チヌのプラグルアーを主観的に僕のこれまでの実績から導き出した最強決戦をお伝えします。
水温が高くなる時期につれてプラッキングゲームがおもしろくなっていきます。その前に揃えておいてほしいチヌ狙いのプラグルアーを厳選してご紹介します。
チヌのプラッキングゲームとは
チニングは日本ではワームを使ったボトムズルで狙う釣法がもっとも浸透していて、今でもチニングの主流になっています。
ですからチニングは「ボトム取らないと釣れない!?」というイメージがありますが、日本以外でもチヌ釣りは行われており、チヌ釣りが盛んなオーストラリアでは、プラグルアーの中層(ミドルレンジ)攻略がメインなのです。
チヌは底にいる甲殻類や貝類が好物なことに変わりはありませんが、それ以外にも中層を泳ぐ小魚も捕食しています。
決してボトムから離れた場所でも食わないことはないでのです。
そういったチヌの食性を生かして効果的にプラグルアーを用いて釣ることが、チニングのプラッキングゲームになります。
チヌには専用ルアーでなくてもOK
この章ではチヌが釣れるプラグルアーの最強をお伝えしますが、それらはチニング専用ではないものが大半を占めています。
何故かチニング用プラグルアーって各メーカーがこぞっていろんなものを出してくるものの、息の長い=長年続いているものってごく一部だけなんです。
よほどの個性で釣れないと売れないのでしょうか!?
チニング用があっても新興モノですぐに廃盤になっていくものが多いのです。
だからとうわけではありませんが、ほかのバス釣りやシーバス用のプラグでも釣れるし僕のチヌのプラッキングの釣果は専用のものはほとんどないです。
チニング専用に拘る必要はありません。
チヌの最強プラグルアーおすすめ
ここからは僕が実績のあるものの中からチヌに効果のあるプラグルアーの最強を10個に厳選してお伝えします。
チニング初心者の方でも比較的扱いやすいものから順にカテゴリ別にご紹介していきます。
バイブレーション

まずはバイブレーションから。チヌのプラグルアーの中でも扱いやすさはナンバーワン!!高水温期に入れば間違いなく速巻きだけで釣れるので、初心者の方でもはじめやすいのでおすすめです。
低活性の時でもリフト&フォールをすれば使えるチヌのプラグルアーの代表的存在です。
ジャクソン 鉄板バイブ 14g
イチオシはこちらジャクソンの鉄板バイブの14g。ひとつ上の20gでも釣れますがこの小粒サイズが春から初夏にかけてめちゃ釣れます!
良く飛び簡単に飛距離も出せるし、デイゲームの速巻きで効果バツグンなのでチヌプラッキング初心者にもおすすめです!

バスデイ レンジバイブ 55ES
こちらは、もう少し近距離の底にゴロタ石が点在しているようなシャローを引いてくるときに使います。メタルバイブほど沈みこまないので根掛りしそうな場所でも使い勝手が良いです。
レンジバイブはシーバス界では往年のアングラーが愛した人気のバイブレーションなので信頼度が段違いです。
ミノー

バイブレーションでなくてもミノーのただ巻きでも、昼夜問わずチヌは釣れます。
後ほど選び方のところで詳しく解説しますが、アピール控えめのものよりも強波動のアピールの強めのプラグルアーがチヌに向いています。
ラパラ (カウントダウン) CD5
CD5は釣れるのですが軽くて飛ばないので逆にタックルを選ぶ(僕は6.6ftバス用スピニングMLで投げる)から、ひとつ上のCD7でもいいです。なんならCD9でも釣れます。ですがチニングにはサイズが小ぶりなCD5またはCD7がベターだと思います。
カウントダウン=自分で秒数を数えることである程度の潜行深度を図ることができ、実際スローシンキングですがCD5でも1m~1.5mくらい潜ります。
言わずと知れた強ウォブンロールのブリブリ感が食い気を刺激します。難点は飛ばないこと…。ですからラパラCD(カウントダウン)を使用する場合はベイトタックルではなくスピニングがおすすめ。
水深が50cmもないところでこれをタラタラ巻いてるだけで元気の良いキビレが食ってくるのがこのラパラCDです。

シマノ サイレントアサシン 80S フラッシュブースト
ラパラCDのほかに釣れるミノーはほかにもたくさんあるのでどれに絞ろうか迷ったのですが、下手にトゥイッチやジャークしなくてもただ巻きでチヌが釣れるミノー…としてならラパラCDの次はやっぱこれです。
ミノーというよりシャッドに近い使い方も出来るし、このサイズ感なのに飛距離が出せます。チヌプラグ初心者にはこちらがおすすめです。

