オリムピックシルベラードの限定生産ロッドIP-G!これだけが持つ段違いの品格をインプレ

オリムピックシルベラードIP-Gのインプレします!

チニング用ロッドとしてデビュー以来大人気だった同モデルに限定生産モデルが登場したのは2019年。早速手にしてみたので実釣して本体そのものの使い心地など細部にわたってインプレ。

オリムピックシルベラード「IP-G限定生産モデル」を手にしたものにしか味わえない魅力を余すことなくご紹介します。

シルベラードとの違い

オリムピックからチニング専用ロッドとして2017年にシルベラードがデビューしてから2018年モデルとベイトモデルがでて、3年目に登場したのが黒に妖艶な紫色のシルベラードが一新され、さらに性能もアップしていました。

今回のIP-Gと前作までとの大きな違いはこの2点。

アイテムごとにシリアルナンバー刻印

シリアル刻印|オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

限定生産シルベラードには、個人のアイテムごとにシリアルナンバーがレーザー彫刻で刻印されています。

番号は001~150番までの通し番号になっており、自分が手にしたものは世界にたったひとつのものであるということの証。限定生産にふさわしいステイタス性を満たしてくれる気の利いた計らいだと思います。

カラー塗装

塗装|オリムピックシルベラードIP-G

18年モデルまではなかった、イオンプレーティング蒸着技術が採用された特殊なブランクスカラー。
通常の塗装技術では出せない高級感あふれるガンメタルカラーに仕上がっています。

実際外に用い日光に当てるよく光ってカッコイイ☆彡。
あまりキラキラしているのではなく渋め。それがまたとてつもなく男心をくすぐりますよね!

オリムピックシルベラードIP-Gラインナップとスペック

ほかの違いについては、前作までは2フィート長いMLとLMLを含む4種類ありますが、今回の19シルベラードIP-GはMLかLの2種類に限定されています。こだわりを持つ大人のアングラーだけの贅沢品と考えたら充分なラインナップですね。

MLかMか迷ったあげく…

オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

最後まで迷ったことが実はタイプ。7フィート4インチのMLタイプか7フィート8インチのMタイプか。シャローでの飛距離だけ考えたら78Mだが、なんせパワーが5~20gのルアーまでキャストできるレベル。15gでも滅多に使うことはない重さなのでオーバースペックを考慮してMLにしました。

自分のフィールドではジグヘッドならせいぜい3.5~7gが主流。流れがキツく感じた時でも10gくらいまで。ましてやプラグルアー主体の自分でもチニング用のルアーはほぼ10g前後だからしてなんら問題ナシ。

飛距離を犠牲にしても軽さと感度を考えたらティップは柔軟なほうが僕好みでした。

19シルベラードIP-Gを選んだ理由

オリムピックシルベラードIP-G、インプレ

正直初夏になると出はじめる他メーカーのチヌ用ロッドもチェックしていました。D社のシルバーウルフAIRも今年(※2019年当初)発売開始されものは気になっていたのでェックしましたが、結局このシルベラード限定生産モデルに行きつきました。

それは価格がD社のそれとあまり変わらなかったことがひとつ、そして何もよりも決定的なよういんとなったのが見た目。これまでのシルベラードは黒を基調に紫が鮮やかな独特のカラーでしたが、今回は黒とガンメタでカッコイイ☆彡

D社の方はなんか赤黒が個人的にはダサくてあんまり好きじゃありませんでした。

シルベラードIP-G実釣インプレ

到着してからすぐにシルベラードIP-Gを持って釣りに行ってきました。実際にリールをセットして1時間ほどの釣行で使い心地、感度はもちろん、さまざまなルアーを試して来たので、それらルアーごとに感じたロッドの特性と使い方を解説していきます。

リールシート|オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

セットしてまずは利き手で握ってみて軽い!自重が86gのチニングロッドって!軽すぎなくらいだ。

Mタイプでも90gだからして、合わせるリールはタックルバランス的にシマノなら2500番、ダイワなら2000番あたりがちょうどよいように感じる。

ガイド|オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

ガイドは最新トルザイトリングが採用されています。

MLタイプで今回は一番重たいルアーは9gまでの釣行だったためかもしれないが、持ち重りなどは一切感じず。自分の下手クソなキャストでもスパッと決まる印象を受けました。

ティップ|オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

ティップはこのクラスのチヌ用ロッドにしてはやや硬めの設定だと思われる。S社のブレニアスほど固くはないけど多少使うルアーを考えて選択しないとキャストがしずらいと思ってました。このあたりはあとで詳しく説明します。

