チニングのワームのカラー!色の相関関係とチヌも釣り人もテンション上がる選び方

チニングで基本となっているボトバンやボトムズル引きする際のジグヘッドのトレーラーとなるワームのカラーって何色がいいのか今さらながら特集します。

自分なんかはもうカラーで迷うことなく自分の中での定番(自分のホームとか時間も考慮して)が決まっていますが、チニング初級者の方にとっては結構気になるところでしょう。

自分もはじめは試行錯誤でいろんな人の意見聞いていたなと思い返しながら初心に戻って、チニングで釣れるワームのカラーについてお話します。

ワームのカラー選びに迷ったらコレ!

チニングのワームのカラー

一般論だけで言うと…

●デイゲーム:グリーン系(藻系とかグリパン)、もしくはナチュラル
●ナイトゲーム:蛍光色=パール系、シルバーフレーク(銀粉)の入ったタイプやレッドや、オレンジ、または光の指すところならクリア系もありです。

その他、ベイトがカニなのかシャコなのか、それともイガイなのかフジツボなのか?で選択肢自体も変わってくるでしょう

夜ならパール系とかもおすすめです。

釣れるワームカラー選択

チニングで多用するワームは種類が同じものを持っていたとしても色違いを購入しておくといいです。状況に応じて使い分けができるからです。そうしたカラーの使い分けで釣果がアップするのは言うまでもありません。

ではどのような状況のときに、どのようなカラーのワームが釣れるのかを画像付きで見てください。

日中の水がクリアなとき:マッチ ザ ベイト

ナチュラル系カラー|チニングのワームのカラー,選び方

昼の澄み潮
いわゆるナチュラル系のカラーのことです。
日射しが照り付け水が澄んでいてクリアウォーターの場合、ルアーが疑似餌だと見抜かれやすくなることをカバーするために、そこにいるベイトのカラーに似たものを選択する一般的な考え方です。

特にデイゲームでの透き通った水質には特に有効です。天候については曇っていても晴天時でも同じ考えが通用します。カニやエビのその場の甲殻類を模したカラーが

ナチュラルカラー|チニングのワームのカラー,選び方

自分の中ではその場所を探る最初の一投目はナチュラルカラー。それで釣れれば周辺をスレさせることもなく一番いいからです。それで反応が無ければアピール系に交換します。

光はあるが水が濁っているとき:グリーン系

蛍光グリーン系|チニングのワームのカラー,選び方

昼・夜濁り潮
単なるダークグリーンじゃあまり目立ちません。
フレーク入りとか少し透けている感じのグリーン、もしくは写真のような蛍光グリーンやベリーがチャートになったコンビが僕は好きです。昼間でも夜でも効果があります。

激濁りの俗にいうマッディウォーターな状態でなくても、一番釣れやすい、ほどよい濁りのときにでも有効です。

チニングワームカラーグリーンでの釣果

自分がデイゲームにおいて絶大な信頼を置いているカラーがこの、蛍光グリーン?レモングリーン!?批判を恐れずに言うならば自分の中でチニング・ワームにおいてテッパンカラー!

いろんなワーム試したい人にとって、あまり似たようなカラーがないことが唯一の難点かもしれません。

夜、適度な光だけの場所:レッド系または銀粉

夜のレッド|チニングのワームのカラー,選び方

夜に特におすすめのカラーーがこちらレッド系か、もしくはシルバーフレーク(銀粉)の入ったレッドが特に有効。画像のワームのようにどちらも入っていればベストだと僕は信じて使っています!僕自身の夜のチニング定番ワームです。

これはチヌだけでなく、ほかの魚、例えば波止場とかで釣りしてるとカサゴとかもよく反応します。

自分の好きなカラーで釣れた時の嬉しさはハンパじゃないです!

