サワラにラインを切られる事の対処法!通称サワラカッターの予防策3つ

サワラのブレードジギングや、サワラキャスティングのターゲットとなるサワラの歯の鋭い魚に当たってしまうととラインを切られることがあります。

その対処法として一般的に言われている予防策と、意外な解決法があるのでここに記しておきます。

秋口に1年中でもっともピークを迎え、サワラゲームが盛んに行われている中、あともう1本を増やすためのコツをお伝えします。

サワラにラインが切られる時

サワラにラインが切られる時|サワラ,ラインを切られる,対処法,ブレードジギング,サワラキャスティング

サワラがフッキングしたとしてもサワラの鋭い歯がラインに触れてしまって破断してしまうことがあります。通称”サワラカッター”とも呼ばれています。

僕も幾度となく経験がありますが一般的なブレードジギングに用いるリーダーの太さ(PE1.5クラスなら7号~8号)でもいとも簡単に切られてしまい、その断面はまるでカッターでスパッと切ったようにきれいに切られていてこう呼称されるのもよくわかります。

そんなに頻繁に勃発することではありませんが、同じ日に続く様であれば対処が必要です。いくつか実践に基づいた対象方があるのでこれからご紹介します。

以下に記した方法を試してみてください。

ラインの破断防止のための対処法3つ

ジグやプラグをサイズアップする

ジグやプラグのサイズを大きくする|サワラ,ラインを切られる,対処法,ブレードジギング,サワラキャスティング

デカいサワラほど、メタルジグを丸呑みしてしまうので口ばしが長いサワラはの歯はリーダーに直接当たってしまい切られやすくなります。

メタルジグをタングステンのショートから鉛のロングに交換すれば、呑まれても口ばしの歯の部分がジグのボディを噛むことになるのでラインの破断が防げます。

ラインが切られてしまう予防策としてもっとも簡単にビギナーでもできる方法です。

ベイトが小さいポイントでは、タングステンのジグを多用することが多くなるけど、サゴシクラスならまだしも大型のサワラになると小型のベイトばかり選り分けて食っていることはないので、こざかしいヤズやサゴシは食い渋り数釣りの確率は下がるかもだけど、デカいサワラを本気で狙いたいのなら、あっさり高価なタングステンを諦めるのもアリです!

マグバイト イワシジグ マキスペ
同じ重さでもタングステンの半値以下で買えて、しかも釣れるのならもうこれでいんじゃないかと思います。ライトジギング初心者にもおすすめです。

ドラグを緩める

ドラグを緩める|サワラ,ラインを切られる,対処法,ブレードジギング,サワラキャスティング

ライトジギングでサワラにラインを切られてしまう対処法のひとつとして、ドラグを緩めるという手段もあります。

「緩める?」なんで?と疑問に思ってる方がほとんでしょう。ちゃんと理由を説明します。

いくら歯が鋭くラインを切られると言っても、切られるときというのは必然的にラインにテンションが掛かっていて一直線になっているとき歯があたれば簡単に切られてしまいます。

頭の中でイメージわかせてください?

ラインが出ているときにはいくら突っ込んできても切られることは少ないです。縦横無尽に暴れているときに無理に寄せてこようとするから、ピンッと張ったラインの角度ととは逆に口ばしが向いた時点で切られてしまいます。

そんな時はドラグを出してラインを送ってやれれば破断を防げます。

↑ここ重要なのでもう一度いますが、あくまでドラグ出すだけです!!
鋭い歯=フッキングしにくいのもまたサワラの難しいところで、ラインを送ってる途中にロッドを煽ってしまったりして、ラインテンションが完全に抜けてしまうと高確率でバレます!!

テンションを抜く

ドラグを出してラインを送る

ヒラマサのように強引に根に入っていくことはないので、サワラやブリをターゲットにするブレードジギングではドラグは緩めにセッティングしておくのが基本です。

あまり緩すぎても周りとお祭りしやすくなり、回収に時間が掛かってしまうのでロッドやリールとのバランスにもよりもますが2kg~MAX3kgくらいがベター。

自分はこれくらいに設定しておき、遊漁船ならば周りとの間隔とかポイントとかを頭に入れてその場で調整しましょう。

プロックス ドラグチェッカー デジタルスケール
こういったドラグチェッカーで釣行前に事前にドラグ力をチェックしておくことと、大物が掛かってもその場で慌てることもない。

プロテクトリーダーを結ぶ

プロテクトリーダーを結ぶ|サワラ,ラインを切られる,対処法,ブレードジギング,サワラキャスティング

これはあまり意外性はなくて、先に述べたメルルジグのサイズを大きくするよりは少し難易度が上がるけど、ベテランアングラーにはこちら、プロテクトリーダーの使用をおすすめします。

表現の仕方はたくさんあり、プロテクトリーダーやバイトリーダーなど、言い方はさまざまですが、目安はリーダーの先に、さらにリーダーの倍くらいの強度のショックリーダーを30cmほど結んでおきことを指します。

このときの結び方は太いラインを強く簡単に結べるブラッドノットや電車結び、またはネイルレスネイルノットで結んでおきます。

ネイルレスネイルノット by Keiichiro Iwai|VARIVAS TV

金属のワイヤー製よりも魚に違和感を与えることが少なく、タチウオやバラクーダでも同じ対処法ができます。

このときのリーダーは若干でもフロロよりも伸びて、浮きやすいナイロンがおすすめです。

強度があり太いリーダーは水中でジグよりも先に沈んでしまうとジャークの際に絡みやすくなってしまうので浮きやすいナイロンを自分はおすすめしています。

バリバス アバニ SMP ナイロン 60lb
ライトジギングの一般的なPEでいうと1.5号ならばおおよそ30lbなので、その倍の60lbの強度があるリーダーを使用するといいうのが一応の目安。一応60~80lbが目安です。スナップやルアーアイに結びにくいので太過ぎると感じますが一度結んでしまえばいいだけなので、そこは面倒がらずに対処しましょう。

専用プロテクトリーダー装着もあり!

プロテクトリーダーは、PEとリーダーを組んだ後さらに、結ぶ必要があるため面倒だと感じる方もいると思います。そんなアングラーの方には市販のものがおすすめです。

がまかつ ファイティングリーダー

長さが30cmと45cmがあります。

確実に釣るためのワンランク上の戦術

ここで紹介したサワラカッターへの対処法と予防策は、やらなくてもいい秘策であってブレードジギングやサワラキャスティングで必ずしも必要な仕掛けではありません。。。

けどこれらはやっておくことで、いざという時、未然にラインの破断によるトラブルを防げます。これって些細なことで違いがなさそうに思えますけど、みんなよりあと1尾、あともう1匹に差が出てくることなのです。

面倒でなければ、ぜひこれらの策も常時とは言いません、厳しい状況で「今日はよく切られるな…」とか、そういった時だけでも試してみることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました