河川のオープンエリアのリバーシーバス攻略法!潮位とピンポイント戦略で居着きを狙うメソッド

リバーシーバスを大河川などオープンエリアで釣る攻略法を解説します。

シーバスはオープンウォーターで狙うときには回遊待ちの釣り方が一般的ですが、それでも釣れないと感じるときが多いです。橋脚など目立つ障害物がない場所でも狙って釣れるようになってきた僕の経験談から攻略方法を公開します。

これがわかれば短時間でパパッと釣って帰ることも可能になる!リバーシーバスをオープンエリアで釣る秘策をどうぞ!

大河川でシーバスが好む場所

シーバスが好む場所|河川,オープンエリア,リバーシーバス,釣り方

まずは河川オープンウォーターでシーバスを釣る場合に攻略の基礎となるシーバスが好む場所を把握しておく必要があります。

橋脚など特に目立つようなストラクチャーがない場合は以下のような場所を見つけておくといいです。

●流芯やヨレ
●水中のストラクチャー、カケアガリ
●流れが当たる場所、堰など
●流れ込み周辺
●ボトム(デイゲーム)

といったように、シーバスは何かしら自ら身を隠せたり、水温や水質が安定しやすい場所で回ってくるベイトを待ち構えたていたり、追い詰めて捕食したりします。

釣れやすい居着き型シーバス

釣りやすい居着き型|河川,オープンエリア,リバーシーバス,釣り方

河川など汽水域にいるシーバスでも回遊型と居着き型がいます。上の写真のように居着き(陸封型)は黒っぽい個体が多いです。

広大な範囲をサーチしなければいけないオープンウォーターでは、この居着き型シーバスのいる場所をピンポイントで捉えて狙うほうが釣れる確率が格段にアップします。

狙いにくいオープンウォーター攻略法

それでは中型~大型河川のオープンウォーターで確実にシーバスを釣るための秘策についてひとつずつ説明していきます。

回遊待ちは諦める

まず、シーバスが釣れないと言ってる人は回遊待ちの釣りは、ばっさりとあきらめた方がいいでしょう。いつ回ってくるかわからない個体を待っていても釣れないこともあります。まずは最初の1本を確実に仕留めるために回遊ポイントは諦めてください。

時合は捨てる

他の魚種でも釣れる時間帯と時合は、シーバスが釣れない人にはもっとも気になることですが、今回紹介する中ではほぼ無関係です。ぜんぜん無視でいいです。

通常いう下げ3分や上げ7分とか言われる時合に合わせていくより、もっと大事なことがあります。というよりは自分だけの時合を持つことがキモになります。

大事な潮位

潮位|河川,オープンエリア,リバーシーバス,釣り方

時合よりも潮位です。オープンウォーターで確実に釣ろうと思ったら徹底してシャローを攻略しましょう。水深が50センチもあればシーバスは入っています。あまり潮が引きすぎてド干潮では釣れる見込みが低くなりますが、通常下げ潮で釣れる時合である「下げ3分」といわれる時間帯が過ぎてからのほうが釣れやすくなります。

目安は河川や運河の護岸沿いの敷石、堰がむき出しになる深さです。

ちょうどその敷石のすぐそばの急深になっている箇所に居着いているシーバスを狙うためです。

だったら水深があっても、その場所を狙えば…。と思う人もいるでしょうが、やってみてください。釣れないですから。水で隠れて見えない部分が大きいとどれくらい釣れる確率が減るのか比べてみてください。

だからといって敷石の上にあがって岸スレスレに立って釣るのはご法度ですが…。次のルアーの箇所で説明します。

ピンポイントにルアーを通す

シーバスが苦手な人はいる場所へしっかりルアーを通せていない人が多いです。キャストが下手でもいるであろう場所へルアーを届けられるように浅くなるシャローになるまで待ってテクを補うのです。

