サーフのシーバスリールおすすめ9!遠投と素早い回収に適した選び方

今回はサーフでのシーバスに使うリールにスポットを当ててみました。

遠投がしやすいなどサーフの条件に合わせた剛性やギア比、番手の選び方などサーフでのシーバスゲームに必要なリールの条件を今一度一緒に再確認しながら、おすすめのリールをご紹介していきます。

シーバスのサーフ用リールの番手

サーフでのシーバスには一般的にリールの番手はシマノの場合4000番、ダイワの場合3000番か4000番がおすすめです。

この2大メーカーで番手が違うのは同じくらいの大きさで換算すると若干シマノのほうがダイワより小さいためです。

では、なぜ3000番~4000番のものがちょうど良いと言われているのかというと、それには納得のいく明確な根拠があります。

スプール径が大きい(orストロークが長い)リール

広大なサーフで狙うシーバスでは、どうしても遠投が必須な釣り方になってきます。

遠浅ならなおさら、急深でもフラットフィッシュと違いシーバスはカケアガリや流心の奥へルアーを送ってやる必要があります。
そういった遠投性能はロッドに頼るだけでなくリールにも性能が求められます。

そのためには、通常河川や港湾部のシーバスで使うリールよりもひとつ上の番手がほしくなります。
一段大きい番手のリールゆえの大き目のスプール径が、必要十分な糸巻き量を確保しラインの放出抵抗を抑え飛距離が伸びる要因になるのです。

同じくスプールのストローク(縦の幅)が広いリールも飛距離が伸びます。

ハイギアが主流!?

先述した径の大きいスプールと同様に、サーフのシーバスには1回転あたりの糸巻き量が多いハイギアが当然になっています。

まず投げて大きな糸ふけを回収するのも素早く回収しなければサーフでは根掛かりの原因になるため素早く巻き取れる充分な巻き取り量のハイギアのほうが適しています。

遠投が必須の釣りで、魚を掛けてからも寄せてくるのにかなりの長さを巻いてこなければいけませんし、また、海流や波の力が強い場所など、寄せ波に乗せて一気に巻きあげてこなければ、再度引き波で持っていかれてしまいまかすから1回転での巻き取り長が長く取れるリールの方が断然有利になってくるわけです。

素早く手元まで寄せてこれるハイギアが必要なのです。

ハイギアはノーマルと比べると巻き重りがするとかいう人がいますが最近の進化したリールはそんなことはありません。
シマノのステラSWやヴァンキッシュの4000番とか回してみてください。驚きますから(笑)その辺のリールのノーマルギアよりも軽い巻き心地です!

シマノorダイワ?

特にこのふたつのシマノとダイワのメーカーでサーフのシーバスに特化されたブランドはないのでどちらがいいというのはありません。

これは人それぞれ解釈の違いや、好みによると私は思っていますね。yahooの知〇袋の質問箱覗いてみてください、読んでみると少し笑えます。

最もらしい理由とともにシマノが良いという人もいれば、ダイワしか選択肢がないという人もいます(笑)いったいどっちがいいの!?となってしまうわけです。

ダイワには海水の浸透を防ぐマグシールドがついているから、サーフでもこれしかない!…。

かたや、マグシールドがついていてもいざ故障したときに自分で分解洗浄ができないからシマノだ!…。とかね(笑)

これからサーフでシーバスはじめるビギナーさんは新しいリールを購入する際に何を買えばいいのかわからないので迷うのはわかりますが、そんなネット上に溢れている身勝手な情報に惑わされてはいけません。

条件さえ揃っていれば「あとは自分の好みでOK!

ちなみに私はリールはいつからか完全にシマノ派になってしまいましたが、周りの知人友人にはどちらもいます。

シーバスのサーフで使うリールの条件まとめ

●4000番クラス
●(HG)ハイギアまたは(XG)エクストラハイギア(巻き取り量が90cm以上)
●できるだけスプールorストロークが大きい(長い)もの

上記3点が満たされていれば、付加する機能(軽さや防水機能など…)やメーカーについては自分の好みで!

