アジングのリーダーおすすめ7選、号数(太さ) の選び方と結び方もあわせて解説

アジングで広く利用されているラインのエステルやPEラインと結んで使うリーダーというものがあります。

リーダーはいらない?とかなどの素朴な質問にも回答。

安心してアジングの釣りができるリーダーの号数(太さ)の選び方から結び方までを解説し、アジングにおすすめリーダーをご案内します。

アジングのリーダーとは

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アジングに使用されるPEやエステルなどは摩擦に弱かったり強い縦の負荷がかかると切断する恐れがあるので、ラインとジグやルアーの間にハリスとしてPEなどよりも衝撃や摩擦に強いリーダーを結んで使用します。

これがリーダーの役割です。

アジングにリーダーが必要な理由

メインライン(道糸)のフォローに必要不可欠

上記の理由から推測されるように現代のアジングには必須アイテムとなっています。それぞれメインとなるライン(道糸)によって補わなければいけない役割が異なります。

エステルラインのリーダーの必要性

上級者ほど使用頻度が高いエステル製のラインは・・・

横からの摩擦には強くPE並みに感度も良い > 反面急激な縦の引っ張りに脆弱

PEよりも横からの摩擦にも強く、ほど良く沈みアジングに非常に有効な微細なアタリも感知できる優れた感度を持っている反面、

急激な縦の負荷にはとても脆くて、鬼アワセ入れた時や根掛かりを外そうとしたときにラインの方向一直線に引っ張るなど縦に瞬間的に力が加わるとすぐに切れてしまいます。

そのエステルの持つアジングに高感度をもたらす優れた性能を維持しつつ、先端にリーダーを用います。

PEラインのリーダーの必要性

PEはほかのフロロやエステルのラインと比べると比重が低く水に浮きます。縦の強度が非常に高く、ほかのどのラインよりも同じ強度で細くでき、感度も良く飛距離もピカイチ。

反面横からの摩擦に対しては驚くほど弱く、根の岩肌やテトラなどに擦れただけでいとも簡単に破断してしまいます。

また、PEラインはどのラインよりも伸びが少ないため、アジのような吸い込みバイトでは弾いてしまうことも懸念されます。

このためPEラインは、いまやルアーフィッシングの世界では横からの摩擦に対しての予防策と、ほどよい伸び(伸びがあるとキャスト時の高切れを防ぐクッションにもなる)のためにリーダーを結んで使うことが一般的になっています。

アジングのリーダーの素材

繊細なアタリを逃さない感度も必要
ここまで解説してきたことをまとめると、リーダーでラインの先端の強度を補うことはお分かり頂けたと思いますが、せっかくアジング用に感度の良いメインライン(道糸)を選んでも、リーダーを結ぶことでその感度が落ちてしまってはもともこもありません。

アジングのリーダーの素材はフロロカーボンが最適。耐摩耗性もあり低伸度で感度が良くアジングに最適だと僕は思ってます。
フロロカーボンのリーダーであれば比重が高く放っておいても沈むし、ボトムも取りやすくレンジコントロールが容易になるなどメリットが多いです。

リーダーにナイロン

ナイロンは摩擦に対しても強度は持っていますが、比重が軽く沈みにくく、フロロよりも縦に伸びるので、吸い込み型でエサを捕食する一般的なアジングでは感度が落ちるためあまり選ばれません。

逆に、この浮きやすさを生かして仕掛けをゆっくりとフォールさせて誘いたい時などに使用したり、真冬の活性が低いときにミスフッキングを防ぎ微妙なついばみバイトも拾うために用いたりする上級テクにナイロンのリーダーが有効になる状況もあるのでアジングに慣れてきたら使い分けにもチャレンジしみてください。

