フェイキードッグDS-CWのインプレ!どれほどクレイジーなのか実釣から使い方まで解説

フェイキードッグDS-CW(クレイジーウォーカー)のインプレをお届けします。


チヌトップ用としてもう10年以上前からの人気のペンシルベイトの特徴とフェイキードッグにはいくつか種類があり、DS-CW以外のその他の兄弟分のラインナップにも触れ、実釣の感想と一緒に特性と使い方をお伝えします。

フェイキードッグDS-CWとは

特徴|フェイキードッグDS-CW、インプレ

特徴とその他のラインナップとの違い

フェイキードッグはジップベイツが開発したソルトウォーター用のトップペンシルです。僕がこれに出会った発売され始めた時は、いつだったか忘れたほど随分前の話です。それくらいチヌやシーバスなどのトップウォーターゲームでは長くルアーマンに愛用され未だに人気のあるルアーのひとつになっています。

フェイキードッグにはサイズやタイプなどの違いでノーマルのフェイキードッグとDS、CWとDS-CWと、CBなどががあり、今回インプレするDS-CWは、全長と自重でいうとサイズはノーマルのDS(ダウンサイズ)で、ノーマルよりもライトゲーム寄りになっているのでよりチヌトップに適しています。兄弟ラインナップの中ではちょうど中間あたりに位置づけです。

CW(クレイジーウォーカー)は、フロントウエイトを抜いてボディ内部に反射板プレートが内蔵されフラッシング効果を発揮すると同時に、それによりアクションもノーマルのフェイキードッグやDSより変化し、アングラーの操作にクイックに素早く反応する軽快な動きをするのが特徴。

フェイキードッグDS-CW
全長自重フック
70mm8.2g#8

サイズはノーマルのDS(ダウンサイズ)モデル
兄弟ラインナップの中ではちょうど中間サイズ
フロントウエイトの変わりに反射板が内蔵されたものがCW

フェイキードッグDS-CW 実釣インプレ

フェイキードッグDS-CW、インプレ

ここからは実釣の感想を踏まえ、特徴をさらに掘り下げて解説していきます。

飛距離

出た当初はチヌトップ用のルアーにしては重さがあって、この端正なボディ形状からの飛距離が出せることが好きでよくつかっていました。昔はチヌ用に使うポッパーも5,6gほどでスピニングでないとほぼ飛ばないものが多っかたのに、ジップベイツの製品は重さもあるものが多くて使い勝手が良いです。

トップはシャローのほうが圧倒的に釣りやすいのだけど、シャローなのである程度遠くへ飛ばして広い範囲を探りたい…。それには飛距離が出せるトップウォータールアーは強い武器になります。

垂直浮き姿勢

浮き姿勢|フェイキードッグDS-CW、インプレ

あまり気にしていない方も多いかなと思いますが、ここ僕的には肝心なところだと思っている箇所です。浮かせただけの時はほぼ垂直立ちの姿勢をします。後方重心で軽いロッドアクションによってラインコントロールのみでドッグウォークしやすくなっています。

また、これによりアクションの間に少し尻下がりになることで、チヌのようなついばみバイトでも乗せやすくなっています。逆にいうとフィッシュイーターの吸い込み型バイトの魚種にはこの尻下がり垂直姿勢は向いていないと思っているので、チヌには適している姿勢だということです。

アクション

アクション|フェイキードッグDS-CW、インプレ

軽いロッドの操作で機敏に反応して左右に首振りアクションをします。ポッパーほど派手な飛沫はないですが波紋をつくりながら、テンポの良いリズムで引いてこれます。

ポッパーの場合はジュポッジュポッと頭を潜らせて音と水しぶきをあげてゆっくりアピールしてきあmすが、これは反応もクイックなので左右へのスライドしながらややアップテンポにも探ってこれるので手返しが良いです。チヌがしっかり小魚を追って食っている状況では出番が増えるでしょう。

スライドする移動距離は狭くバイトがあまり上手くないチヌにも追従させやすいです。

フラッシング

左右への首振りアクションをする際に、このCW(クレイジーウォーカー)には反射板が内蔵されていてその動く際に身体が横向きに振らつく際にギラッギラッとフラッシング☆彡

水中のチヌがこれにどれくらい反応しているのかは、わからないけど…上を意識してるチヌに遠くからも気づかせるには効果が高いのではないかと思ってます。

バイトまで持ち込む動かしたのコツ

動かしたのコツ|フェイキードッグDS-CW、インプレ

追ってきてもバイトするまではそのままアクション

最後に肝心なことをバイトするまで、バイトしても乗らなかったりしてもそのままアクションを続行させたほうが追い食いさせやすいです。止めてしまうと高確率で見切ってそっぽ向いてしまいます。沖で追っているのが見えても乗るまでは平常心を保ちwそれまでと同様のリズムでアクション続行してるとバイトしてきます。

逆に、もしバイトはしなくても、岸際まで追ってきている場合はそれ以上引くとせっかくのチャンス逃してしまうので止めると、一瞬上を見上げてくるのでその時にティップでラインを張ってチョンチョンしてやるとバグッと食らいついてきます。

フェイキードッグに適したタックル

フェイキードッグに適したロッドやリール、ラインについても少し思うところがあったので触れます。

僕は今ほとんどベイトタックルでワーミングのボトパン~中層プラッキング、トップまでやっていて感じるのはトップオンリーでチヌ狙いするならばスピニングのほうが操作も楽だしライントラブル少ないので向いてますけど、フェイキードッグのノーマルやDSくらいまでなら自重が8.2gあるので普通にチニングにつかっているくらいのフィネス寄りのベイトタックルならば全然使え、飛距離も問題ないです。

リールはいつも言っているのと同じ、チヌのついばみバイトでもミスなく乗せるにはノーマルギアがいいです。ボトパンの釣りやプラッキングも、チニングにおいてここはチヌトップの場合も変わりません。

ラインもPEの通常の0.6~0.8号。フロロにするなら10lb以下のほうがアクションを損ないません。

フェイキードッグDS-CW総評

ここまで僕個人の主観的な感想になりましたがインプレさせて頂きました。フェイキードッグがトップウォーターの世界で長年ソルトで愛されている訳もなんとなく伝わったかと思います。チヌトップはなんとなくポッパーのイメージのほうが強いですが、小魚ベイトを食っている時や、水面を意識し果敢にアタックしてくる真夏の時期などに有効です。

またペンシルの場合テンポよく広い範囲を探ってこれるのもアングラーとしては魅力のひとつです。ぜひ気になっていた方は手にして試してみてください。その性能と釣れる楽しさを実感できるはずです。