今回の釣果メシのご紹介はチヌの丸ごとグリルです。
海外の魚料理のサイトを見て、いずれはつくりたいと思っていた料理がやっと出来ました!大きすぎず小さ過ぎずちょうど良い30cmくらいのチヌが釣れたので早速チャレンジしました。
僕がつくったつくり方とレシピをお伝えします。
材料の準備
今回はグリルの際に夏野菜も焼き野菜として一緒に食べたかったので添えました。野菜はなんでもいいと思います。
チヌ 30cmほどの大きさの1尾
塩 適量
白ワイン 50cc
にんにく 大1片
レモン 1/2個
イタリアンパセリ 少々
●添え野菜
ズッキーニ 1/2
じゃがいも 1個
プチトマト 2個
チヌの丸ごとグリルのつくり方

チヌを捌き、お腹やエラを取り除き、きれいにお腹を洗ったら、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。
魚の身の部分に大きめに3,4カ所切り目を入れます。味が馴染むようにするためなので中骨まで刃先があたるまでしっかり切り込みを入れておきます。両面切れ目を入れましょう。
水気をしっかりふき取り、切れ目を入れたらボウルに白ワインを注ぎます。その中にドンッと魚を入れて白ワインの中でじゃぶじゃぶ洗います。表面はもちろん切れ目を入れた箇所も、お腹にもしっかりワインに浸していきます。
このとき使う白ワインは料理用でもいいですが、僕は香りも欲しかったので700円くらいの安い白ワインを買って使っています。
ワインの香りづけと匂い消しの大事な工程です。
それ以前にきれいに捌いてお腹を洗浄していくことが肝心です
塩を刷り込んでいく

塩を魚全体に刷り込んでいきます。頭ももちろん切れ目を入れた箇所やお腹にも刷り込んでいきましょう。この時ちょっと多いかなと思うくらいの塩でちょうど良いです。
躊躇しないでしっかり塩を刷り込んでください。
にんにくとレモンを挟む

にんにくとレモンはスライスしておきます。レモンはくし形にスライスしました。
スライスしたにんにくとレモンを切れ目に挟みこんでいきます。多少ぎゅうぎゅう詰めでもいいです。これを片面が済んだら、ひっくり返して両面の切り込みに挟んでいきます。
挟み終わったらラップで包んで冷蔵庫に入れ、4,5時間寝かせます。
白ワイン、にんにく、レモンの香りをしっかりと魚に染みこませるために寝かせます。
グリルして焼き目をつける

魚焼きの要領でグリルに入れて強火にして皮目に焼き色を付けます。本当は「グリル」ですからここで魚に火を通したいのですが、完全に火が通るまで焼くと家庭用グリルの場合だと、表面が焦げてしまうので、きれいに焼き目がついた時点でオーブンに移し火入れする方法を取りました。
この段階では皮目に焼き目つけたいだけなので、完全に火を通さなくてもいいです。あとでポテトやトマトと一緒にオーブンに入れます。美味しそうな焼き目が付いたらOKです!
オーブンで仕上げる

焼き目を付けた魚をクッキングシートを敷いた天板に載せ180℃に熱したオーブンに入れます。このときに乱切りにしたじゃがいもと、ヘタを取って十字に切れ目を入れたプチトマトも一緒に放り込んで、さらにこのとき魚の上にイタリアンパセリを置いて香りを出しましょう。
この状態で10~15分オーブンで魚に完全に火を通していきます。
ズッキーニを焼く

ズッキーニは焼き網で焼きました。なんだかこれは焦げ目があるほうが見た目的に美味しそうに仕上りそうで、僕がこうしたかっただけです(;^_^A
ここはしなくてもいいです。網に乗せる前に軽く塩を振っておきましょう!
完成

火が通ったらOK!プレートに野菜と一緒に盛り付けて完成です!
焼きたてがもちろん美味しいです。魚の身を口に入れるとしっかり身に染みこんでいるレモンとにんにくの香りが口いっぱいに広がります^^
これまでチヌの丸ごと料理は塩焼き、アクアパッツア、揚げて中華野菜あんかけなど多数料理してきましたが、これはかなり上位に入る美味しさでした。
魚を捌いた際にきれいにお腹を洗浄することさえ手を抜かなければ、あとの工程はそれほど手間がかかりません。なのに豪快で美味しいです!これくらいの(大きくてもOK)サイズのチヌが釣れたらぜひチャレンジしてみてください。
代用できる魚
この丸ごとグリルは、塩とレモンとにんにくの香りだけで味わう単純釣果メシです。新鮮であればどんな魚でもいいと思います。もちろんスズキも合うでしょうし、真鯛やアコウ、サバでも美味しく仕上がると思います。