アジングのリーダーの号数(太さ)と長さ

使うエステルやPEなどのラインの号数にもよりますが、アジングに使うリーダーの基本は0.8号を中心に0.6号~1号までの号数を選ぶとほぼ問題ないです。

メインラインの太さにもよりますがエステルの場合だとフロロの0.8号のリーダーでほぼいけます。

アジングの場合のリーダーの長さは30cmほどとっておけば十分事足ります。

アジングのリーダーの結び方

簡単に!素早く強固に結べる結び方
アジングのリーダーの結束は簡単な結び方で強度が保てるトリプルエイトノットでいいでしょう。

通常メインラインとリーダーを結ぶ一般的なFGノットでも良いですが、アジングで必要な強度はより簡単な結び方のトリプルエイトノットで充分で、アジの引きだけで切れることはまずありません。

動画で見て覚えると比較的容易に覚えられます↓

トリプルエイトノット【VARIVASノット大図鑑】

アジングのリーダーはいらない!?

リーダーを結ぶと釣行の際に根掛かりの多いポイントだとそのたびに結び変えなければいけないなど面倒なこともあります。

それがイヤだという人はメインライン自体をフロロカーボンにすることでフロロのみでもアジングができるようになります。

といっても号数(太さ)は0.8号~1号(4lb)くらいまでです。それ以上太いフロロだとアジングにおいては感度が落ちます。

アジングにおいてメインラインまでフロロ一辺倒で行くのは、感度やほかの要素についてエステルまたはPEに劣ってしまうということを念頭にしたうえで使いましょう。

アジングのおすすめリーダー

ダイワ 月下美人 フロロカーボン 30m

アジングやメバリングに特化した月下美人のフロロカーボンリーダー。ライトゲームのタックルをたくさん出しているブランドの製品で、名の知れた信頼度抜群のメーカーのリーダーなので、迷ったらとりあえず最初これを選んでおけばリーダーでのトラブルは回避できます。

シマノ ソアレ EX 30m

同じくシマノのアジングなどのライトゲーム専用のタックルシリーズ、ソアレのフロロショックリーダー。引っ張り強度が高い一方で適度なしなやかさがあり、操作性が高いことも特筆すべき点。

YGK チェルム アンバーコード ハイエンドフロロ 100m

ごわつくフロロ特有のデメリットを極限まで抑えた強さとしなやかさを併せ持ったリーダーです。アジングの極小ワームと超軽量ジグでも臆することなく強気でファイトが楽しめるのも特徴。ちょうど良い0.8号でも100m巻きでこの値段だとかなりコスパも良くおすすめです!

ティクト ライトゲームコンパクトショックリーダー 30m

フロロショックリーダーですが、シリコン樹脂コーティングが施されており撥水効果に優れており、結び目がほどけにくいほか、度重なる海水での使用から経年劣化を最小限に抑えます。

バリバス アジングマスター ショックリーダー[フロロカーボン] 30m

アジングに多用されるエステルラインのリーダーとして使用することを念頭に開発されたアジング専用のフロロカーボンのショックリーダー。感度抜群のエステルラインの性能を損なうことなくショックを吸収する。

ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 30m

こちらもフロロカーボン製のショックリーダーですが、他のメーカーのものよりもややソフトな感じで、結び安いのが特徴。入手しやすい価格もまた魅力。僕はほかのライトゲームでもこれを多用しています。

メジャークラフト 弾丸フロロショックリーダー

アジング初心者でも安心して買い揃えられるリーズナブルな価格が魅力的なメジャクラの弾丸シリーズのリーダー。
号数(太さ)が0.2号から用意されているライトゲームでも使用頻度が多いラインアップが選びやすくもあり、いろんな太さのリーダーを揃えておきたい人にもおすすめ

リーダーにも拘って釣果アップ

アジングに置いてジグ単でもプラッキングにしても使用するメインラインがエステルやPEにはリーダーが必要不可欠だということをお解りいただけたとかと思います。

直接的にメリットを感じ難くタックルの中ではそこまで重要視されていないイメージのあるリーダーですが、アジングに大切な感度にも直結する部分なので釣りに慣れてくるほど違いに気づいてくるはずです。そう考えると長くこれから続けている間に、遅かれ早かれいずれは拘りたくなるものだと思います。

はじめる前から性能が良く自分の釣り方に合ったリーダーを選んで釣果アップにつなげましょう!