ダウズジャーク190インプレ!新作ジャークベイトの使い心地と使い方と最適なタックル

ダウズジャーク190の実釣インプレです。

ジャッカルから2023年内に発売された自分が今もっとも注目されているビッグベイトです。頻繁にYoutube動画などで散見されていましたのですでにご存じの方も多いはず。

昨今のビッグベイトシーバスに使えそうなこの新しいダウズジャーク190とは実釣した率直なインプレと使い方、

最適なタックルについて解説します。

ダウズジャーク190とは

特徴|ダウズジャーク190,インプレ

「なんじゃこりゃ!」と驚いたと同時にもの凄く興味が湧いてきたルアーがありました。

そのとき名前は明かされていませんでしたが、動画内の解説で

”ジョイントのないダウスイ” 接続部分がなく空気抵抗を増やしてしまっていたテールパーツがなくなり

ダウスイと比べて飛距離がアップ
していると言われています。

それを今回実釣で証明しに行ってきました。

パッと見た感じ、見た目の形状はメガドッグにも似ているような感じもするし、これならよく飛ぶんだろうし、実際メガドッグ自体もビッグベイト系ルアーの中で、飛距離ランキングすると上位に入るルアーなので、飛距離が出せると思います。

ジャーキングに対応した形状とウエイト配分

ウエイト|ダウズジャーク190,インプレ
受け流す独特のテール形状

またジャーク時の綺麗な水中ドッグウォークを可能にしたのはテールの独特の形状にあると思っています。

扁平ボディが、後方にいくごとにさらに上部が横方向に平らになっていて、上から水を受け浮き上がららせを抑制していると同時に、その下(ベリー側のテール形状)で、うまく受けた水流を左右後方へ受け流しているようです。

マジで、このあたりはジャッカルさすがだなと思います。よく考えられています。

テール形状|ダウズジャーク190,インプレ

またベリーのテール側についているフィンが横からの水流で、姿勢を安定させるために一役かっています。

ジャッカル ダウズジャーク190

シーバス向きだと思える理由

シーバス向きな理由|ダウズジャーク190,インプレ

この自分好みのルックスもさることながら、めっちゃ気になって仕方なくなったもうひとつの要因が

●得意なレンジが水面直下。
●しかも、そのレンジでジャーク

190mmのビッグベイトの部類に入るサイズで、この「抜群の飛距離」と「水面直下ジャーク性能」

二つの特徴を持ったストロングジャークベイトです☆彡

この特化した性能に一発で恋に落ちたのは理由があります。

僕の中でシーバスは、水面直下はレンジはもっとも反応が良いと思っていて、潜り過ぎるわけでもなく、トップでもなくこのレンジ=

水面直下でのドッグウォーク

デカいシーバスや青物にはこれがキモだと思っているのだけど、重すぎて扱い難かったり

この手のルアーってあるけど、中々思うようなのは見そうそうない…。

ましてや欲しいビッグベイトのクラスになると、古参でいうとビッグバンディットとか釣れるんだけどずっとジャークしっぱなしだと大きすぎて疲れる・・・。

それを売りにしているルアーもありますが、すぐに浮いてきてしまいレンジキープがしにくいやつとか、

なんか違うんです。

●顔はダウスイw
●ジョイントをなくしたストレートボディ
●フラットサイドを採用したジャークベイト
●飛距離とジャーク性能がアップ(※ダウスイ比)
●テールパーツがなく後ろへ受け流すフィンが装着

ライバル視されるのはやっぱあれ

そのレンジでジャーキングが得意なビッグベイトはみなさんご存知、マングローブスタジオのビッグバンディットがあります。

このあたりが、ライバルになるのかな?

DUOのコノフラットとかも、全然後発品でイマイチだけど(苦笑)、一応ジャークベイトの類です。

ただビッグバンディットもコノフラットも、クセが強くて初心者には扱いにくく、
使いこなすまでに時間がかかる=慣れるまで釣れない・・・。

このあたりの、操作性、クセの少ない扱いやすさを、カバーできているのがダウズジャーク190だと思います。

ジョイントのダウスイでも水面直下のジャークはできるが、徐々に水面を割って飛び出してきてしまい、そもそも遠投に期待はしていないけど飛距離はあまり出ないし・・・。それをしっかり克服してくれています。

ありそうでなかったカテゴリの穴を埋める存在になるのではないでしょうか。

ダウズジャーク190実釣インプレ

ルックスかなりイケメン!

ルックス|ダウズジャーク190,インプレ

見た目は、フラットボディのジャークベイトにしては、顔つきが端正な男前!

そこまで横から眺めた時に平べったい感じは受けずむしろスリム。

この風をきるようなフォルムもまた飛距離に影響していると思われます。

バラシを軽減するスイベルアイ

スイベルアイ|ダウズジャーク190,インプレ

トップウォーター系のビッグベイトでいちばん問題になるのが、バイトはあっても乗せきれないバラシ問題。

フックのアイがスイベルアイになっているので、シーバスの動きに追従するように動き、フッキング後のバラシを軽減してくれます。

逆にフッキングし難いと言う人もいますが、僕的にはこれは非常にありがたいです。

大型フック

フック|ダウズジャーク190,インプレ

フロントとリアの2箇所に搭載されているフックのサイズは#2/0

なんと、ジャッカルのダウズスイマー220SFよりもワンランク大型のフックが搭載されているのです!!

