インディンワイアSWのインプレです。
グラインディンワイアはシーバスのトップウォーターゲームで使えるビッグペンシルでありながらスピニングでも扱える操作性も兼ね備えたルアーのソルト向けに別仕様になったもの。
ここ数年目覚ましく発展を遂げてきたシーバスのビッグベイトゲームや青物向けルアーの中でも
異色の存在感を放つグラインディンワイアSWのインプレです。
グラインディンワイアSWとは

今回ご紹介するグラインディンワイアとは、元がバス釣りなどフレッシュウォーター向けのルアー用品を出しているウィップラッシュファクトリーのハードルアーです。
もとは同メーカーのライブワイアというキレッキレアクションのペンシルベイトを原点として、アクションはそのままにスケールアップさせたドライビンワイアから、さらに遠くの獲物にアピールできるように生まれたものがグラインディンワイアとなります。
それにプラス、ソルトウォーター向けに約2gウェイトアップを施し、ソルトで生きてくる透け感のあるカラーを揃え、シーバスや青物に特化させたのがたのが13SWです。
正式名称がグラインディン・ワイア13(サーティーン) SW(エスダブル)です☆彡
長くて覚えにくいけど、なんだかカッコイイ、ネーミングですw

長さ:130mm、重さ:約30g
※フックとリングは自分で装着するタイプです。後ほどフックサイズ等は解説します
グラインディンワイアSWのカラー

グラインディンワイアSWのカラーは全10色からなり、
ソルトではお馴染みのイワシカラーや赤金ぽいシャドウブラディシャドウ、
チャートバックピンクベリーをはじめ、水の色に馴染みやすいクリアに近い透け感のあるトランスカラーが充実しています。
また、シーバスルアーでは名の知れた邪道のJa-doスペシャルカラーも4色が追加されています。
ほかにもFimoショップでもFimoでお馴染みティガールとバチャピングローのFimo限定カラーがあり、
Fimoが取り上げるくらいのものですから、シーバス界では認知度は決して高くはないものの、
シーバスが釣れるルアーだということを認識している方たちがたくさんいることも伺えます。
グラインディンワイアSWインプレ
ここからは実際に釣りをしてみた際のインプレッションをお伝えします。
浮き姿勢は直立

水に浮かべただけの状態のときはダイペンのようなほぼ直立。
これは操作性と、アクションに影響してくるので、好みがわかれるところだと思います。
縦に立ち姿勢だとダイビングはやりやすく、スプラッシュは簡単に出せるけど止めが効かないので、食わせの間をとたっ時などに僕はシーバスには見切られやすくなると思っています。
ピッチの狭いアクション

足元に浮かべて一瞬みたときにモアザンのトリックアッパーR 105Fを思い出しましたが、アクションはまるで違います。
アクションはピッチの狭いショートスライド。
滑るようにスライディング…というよりは、ボディをわずかに横に震わせながら水面でなびくように動きます。
また、浮き姿勢が直立なため、テンポよくロッドを煽ってやれば、シュポッ、シュポッっと頭から水面を掴みながらアクションさせるのが得意なタイプでもあります。
扱いやすさ
下の動画をご覧ください。邪道さんの東京湾でそのJa-doスペシャルカラーのグラインディンワイアSWを使ったシーバス釣行動画です。
手元をよく見てくださいリーリングに合わせて小刻みにロッドティップを動かすことによって、イレギュラーな短いスライディングアクションをします。この使い方がいちばんグラインディンワイアSWにあっているし、釣れるパターンを演出できると思います。
一定のリズムじゃなくて、ときどき若干潜ったり大きく水しぶきをあげて傾いたりしながら引いてこれます。
この一定じゃない動きの中に、魚が思わず口を使うアングラーの意図しないタイミングが自動的に生まれるというわけです。
この動きが簡単にできるほかスローリトリーブでのデジ巻きだけでも左右にドッグウォークも可能です。
自分はこの動画見て買っちゃいましたww
また先に例としてあげたトリックアッパーR 105Fよりも倍ぐらい重さもあり、飛距離も出る上に、サイズはありますがアクションさせやすく扱いやすいと思います。
最近のトップウォータープラグで、この操作性は求められる必須の性能になりつつあります。
「グラインディンワイア邪道スペシャル」JA-DO新拓也さんが解説!|Youtube
フックは自分で対象魚に合わせて

グラインディンワイア13 SWには最初からフックが付属していません。
あえて外してあることで、シーバスをはじめ青物など自分が釣りたい対象魚に合わせてフックチューンができるようになっています。
基本は、
推奨フックサイズは#1
リングが#4もしくは#5
となっており、一般的なシーバス狙いであればST-46あたりのトレブルフックの2連がベターなセッティングだと思いますが、青物など太軸にして強度を上げても、元の浮力を維持したければシングルフックにすることも可能になっているわけです。
自分の場合は、間をとってがまかつツインフック太軸RB-Hをセレクトしました。
これで浮力も保て、乗せやすさと、強さと、一石三鳥なんじゃないかと思ってます!!
グラインディンワイアSWインプレまとめ
トップで使うペンシルベイトというと左右のドッグウォークやダイビングさせたりとスローに使うものが多いけど、これはティップを小刻みに揺らしながらミディアムリトリーブでトレースできるので展開も早く、デイゲームの釣りでも手返し良く広範囲を探ることが可能です。
また、合わせるロッドは9フィートのM以上がおすすめです。あまり長いと小刻みにティップを揺らすアクションがやりずらく、硬さもMLだとそもそもルアーの許容重量超えるしティップが入りすぎて上手く動かせません。
まとめると
・30gとスピニングでもOK
・ほかには類がないペンシルベイト性能
・得意はイレギュラーなショートスライドアクション
・デジ巻きでドッグウォークもする
・生かすには長すぎず柔らか過ぎないロッド、9ftのMがおすすめ
ポッパー、ペンシル、ダイペンと揃えたら
次の隠し玉にグラインディンワイアSWいかがでしょうか?
ウィップラッシュファクトリー グラインディン・ワイア-13 SW