水深があった場合のときよりも断然投げやすくなっていることを感じることが出来ます。

あとはそこにルアーを通してやるだけです。

敷石の際にいることが多いので、立ち場所は水際からロッド分くらい離れたほうがすぐ近くにいるシーバスにも警戒されにくくなります。

河川オープンエリアで釣れるポイント

ポイント|河川,オープンエリア,リバーシーバス,釣り方

オープンエリアでもシャローになったときにカーブの内側にたまる敷石や、そこに流れ込みがある場合、一級ポイントに成り得る。
ここまでの課題を整理しますと…

●下げ5分以降の入水
●居着きシーバスを狙う
●狙った場所にルアーを通しやすいシャロー(浅い水深)

だったわけですが、このときのポイント選びで大切なことは居着きシーバスがいるであろう場所の予測になります。

そのときにこの章でいちばん最初に記したシーバスが好む場所から絞ることが出来ます。ここで橋脚周りの居着きは大河川だと橋の下まで届かない場所もあるので条件から外します。

実績のあるポイントに共通することは下記の2つです。

●河川のカーブの内側
●岸際
●流れ込み周辺

要するに流れが速くて川底が深くなっているカーブの内側の岸際を潮が引いた時点で狙うのです。これまでに私がいちばん釣った釣り方ですし、シーバス釣りをはじめた最初の頃に「釣れない」を脱することができた要因でした。

河川オープンウォーター攻略におすすめのルアー

このシャローのピンポイントで釣れるルアーを紹介します。選び方としてはデイならアピール力ある速巻きできるルアー。ナイトゲームの場合はいつも使っているフローティングミノーやシンペンでいいと思います。

初級者にはサイズ小さめ

またシャローのピンポイント狙いなのでサイズは小さめを選びます。サイズが大きいと70cm以下のシーバスは追ってきても食ってこない個体がでてきます。これくらいのサイズのほうが食いが立ちのでとにかく小さくてもシーバスが釣りたい人にはベストな選択です。

デイゲーム

デイゲームの場合、素早く沈んでハイアピールのものか、もしくは見切られないように速巻きできるルアーがいいです。

スピンテールジグ

シマノ エクスセンス サルベージ ブレード ハイアピール
日中のシーバスに最もハイアピールでかつ速巻きが可能なルアーはスピンテールジグです。ただし1箇所で粘るとスレやすいので、使い方は水が濁っていたり活性が高いと思われるときは1投目に。

水がクリアだったり流れが弱い時は日中の場合だと、バイブレーションの速巻きなどからはじめたほうがいいでしょう。

速巻き対応ミノー

アイマ コスケ 110F

速巻きに対応できるルアーはいくつかありますが、僕がもっとも信頼しているミノーがこれです。ロール主体の派手過ぎないスイムアクションがいいんです。

ナイトゲーム

ナイトゲームの場合、シャローをできるだけ長くゆっくり引けるミノーか、沈まないシンペンがおすすめです。

シンキングペンシル

ダイワ スイッチヒッター 120S+R

シャローはルアーを通してこれる範囲が狭くなるので、より飛ばして広いエリアを探れる飛距離も必要ですが、同時にスローに巻いて来ても沈みこまない浮力も入ります。30gという重さで抜群の飛距離と、スローにしても沈みこまないボーン素材のため止めて流しても底を取ったりしません。

フローティングミノー

シマノ サイレントアサシン 120F フラッシュブースト
スタンダードでシーズン問わずに飛距離がいる大河川や河口~、小場所で使える超ド真ん中のロングセラーミノーです。基本は夜の場合スローなただ巻きだけ!いわずと知れたシーバスが釣れる著名なルアーなので信頼度も抜群です。

”狙って釣る!”リバーシーバス

小~中規模河川ならば橋脚など主だったストラクチャーがなくても攻めきれる人も多くいることでしょう。けど、片や川幅100m以上の大河川の場合は橋と橋までの間隔も広くてそうそうシーバスが居そうな場所を見つけてそこにルアーを送り込むことは難しいです。

そういった場合は魚との距離を縮めて、地形変化がわかりやすくなった潮位で釣ることがキモになってきます。そこから順にもっと居そうな場所の条件をひとつひとつ組み合わせていけば釣れる確率はグンッとアップします。

ここで解説した釣り方を基に、オープンエリアでも躊躇せずこれまでとは異なるアプローチの仕方でぜひ大河川でリバーシーバスを狙ってください!