本物そっくりの艶めかしいアクションでターゲットを魅了するジョイントベイト。大型のビッグベイトが注目されがちですが、プレッシャーの高いフィールドで真価を発揮するのが、7〜15cmクラスの小型・中型モデルです。このサイズ感なら食わせ力に優れ、バス釣りはもちろん、シーバス攻略でも絶大な威力を発揮してくれます。
しかし、連結構造や浮力、サイズのバリエーションが豊富で、『どれを選べばいいか分からない』と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、7〜15cmクラスのジョイントベイトの選び方を分かりやすく解説します。さらに、バス用とシーバス用それぞれのおすすめアイテムを8選ずつ、計16個厳選してご紹介します!僕と一緒に自分のスタイルに合った最高の1本を見つけて、釣果アップを目指しましょう。
7~15cmのジョイントベイトが効く理由
ジョイント系ビッグベイトとの違い
ジョイントベイトと聞くと、18cmや2ozを超える大型の「ビッグベイト」を連想する方も多いかもしれません。しかし、日本のフィールドでコンスタントに結果を出すうえで、非常に頼りになるのが7〜15cmクラスの小型・中型ジョイントベイトです。
各地のメインベイトに合致する「ジャストサイズ」
バス釣りでのワカサギやハス、アユ、シーバス攻略でのイナッコやカタクチイワシなど、魚が普段主食にしているベイトフィッシュの多くは7?15cmほどです。
大型のビッグベイトは強いアピール力で魚を寄せる力に長けていますが、シルエットが大きすぎて見切られてしまう場面も少なくありません。本物の餌に極めて近いこのサイズ感なら、ハイプレッシャーなフィールドでも魚に違和感を与えず、スムーズにバイトへ持ち込めます。
スローでも艶めかしく動く「特有の食わせ能力」
一般的な一本物のプラグと異なり、ボディが連結しているジョイントベイトは、わずかな水流でも自発的にしなやかなくねりアクションを発生させます。
7〜15cmというコンパクトなボディでありながら、水中で生き物らしいリアルな水押しと生命感を演出できるため、追わせて見切らせない「食わせのスイッチ」を強力に入れることが可能です。
ストロングタックルが不要で扱いやすい
18cm以上のビッグベイトを投げるには、XHクラスの専用ロッドや極太ラインといったタフなタックルを用意する必要があります。
一方、7~15cmクラス(およそ15~50g前後)であれば、普段使っているM~MHクラスのバスロッドや、一般的なシーバスロッドでそのまま快適にキャストできます。特別な準備なしに普段の釣りに組み込める汎用性の高さも、このサイズをおすすめする大きな理由です。
バス・シーバスで効く!ジョイントベイトの選び方
7〜15cmクラスのジョイントベイトは、バスとシーバスのどちらにも非常に有効なルアーです。しかし、フィールドや狙う状況によって最適なモデルは異なります。
フィールドやベイトに合わせたサイズの選び方
7〜15cmと一口に言っても、サイズによって得意なシチュエーションが変わります。
- 7~10cmクラス(小型): 野池や小規模河川、プレッシャーの非常に高いエリアに最適です。ワカサギや小型のカタクチイワシなどを偏食している時期に強く、スピニングやL~MLクラスのライトタックルでも扱いやすいのが魅力です。
- 11~15cmクラス(中型): 湖や大規模河川、港湾部などで万能に使える主力サイズです。アユやハス、イナッコといった標準的なベイトサイズにベストマッチし、適度なアピール力と食わせのバランスに優れています。
普段通うフィールドの規模や、その時期に魚が食べているベイトの大きさに合わせて選ぶのが基本です。
動きが変わる
ボディの連結方法によって、水中で見せるアクションの質が大きく変化します。
- 2連結(シングルジョイント): ボディが2つに分かれたタイプで、大きなS字を描く滑らかなスラロームアクションが得意です。アピール力が高く、広い範囲から魚を引き寄せたい場面に向いています。
- 多節(3連結以上): 3つ以上のパーツで構成され、ウネウネと生命感あふれるナチュラルな波動を出します。見切られにくく、ピンポイントでの食わせに強みを発揮します。