主観的にはD社のシルバーウルフ系やA社のソルティーステージ当たりの柔らかいティップのほうがやはり好きかもって原点回帰。

グリップエンド|オリムピックシルベラードIP-G,インプレ

グリップエンドも握りやすい丸みを帯びたEVA仕様。

このあたりの握りやすい形状や軽さもチニングのようなライトゲームのロッドには非常に大事な部分。

ルアーごとのシルベラードIP-G実釣インプレ

それではここからは実際にルアーをセットして使ってみた感想を書いていきます。

シルベラードIP-Gとポッパー

ポッパーでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

最初はトップウォーターから、ポッパーで初めて見ました。ガイドのセッティングや自重の軽量化からか6.5gのポッパーでもけっこう飛ぶ印象。ロッドを軽く動かしてからのドッグウォークアクションも思うように動かせる。このあたりは少し太い硬めのティップが功を奏している。

シルベラードIP-Gとペンシル

ペンシルでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

お次もトップウォーターでペンシルを投げてみました。使用したのはクロナッツ。ペンシルの形状の恩恵を受け先ほど使用したポッピングダックと同じ自重ながら、こちらのほうがよく飛ばせる感じ。よく飛んでもキャスト直後にティップが無駄にブレることなくシャキッと前を向く感じなので狙った広範囲を素早くペンシルでサーチができそう。

シルベラードIP-Gとクランク

クランクでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

お次はディープクランクを使ってみました。手元まで伝わるぶるぶる感はあるものの、ちょうどよい引き抵抗でカレントの境目などもブランクスを伝って感じ取れる。シルベラードIP-Gはさすがに感度もいい

シルベラードIP-Gとシャッド

シャッドでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

ここでチニングシャッドに交換後、一投目でなんとチヌが釣れました!

サイズは30cmあるなしくらいの小さかったけど、試し釣りのはずが嬉しい誤算でした!!

釣り方はシャッドを潮の流れに乗せてただ巻き。

シルベラードIP-Gとスイミングポッパー

スイミングポッパーでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

お次はガボッツ(スイミングポッパー)使ってみた。ポッピングさせずに、水面を這わせるようにただ巻き。なんの問題もないです。
それどころか、こんなにいいロッドと良いルアーがあればもう釣れる気しかしてこないです(笑)

シルベラードIP-Gとサスペンドミノー

お次はミノーで試投。といってもただ巻きだけでは面白くなかったのでサスペンドミノーを使用しストップ&ゴーをしてみました。

特に問題なくストップ&ゴーを繰り返しできるけど、一旦ステイさせたあとクイッと動かしはじめる瞬間にもう少しティップが入るほうがいいかなと感じました。

シルベラードIP-Gとラバージグ

ラバージグでオリムピックシルベラードIP-G実釣インプレ

この日は大潮で、午前中正午前の下げ潮で街中ド真ん中の中級河川の中流域。

一番自分が使う7gのラバージグを使用。もちろんボトムズルしたときの底の質感や引っ掛かりなどもよく伝わってくる。ボトムズルでの感度は問題なし。

ただひとつだけ!!

リアクションバイトで誘い出すのに、ボトムパンピングさせたあと糸ふけを巻き取る途中にストンとまた底へ落ちていく感覚がイマイチ…このときの大潮の影響を受けているかもしれないけど、リアクションバイトの時のボトムタッチがあやふやになりがち。底着いたのか着いてないのかがわかりませんでした。

ちょっと固めで若干太めのティップのせいもありそうだと感じましたが、それならあと+3g~5gくらい(10g以上のシンカーなど)の重さを加えれば対処ができると思います。

まとめ

個人的にオリムピックの製品はこれで3作品目。やっぱりさすが国産カーボンのメーカーだけあって作りもしっかりしている分、信頼度も抜群。思ったよりもチニング用ロッドの割にはティップが強靭に感じたけど、それも慣れだと思われます。と…言ってもS社の初代ブレニアスほどガチガチではないです。

限定生産ということで自己満足度も高く、黒とガンメタのルックスも惹かれます。さりげない大人のタックルという感じがしてきて所有欲も段違いです!

数に限りがあるので、手にしてみたいと思う人はすぐ行動しないと無くなってしまうかも。。。気になるお値段もそれほど決して高くはありませんからメルカリで中古品探してみるのも手ですね。

オリムピックの最新のチヌ用スピニングロッドについてはこちらの記事をご覧ください↓