アジングをプラグ・ルアーで釣る鯵のプラッキングゲーム。
いつものジグ単とは異なる釣り方で楽しむためのおすすめプラグと有効になる状況と抑えておくべきデメリットも解説しながら相性の良いタックルまでも紹介します。
アジングのプラキングゲームで使用する釣れるプラグルアーのおすすめをご紹介します。
アジングでプラグが有効な状況

アジングでプラグが有効になる場面はアジが小魚を捕食しているポイントや状況の時です。通常アジはプランクトンやアミなど極小さいものを好んで捕食していますがその場所に小イワシやキビナゴといった小魚が入ってきている場合、昼夜を問わずそれらを好んで捕食しています。そんなときはそのベイトフィッシュに似せたプラグの出番です。
プラグルアーを使うメリットとデメリット

アジングでプラグが有効な場面も多いですが、それなりのデメリットもあります。プラグルアーでアジングの釣果を伸ばすには欠点をいかに克服できるかがカギになります。そのためにまずメリットとデメリットを理解しましょう。
●アジングでプラグを使う最大のメリットは、小魚を食っている状況でそのベイトライクなアクションをしてくれることです。
●ジグ単よりも飛距離が出せキャストの制度も向上します。
●ワームには不可能な強い水押しによるアピール力
アジはそもそも主食にしているエサが小さく、捕食の仕方も噛みついて食べるというよりは軽く吸い込む程度で口が脆く切れやすいため、通常のプラグについていトレブルフックではフッキングしにくく、一度針掛かりしたとしてもバレやすいです。
デメリット
×フッキングしにくい
×バラシやすい
デメリットを克服するためのフックセッティング

冒頭のデメリットでも解説した通り、アジは本来微弱な吸い込みによってエサを捕食しているので、小魚を好んで食べているときでもいくらマッチザベイトのプラグを選択していてもフッキング率は下がり、同じくバラシは増えます。そこで大事になってくるのがフックセッティングです。
これらを念頭に置くと、一般的にプラグルアーについているトレブルフックをアジの微弱な吸い込みにおいてもフッキングまで持ち込める掛かりやすいフックに交換しておいたほうがバラシが減り、格段に釣果がアップします。
上記のことも十分に考慮され開発されているプラグであれば専用のアシストフックなどが標準装備になっているものも存在します。その場合にはフッキングの子とも考えながら全体のバランスを設計されているのでベストな状態。そのまま使用することをおすすめします。
おすすめプラグルアー
それでは最後になりましたがアジングのおすすめプラグをご紹介します。選りすぐり厳選した6つ!
ミノー
スミス AKM48
アジをはじめ、カマス、メバルなどライトゲーム全般のターゲットに対応できるシンキングミノーとして開発されたもので、小さくても速巻きでないとアクションしない小型プラグが多い中でも、ファストリトリーブではもちろんのこと、スローリトリーブでもしっかり泳ぐ設計がされていて誰でも扱いやすいく、ミノーでどれにしようか迷ったら、とりあえずアジングではこれ持っておけばいいんじゃないかと思う一押しです☆彡
長さ:48mm 重さ:4.1g フック:#14
アイマ サスケ SF-50
他の魚種の釣りでは大人気ミノーのアジングやメバリング用に設計しなおされた最小サイズモデル。通常使っている「軽いジグ単で使える」ことを謳っている長さ5センチのルアーでありながら、自重1.5gの超軽量ミノー。ウォブリング主体の強い水押しによるアピール力は抜群。アジングにおいて広い範囲を探るためのサーチベイトとしても使えますが、目の前でボイルが起こっている場合にピンポイントに通してやると早く結果が出ます。個体が上ずっている状況の水面直下攻略の切り札に!

長さ:50mm 重さ:1.5g フック:#12
アピア ドーバー46 スローシンキング
一切の違和感を排除したまるでシンペンのような微弱な動きで、水中に漂うエサをイミテート可能なマイクロミノー。小さいベイトフィッシュ~アミなどの甲殻類も捕食しているような状況下で威力を発揮。リップ付きなのでローアピールながら狙ったレンジをキープしやすく、ゆっくりと沈むのでヒットコースの狭い小場所のピンポイントで止めも有効な完全食わせ系ルアーです。
長さ:50mm 重さ:1.5g フック:#12
シマノ アーマジョイント 60F アーマブースト
珍しいコンパクトジョイントミノー。ジョイントならではの艶めかしいナチュラルなベイトそのものに似た泳ぎを演出できます。ジョイント式ルアーの最大の欠点でもあった飛行するときの回転をシマノ独自の技術アーマブーストによって初速がついたときに折れ曲がることによって回避しています。ジョイントルアーのナチュラルなスイムアクションが欲しいけど飛距離が…と躊躇していた場面でもこれなら間違いなく打破してくれます。フローティングタイプ(F)と、シンキングタイプ(S)があります。