- エラストマー tail・ボディ(異素材複合): 柔らかいワーム素材(エラストマー)をテールやボディの一部に使用したモデルです。水流を柔らかく受けて微波動を発するため、スレ切った魚に違和感を与えません。
レンジ攻略に直結するタイプ
ルアーの浮力設定は、アプローチできるレンジを左右したり、沈ませてフォールで食わすのか、大切な要素です。
- フローティング(F): 水面に浮くタイプ。表層での水押しやドッグウォーク、水面直下を引いてくる釣りに向いています。障害物を回避しやすいため、バス釣りでカバー周りを攻める際にも重宝します。
- シンキング(S/SS): 水に沈むタイプ。シーバスのカウントダウン攻略や、バス釣りで一段深いディープレンジを探りたい時に不可欠です。流れの早い河川でもレンジをキープしやすいメリットがあります。
ジョイントベイトはボディが折れ曲がる構造上、キャスト時に空気抵抗を受けて回転しやすく、飛距離が出にくいのが弱点です。
キャストの弱点を克服する構造
ジョイントベイトはボディが折れ曲がる構造上、キャスト時に空気抵抗を受けて回転しやすく、飛距離が出にくいのが弱点です。
広いオープンエリアや河川で遠投したい場合は、重心移動システムを搭載したモデルや、キャスト時にボディがロックされて飛行姿勢が安定する機構(ジョイントロック構造など)を備えたアイテムを選ぶと、飛距離の不満を解消できます。
【バス釣り】ジョイントベイトおすすめ
シマノ バンタム フェイサー 85+SF
85mmという食わせサイズでありながら、遠投性と安定した動きを両立したジョイントルアー。スローフローティング仕様により、水面直下での絶妙な漂わせや、デッドスローでの艶めかしいウネウネアクション~I字まで1本でこなす新アイテム。ハイプレッシャーフィールドで真価を発揮することでしょう。
長さ:85mm 重さ:8g フック:#10 x 2
デプス NEWサイレンキラー115
ABS樹脂のコアボディをソフトシェルで包み込んだ独自のハイブリッド構造が特徴の115mmモデルです。着水音やボディ同士が干渉する衝撃音を徹底的に抑え、本物のベイトフィッシュに近い生命感あふれる微波動を生み出します。クリアウォーターやハイプレッシャー下で、スレたビッグバスに警戒心を与えず口を使わせます。
長さ:115mm 重さ:20g フック:#5 リング:#3
アイスフォーゲル プチ・スロース 110
110mmのコンパクトなサイズ感に、しなやかな多関節ボディを融合させたジョイントベイトです。低速リトリーブでもしっかりと水をつかみ、自発的なS字グライドアクションでバスを引き寄せます。小型ベイトを追っているシチュエーションにベストマッチし、小規模河川や野池などのスレたフィールドで非常に頼りになるアイテムです。
長さ:110mm 重さ:約17g フック:F#6 / R#8
ジャッカル スイングマイキー 72
72mm・9.3gという極めてコンパクトなサイズで、スピニングやベイトフィネスでも快適に扱えるジョイントルアーです。ドッグウォークからただ巻きまで素直に反応し、水面〜水面直下で小魚が逃げ惑うリアルな波動を演出。野池や小規模河川といった身近なフィールドで、数釣りからサイズ狙いまで幅広く活躍してくれます。
長さ:72mm 重さ:9.3g
ジャッカル スリークマイキー 115
115mm・19gの扱いやすいボディに3連結ジョイントを採用した、タイトアクション寄りのモデルです。内蔵されたテールやリアルな造形により、過度なアピールを抑えたナチュラルなフラッシングと波動でバスを誘います。M〜MHクラスのロッドでストレスなくキャストでき、広範囲を素早く探りたい場面で重宝します。
長さ:115mm 重さ:19g フック:#4
ガンクラフト 鮎邪ジョインテッドクロー 128
超人気ジョイントルアーのパイオニア「ジョイクロ」の艶めかしいアクションを、ダウンサイジングした3つある食わせ重視のモデルのど真ん中が128です。扱いやすいサイズ感で、スレたバスにも違和感を与えずにバイトへと持ち込めます。専用のヘビータックルを必要とせず、普段のバーサタイルロッドで手軽に扱える点も魅力です。
