チヌをシャッドやクランクで釣るときに肝心なコツについて解説します。
チニングをプラッキングで楽しむのに僕が多様するシャッドの釣り方について適したタックルの選び方などから基礎を固めをして、
さらに後半で釣果アップをするための大事な点について詳しく図解します。
シャッドについておさらい
シャッドというルアーは形状はミノーに似ているけどミノーよりもリップが長く、リーリングすることによって一定の水深まで潜り、巻いてくるとこの長いリップが水抵抗を受け口先からグンッと潜っていき一定のレンジを潜航します。リトリーブを止めると浮き上がってくるルアーです。
同じくリトリーブで浮き沈みするクランクというルアーも存在しますが、シャッドはそれよりも形状が細身で、アクションによるアピール力はクランクよりも控えめです。
おおよそミドルレンジからボトムをまでを、ただ巻きで使えるルアーで、その他にトゥイッチやジャークにも反応が良く横跳びさせてリアクションバイトを拾うこのにも使えるルアーです。
チニングでシャッドをおすすめする理由
チニングのプラッギングでシャッドをおすすめしている理由は諸々ありますが、まず第一に扱いやすさが挙げられます。
初級者でもリトリーブスピードさえ一定で巻くことができればただ巻きで釣ることが可能だからです。
ある一定のコツさえ掴めば・・・。詳しくは後半で解説します。
チニングでシャッドの釣り方

ルアーでチヌを釣るチニングという言葉が世に出たころの釣り方はワーミングやMリグなどのボトムメインで狙う釣法が一般的でしたが、
“チヌは中層”という新たな概念がチニングの本場オーストラリアから届いてからというもの「チヌはボトム」という概念を覆すことになったのも、すでに5年以上前の話。(昔過ぎてうる覚え)
チニングでもプラグルアーを使った釣法がまたたくまに広がっていったのです。
今ではチニングも進化を遂げまずバイブレーションからはじまり、シャッドをはじめとし、水温が上がる時期からライト感覚で味わえるチヌが釣れるプラッキングゲームとして認知されるようになってきました。
僕自身がシャッドを使いチヌを狙う際にやる使い方をざっくりここに記しておきます。大事なコツなど詳しくは後程お伝えします。
有効になる時期
チニングではボトムの甲殻類だけでなく、中層~表層の小魚も追いかけ果敢にアタックしてくるようになる乗っ込み終盤~夏、秋がシャッドが有効になる時期です。
ただ巻き
シャッドの基本的な使い方はただ巻きでOKです。最初の説明通りに言うと水温が高くなり活性が上がってくる頃ほど中層をただ巻きで食ってきます。
トゥイッチ・ジャーク
僕の一番好きな使い方でもあるただ巻きの最中に軽くティップを煽ってトゥイッチを入れながら巻いてきたりするのもかなり有効なテクニックになります。
また、連続してリズミカルにジャークを入れるのもデイゲームなどで見切られる前に口を使わせるリアクションバイトを誘い出すのに効果があります。
ドシャローでボトムノック
干潟など潜航深度と等しいくらいのシャローならば、底まで沈めてリップをコツコツ充てながらボトムトレースも可能です。長いリップがあるので障害物回避能力もあり、根掛かりの心配も少なく底取りも容易になります。
ストップ&ゴー
サスペンドタイプのシャッドでやるストップ&ゴーも、見えているチヌが居る場合その位置までただ巻きで寄せてきて近くに来たら止めて、
一瞬止めてからクイッと動き出したときにゴンッと食ってくることがあります。
チニングでシャッドが有効なポイント
チニングでシャッドゲームが楽しめるポイントとは…。
河川のシャロー

シャッドを用いたチヌ狙いで河川のシャローポイントは絶好のポイント。水深が2メートル以内(シャッドの特性にもよります)ならそこはシャッドゲームが成立する場所です。
河口の干潟

中型、大型河川の干潮時にできた干潟もシャッドでチニングをする場合におすすめのポイント。ある程度シャローを広く探ると釣果にありつきやすいので干潟でのシャッドは自重が重ためのシーバス用などを持っていると飛距離が望め、ボトムトレースしやすくなります。
橋脚やストラクチャー周辺

広い範囲のボトムではなく、ピンポイントでシャッドを使ったアプローチすることができる橋脚やストラクチャー攻略は基本ミドルレンジ。広く探っていく釣り方ではなくルアーのトレースコースが非常に狭いのでその場でルアーを長くアピールさせるためにも止めや溜めが効くサスペンドタイプがいい。
いずれにせよ使うシャッドのセレクトも重要です。シャッドの持つ性能が潜航レンジが1mであれば、ボトムの釣りをしたければ選ぶポイントは必然的に1m以内。ミドルレンジ攻略なら範囲内かその倍の深さのポイントを選べばポイントと適合ルアーの整合性がとれます。
チニングでシャッドゲームする場合のタックル
シャッドではこれじゃないといけないとかタックルを気にするのもすべて釣果のため。とはいえ方々で語られているような特別なタックルは必要ないといっても言い過ぎになりません。
今手持ちのタックルで代用できるものを理由付きで紹介します。
ロッド
通常チニングで使っているロッドがMLタイプであればそのまま使えます。
Lタイプだとキャストするときに軽いシャッドを飛ばしやすいですが、リーリング時からリップが水を噛むシャッドではティップが入りすぎて引き重りがし、チヌを掛けてからもランディングまで持ち込むのに苦労します。
逆にM以上でしたら、軽めのシャッドは飛ばしにくくなりますが、その分ファイトはラクチンでしょう。あまり飛距離を気にしないでいいピンポイントのストラクチャー撃ちなどではMクラスでも大丈夫かもしれませんが。
バス釣り用で代用するのならMLタイプ以上で。Lは柔らかすぎておすすめしません。
リール
リールもいつものチニングに使っているやつで全く問題なし!通常チニングに用いられるスピニングならば、シマノなら2500番(2000番~C3000番)、ダイワなら2500番前後。初級者の人には一定の巻きとり速度を維持しやすいローギアをおすすめしています。
感度が良くアタリを取りやすい軽量でコンパクトなリールがチニング向きなのは言うまでもありません。
シャッド自体にそこまで重さがないので、飛距離を考えたらベイトタックルの場合ロッドもリールもチヌ専用ロッド、もしくはベイトフィネスがベストです。
ライン
普段のチニングと同じでいいです。PEの0.6~0.8号くらいで、リーダーも同じで構いません。ここまで拘っているひともいるかもですけど僕は特に変えたりしません。何の問題もなく釣れています。
シャッドを使い釣果アップできるコツ
ここまではシャッドを使ってチニングする基礎編をお伝えしました。ここからはシャッドで実際に釣果を上げるコツについて解説します。
そこにチヌが居さえすればフリリグなどワーミングのほうが釣りやすいのは確かです。
シャッドもプラグルアーですから、チニング初心者ほど「釣れない…」となりやすいのです!!
僕自身が釣れない時期を経て、釣れ出してから気付いた「あること」とは…。
シャッドでは釣れないを打破できる、シャッドを使うときの釣果アップができるコツをこっそり教えます。
理解しやすいように図を用いて解説します。
【目次】
チヌはここに居る
肝心なのは絶対○○すること!
根掛かり予防のためのセッティング