ワームとジグを使ったチヌのボトム攻略で「ボトムバンプ」について解説します。
夜のスローな底ズル引きよりもデイゲームでのリアクションバイトを誘い出す際に有効な釣り方も
少し初心者の方にはイマイチ掴めないなどの質問をされることが多くあったので
ここで最初に僕が”勘違いしてた点”や、”ここ直したら釣れるようになった点”などコツを交えてお伝えします。
ボトムバンプとは

ボトムバンプは、チヌ釣りやロックフィッシュ、バス釣り、トラウト釣りなど多くの釣り方に応用できる効果的なテクニックです。
ボトムバンピング(Bottom Bumping)=直訳すると「底突き」という意味。
この方法では、ロッドを上げたり下げたりしながらリトリーブ(巻き取り)を行い、ルアーを底にトントンと跳ねさせます。
通称ボトパンなどと呼ばれています。
まるでルアーが底をスキップしながら進むかのようなイメージで、スローに巻いてると見切られてしまうようなデイゲームや、追ってきても魚が食いつかない時に特に有効です。この動作により、ルアーが大きくアピールし、魚の注意を引きます。
主にジグヘッドやワームのフリーリグを使用するのが一般的ですが、シンキングミノーやバイブレーションルアーを使っても同様の効果が期待できます。
このテクニックをマスターすることで、釣果を大きく向上させることが可能です。
ボトムバンプのやり方

穂先(ティップ)にジグの仕掛けの重心が掛かっていることを感じながら=穂先(ティップ)だけ曲がるのを感じながら
①鋭く1回転に1度トンッと煽る。
【軽い力で鋭く】です。ここキモです!
跳ね上げる時にロッド全体を力いっぱい引くのではないです。トゥイッチよりもやや強めジャークやリフトよりも弱め。
力いっぱいロッドを煽ると違う釣り方になってしまいます。
そうするとボトムから少しだけ、10cm~15cmくらい浮き上がり
甲殻類や小魚が跳ねるように進んでくる姿を演出できます。
この動作を2.3回と止めるを繰り返します。
トンットンッスー(スーはフォールw)とか、トンットンットンッスーという感じで
一定のリズムでやってやるといいでしょう。
糸ふけ分だけ巻きとる
②元の位置までロッドを戻しながら糸ふけをとる
この「スーッ」のときにロッドを元の位置に戻しながらロッドを煽ったときに出来た糸ふけ分だけ巻き取ります。
そこでいったんリトリーブを止めてしばらく待ちます。数秒~多い時は20秒ほどそのまま止めて次の動作まで待ちます。そうしたらまた同じ動作を繰り返します。
この繰り返しです。
止めている時間はその時の状況による。水質がクリアで天気の良いデイなら短く、曇り空で水質が濁っている場所なら多めにとるなど、いろいろやってみてその日その場の食わせのタイミングをみましょう。
止めを長く取る場合には選ぶワームも大切で、止めてもフローティングタイプのワームで水中で立ち姿勢にユラユラしてくれるクローワームだとなおさら良いです。

ボトムバンプのコツ

ここからはボトムバンプを上手にこなすための方法です。
初心者の人が最初に意識して欲しいものから順にコツをお伝えします。
しっかり底取りする!
トンットンッスーでもトンットンットンッスーでもどちらでもよいですが、
このスーの糸ふけ分だけ巻きとったら終わりではないです!