ティムコのライオットブレードのインプレをしたいと思います。
たまたま冬の終わり~早春にかけてのマイクロベイトパターンのときに使えるスピンテールジグを探しているときに見つけた
ライオットブレードは中身を知れば知るほど凄いルアーだということに気づかされたのです!
実釣で得た感想ととともにこのルアーの優れた性能をお伝えできたらと思います!
ライオットブレードの特徴
ライオットブレードは単にサイズの小さいスピンテールジグではありません。
本来のスピンテールジグの波動によるアピール力を保ったままフッキング率を高めたり、
根掛かり回避能力が再現されているいくつかの特徴的な機能があります。
アームガードでカバー攻略
ヘッド下に2本のワイヤーアームがセットされています。
バス釣りのブラシガード付きのジグヘッドなどと同じようなアーム(ワイヤー)が付いています。
これはご存じの方も多いと思います。
これは障害物に先にこの部分が当たることによって根掛かりを防止してくれる機能ですね。
バス釣りでスピンテールジグを使う時のシチュエーションで真っ先に思いう浮かぶのがウィードの中!
あとボトム攻略など、ウィードの中をすり抜けてくれるほか、障害物を上手くかわしてくれるので
まるでクランクのリップで跳ね返ってくるイメージです。
ボディ直付けフック
先の上の写真をご覧ください通常ルアーに接続されるフックは、トレブルフックにしてもダブルフックにしてもボディ本体のアイとの間にリングをかましてあります。
このライオットブレードにはこれがないんです!ボディのアイに直接フックが装着されています。
何故こんなことになっているのかというと、この小粒のボディサイズのルアーでも大物が食ってくることもあるわけで
そんなときのためにフックの軸は出来る限り太くしたいけど、小さいフックだと太さも選べない…
また大物でも掛けられるようにフックサイズだけあげるとボディが小さいのでキャスト時や着水時にフックがボディに絡まってエビになりやすくなってしまいます…。
これらを一挙に解決するために取られた方法がこのボディ直結だったそうで
開発者さんたちの拘りと執念を感じさせる画期的な機能だと思います。
ボディ埋め込み型スイベルブレード
スピンテールジグの最大の特徴でもあるブレード部にもライオットブレード特有の工夫がされています。
通常リアのアイにスイベルをリングで連結しブレードが装着されているタイプが多いですが、
ライオットブレードはスイベルが直接ボディに埋め込まれています。
このことによりブレードのフラッシング効果だけでなく、ブレードの水を受けて回転する波動がボディに伝わり
ボディが強いバイブレーションを起こします。
ライオットブレードのラインナップ
サイズは3種類あります。
重さと長さの違いで5g(全長20mm)と今回インプレに用いた9g(25mm)、14g(30mm)の3種類が用意されています。
そのほかカラーは全部で13種類ほどあるようですが、サイズによって選べるカラーの範囲が違う気がします。
僕が調べた限りではたぶん一番選べるカラーの数が多いのが9gではないかと思います。
ライオットブレード インプレ
小粒サイズなのに重みがある
20mmとか25mmとか小粒のスピンテールジグを使いたいシチュエーションは必ずあるものの、
こういったサイズ感のスピンテールジグってほとんどが5g、6gくらいのものしかありません。
今回の全長25mmしかない超小粒なのに9gとウエイトがあり飛距離が出せるんです!
僕が好んでライオットブレードの9gを使っているのはこれが理由です。
ベイトフィネスでなくても通常のヘビダンクラスを使うベイトでも十分飛ばせる重みがあり、スピニングのライトタックルでも飛距離を確保できます。これは大きな武器になります。
小粒サイズのスピンテールジグなら僕は今これ一択です。
ブレードが折れやすい!?
けど欠点もあります。
・・・ひとつだけ難点をお話すると、このブレード自体がめっちゃ脆いです。
どこかにぶつけたりすると、いとも簡単に折れてしまいます。
僕は二つまとめて購入していてゴールドのブレードが付いた黄色い方はさっそく回収中に足元の敷石にぶつけてしまい殉職されましたw
同じように言われている方がSNSやレビューで散見されるので実際に僕だけではないようです。
ストラクチャー撃ちとかする場合は注意が必要です。
推奨タックル
タックルはMLタイプ~Mタイプのロッドがいいと感じます。
ティムコの公式サイトでも同じように推奨されているので間違いないでしょう
ライオットブレードに適した釣り
僕がこのライオットブレードに辿り着いたきっかけは冒頭でもお伝えしたように
マイクロベイトパターンのときに使うスピンテールジグにいいのないかなぁ~と探していた時でした。
そうシーバスのマイクロベイトパターンです。
非常にベイトが小さい時期で小型のスピンテールジグがいいと思っていた時期でしたのでいろいろ試したし
バス釣り用に持っていたものも投入してみたりしましたがシーバスロッドでは飛ばないんですよどれもw
でこの25ミリの全長の小粒サイズでありながら9gという重さのあるこちらだと
ベイトのサイズにシビアな個体にも
アピール抑えられる小さいシルエットと飛距離が両立
できたのです。
もちろん根掛かり回避性能があるのでバス釣りから、チヌゲームのボトム攻略もいいのではないでしょうか?