長さ:128mm 重さ:約21g フック:F#5 / R#6
デュオ レアリス マイクロドン S
88mmの小型多節ボディ(4連結)を備えたシンキング仕様のジョイントミノーです。エラストマーテールと相まって、極めて自然で滑らかなスイミングアクションを発揮。シンキング特性を生かして任意のレンジまで沈められるため、中層やディープに落ちたスレバスに対しても確実な食わせのスイッチを入れられます。
長さ:88mm 重さ:5.9g フック:#8
ジークラック ギリング 125HF(ハイフロート)
ブルーギルをモチーフにした3連結のハイフロート(HF)ジョイントベイトです。高浮力を生かした障害物回避性能の高さが魅力で、カバー周りや浅場を根掛かりを恐れずに攻め抜くことができます。水面でのドッグウォークやダイビング後の浮上アクションで、ギルを偏食するデカバスを強力に引き寄せて喰わせます。
長さ:125mm 重さ:37g フック:F#2 / R#4
【シーバス】ジョイントベイトおすすめ
エバーグリーン シードドライブ ラトリンボーン
高浮力なボーン素材ボディにラトルを内蔵した、シードライブのハイアピールモデルです。水噛みの良いリップレス構造が生み出すナチュラルなS字軌道に甲高いラトル音が加わり、夜間や濁りの入ったタフな状況でも広範囲のシーバスに存在感を強力にアピール。食わせ力と高い集魚力を兼ね備えた頼れる1本です。
長さ:140mm 重さ:26.5g フック:F#5 / R#6
エクリプス 無邪気 135F
流速の変化を敏感に察知し、艶めかしいロール主体のスイミングを見せるフローティングジョイントミノーです。水面直下の浅いレンジを安定してキープできるため、河川のドリフト攻略や浅場のシャローエリアで威力を発揮。スローリトリーブでも流れるベイトの自然な挙動を再現し、スレたシーバスのバイトを誘います。
長さ:135mm 重さ:33g フック:#4 リング:#3
ガンクラフト ジョインテッドクロー改 ソルトカスタム 70F
ジョインテッドクローシリーズ最少クラスのコンパクトボディをソルト仕様にチューニングしたモデルです。春先のハクやマイクロベイトパターンにベストマッチし、極小サイズながら美しいS字軌道を描いてターゲットを引き寄せます。ベイエリアの街灯周りや小規模河川など、繊細な食わせが求められる港湾攻略で重宝する1本です。
長さ:70mm 重さ:4.1g フック:F#12 / R#14
ガンクラフト ジョインテッドクロー改 ソルトカスタム 128F
元祖S字系「ジョインテッドクロー」のダウンサイジングモデルをソルト専用にチューンしたフローティングモデルです。海水域に合わせた専用カラーと錆に強いフックを標準装備。食わせに特化したサイズ感と水中で大きく描く滑らかなS字軌道により、港湾から河川まで幅広いフィールドのシーバスを魅了します。
長さ:128mm 重さ:約21g フック:F#5 / R#6
ガンクラフト ジョインテッドクロー改 ソルトカスタム 148F
元祖S字系の性能を継承しつつ、全国のシーバスシーンで実績を積み重ねてきたモデルです。ソルト専用フックと厳選カラーを纏い、イナッコやコノシロを追う大型シーバスに絶大な威力を発揮します。水流の変化に追従しながら描く滑らかなS字軌道が、河川のドリフトからオープンエリアまでバイトを強力に引き出します。
長さ:148mm 重さ:約34g フック:F#2 / R#4
マドタチ ハニタス LR
独自の「クウィングシステム」を搭載し、左右のフィンを調整することでレンジやアクションを瞬時に切り替えられる画期的なモデルです。ジョイント構造によるナチュラルな波動と可変アクションの組み合わせにより、一筋縄ではいかない明暗部や急流に潜むシーバスへ多角的なアプローチを仕掛けることができます。
長さ:120mm 重さ:21g フック:#4
トレフルクリエーション ミラージュ 128S
流れに乗せるドリフト攻略で圧倒的な強みを見せるシンキングタイプのモデルです。水流を細かく捉えて自発的に揺らめくため、リトリーブだけでなく流すだけの釣りでもシーバスを惹きつけます。任意のレンジまで沈められるため、表層に出てこないタフな状況下で一段深い層を探りたい際にも重宝します。
