チニングタックル大全集!チヌをルアーで釣るアイテムを図解

初心者さま向けチニング専用タックル特集です。

これからチニングをはじめようと考えてらっしゃる方のためにタックルについてひとつひとつ解説しているページが書きたいと思ったので今さらながらご用意いたしました!

あれやこれや釣る前から知識ばかり蓄えてしまうよりさっさとタックル揃えてチニング実践したほうが学べます。ですが私のように何度も間違った買い物をしてしまい痛い目に合うのは財布にも優しくありませんしなんせ時間の無駄です。

そんな無駄な事をさせないようにどのようなタックルが必用かをひとつひとつなぜその機能が必用なのかも踏まえてお伝えします。

じっくり全部読みたい人は最後までお付き合いください。まずはざっくり自分の知りたいところだけ読みたい方は下記のカテゴリ分けをクリックしてご参照ください。

チニングタックル

タックル① ロッドについて

わざわざベイトで始める必要なし!

チニングのタックルをはじめて購入するときにいちばん迷うのがロッドだと思うのですが、最初に申しておきます初心者の方がどれにしようか迷ったらMLタイプのスピニングを購入しておくとほぼほぼ間違いないです。

チニングでもっとも効果の出やすい「ボトムズル引き」からトップでペンシルやポッパーなども使えるので最初の一本にはMLタイプで充分過ぎるくらい充分です。

だんだんと慣れてきてボトムの取り方や感じ方がわかってきて釣れてくると自然とタックルにもこだわりたくなるので

そうなっってきたらランクアップして買い替えればよいです。それよりもたくさん釣ってチニングの楽しさを体感することのほうが先決です!

ベイトロッドが流行っているけど…

誰かのおかげでチニングはベイトロッドでやらなきゃカッコ良くないみたいな風潮がありますがwぜんぜんそんなことないです。今の流行りなだけですww

メーカーのプロアングラーの方見てください、ほとんどがスピニングタックルです!

ただスピニングに慣れてきたら、ベイトロッドでも楽しみたくなる時期が来ます。それからでも遅くはないです。決してベイトタックルじゃないとチニングできないわけではありません!!

僕はバス釣りもやるのでバスロッドも保有していますが、ノーシンカーやシャッドなどチニングほどの軽いルアー扱うフィネススタイルの場合はスピニングのほうが飛距離、感度ともに適しています。だから無理にベイトタックルからはじめなくてもいいです。

ボトムズル引きだけやるなら!こんなロッド

底のゴツゴツした感触や、水底でも口の小さなチヌのつつくようなアタリを手元まで感じられるロッドの方が明らかに取りやすいです。もちろん誰でも慣れれば前述のとおりMLでも充分な感度を感じることができ問題なく釣れますが、あくまでこだわってボトムズル引き釣法に特化して釣りたい場合のタックルです。

間違いなくボトムズル引きに特化するならロッドはLタイプのチニングロッドです!
メバリングロッドで代用される方もいらっしゃると思いますがLよりもっと柔らかいULタイプ×。柔らかすぎて掛かった時に寄せるのに一苦労します。メバリングロッドで代用される場合はLタイプ以上がいいです。

先にも述べましたがボトムズルと併用してプラッキングおしたいのであればML

あとはメーカーによってもクセがあり、同じLでもかなり違います。これだけは釣る人の好みにもよります。

シマノ 20ブレニアス BB S78L

何が何でもトップやプラッキングも楽しむなら!

水面でチョンチョンとポッパーやペンシルを動かしベイトライクな動きをするにはそれ相応のトップ(水面)で見えるルアーを自分の思うように動かせる操作性が重要になってきます。

シャローエリアでのトップゲームで一番紛らわしい「乗りにくさ」を解消してくれる食い込みやすいティップ(穂先)のしなやかさが大事だけど

これまた柔らかすぎると操作しにくく、固いと上手く乗せにくい。

ほどよい柔軟性と乗り重視のティップとチヌの大きな引きを受け止められるだけのバットパワーも必要になってくるちょっとややこしいタックルです。

足場の高い位置からあまり投げることはなく、シャローフラットなエリアで使うので長さもそんなに必要ありません。7フィート前後がベターでしょう。

チニング ロッドはトップ狙いとボトム系とでタックルを分けて揃えておくと扱いやすく釣果もアップします。

●長さは6.5~7.5ft前後
●ボトムズルだけに特化するならばLタイプ
●プラッキングまでするならMLタイプ
●ベイトタックルに拘る必要はなし!
●慣れてからベイトでも釣りを楽しもう!

タックル② リールのこと

リールはスピニングならダイワの2500番、シマノなら2500番~C3000番クラスがチニングには最適です。

強めのメバリング(2500番前後)とか、エギング用のリールでも代用できます。
4000番クラスだとオーバータックル。

チニングはロッド自体が軽くて冬の遠投時期やプラグを使う場合でも重たくても15g~20gくらいまで。

よく使うのは10gくらいまでのルアーなのでロッド自体がとても軽いのでリールだけ大きく重たいとバランスが悪くなり結果的に手返しが悪くなるのでできれば高剛性素材の軽いものでできたものがおすすめ。
シマノ 24ヴァンフォード C2500S

タックル③ ライン(PE・リーダー・フロロ)

タックルの中で特に消耗品のライン。 PEラインの使用経験があるひとは最初からPE+リーダーがおすすめ。
他の章でも書きましたがPEは少し慣れるまで糸がらみが多いのでロッドや基本的な釣り方に慣れるまでは、チニングで釣れないことないのでナイロンでも構いません。

