あけましておめでとうございます!m(__*)m
2026年、いよいよ「丙午(ひのえうま)」の年が幕を開けました。
60年に一度巡ってくるこの干支は、十干の「丙(ひの)」と十二支の「午(うま)」が重なる、非常にエネルギーに満ちた年です。「火」の性質を併せ持つことから、迷いを焼き払い、力強く前進する飛躍の年とも言われています。
釣り人にとっても、荒波を乗り越え、狙った獲物へ一直線に突き進む「午」の勢いはあやかりたいもの。そこで今回は、新年の幕開けに相応しく、名前に”「馬(ウマ)」”を冠する魚たちを特集します。
お馴染みのターゲットから意外な名前の由来まで、丙午の強運を味方に、2026年の釣果を「ウマく」引き寄せるヒントが満載の一記事です。
名前に馬(ウマ、うま含む)が含まれる魚の種類
日本の海には、そのユニークな容姿や生態から「馬」に例えられる魚が意外にも多く存在します。それぞれの特徴や釣り方、そして食味について深掘りしていきます。
ウマヅラハギ(馬面剥)

カワハギ科の中でも特に面長な顔立ちから、その名もズバリ「馬面(ウマヅラ)」。カワハギよりも一回り大きく、30cmを超える個体も珍しくありません。一見ユーモラスな顔つきですが、実は非常に賢い「エサ取り名人」として釣り人を熱くさせるターゲットです。
釣り方と時期
通年狙えますが、釣りとしての最盛期は秋から冬にかけて。胴突き仕掛けでの「ハゲ釣り」が一般的です。アサリやエビの切り身をエサにしますが、おちょぼ口でエサだけをかすめ取るため、繊細なアタリを捉えるテクニックが求められます。日本各地の岩礁域や防波堤周り。
食味
「ハギ」といえば、やはり肝(キモ)です。特に冬場は肝が大きく膨らみ、醤油に溶いて刺身を食べる「肝醤油」は絶品。身自体はカワハギよりも少し水分が多いと言われますが、薄造りやちり鍋、煮付けにすると非常に上品な味わいを楽しめます。
タツノオトシゴ(海馬)

日本ではその姿を龍の子供に見立てて「タツノオトシゴ」と呼びますが、漢字では「海馬(かいば)」と書き、世界共通語の英語名でも「Seahorse(シーホース)=海の馬という意味」と呼ばれます。まさに「海の馬」の代名詞的存在です。
生態とシンボル
沿岸の藻場などに尾を巻き付けて生活しています。釣りや食用の対象ではありませんが、安産や夫婦円満、そして「昇り龍」に通じる縁起物として、古来より乾燥させたものがお守りや漢方薬として珍重されてきました。
マトウダイ(馬鯛)

体側にある黒い斑点が「的(まと)」に見えることからマトウダイ=的鯛と呼ばれますが、実はもう一つの由来が「馬」にあります。突き出した口と長い頭部が馬の顔に似ていることから、漁師の間ではウマウオ(馬魚)、ウマダイ(馬鯛)、西日本ではバトウ(馬頭)という名で親しまれています。
釣り方と時期
冬から春が旬。専門に狙う遊漁船は少ないですが、サビキ釣りに掛かった小魚に食いついてくる「飲ませ釣り(泳がせ釣り)」の外道としてよく釣れます。
水深100m前後の砂泥底に生息しています。
食味・料理
フランス料理では「サン・ピエール」の名で高級食材として扱われます。
身は非常に柔らかく甘みがあり、ムニエルやポワレにするとその真価を発揮します。また、カワハギ同様に巨大な肝を持っており、和食では煮付けや肝和えにするのが通の楽しみ方です。
海外で見つける「馬」の名を持つ魚たち
英語圏でも英語の馬(うま)=「Horse」の名を持つ魚は多く、その由来を知ると世界の釣りがより身近に感じられます。
Japanese horse mackerel (ジャパニーズ・ホース・マカレル)

これを聞いて驚く方も多いかもしれませんが、日本人が最も愛する魚の一つ、アジ(真鯵)の英語名です。
直訳すると「馬のサバ」ですが、これには諸説あります。「馬のように大きくなる(大きいアジ)」という説や、質問者様が挙げられたように、古オランダ語の「hors(浅い海域)」に由来し、浅瀬にいるサバに似た魚という意味から来たという説が有力です。
釣り・食味
もう説明不要の国民的魚種。2026年もアジングやサビキ釣りで、力強い「馬のような」引きを楽しませてくれることでしょう!!
Horsefish (ホースフィッシュ)

南米のチリやアルゼンチン近海に生息する、非常に長い背びれと、突き出した鼻先が特徴的なカサゴ目の魚(学名:Congiopodus peruvianus)です。
現地ごとに呼び名が変わる
英語ではその顔立ちから「Horsefish」と呼ばれますが、スペイン語圏の現地では「Pez chancho(豚の魚)」とも呼ばれます。
これは釣り上げた際にグーグーと鳴く音が、豚の鳴き声に似ているためだそうです。馬だったり豚だったり、世界が変われば見え方も変わるのが面白いところですね。
Horseshoe leather jacket (ホースシュー・レザー・ジャケット)

主にオーストラリアやニュージーランドに生息するウマヅラハギの近縁種です。体の中央に、馬の蹄に装着する蹄鉄(Horseshoe:ホースシュー)のようなU字型の模様があることから名付けられました。
この蹄鉄は西洋では”幸運を呼び込む”シンボルとされており、国は違えどまさに2026年の丙午にふさわしい、ラッキーフィッシュと言えるのかもしれません。
日本のウマヅラハギ同様、現地では食用としても利用されています。
2026年、躍動する「馬」の魚とともに最高の釣果を!
2026年の干支「丙午」にちなんだ魚たちは、どれも個性的で、私たちの釣りライフを豊かにしてくれる存在ばかりです。
「馬」という文字には、古来より「物事がうまく(馬)いく」という願いも込められてきました。力強く前進する丙午の運気に乗り、時にはウマヅラハギとの知恵比べに熱中し、時には良型のアジ(ホースマカレル)の走りを堪能する。そんな一年を過ごせたら最高ですね。
厳しい寒さが続きますが、冬のウマヅラハギやマトウダイは今がまさに「ウマい」時期。防寒対策を万全に、2026年の初陣へ繰り出しましょう!
本年も、皆様の竿に「馬」のような力強いアタリが訪れることを心より願っております。


