チニングするのにもっとも釣果が出やすい潮目と時合、釣れる時間帯のこと。
潮周りは満潮時か?それとも干潮のときか?自らの経験を元に釣りやすいではなくあくまでもチヌが“釣れる”潮の高さや流れのちょうどよい時合をお伝えします。
チニング初心者の方のために、釣れる時間帯や潮の種類を一緒に紐解いてみましょう。
○潮じゃなきゃダメはウソ!?潮目と時合のウソホント
私は基本的に潮の満ち引きによる時合はある程度狙いを定めていきますが、大潮だろうが小潮だろうが長潮だろうが気にせず行ってます。
そのいろんな潮のときに行ったみてどれが釣れるか試しに通ったことがあります。その潮目と流れの速さによって時合の取り方もまちまちでボウズのときももちろん…。
けど、そんな中で何度か行ってみて要領をつかんだというか、わかってきたことが2つあります。
小潮や長潮でも充分釣れる!ってことと、なんといっても(オープンウォーター)大海原でない限り、汽水域の河川ならなおさら、
どうしても食いがシブいなと思った時に潮目の近い方に回ったり、潮がぶち当たる河川の曲がり角などを意識して移動することはありますが潮周りはあまり気にしません。
初心者におすすめの潮周り

上の写真は小潮の際の護岸。水深が1mないシャローにチヌの大群↑
ここで誤解を招かないように、前置きしておきますがいちばん釣果が出やすい潮周りはズバリ!
大潮のあとの中潮です。
結構僕自身はドシャローが好きなので、大潮の日もいんですけど時合が短いので、どうしても釣りたいのであれば大潮のあとの中潮が初心者の方にはおすすめです。
ただし!ここが肝心なところなんです、いちばん釣れやすいというだけであって他の潮が釣れないわけではないということがこの時点でお解り頂けたかと思います。
初心者の方におすすめは大潮のあとの中潮
小潮や長潮などほかの潮周りでも釣れる
そういったその日の潮汐や行く時間帯に合わせてポイントを選び、使うリグを選ぶなど釣り方をアジャストしていくだけでいいんです!
満潮or干潮どっちが狙い目?
満潮・干潮かの潮位についてはどちらでもいいです。
その理由はチヌは水深が50㎝くらいしかないようなドシャローでも入ってくるので深いところでも浅場でもどっちでもそこにチヌは入ってきます。釣りは成立するんです。
チニングは満潮時ならバイブレーションなどのプラグかフリリグで狙い、干潮時のシャローならクランクやシャッド、夏場であればポッパーなどのトップウォーターで遊ぶのにぴったりな水深です。
釣れる時合の読み方

時合を説明する前に、よく言われる「上げ7分、下げ3分」について説明したいと思います。これは満ち上げ(干潮から満潮までの間)の七分目まで来た後1時間くらいと、下げ(満潮時から干潮まで)はじめから三分の後一時間くらいが良く釣れると言われる言い方です。
私はこれはもっとも重要であり未だに気にしていることでこの「上げ7分、下げ3分」で釣行する時間帯を決めています。
じゃあ、満ち上げ、と下げとどっちが釣れるかというと正直私の場合、チニングはどっちも釣れる!です。
ただチニングの生まれ故郷広島のいる名手が「チヌは下げのほうが良い」といってた気がします。これらを意識することの方が大切だと思います。
ちなみに僕の場合は下げ止まり寸前が一番根掛かりも少なく釣果を上げています
あと大事なのは大切な釣れる場所を大事にするためにも時合が読み取れたら、むやみやたらに時合以外は投げたりしないことです。ここぞという時合だけ狙っていれば効率的ですし釣り場にとっても不必要にプレッシャーを与えなくて済むので場荒れを防ぎポイントにとってもやさしいでしょう。
下げの水深が低くなる時
僕のおすすめはド干潮寸前の下げ止まり
釣れる時間帯
肝心な時間帯ですが、チヌは警戒心が強いので夜の暗いうちが釣りやすいです。
少しずつ暗くなっていく時間帯に潮が動くタイミングが重なった夕マズメを狙うのがもっとも効率が高いです。
僕自身は視力が落ちてきて(年取って)からはあまり夜に行くことは減りましたが・・・。
反面、梅雨を終えるころ~夏場の高活性の時期には昼間でも十分釣れる時間があります。
薄暗い頃から日が昇るまでの朝マズメはけっこう狙い目です。朝マズメはトップでも高確率で釣ることが可能です。僕のチヌトップの釣果はほとんどが朝マズメです。
まとめ
いかがでしたか?少しはお役に立てそうですか^^。ここまで僕の実体験に基づいて釣りやすい時間帯と潮周りについてチニング初心者の方向けにお話ししてきました。
はじめたばかりの頃はわからないことだだけで何をどうしたら釣れるのかさえもわからない長い時間を経験してきた僕自身がこれまで実釣で得たことをここにまとめてみました。
どこの時間が良くて、どの潮が良いとかも結局は釣りやすいというだけであって、経験値を増やしていくとその時の状況に釣り方を合わせていけばいいということもわかって来ます。まずはここでお伝えした釣りやすい時間と潮周り、状況へのアジャストの仕方などを参考にして「チヌは釣れる!」ということを何度も体感してください。