バス釣りのPEラインのリーダーの太さと長さの決め方&結び方とバスにおすすめのリーダー

バス釣りでPEラインを使用する場合のリーダーの結び方や太さと長さの決め方について解説します。

途中でバス釣りにおいてのリーダーはいらない!?の議論にも最適解をお応えします。

最後に限られたバス釣りにPEラインを使う際のおすすめのリーダーをお伝えします。

バス釣りにリーダーはいらない!?

PEラインにリーダーは必須です!!
バス釣りではフロロやナイロンをメインラインとすることが一般的ですから、リーダーにあまり馴染みがない人も少なくはないと思いますが、

PEラインをメインラインとして使用する場合には先端にリーダーを結んで使用することが基本です。

その理由は・・・

●PEは横擦れ(摩擦)に弱いため根擦れによる破断を防ぐため
●PEは直線強力に優れている分低伸度で瞬間的な衝撃に脆くショックを和らげるため
●同じく伸びないので微弱なバイトを弾いてしまう場合もあるので吸い込みやすくさせるため

こういった理由からソルトウォーターの釣りではPEラインにはリーダーを結んで使うことがあたりまえとされており、

以前は直結して使う少数派も存在していましたが、今時ソルトの世界でPEラインを使うのにリーダー無しなんて、恥ずかしいと思うほど定着しているのが現状です。

その以前一部いた”PE直結派”の言い分の多くは「PEとリーダーの結束が面倒」だということだけでした。

状況によってはいらないという方も…

PEを使う利点はなんにしてもその同じ直線強度で細くできることによる飛距離と低伸度による感度の良さです。

ですがその反面、比重が軽く水に浮いてしまい沈みにくいためバス釣りの軽いリグでは沈むまで時間が掛かってしまうなど欠点も見受けられます。

ですから小型のポッパー、フロッグからクローラーなどトップウォーターで使う場合や、ベジテーションヘビーカバーの中に撃ち込むときには、バス釣りではPEラインにリーダーを使わず直結でもいいという一部のバサーもいることも確かです。

水面を這わせるだけで、バスが掛かっても何もまわりに障害物がないと確定できる状況であればありだと思いますが…。

ただリーダーを結んだ方がいいのは間違いないんです!!

使う理由をもう一度見直してみてください。

水面で使うトップならなおさら吸い込みしやすいようにわざわざナイロンラインにするのに伸びないPEライン直結なんて考えられません。

それと同時に何も障害物がなかたっと仮定しても、掛けたあとでファイト中に魚が反転して背びれがPEにあたっただけで切れます。

PE1号でも、横擦れにただけで驚くほど一瞬でスパッといきます!ソルトの世界ではおそらくほとんどの人が熟知していることです。

使わない理由付けを探すくらいなら、使って得られる利点を理解して率先して使ったほうがいいと思います。これは僕の意見です。

バス釣りのPEラインとリーダーの結び方

PEラインとリーダーの結束にはいろんな結び方がありますが、バス釣りの場合でもFGノットがおすすめです。

もっとも用いられている結び方であり、結びコブが小さくガイド抜けが良いことと、ブラックバスくらいならこれで十分な強度もあります。※(ビッグベイトの場合の太いPEとリーダーの場合は異なります)

また、一度覚えてしまえば意外と簡単で、失敗することの少ない結び方です。

秦拓馬さんも自身のYoutubeチャンネルでPEラインの使用についてリスナーから質問に応えたときに

「FGノットを覚えてください!釣りの幅が広がります!」

と熱弁されています。

この秦さんのようなプロの方の一言は、先にいった「PEラインにリーダーはいらない」ということに対しても論破できる力がありますね!

バス釣りの場合のリーダーの太さ

バス釣りでPEラインを使用する場合のリーダーの太さはメインラインとして選んだPEの号数(強度=LB)によって、同等の強度=LBを持った号数のリーダーが、もしくは1段太いものを選びます。

●PEラインの強度と同等または1段上の太さ
●ビッグベイトなど3号以上など太いPEラインの場合は号数x10lbで選ぶ

ノットを組むと結び目でPEラインの強度は70%~50%にまで落ちてしまいますが本来のPEラインの耐摩擦性やショックを受け止める役割を担うためのものなので同等の強度やそれよりも若干太いものでなければ対応ができないという考えからです。

例えばPE1号であれば約22lbなので、約22lb、5号または6号(約25lb)のリーダーということになります。
※PEもリーダーも同じ号数表記であってもメーカーによって強度が異なります。
ここではXブレイド オルトロスPE ゾーンフィネスとシーガープレミアムマックスの数値を利用しています。

