23ヴァンキッシュC2500Sのインプレをお届けします。
バス釣りとチニングなどソルトライトゲーム用に購入したヴァンキッシュの実釣し魚を釣りあげたあとの率直な感想を釣果とともにお伝えします。
この記事を書いた僕のこと
●釣り歴15年以上
●バスフィネスとライトソルト用に16~19,今回の23と3世代に渡ってヴァンキッシュを愛用
23ヴァンキッシュについて
シマノの最先端技術がテンコ盛り!

もっとシマノのフラッグシップモデルのステラとコンセプトは違えど、一切変わらない同等のシマノの最新技術がすべて盛り込まれています。紛れもなくMGL(マグナムライトシリーズ)ではもっとも上位に位置するのがヴァンキッシュです!!
ここまで見てきたシマノの最新スピニングリールで一番驚いたインフィニティループや、その性能を補てんする役割がある、アンチツイストフィンなども当然のごとく盛り込まれています。
インフィニティドライブまでが採用されているので、自重が軽いだけでも滑らかな巻き心地が感じられたヴァンキッシュ伝統の巻き心地がさらに軽くなめらかな巻き心地に進化しています。
シマノ 23ヴァンキッシュ C2500S
軽さがもたらすアドバンテージ

ヴァンキッシュはご存じの通り徹底的に自重の軽量化が図られています。
モデルチェンジを繰り返すごとに、進化しています。
この軽さが釣りにもたらすことをざっくりいうと・・・
●感度
●操作性
●疲労軽減
これらがあげられますね。
ロッドを伝わってブルブルくる感度がアップするので、繊細さが必要な釣りで有効になります。
軽いので手返しがよく、軽いルアーの操作性が向上します。
また何度もキャストを繰り返すような釣りにおいてアングラーの疲労軽減にもなります。
23ヴァンキッシュC2500Sインプレ

ここからは実際に入手した23ヴァンキッシュの実釣インプレです。
筆者はC2500SHGや2500SHGと迷いましたが、バス釣り用のフィネスと、チニングなどライトソルトゲーム用にノーマルギアのC2500Sをセレクト。
ラインスラックを取ったりファイト中の回収速度など考えるとハイギアが良いけど、スローに巻いてきたい時でもすぐに速巻きになってしまう僕はノーマルギアにしました。
チニングのペンシルやポッパーを使った時にもスライドやドッグウォークが大振りにならなくて僕は好きです。
PEとフロロで飛距離検証

前作の19ヴァンキッシュのときは、ロングストロークスプールの影響でかなり飛距離の伸びを感じることが出来ていました。
そこから、どのように23ヴァンキッシュから採用されたインフィニティループ(スーパースローオシュレート)がどのように飛距離に影響したのかを合わせることの多いと思われるルアーを使い、PEラインと、フロロカーボンの2種類のラインを用いて計測することに。
PEで3/16oz(5g)プラグ

PEラインを巻いて、3/16oz(5g)の小型ミノーでおおよそ25m前後。
もうちょっと飛ぶかなと思いましたけど…意外と飛んでないですね~ww
ロッドの長さや、同じ重さでもルアーの種類変えればまた違ったかもしれません。
このとき持っていたラパラCD5を投げて3投目でシーバスが釣れました。ランディング直後にリアフック折れフックアウト。危なかったです…。
ちなみにほぼほぼ上流域の河川です。
ニゴイやチヌならわかりますが、思いもよらぬ珍客に嬉しい悲鳴でした。
PEで1/4oz(7g)テキサス

投げた瞬間からぶっ飛んだ感触があった1/4oz(7g)テキサス。
横風吹いていましたけど、何度か投げてを切り返してみて、アベレージで35mほどです。
これくらいは飛んでいればオカッパリでも大体の場所は射程範囲に収まると思います。
フロロカーボンラインで飛距離検証

お次はフロロカーボンに巻き替えて、バスフィネスのスピニングを想定して5lbのフロロカーボンラインを巻いて投げてみました。
フロロでノーシンカーワッキー

お次はワッキーから、飛ばせそうな高比重のヤマセンコーをセレクトしました…
で30m前後。
フロロで3/16oz(5g)ダウンショット

最後は3/16oz(5g)のシンカーでダウンショットでは、25m前後でした。だいたいこんな感じですね。
もちろん番手にもよります。そこは忘れないでください。ここの数値がすべてではなく、あくまで購入をご検討の方の目安になればと思います。
適切なラインと、それら用途に合わせたルアーを選んでいれば飛距離は必要十分だと思います。
上手い人ならもっと飛ばせてたかもしれませんし、密巻きにより飛距離が伸びたのか!?とか、密巻出ないモデルと比較したわけではないので不明な点もありますけど、おおよその感覚的なものをつかんでいただけると嬉しいです。
インフィニティループの扱い方
フロロだとフェザリング必須

フロロ投げてて感じたことはインフィニティループ(スーパースローオシュレート)のおかげがどうかはわかりませんが、キャストしたとき、フロロの場合いっきいにブワっとラインが出てきてしまいます!
フロロの太さとか種類による滑らかさも関係してくると思いますが、断然PEよりはスプールから浮きやすいでしょう。
人差し指の指先をスプールのラインにあててフェザリングしないといけません。
あまり押さえすぎるとせっかくの伸ばせる飛距離が台無しになるので着水する直前までは添えておくだけで、横風で流されているなと感じた時だけ、トントントと触れてやりコントロールするなど、余分な放出を抑える程度が適切だと感じました。
バツグンの手感度

ボトムに着底したときの感覚、底をトレースしたときのごつごつ感や、カレントの切れ目などリールを伝わって感じ取れる手感度は申し分ないです。
使うロッドの性能に左右されるものだけど、これは23ヴァンキッシュのような軽いリールの特権だと思います。
ライントラブルを抑える新形状AR-Cスプール

スプールエッジからドラグノブまでの間の高さが低くなっている新しい形状のAR-Cスプールが採用されています。
これによってインフィニティループのおかげで発生しがちになる、付近に絡みやすいライントラブルを減らすことができます。
滑らかな巻き心地はさらにアップした感
巻き心地の滑らかさはすでにハイエンド。シマノのリール特有のヌルヌルとした巻き心地は最高です
それよりかヴァンキッシュのほうが自重が軽い分、より滑らかに感じられます。
まとめ
23ヴァンキッシュC2500Sのインプレをお届けしました。いやぁ冒頭でお話したように僕はヴァンキッシュの軽さや操作性が好きでバスフィネスとライトソルト用に3世代に渡って使ってきましたが、今回の23年モデルも期待を裏切らない性能に驚かされるばかりか、密巻き(インフィニティニティループ)など革新的な技術も採用されさらに磨きがかかった印象を受けました。
今回C2500Sのみインプレでしたのでバス釣りやチニングなどの釣り種に適しているほかにも、軽さを生かせる、渓流釣りや管釣り、またアジングなどライトソルトにももってこいのヴァンキッシュだと思います。ぜひ気になっている方は使ってみてください。
シマノ 23ヴァンキッシュ C2500S