ブリの脂の乗った濃い味に卸したかぶの甘さと香りが互いに相乗効果を生み出し華やかな高級料理に変貌します。
卸したかぶが溶け込んだ羅臼昆布からとっただしもまた格別で最後まで残さず食べられる冬になると食べたい釣り魚鍋料理の代表格に匹敵するブリのかぶみぞれ鍋のレシピと作り方を公開します!
ブリのかぶみぞれ鍋のレシピ

ブリ:4~5切れ 約200g
かぶ:大1玉皮付き 約450g
かぶの葉:1/2束
焼き豆腐:1丁
しいたけ:2枚
えのき:1/2
水菜:1/2束
白ねぎ:1/2本
【鍋だし】
水:800cc
羅臼昆布:10g
塩:小さじ1と1/2
淡口しょうゆ:大さじ1
【薬味】
柚子の皮:適量
ぽん酢 お好みで
「白いものは白いもの」これは日本料理の組みあわせでよく言われることで、見た目の美しさだけでなく素材本来の味の相性も意味をしています。
かぶは大根じゃダメ!?

今回メインとブリに合わせる野菜はカブですが、手に入らない場合はみぞれ鍋なので大根で代用してもよいですか?と、聞かれることがよくあります。
答えは・・・
“かぶ”でつくるレシピはおすすめしない 単にみぞれ鍋食べたいだけならOK
どちらもアブラナ科ですが大根はダイコン属、かぶはアブラナ属で、どちらも身に含まれる栄養素も胃腸の働きをよくしてくれる消化酵素のジアスターゼを多く含み、葉には多くのβ-カロテンやビタミンCやAを含みますが…、
がです!
大根とかぶでは食味が違います
大根は薬味になるほど、辛みがありますが、真逆のかぶは柔らかく甘く、独特の上品な香りがあります
下味(一緒に炊くだしの調味など)の付け方が異なるので、こちらのレシピ通りにやって頂きたいです。
大根がメインの料理でかぶが代用になることは出来ても、かぶの独特の香りや甘さが考慮されたレシピに大根の代用は、
本来の目的からズレてしまうのでおすすめしません。
ブリのかぶみぞれ鍋の作り方
いきなり完成イメージ動画です↑
ほ~ら美味しそうでしょ^^/ 身体温まりそうな気がしてきませんか?
それではブリを使用ったかぶみぞれ鍋の作り方をお伝えします。
ブリに振り塩をしておく

鍋に入れた時にブリの身からでるアクや生臭みを消しながら、ほどよい下味をつけるために振り塩をしておきます。
身にある余分な水分(生臭みの原因)が塩の浸透圧で外に出てきて、身がしまり鍋で煮ても煮崩れしにくくなります。
また、本来の旨味を引きだたせる、ほどよい塩加減が付加されます。
野菜をカットする

カットしている写真はかぶの葉っぱの部分です。水菜や白ネギもおなじくらいの5センチくらいの長さにカットしておきます。
えのきは軸をとたらそのまま適当な大きさにほぐし、しいたけは、1/2にカットしておきます。
かぶを卸す
ごめんなさい、大きなかぶをひとりで卸している間カメラがずっとOFFww
写真もなければ動画もないですwww
かぶは皮にも甘みと、本来の上品な特有な香りがあります。
皮を剥いだりしないで皮つきのままそのままの状態で卸してください
昆布だしを合わせ調味

鍋に昆布を敷き、水を加え塩を加えてひと煮立ちさせて
淡口しょうゆで調味します。
具を入れて火を通す

火の通りに時間がかかる食材から順番に先に入れていきます。
先発は写真のとおりブリですが、ブリは身に混布の旨味も移せるように混布の上へ置きます。そのほかは適当にw
というかお好みとご自身のセンス見栄えよくで並べてください。
かぶを入れ刻み柚子を乗せる

いきなりのせてしまっていますが、こんな感じです(苦笑)
急いで短時間になってしまったので、撮影画像も少なくてすみません。
が…自分ではいい感じに仕上がっていると思います。
かぶおろしを真ん中に加え、天に香りづけの柚子の皮の千切りを乗せます。
そこから中火で少しずつかぶおろしの山を崩しながら混ぜ込みます。
かぶの上品な甘みを帯びた香りと、柚子の香りが部屋一面に広がっていき食欲をそそります。
あつあつを供する

軽くかき混ぜたらすぐにアツアツを器に移して供します。
おろしたかぶの香りと甘みがブリとよく合い、だしをすすると身体の芯まで温まり癒されます。