シャッド

僕はチニングのプラッキングゲームの中でもシャッドがいちばん好きです!
チニングならポッパーかシャッドというくらいこの釣り方に惚れ込んでいます。
トップチニングのように水面割って出てくるドキドキ感はなく釣れた時の驚きも少ないのですが、トップに出きらない状況とか、飽きたらこっちに即スイッチ。
シャローで底をコツコツさせても、ワームのボトムズルよりも根掛かり回避率が大きいのもいいです。
ジャッカル ソウルシャッド 58SP
シャロー帯でただ巻きすれば前傾姿勢でときおりボトムをコツりながら引いてこれます。ときどき止めてやると今度は水平姿勢になって浮いて食わせの間を作ってくれるサスペンド使用。
サイズは何種類かあり潜航レンジも異なりますが、チヌにはこの58か52が使いやすいです。もっとシャローを引けるSSRもあります。
冒頭でもお伝えしたように各社メーカーからチヌ専用のプラグルアーは出てはすぐに消えてなくなりを繰り返しで残っているものってごくわずかしかないです。
僕の中でチニングシャッドの最高傑作だと思っていたダイワシルバーウルフのチニングシャッド40F(4cm、3.8g)が廃盤になってしまい…(。•́︿•̀。)
それ以来バス用の釣れるシャッドソウルシャッド でやり過ごしています。チヌにもかなり応用が利きます。安心感と信頼度が違うのでもうシャッドはこれ1本でも全然OKです。
クランク

シャッドよりもさらにブリブリとしたアピールの強い波動で泳ぐクランクでもチヌは釣れます。雨降り後で、濁りが入って普段より活性が上がる条件下でクランクのようなハイアピール系が効くことがあります。
チヌやシーバスでクランクを用いて釣る場合は、巻いて釣るというより一点だけ見過ごしてはいけない釣り方の条件がありますが…。それはまたの機会に詳しく解説します。
メガバス グリフォン ベイトフィネス MR-X
チニング専用クランクの同社ピークスよりも、こちらのバス釣り用のチビクランクが扱いやすくてチニングに適してると思います。
ピークスはスローシンキングなので沈むのに多少時間がかかる。ボトムノックさせながらリトリーブするまでの間隔がとりにくく、流れが速い地域では不向きで特に初級者には使い勝手が悪いです。
小さくてもクランク特有の派手目の小刻みなアクションは健在!MR-Xと、潜行深度がもっと浅めのSR-Xがあるのでお間違いのないように。

コーモラン アクアウェーブ ミヤビス 45DR
メバル類やカサゴなど根魚を釣るために開発されたロックフィッシュ用のソルトクランクです。
根魚用なので、ボトムをコツコツとリップで当てながら尻上がりにふらふらアピール
この手のクランクは一口サイズに小ぶりにするとウエイトが軽すぎて飛ばせなっかたりするし、重さを優先して選ぶとチヌにはサイズがデカすぎるなど問題点がたくさんあったけど、ミヤビスの場合長さ45mmで、重さが7.4gもあるので、飛ばせるし、深さ3メートルまで潜るので一挙解決しました!

その他の分類
ミノーやシャッド、クランク、バイブレーションのほかにもチヌが好む!?=チヌが釣れるルアーの種類があります。中でも僕の実績のほかによくSNSでも話題になることのある、チヌが釣れるプラグルアーの代表格をお伝えします。
ブルーブルー シャルダス 14
沈まない水面直下を引いてこれるスピンテールです。シーバス用としてデビューされたもののこの14gをシャローで使うとチヌがめっちゃ釣れるんです。
水深のある場所は普通にスピンテールジグなどに任せて、シャローや足元近くのゴロタなど敷石の上など根掛かりが心配されそうな浅瀬でつかうといいです。これでチヌを食わせるならシャローがいいdしょう。
シャルダスにはほかにもサイズがありますが、シーバスにマッチしている20になると巻き速度によるアクションが違うのでチヌには14がいいです。

チヌのプラッキングゲームを楽しもう!!
チニングでも使いこなせてこそルアーマンを名乗れる!ミノーやクランク、シャッド系プラグルアー。
ラバージグとワームでも、もちろんルアー釣りなんですけどそれで釣れるようになってきてそれが常習化してくると、やっぱり「ルアーで釣ってる」っていう一種のゲーム的にもチニングでもっと楽しむにはやっぱりワームじゃないプラグルアーで釣れるようになりたいと思ってくるのは必然でしょう。
ポッパーやペンシルをつかったチヌトップよりもさらに釣りやすい、もっと水深の入った場所でのプラッキングゲーム。チニング初級者にはいきなりプラグルアーミドルレンジで爆釣るのは難しいかなぁと感じるかもしれませんが、慣れたら簡単!
まずはここで紹介した釣れるおすすめプラグルアーを選んで釣れるイメージを沸かせてください!いつものボトムズルとは一味も二味も違ったプラッキングゲームでチニングをもっと楽しみましょう。
チヌのプラグルアーの選び方
ここからは上級者向きの内容になります。
ここでチヌにおすすめのプラグルアーを知れたのはいいけど、なぜこれなのか?サイズやアクションなぜこれを選んだのか理由が気になりませんか?
ここからは僕自身がどういう条件でチヌに効果のあるプラグルアーを選んでいけばいいのかについて、サクッとお話しします。
僕が大事にしている条件とその理由
ここから先は僕がチヌのプラグルアーを選ぶときに大切にしている選び方の条件とその理由について解説しています。
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