PEの太さは0.6~0.8号(約14b~20lb)がおすすめ、不安なら1号でも。

お値段も上がりますが4本編みのものとは強度が違います。月2,3度ほどの釣行ならこれくらいの強度があれば2シーズン(2年くらい)持ちます。

リーダーはフロロの10b~16lbがちょうどよいです。チニングのタックルの中で必需品のリーダーの長さは、河川や護岸、サーフの場合60㎝ほどとれば充分です。足場が高い岩場だったとしても1mもあれば充分過ぎるくらいでしょう。

ただPEを使うメリットはその感度の良さ!、もうひとつ付け加えるなら細いので見切られにくいのだそうです(オレ魚じゃないからわかりません…。)なので、いずれ慣れてくると使いたくなるのは当然で、どうせ使うんなら最初からって思う人ははじめから練習しながら使ってみるのがおすすめ。

ちなみに自分の場合、チニングは最初ナイロンでワンシーズンやって翌年からPEにしました。いきなりプロのタックルじゃなくても釣れるんです!

ナイロンならフロロカーボン級の高感度高強度を持つ東レのバウオ”スーパーハードポリアミドプラスの8号か10号がおすすめです。

PEの号数はチニングの場合、0.8を主軸にして考えるといい。粗い根が少ない場所では0.6でも釣れる。シャッドやクランクなどプラグメインで釣るならば0.6でも強度は充分だし、なんせ飛距離が稼げる。自分の行くフィールドに合わせて選択してほしい。

DUEL アーマード F+Pro 0.8号

タックル④ ルアーについて

チニングに使うルアーは一般的にボトムズル引きがメインなのでジグヘッドと呼ばれるオモリとフックが一体になったものとワームを使うことが最も多く、良く釣れる釣法です。

ケイテック クレイジーフラッパー 2.4インチ

また、6月くらいから9月中くらいまでのハイシーズンになるとトップ(水面)で水面を意識した高活性なチヌを狙うためにポッパーやフローティングペンシルといったルアーを自分はタックルボックスに常備しておき使います。

メガバス 水砲 SWING HOT(スイホウ)

水深のある場所ではミノーやシンペンをゆっくりと泳がせたり、一時期爆発的に広まったシンキングミノーにオモリを着けて改造したMリグもチニングという言葉が出る前に出現し流行りましたが、今ではバス用で知られていたクランクがチヌ用に開発されチヌクランクというものが各メーカーから出ています。

ジップベイツ リードボム 48F

ルアーの先っぽが底をチョンチョンとつつきながら尻フックをゆらゆらさせて泳ぐこれもけっこう釣っていておもしろいです。タックルボックスにいろいろバリエーション揃えておくと一回の釣行で状況を見極め色々なチニングを試しながら釣ることができます。

タックル⑤ チニングで揃えておきたいアイテム

タックルケース

必要最低限。これくらいは買いましょう。
ジグヘッドや替えのフック、ワームにスナップなどを閉まっておくと釣り場で交換する際に超便利。
メイホウ タックルケース スモークブラック

ヘッドライト

チニングは警戒心の強いチヌを追うのではやり断然夜の方が釣れます。ということは夜間の釣行でラインを結んだりするにはライトは不可欠。

以前釣りをはじめたころはキャンプ用の携帯ランタンを持って行ってましたがいちいち手で持って近くで照らさないといけないので面倒になってヘッドライトを買ってその便利さにビックリ。夜の釣行に欠かせないタックルです。

頭につけてるだけでスイッチ一つで使えるし高性能なものなら暖色とハイビームなどがセレクトでき近くを照らすときと先の暗い場所を確認するときに便利です。夜間の釣りにはヘッドライト必須です。

今は僕はこんなもの使ってます。重くないし。気張った夜釣りします感が少なくて愛用してます↓

あると助かるタックル

ここからはあれば助かるなくても釣れるタックル!
けど持ってるといいことあるタックルです^^

ランディングネット

私は最初のころチニング釣れないし持って行くのが面倒で、置いてけぼりのタックルのひとつでしたが、強引に引っこ抜いたりして40UPとか掛かったときロッドとドラグの使い方間違うと下手したらロッドが折れることもあります。

無くても釣れるので軽視しがちですが、初心者の方ほど持ってたほうがいいです。変にロッドを曲げてしまうとロッドも傷みますし、何よりせっかく掛かったチヌをランディングまでしないと釣ったことにはなりませんから…^^。


今では必ず持って行きます。逆に持っていないと釣れないヘタクソなんじゃないかと思ってしまうタックルのひとつです。何度かチニングいってると釣れてる上手いひとほどネットをちゃんと持ち歩き釣行していることにも気づきます。

写真のようなネットとグリップ、ジョイントがセットになったものがおすすめ!

(柄)グリップ部の長さはそれぞれのホームにあわせて値段が高いものほど丈夫で軽く、持ち運びがラクです。

タカミヤ ストウィニング ランガンシャフト 300

フィッシュグリップ

あとこれ!!チヌは固いフジツボやカニなども噛み砕いてエサにするほどアゴは固くて歯も強靭。
口に手を入れて持つ通称バス持ちなんてしたら指なくなりますよ^^
なくてもいいけど、あったらめちゃくちゃ便利っていうタックルです!!

フィッシュグリップがあると友達と釣行したときに記念撮影したりするときにも便利。掛かったフックを引っこ抜くときのプライヤーも持っていれば代用も可能です。

チニングも基本ランガンなので持ち歩くのでできるだけ軽いものが◎。
パワーがあって軽いものほどお値段も高い傾向にありますが、軽いのをいちど持つと他のものが使うきしなくなります。

タカミヤ XOOX ライトゲーム フィッシュグリップ