こざかしいサイズの小さいシーバスを寄せ付けない外観と相まって、完全にランカー仕様といえるでしょう。これなら青物でも余裕です。

リングの有無…

リングの有無|ダウズジャーク190,インプレ

はじめからラインをつなぐフロントアイには大きなリングが装備されています。

ここは賛否あるかと思いますが、自分のおすすめはこのままで、なおかつこのままリングにつなぐ場合はスナップなし!がおすすめです。

やはり、開発段階からこうして作られているのは理由があるからで、そのままをおすすめします。

どうしてもスナップを使用する場合はリングを外して、アイに直接スナップをつなぎましょう。

浮き姿勢

浮き姿勢|ダウズジャーク190,インプレ

ラインを張った状態でロッドの動きだけで水中のアクションチェックです。

浮かせただけだと、ダイペンやポッパーのようにほぼ直立。

あとで説明しますが、自分はこの浮き姿勢があまり好きではない(シーバス向きではない)のですが、この直立からでもいったん水中に潜らせてしまえば、少し止めてもいきなり仁王立ちで浮くわけでもなくレンジキープをしほぼ水平を保ちます。

印象では、デッドスローに近い、弱スローフローティングタイプだと思います。

水面直下を潜らせて釣りたいので、この浮き姿勢と浮力の設定はありがたいです。

飛距離は抜群!

飛距離|ダウズジャーク190,インプレ

飛距離は正直驚きました

アンタレスDCMDのXBモードで投げたからという点もあるかもしれませんが、重さが3.2oz、(90g)ほどあり、サイズが190mmもあるのにかっ飛ばせます。

はっきりと測ってはいませんが、自分のフィールドでの感覚でいうとかなり飛んでいる印象です。

着水からファーストジャークは強めに

着水からのジャーク|ダウズジャーク190,インプレ

着水してからの最初のジャーキングはやや強めにしたほうがグッド!

そのままジャークすると水面を割ってしまうので、着水してからのファーストジャークは下向きに大きく煽り強めにジャーク入れてやると、ウエイトが前方に移動し、頭から潜って、ちょうどよい水面直下10~20センチをキープしてくれます。

一旦水面直下に入ると、ジャークを続けていれば

この水面直下の微妙なレンジのキープ力

これはマジに秀逸☆彡

アップクロスの場合は…

潮が流れてくる方向にアップクロスに投げる場合はちょっと最初のコンタクトが変わってきます。

最初のジャークする前にラインが流され水を切ってラインがルアーよりも先行してしまうので、強めに下向きにジャーキング入れても潜らないときがあります。

そんなときは、着水直後に出来るだけロッドを上にあげ、

ラインスラックをとる要領で
速巻きをしながら、下向きに1,2回ジャークすると潜ってくれます。

流れの速い大河川や河口でよくあります。

水中ドッグウォーク

水中ドッグウォーク|ダウズジャーク190,インプレ

水面直下でのドッグウォークの振り幅はかなり広め。

体長の1.5倍くらいの移動距離で、左右へスイッ~ッ、スイッ~ッと、水中を左右にスライディングするように滑らかに前方へ向かってきます。

操作性も簡単で楽にデジ巻きでもいけますが、

ロッドを使ったジャークのほうがリズムが整いやすく、レンジキープさせやすいと感じました。

ダウズジャーク190の使い方

使い方|ダウズジャーク190,インプレ

とりあえず飛ばそう

とにかく居そうな場所へキャスト、飛距離を生かしてかっ飛ばして広い範囲をサーチしていきましょう。

着水直後に潜らせる!これ大事!

着水してからすぐにジャークを始めるのではなく、最初はいったん水面直下に潜らせてから使いましょう。

インプレの箇所でもお伝えしましたが、最初のファーストジャークを強めに下向きに煽ってやると潜ってくれ、
この工程を最初にちゃんとやっていれば水面を割ることはないです。

これがなくても水面を這うようにトップペンシルのような違う動きが出来るからいいじゃないかと思う人もいるでしょうが、それなら最初からトップペンシルでいいのです。

このダウズジャーク190を使うのは
水面直下をジャーキング

させるためです!

これをしないと使っている意味がなくなります。

ジャーク

デジ巻きだけでリーリングジャークが可能です。半回転くらいずつのリズムでいいでしょう。

ロッドを持っている側の腕が疲れないのでこれが楽ですが、デジ巻きだけだとジャークの振り幅が狭くなってしまうので、自分の場合はずっとロッドを煽ってジャーキングして使っています。

秦さんの動画でも、ちょっとだけ見えた手元でロッド動かしていました。…ずっとじゃないかもしれませんが。

ダウズジャークに適したタックル

重さが90グラムあるので当然使うタックルは限定されるわけで、適していると思われるロッドはルアーの許容重量がMAX100gあれば数値的には何も問題ないです。

けど、キャスト時にややティップが垂れる気がしたので、もう少し上に余裕のあるもののほうがよさそう

・ロッドは100g以上~200gのルアーが投げれるベイトロッド

MAX300gとかのXXHだとオーバータックルになるのでおすすめはやはりこれかナ↓

ロッド

シマノ 23ディアルーナ B80XH

重さ200gまでのルアーが投げられ、オカッパリでも飛距離稼げる8フィートのレングス。

リール

シマノ 24スコーピオン MD 200/201 XG

合わせるリールはロッドの価格との整合性も兼ねてこちらをおすすめします↓

ダウズジャーク190でランカーの食い気を呼び覚まそう

気になっていたかたいかがでしたか?僕自身は水面直下というレンジはシーバスがもっとも好みエサを追い込んでくる最後の壁だと思っています。そのトップでは出切らないけど微妙なレンジでクイックに左右ターンを軽いロッドワークとリーリングジャークで行えるのがダウズジャークです。

ランカーシーバスは基より多くのプロをはじめとするアングラーに青物にも実績が報告されています。この水面直下ダートが大型魚のスイッチを入れてくれるのでしょう。

ジャッカル ダウズジャーク190