長さ:128mm 重さ:28g フック:#5
フィッシュマン ダブルコーク 130
大物との強烈なファイトにも耐えうる貫通ワイヤー構造を採用した、タフな設計のジョイントルアーです。水押し効果の高いボディ形状とジョイントが相まって、流速の早い河川でも破綻せずに力強いスラロームアクションを維持します。高い耐久性を誇り、ランカーシーバス狙いでも安心して攻略に専念できます。
長さ:130mm 重さ:60g フック:#5 リング:#2
バス用をソルトと兼用する場合の注意点
「浮力」の違いを把握する
海水は浮きやすく、淡水は沈みやすい
例えば、バス用のフローティングモデルをシーバス釣りに持ち込むと、浮力が強すぎて「思っていたより潜らない」「水面で弾かれてしまう」という現象が起きます。
そこで役に立つのが、ルアーのお腹やフックの根元に貼る「市販の貼る鉛(板ウェイト)」です。
海水域で「もう少し下のレンジを通したい」「ジャストサスペンド(水中ピタッと停止)させたい」という場合は、ほんの0.5g?1g程度の板ウェイトを足して浮力を微調整しましょう。これだけで現場での対応力が劇的に向上します。
防サビ性を考慮する(フックとスプリットリング)
1つのジョイントベイトをバスとシーバスで兼用したいと考えている方は、パーツの耐久性に注目しましょう。
シーバスは淡水魚のバスよりもパワーが強く、汽水・海水域で使うためフックやスプリットリングの防錆性と強度が求められます。ソルト対応と明記されているモデルを選ぶか、バス用ルアーを流用する場合はあらかじめソルト用の太軸フックに交換しておくと安心です。
ライン素材(PE vs フロロ・ナイロン)による動きの違い
シーバス攻略ではPEライン、バス釣りではフロロカーボンライン(またはナイロン)を使用するのが一般的です。ラインの特性によって、ジョイントベイトのアクションには以下のような違いが生まれます。
- PEライン(水に浮く・アクションにキレが出る): ライン自体が軽く低伸度のためルアーの動きを抑制せず、ジョイント特有の滑らかなアクションや、キレのあるS字ダートを引き出しやすくなります。
- フロロカーボン(水に沈む・よりナチュラルに): ライン自体の重みでルアーがやや頭下がりになり、アクションがわずかにマイルド(ナチュラル)になります。また、水中でルアーを一段深いレンジに馴染ませやすくなります。
使っているラインの特性に合わせた操作を意識してみてください。
どちらの釣りでも7~15cmクラスを快適にできるタックル
7〜15cmクラスのジョイントベイトは、ルアー重量がおよそ10g〜30g前後に収まるものが大半です。この重量帯は、専用の重タックルを用意しなくても、1本のタックルで両方の釣りを高次元に成立させることができます。
- ロッド: M(ミディアム)〜MH(ミディアムヘビー)パワーのロッド(バス用・シーバス用どちらでも可)
- リール: ベイトリール(中型サイズ)または 3000番クラスのスピニングリール
- ライン: PEラインなら1.2号〜1.5号(リーダー20lb前後のフロロ)、フロロカーボンなら12lb〜16lb
このスペックであれば、野池やバスフィールドでのカバー周りのキャストから、大規模河川や港湾部でのシーバス攻略まで、ストレスなくルアーの重みを乗せて遠投できます。
まとめ
今回は、バス釣り・シーバス釣りの両方で抜群の威力を発揮する「7〜15cmクラスのジョイントベイト」の選び方とおすすめアイテムをご紹介しました。
大型のビッグベイトにはない繊細な食わせ力と、普段使っているタックルで手軽に扱える汎用性の高さは、ハイプレッシャー化が進む現代のフィールドにおいて非常に強力な武器になります。連結構造の違いやタイプによる特性を理解してベストな1本を選べば、これまで口を使わなかったタフな魚も攻略できるようになります。
ぜひ自分の通うフィールドやスタイルにぴったりのジョイントベイトを手に入れて、艶めかしいアクションでターゲットを魅了する楽しさを体験してみてください!