長さ:50mm 重さ:1.5g フック:#12
ダイワ 月下美人 アジング澪示威 SOLID 20S
「ジグ単を扱うタックルと同じタックルで」というコンセプトのもとに開発されたアジング専用プラグ。全長も他のプラグと比べると20ミリと非常に小さく自重も1g!ワームのようにズレを気にしたりフグなど外道の噛みつきによる損傷にも耐える樹脂ボディなので”そのままのタックル”で十分代用品として使用が可能。なおジグ並みのコンパクトボディでスローシンキングの特性を生かしてフォールの釣りにも適しています。
長さ:20mm 重さ:1g フック:#14
ダイワ 月下美人 夜霧Z 42F-DR
この夜霧Zの最大の特徴は、この小ぶりなプラグなのにも関わらず一般的なミノーと同じく重心移動システムを搭載しているということで、強風になりやすい漁港などでも狙った場所へ送り込めるキャスタビリティを持っているという事。またアジングの釣り方によって選べる豊富なラインナップも魅力。使い勝手が良く、水面付近のベイトを捕食しているときに最適な1.9gのフローティングタイプから~シンキングタイプの3.7gまである。
長さ:42mm 重さ:2.2g フック:#14
デュエル ハードコアLG ヘビーミノー 50S
僕が長年ライトゲームで愛用しているミノーと言えばこちらヘビーミノー50S。50ミリと極小サイズながら自重が6gもあり飛距離も出せます。シンキングミノーですが沈ませるために使うのではなく、強風時に、狙ったポイントまでルアーを送ってやりたいときとか、波が立ち水面が荒い状況下や、流速が速い場所でこいつの出番です!そういったタフコンでシンペンではなくミノーのアピールが欲しいときに効果テキメンです!!

長さ:50mm 重さ:6g フック:#12
シンペン
シップベイツ ザブラ ラファエル
ミノーのただ巻きだけでなく、ドリフトや軽いトゥイッチに対応できるシンペン。若干ほかより重ための4.5gというウエイトとこの尖った形状は小ぶりながら他のアジングプラグには出せない圧倒的な飛距離を生みます。風が強い時の武器にもなります。フォール中にバイブレーションを起こすファットなボディのため得意な釣り方はロッドストロークを長めにとるスロージャーク。ダートした後フォール途中に、コン、コッとくるバイトは秀逸。攻めの釣りが可能。
長さ:45mm 重さ:4.5g フック:#14
エバーグリーン コルセア 50
もうライトゲームでこれ知らない人はもぐりじゃないかって言うほど釣れるシンペンの代名詞的存在です。少し太めのテールボディでタイトなテールスイングアクションが釣れる理由。波動の強すぎるプラグでは反応が薄い状況下に特に威力を発揮するものの、それでいて活性のたかいときにも有効でオールマイティーに使えるシンキングペンシルです。
長さ:50mm 重さ:3.3g フック:#14
ダイワ 月下美人 つゆかぜ50SS レーザーインパクト
50ミリのボディにアクションを犠牲にしないギリギリの4.4gという自重で狙ったエリアに届けられる飛距離を確保しながら2種類のアクションをします。スローではハイピッチロール、ミディアム~ファストではロール主体のウォブンロールへと変化します。またLI(レーザーインパクト)搭載で高輝度反射光を多方面へ放つフラッシングでもアピールします。ギガアジ戦略の一手に!
長さ:50mm 重さ:4.4g フック:#12
バイブレーション
バスデイ レンジバイブ 45ES 鯵ing
もうソルトプラグ界では老舗のなかの老舗的、大兄貴分。狙うは尺アジ越えのみというアジングのために設計されたバイブレーションであり、シーバスやチニングでは王道的なレンジバイブの信頼はもう10年以上前から折り紙つき!小魚を主食とするアジに多い尺アジを狙って捕るためのシークレットウエポン。6.3gという若干重ための自重は飛距離と、抜群のレンジキープ力を生み、さらには軽量ジグでは曖昧になりがちなルアーコントロールの操作性を向上させます。

デュエル ハードコアLG バイブ 40S
極小の小魚ベイトを模したリアルな形状に他の類を見ない尻部がカットされテールフィンが装着されているバイブレーション。フォール中にもボディのバイブレーションとフィンの微波動でアピールします。またこの扁平なボディは横からの水を受けやすく泡をまといやすくなっていて、またフロント固定重心なので遠投してからの深場での軽いトゥイッチなどにもレスポンスが良いです。

長さ:40mm 重さ:4g フック:#12
アジングでプラグを使うときのライン
問題はラインです。アジングの通常用いられるエステルのラインはプラグには向いていません。直線的な圧力に弱いエステルはジグ単よりも重いプラグをキャストするだけで高切れしてしまう可能性もあります。
おすすめはPEラインです。アジングのプラグに使用するには0.4号か、もしくは0.6号のPEラインに、フロロカーボンの2号前後(10lb~12lb程度)のリーダーが適切です。
各メーカーから販売されているアジング専用のプラグは、いつもの0.5g~2g程度の軽いジグ単を使うロッドやリールで「そのまま使える」ことを売りにしているものもあります。またアジング用のプラグの重さは5,6グラム程度そこまで重たくなく耐えられる許容重量を持つロッドで、ラインが先のPEもしくはフロロならばそのまま釣り場で切り替えることもできます。
●ラインはPEが有効です。
0.4~0.6号
PEに対するリーダーの太さを決める考え方は何通りかあります。そのあたりを詳しく解説した記事が下のページです。
もっと詳しく知りたい方はそちらも参考にしてください↓