チニングのラバージグのおすすめをご紹介します。
いまではチニングであまり見かけなくなりましたが釣り初心者の人もはじめやすい手軽さがウリの仕掛けの特徴と使い方も解説します。
チヌ用ラバージグとは

ラバージグ(Rubber Jig)は、バス釣り生まれたリグの一種で、スカート(シリコンやラバー素材のフレア)が付いたフックとシンカーが一体化したジグヘッドのことです。根掛かりしにくく、非常に汎用性が高いルアーです。
それをブラックバスと食性が似ている箇所の多いチヌに置き換えてつくられたものがチヌ用のラバージグです。
バス用との違いと特徴は、まずスカートの本数と密度が違います。スカートの長さがチヌ用は短く、本数が少ないのが特徴です。
またバス用はシンカーとフックが一体型=固定されているものが一般的ですが、
チヌはバスのように吸い込んで捕食するのではなく、顎が強靭ですが口が小さく噛み砕くように食すため吸い込みに追従するようにフックがアイに対してリングで半遊動式になっているのも特徴です。
ある程度の誘引力を持たせたまま、ややアピールを控えめにし、フッキング率をアップさせた感じになっています。
デメリット
唯一デメリットと言えるのはほかのリグと違い、値段が高いこと。大概1つ売りで1つで500円~700円くらいする。
ボトムを這わせて使うことがメインのもので根掛かりも増えるため財布にはあまり優しいとは言えません…。
けど↓
簡単、手軽さは随一!
現在ではチニングのほとんどがフリリグなどより安くできるリグになってきているのであまりラバージグを使う人は見なくなってきたけれど、
複雑なリグを組よりもいっそう楽で時短になるため、手軽さと、釣れやすさいう点ではチニングにおいて随一です。
ラバージグのヘッドの種類
●フットボールジグ
丸みを帯びたヘッドで、ボトムでの転がりやすさが特徴。
砂利やハードボトムのエリアで有効。
●ラウンドヘッドジグ
球形ヘッドで、ナチュラルなフォールが特徴。
リップラップの上や、岩が点在しているようなオープンエリアに適しています。
●アーキージグ
先端と後方をつまんだような形状、ボトム狙い、カバー(藻場)周りと幅広く対応。
特に根の粗い箇所や藻場などでする抜けがいい
●スイムジグ
先が尖ったものや魚の頭の形を模したものなど細身で流線型のヘッドデザイン
ただ巻きで泳がせて使う、シャッド系やグラブ系のトレーラーを装着するときに相性が良い
ラバージグのトレーラー(ワーム)
ラーバージグももちろんトレーラーを使用します。
チニングでもっとも一般的なトレーラーはエビやカニなど甲殻類を模したクローワームが用いられます。
冬の活性の低いときなどグラブ系を使用することもありますし、
根魚用のカーリーテールや、メバリングなどに用いるシャッドテールやピンテールの小魚系ワームを使って釣る人もいます。
チニングでのラバージグの使い方
●ボトムズル引き
ボトムまでしっかり着底させたらボトムを切らさないように底をずる引く
途中止めたりシェイクしたりしながら引いてくる。底から離れないことがキモ。
●ボトムバンプ
ロッドを軽くしゃくりながら、底を叩くように動かす。
底にいる甲殻類が跳ねながら前進しているようすを演出する。
●カバー撃ち
産卵期や冬に身を潜めている藻場の中にアーキージグなどを通してくる。
チニングのおすすめラバージグ
チニングはジグヘッドを使ったボトムのズル引きがいちばん釣れやすく、初心者向き。簡単に釣れてすぐに楽しめるボトム系のルアーの中からを実績を踏まえ初心者におすすめのチヌに効くラバージグをご紹介します。
基本チニングはボトムを攻略するのがもっとも釣れる!!ボトムズル引き用のラバージグの中から、私個人が使ってみて、コスパが高く実績のあるおすすめをご紹介します!
デコイ フラッシュボム
最近はずっとバス用のジグヘッドのこればかり。
チニング用として600円代後半のこのお値段で嬉しい☆彡2個入りってところがまずおすすめな点で。
これ釣れるルアーとして名高いチヌ塊やネガカリノタテと同様、フックに横向きのスプリットリングが付いていてフックが自由に動きます。コレがチニングには結構重要。ワームが自由に泳いでくれリアクション入れてもフックの向きが変な位置にならないので確実にフッキングしやすくなってます。
ボトム安定性の高くて、どちらかというとシンキングよりフロートタイプの浮くワーム選ぶとアピール性も増します。この機能でこれはコスパ最高です!!
チニングだけじゃなくロックフィッシュ用ジグヘッドとして使ってる人もたくさんいます。
安いからどうしてもいる場合、店頭でも買っちゃうときあるけど、通販でまとめ買いしたほうが断然おトク!!