サーフのシーバスおすすめリール

自分の偏見で超主観的に選んだ「サーフのシーバス」するならこのリールとして厳選した3つをご紹介します。

シマノ 25アルテグラ 4000XG

高い剛性と巻きの滑らかさなどを追求したステラを筆頭にするコアソリッドシリーズのエントリーモデルです。近年のこのクラスのリールは上位モデルには及ばずとも、ミドルクラスと匹敵するくらい高性能になっており違いがほとんどなく、コストパフォーマンスに優れています。

重さの違いくらいしか感じられる点はないと思いますが、それでも旧モデルと比べて10gも軽量化されています。

自重(g)265最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)PE1/490
ベアリング数5/1ハンドル長(mm)57

シマノ 25エクスセンス 4000MXG

シーバス用のハイエンドモデルであるエクスセンスからサーフ用にセレクトするならこの1本です。

自分は通常河川や運河などで釣るシーバスならばci4+のエクスセンスXRでも十分だと思っていますがサーフならやっぱり樹脂ボディよりマグネシウなどの金属製ボディのエクスセンスのほうが高剛性でおすすめです。

自重(g)225最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)PE1.2/250
ベアリング数11/1ハンドル長(mm)57

シマノ 25ツインパワーXD 4000XG

ツインパは遠投を必要としシーバスが掛かってからはゴリ巻きがいるリールとして選ぶとしたら自分からの一押しはこれです。MGLシリーズに入るリールで下で紹介するツインパよりも剛性と並んで軽量化も備わっているリールになります。

シーバスから、フルキャストを繰り返すサーフゲーム以外にも十分応用が可能です。

自重(g)245最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)PE1/490
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)57

シマノ 24ツインパワー 4000XG

見た目の艶やかさと高剛性のリールとして信頼度が強く、ずっと昔からシーバスにおいて使っているプロアングラーは数多くいる今なお人気のある定番リール。

とにかく不意の青物など余裕で対峙できる剛性重視ならば、こちらがおすすめです。

自重(g)260最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)PE1/490
ベアリング数9/1ハンドル長(mm)57

シマノ 23ストラディック 4000XG

コアソリッドシリーズの中核を担うストラディック。このあと出たヴァンフォードと迷うのですが、ミドルクラスでサーフの過酷な条件下での剛性という点で考えストラディックをセレクトしました。

この性能にしてこの価格帯ということで、多くの方がレビューしている人気リールでして、その中で4000XGは 特にサーフシーバスゲームにおすすめのモデルです。

自重(g)275最大ドラグ(kg)11
巻き取り長(cm)101巻糸量(m)PE1/490
ベアリング数6/1ハンドル長(mm)57

ダイワ 25カルディア LT4000-CXH

今回ダイワからサーフシーバスにおすすめするリールの中で2番目に自重が軽いリールです。巻き心地も軽く立ち上がりも抜群です。

非常に扱い易く、値段もそこそこなのでコスパも高くて初心派の方にもおすすめのリールです。

釣具のキャスティング 楽天市場店
自重(g)220最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)PE1.5/200
ベアリング数6/1ハンドル長(mm)60

ダイワ 24セルテート LT4000-CXH

おそらく僕の周りでソルトウォーターでダイワのリールを使っている人の中で一番愛用者が多いのではないかと思うほどよく使っているアングラーを見かける大人気リールです。

海水を思い切り浴びながらも丈夫さと滑らかな巻き感、それらがバランスよく実現されているからこその安心感が長年愛され続ける高い信頼度を物語っています。

自重(g)235最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)PE1.5/200
ベアリング数10/1ハンドル長(mm)60

ダイワ 23レグザ LT4000-CXH

過酷な条件下での釣りを想定して開発されたタフ仕様ですが。高い強度のアルミニウムボディを採用した丈夫さに加えて、操作性を高い次元で融合させたモデルでもちろんマグシールド(防水機能)を搭載。

サーフ~から陸続きの地磯でのヒラスズキなどショアキャスティングにも耐えうるモデルです。

自重(g)255最大ドラグ(kg)12
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)PE1.5/200
ベアリング数5/1ハンドル長(mm)60

ダイワ 22イグジスト LT4000-XH

ダイワ派の方で最高峰を選ぶのであれば、誰もが認めるハイエンドクラスのこれ!イグジストは剛性も高いのに軽さも備えているので高い剛性でもガッチガチの金属製を好まないアングラーにもおすすめできるリールです。

自重(g)205最大ドラグ(kg)10
巻き取り長(cm)99巻糸量(m)PE1.5/200
ベアリング数11/1ハンドル長(mm)60

好みのリールでフルキャストしてサーフシーバスを制覇

サーフのシーバスでは大遠投して素早く回収できる=たくさんPEラインが巻け、1回転の巻き上げ長が長いリールが好ましいことが伝わったかと思います。ここで解説した条件さえ満たしていれば、あとはダイワでもシマノでもご自分の好きなこだわりを持ちつつ選ぶだけでいいです!

僕自身はタックルを揃える際に、ロッドよりもリールにお金を掛けたい派でして、それはシー明日においても同じです。いいリールであればあるほどサーフで爽快にフルキャストして、押し寄せる波の中でファイトを楽しんだあとに釣り上げるシーバスはその喜びもひとしおです。ぜひ良いリールを手にしてサーフのシーバスにチャレンジ、または新調してステップアップしてください!!