またビッグベイトのときなど3号以上の太いPEラインを用いるときのリーダーの決め方はPEの号数x10lbが一般的な目安になります。

これはフィッシュマンの赤塚代表や、モンスターキスの小塚拓矢さんがそれぞれの公式チャンネルの動画で同じことをおっしゃっています。

PEラインに対するリーダーの太さへの決め方は諸説あり、どんな目的で組むのかによっても違った選択肢になります。

リーダーを太くすれば結び目で切れ、細くするほどリーダーとルアーのアイやすナップ等で切れるため根掛かりしたときもノットの回収率があがり結び直す手間は省けますがPEとの馴染みは低くなるためすっぽ抜けしやすくなるなど互いにメリットとデメリットが存在することも覚えておきましょう。

バス釣りの場合のリーダーの長さ

リーダーの長さはバス釣りの場合矢引(約90cm)という人が多いのですが、その10㎝の差ってなんなん?www

スナップを使う場合でも、ルアー直結ならなおさら結ぶたびにリーダーは短くなってしまうので10cmなんてあっという間に短くなってしまいます。1m基本でいいでしょう!!

●1mを基本
●ビッグベイトや根擦れが気になる場所の場合1ヒロ(約1.5m)~3m

通常スピニングやベイトフィネスとかなら1mが目安にして、それ以外のパワーフィネスでヘビーカバーや入り組んだストラクチャーの中を通していく場合は、その根や水中の状況に応じて長くしていきます。

またビッグベイトの瞬間的な直線強度へのショック緩和をするためには長ければ長いほうが良いとされているので使うルアーの重さやサイズに合わせて1ヒロ(約1.5m)~3mくらいまで長くしていきます。

バス釣りのPEラインの際のリーダーおすすめ

PEラインは昔からバス釣り専用のものが出回っていますが、リーダーはそのほかの釣りのもので代用が出来るので数が少なく、多くのバサーもソルト用で代用しています。

サンライン シューター デファイアー D-Leader

今回バス釣りのPEラインにおすすめするリーダーの中で唯一バス専用のフロロカーボンショックリーダーです。人気のPEラインのシューター デファイアーとの相性は抜群。その性能は折り紙付きです。

デュエル 魚に見えないピンクフロロ ショックリーダー

最近話題をになった水中で魚に見えにくく、アングラーからは視認性が高いフロロカーボンショックリーダーです。

出た当初からバス釣りで使えないのか?と質問が相次いでいたのも納得がいきます。

これは船ハリス用とかいくつか種類があります。バス釣りにはこの”ショックリーダー”です。お間違いないようにお気をつけください。

シーガー グランドマックスFX フロロカーボン

もうソルトでは説明不要の超巨力な耐摩耗性とフロロながら驚きのしなやかさを持ったフロロカーボンリーダーです。とりあえず強固で、どれにしようか迷ったらこれおすすめです!!

バリバス ショックリーダー ナイロン

ナイロンの伸びを生かして乗せやすくするために、吸い込みが悪いトップのプラグのときに用いると、非常に効果の高いナイロンショックリーダーです。ナイロンリーダーといえばはやりバリバス!適度に伸びるのでクッション性も良くPEとのノットも組みやすいです。kぽれよりも上位クラスのVEPナイロンも存在しますが、あくまでソルト想定で開発されたラインなので、バス釣りのような淡水の劣化頻度を考えるとこちらで十分事足ります。

シーガー フロロマイスター300 フロロカーボン

ショックリーダーではありませんがこれだと安いので、頻繁に変える必要のあるフロロはリーダーの代わりに使うと経済的に助かります。このような使い方している人も実際います。

バス釣り界ではフロロカーボンラインのお馴染み!コスパの高いラインとして知名度の高いフロロラインで、バス釣りとライトソルト兼用して使っているベイトリールに巻いてこれ使ってます。

バス釣りでもPEライン使うならリーダーは積極的に使ってみよう!

文中でも言いましたが、バス釣りではいまなおナイロンとフロロが主流でありPEライン使うのに未だにリーダーはいらないなど議論がされているなど、

ルアーフィッシングを長年けん引してきたバス釣りにも関わらずPEラインへリーダーの必要性などの認識は少し遅れている印象です。

長年バス釣りをやっている人ほどその傾向があると感じています。

PEラインを使用するのにリーダーがいらない状況なんてないから、PEライン主流のソルトウォーターでは現在では必須となっています。

PE使うのにノットが組めないとかリーダー使っていないとかいうほうが恥ずかしいと思うくらいです。

多少結ぶ時間や手間はかかっても、リーダーがいらない理由を探すよりもリーダーを使うことで得られる利点を理解して活用することで釣りの幅は広がります。