クロスファクター チヌマル
これ最近お気に入りのフラッシュボムより安い!この380円前後の値段で2個入りは嬉しいが、ややフックに不安がある。
と、スカートの長さと太さがあまり好きではない(チヌには長すぎる)ので、一度2色購入して合計4つ使ったが結局自分はフラッシュボム派のまま。
価格を抑えるだけの目的なら間違いなくイチ押しのラバージグ☆彡

ジャッカル ちびチヌヘッド
いい時代になりましたね。欲しいと思って「こんなのあったらいいな…」て願い続けるとないものがない時代に(笑)
ネガカリノタテの素晴らしさは知っているけど高くてロストが怖くて俺は使っていませんでした。けど良さはわかっていたので自分で自作したりしたけどやっぱり面倒なので一度だけ作ってやめて(笑)
安価のこういったジグヘッド無いのかな~てバス用探したりしていましたけどこれっていうものがなくて。やっと見つけました!
さすが我らのジャッカルさん!いい仕事してくれます。価格が安くてしかも2個入り!!私の1軍ルアー入り間違いなしです!
シマノ ブレアニアス ネガカリノタテ
一時期ちょっとだけ使ってみたチニング専用にボトム攻略用に考案されたジグヘッド。のでこの名がついていますがメバルなど磯の根魚にも使えるそうです。
いい感じなのですが上記で紹介したものより少しだけお値段が高め。
けどこれで本当に根がかりの回数が減れば頻繁に買い足す必要がなくなるので、こっちのほうがチニングでは経済的かもしれません。3色、重さ2種類買って、今のところどれも無事です^^
もう少し使って調べてみたいと思います。

アピア チヌパラ ドッヂ
リトリーブしているときは、上下左右にゆらゆら。止めたときにジグが上を向く。前後に振ってアピールする。
「止め」が効く状況ではジグヘッド単体でもこうした動きに追従するルアーはアングラーにとってありがたい。
シンキングタイプのワームだと通常のジグヘッドだと止めたときにアピールしにくいのでどうしてもシェイク入れたりするがこれは必要ない。そのままストップ&ゴーを繰り返すだけでいい
ナダ チヌジグ
最近チニングの世界に鳴り物入りでその名をとどろかせているナダのジグヘッド。
特にこのあたりのジグヘッドはチヌ塊とか、クレイジグ、チヌパラドッヂ、ネガカリノタテのように特化された特徴がない限り価格帯以外に比較対象要素がほぼない。
これも、もう少し安かったり、二個入なら普通に釣れちゃうレベルなんですけどね…。
ただこれカラーバリエーションが豊富で選べるのが嬉しい!! 自分が好きなカラーはこのウォータメロン♥

ゼスタ ブラックホーク
軽いジグヘッドでも底の形が平べったいものだと泥底とかだと埋まりやすいが、この形状。水の流れに乗ると底を切るようにつんつんしながら引いてこれる。
釣れるんですけど、特に印象がないので値段ばかりが気になります。
この価格のまま二個入だと俺ならずっと使いつづけるんだけどな~。
シマノ ブレニアス エムシーヘッド
活性の高いチヌ(クロダイ)にハイアピールするように生まれた専用設計。
ゆっくりと巻いて途中で止めたりするいつものチニングではなく、ただ投げて巻く。それだけで元気のいい個体にあえる。
ただ…やっぱ…このブレニアスシリーズはなぜこんな高いの?
このジグは2個入りになっていてほかのワームとかよりは良心的に思えるが、これで900円近くする(7gの場合)。
釣れそうなのでモノは確かなのだろうけど…。それもずべてこのシリーズに共通している。一度使ってはみたいが使い続けることはない。

ハヤブサ チヌリグ ボトムアーム
売れてる!?奔放でよく見かけるがどうなのか気になるので使ってみたいし最近のおすすめなのは間違いないようだが…。
結局これはフックが固定されている。遊動式ではない。口が小さく堅いチヌではフッキング率が下がる。
上位4品でおすすめしたジグはすべてフックが上下左右に動くものばかりだ。
ミスフッキングを増やしてでも根掛かりを防ぎたい人はどうぞ。

ダミキジャパン チヌマウスS
チニングし始めた頃にはいろんなジグヘッドを試していました。当初使って釣っていた中でも3本の指に入るのがチヌマウスS。
もうチニングが流行り始めたころからやってる人なら知らない人はいないくらいの人気ジグ。安心感は底なしですね。
もちろんチヌ(クロダイ)、ドデカいエイまで引こずって来てくれます(笑)

まとめ
ラバージグは、根掛かりしにくく、アピール性まで持たせたもので僕がチニングをはじめた頃はほとんどラバージグばかり使ってました。
そう釣り場についてややこしいリグを組む必要がないため、ラインに装着してしまえばすぐに釣りができるため、あまり釣りをしない人を誘ったときでも手軽にはじめやすい。
そういった手軽さという点ではこれだけチニングでフリリグ全盛期の時代でも、まだまだ使い勝手は残されています。
あまり難しいことを考える前にパパッとチニングをはじめたい人にはチヌ用ラバージグがおすすめです。