夜のカラーでの釣果|チニングのワームのカラー,選び方

はじめプラグルアーでまったくノーバイトだったので、このレッドワームとジグヘッドに仕掛けを変えてみたら、2投2連続キャッチ!!
バークレイ バブルスピア 2.2インチ

夜の濁っている水のとき:イエローまたはオレンジ系

オレンジ|チニングのワームのカラー,選び方

夜の濁り潮

根魚が好むカラーの定番的存在のカラーであるイエローやオレンジ。もちろんチヌにも効果があります。

なんといってもそれは光源が少ない夜に、水が濁っている状態のときに効果を発揮します。

日中でも、光が水中に入っていかないほど、ほぼカフェオレ状態の水のときでもイエロー系は目立つので魚に気付かせることが可能なカラーです。

光源が多い場所:クリア系

クリア系|チニングのワームのカラー,選び方

日中や夜でも、アピール系のカラーに反応が薄い場合は、すでにスレていることも考えられます。
そんなときの出番がクリア系。とたんに反応が良くなることもあるため、夜は1種類は持っておくといいでしょう。

アピールが弱く感じますが、水の濁り具合に関係なく水中にまで光が射し込んでいる状態であれば、透き通る個体に光が反射するので光を帯びて象られます。またどのような水の色でも水のわずかな動きにも自然と馴染みやすいカラーです。

スレに強く、
スレさせにくく
スレた後でも効く!

これを考慮に入れると引き出しが広がります

定番カラーのワームが釣れる理由

相対色

ではなぜ、おすすめカラーなのかの理由を、もっと迷いなく信じて色を選べるようになってもらうためにも、もう少し掘り下げて理論建てて説明します。

上の相対色(補色)見本をご覧ください。

これは色の相関関係を示している図で円の中心を挟んで反対側にある色が相対色(補色)といわれる色になります。

一番上の黄色の部分=方角で言うと北に位置する黄色の反対側(南側)にあるのは紫色。相対色の紫色が黄色を引き立てることを意味します。(その逆もある)

夏の女性の浴衣などで、濃い紺色の浴衣に黄色や赤の帯が多いのはこの原則に基づいています。

濁った時にグリーン系やオレンジ系がいい証明

水が濁っていた時の色を表の赤紫と赤(方角で言う南東)としましょう。その反対側を見てください。

そうグリーン系、イエロー(チャート)系がきてオレンジがきてますよね?

このような水が濁った状態では、グリーン系、イエロー(チャート)、オレンジが目立つと仮定できます。

今回カラー説明で使用したワームはおすすめのバブルスピア!自分の中で釣れるチヌに効く三大要素をすべて満たしいて、しかも安い!! 詳しくは下記のページでインプレしています↓

人が釣れるカラーでも自分が使うと釣れないことも…

他のルアーとかポッパーのカラー選びでもお話していますがこれらの「このカラー釣れる!」って言われてるカラーはその時にその場所で釣れたカラーだっただけで、みなさんがよく行ってるホームで釣れる!?かどうかなんて正直わかわからないんです。

カラーがたくさんあるけど、メーカーのプロスタッフの人の釣行ブログで朝から夕方まで全カラー試して全部釣れてる写真アップしている人もいますよね。そういうの見ると結局なんでも釣れるんじゃん!って思うわけですよ。プラグにしてもワームにしてもカラーなんか何でもいいのかなって思ってます。

チニングはじめた頃はよくワームはあれだこれだ、カラーもいろんなもの試していましたが要は『自分が釣れる!』と思ったカラーを信じて使う!

これしかないです!ホントです!

それにはちゃんと理由もあります。どのワームだってチヌに効果ありって書いてあるし画像や動画探せば釣ったところもいっぱい載ってる。

釣行時に知り合うひとのルアー見せてもらうとだいたいみんなけっこう名の知れたワームで近くの釣具屋のワームのチヌや根魚コーナーに並んでいるものがほとんどです。

人が釣れるカラーでも自分が使うと釣れないこともありますから…。

結局自分の釣る場所で、自分の使う釣れるワームのカラーは自分しかわからないってことじゃないかと思いますね。たまにバスやマス釣りとかメインでやってるひとが、それら専用として持ってたものを流用して使っているひとがいます、聞いて『へ~』っ驚くこともあり一度は試してみたいなって思うこともあるけど、だからっていつも自分が使う種類をごっそり変えるわけでもなく、『自分が釣れる!』と思ったものを使い続けていく。

でもなかには全然釣れないカラーなんかもあったり、そうしたらまた違う色試しみるとか。結局釣れるまで通い続けて慣れることが上手くなる一番の上達方法です。情報つめこんだだけの机上理論だけでは釣れません。

僕の場合は同じ種類のワームでも『自分が釣れる!』と思うカラーは4、5種類あるのでそれらをその日の天候や時間帯を考慮して2~3種類のカラーを持参する。それらをアタリ具合や気分でローテして使うようにしています。