの天才西根さんが2年かけて開発したナマズワーム。ソフトプラは塩を加えるとどんどん固くなってしまうのを徹底的に煮詰められたちょうどよい配合によりたっぷりの塩をふんだんに練り込んであるのに、柔らかく仕上がっています。
そのため5インチで15gもあり、ボトムまでしっかり沈めボトムを這っているナマズの稚魚やハゼなどを柔らかいボディでナチュラルに演出できます。
僕のおすすめの使い方はウェイテッドフックでの使用。こうすると水平姿勢を保ちフォールし、ボトム到達したあとも水平を保ったまま自然にトゥイッチに反応してくれます。そのほかのリグの使い方はわかりやすく西根さん本人が解説した動画があるので興味ある方はそちらもご覧ください↓
#60 ニシネナマズ|Youtube ニシネ ルアーワークス ジャパン

高比重ワームを使い分けてデカバスを狙い撃ち!
ワームを使いリグで釣りをする場合には、高比重ワームはかなり出番の多いワームではないでしょうか。いろんな種類があってさまざまな使い方がありますから、当然迷うくらいの数の各メーカーの高比重ワームがありますが、経験者さんが口を揃えていう「釣れる高比重系」はおおよそ共通してます。
それが今回ご紹介した種類になります。それぞれに得意な場所、アクション、異なる使い方があるので性能が重なることはほぼないので、全種類とは言いませんがお好みのものをよく行くフィールドの特性とそこにいるバスのベイトなどを考慮に入れて、いつくつか揃えて持っておくといざ!というときの引き出しが増やせます。
高比重ワームは文中でもお伝えした通りデカバスが食ってくることも多いことが特徴です。ぜひ1軍エントリーに加えてその釣果のほどをお試しください。