おすすめのシーバストップウォータールアーをご紹介します。
シーバストップウォーターはこれから水温が高くなる夏からが旬です。年に一度訪れるシーバストップゲームを攻略する時期のおすすめルアーのご紹介します。
また相性の良いロッドなどタックル選びからアクションのつけ方、ポイントを見つける目安などをざっくり解説し、おすすめのシーバストップウォータールアーをお伝えします。
※ベイトタックルでしか扱えないルアー(ビッグベイト系)は除外しています。
シーバスのトップウォーターゲーム
シーバスをトップウォーター(水面)でルアーを引いて来てシーバスを狙うのがシーバスのトップウォーターゲームです。それ以外の水面直下~下のレンジを狙う釣り方とは異なり、そうそう簡単に釣れる釣り方ではありませんが、水面をドバッと割って出てきて一気にロッドに重みが乗ったときの興奮は何もにも替えがきかない楽しさがあり、一度味わえば病みつきになる人も多い釣り方です。
主にシーバストップでは、ペンシルベイトが使用され時には大きな水しぶきと波紋を作るポッパーが用いられることもあります。それら種類については後程詳しく説明します。
トップウォーターとサブサーフェイスの違い
勘違いしやすいのがトップウォーターとサブサーフェイスの違いです。その違いとは簡単に言うと…
・トップウォーター=水面
・サブサーフェイス=水面直下、下20センチくらいまで
トップウォーターゲームというのはこの「水面」で釣る釣り方です。
この微妙な違いなので棲み分けがあやふやで混同されやすいですが、水面を這わせて釣るのか、少し潜らせて釣るのかの違いがあります。
「トップでも反応する場合とトップでしか反応しない場合」ではその状況は全く違う状況であり、そのときの状況によってほんの数センチの深度の違いで釣れたり釣れなかったりするわけで、トップウォーターで探ってみて反応がない場合すぐにシンキングミノーに変更せず、一段だけサブサーフェイスに落としてみると釣れるようなこともあります。
シーバストップウォーターのルアーの種類
シーバストップウォーターで使用するルアーの種類は大きく分けて2種類のタイプに分けられます。
ポッパー

ポッパーとはトップウォーターで使用するプラグルアーの一種で、先端がカップ状になっており、そこで水を受けてポコッ、ポコッと音を立てて波紋を立てながら移動しシーバスを水中から引っ張り出します。あらゆる釣りでもトップゲームと言えばこのポッパーのことを指すことがあるほど、トップウォーターの代名詞にもなっています。
トップペンシル

飛距離が大事な場面が多いシーバスでは、意外と出番が多いペンシルベイト。その名の由来の通り、ペンシルの形をしており、トップウォーターで使うものはトップペンシルとかフローティングペンシルと呼ばれ、沈むシンキングタイプのシンペンと区別されています。「ペンシル」とだけ言うならばトップウォーターでのペンシルのことだと判断して間違いないです。
その形状から飛距離が望め、広い範囲を素早く探ってくるサーチベイトとして使えるのがペンシルの特徴で、シーバスにおはその飛距離とともにペンシルベイトがよく用いられます。
スプラッシャー
いわゆる大きな先の尖ったカップ形状で水しぶきを上げてアピールするプラグです。このちょっと派手めなアクションがシーバスのトップウォーターに効果テキメン。
これまではアングラーが自らトゥイッチを加えることでドッグウォークやスプラッシュするものでしたが、現代ではただ巻で引き波を立てながら左右に首をふるスプラッシャーもあり、初級者でも扱いやすくなってきました。
ダイワのバーストアッパーなどがこの類です。
ポッパー:シーバストップウォーターおすすめルアー
シーバストップウォーターで昔から釣れると人気の高かった往年のルアーから、最近の話題になっている釣れるポッパーやトップペンシルベイトのおすすめをご紹介します。
このページでは主に、通常のスピニングタックルで使用できるトップウォータールアーをご紹介します。中にはMまたはMH以上が必要なものもあり、それらにはルアー名の下に明記しています。
シーバスのトップといえばペンシル系が圧倒的に多いけど、派手な音と水しぶきは健在!
まずはポッパーから!
タックルハウス コンタクト フィードポッパー100
こちらも青物対応のポッパーとして世にその名を知らしめている実力派ルアー。ライト使用ラインナップがこの70。ターゲットはずばりシーバス!独特の大型カップが奏でる音質重視設計は変わらず軽めのロッドアクションにも反応がしやすくなっている。ピンスポットでのステイ&シェイクは効果抜群。
サイズは100のほかに、小さい70もあるし、もっと大きめ120,135、青物対応の150,175などもあるがあまり大きすぎると食ってこない個体もあり、シーバスのトップウォーターには100がベストチョイスだと僕は思ってます。

長さ:100mm 重さ:22g フック:#2
ダイワ ソルティーポップ110F
ソルト用ですが青物対応のポッパーを想像しているとちょっと面喰うほどスリムなボディとカップなのでそれらと比べるとややアピールが物足りないと感じるかもしれませんが、それが移動範囲が少なくシーバス向き!
サイズも大き過ぎず、小さくもない食べ頃サイズです。
長さ:95mm 重さ:20g フック:#3
ペンシル:シーバストップウォーターおすすめルアー
エバーグリーン アマゾン
これも元はバス釣り用のビッグバス攻略の為に作られたビッグペンシルベイト「アマゾン」
知る人ぞ知るコノシロなど大型のベイトを捕食しているランカーシーバスにめっきり強いことで一時は品切れ状態がかなりのあいだ続いていましたが、近年になってソルトウォーター専用カラーラインナップで復刻され市場に投入され再び入手しやすくなってきました。
滑るようにスライディングする水嚙みの良い浮力設定と、ボーン素材のカラー(クリア系ではないカラー)はドッグウォークするたびに「カチッ、カチッ」と鳴るサウンドで広大なオープンエリアにおいてもシーバスを寄せてきてバイトを誘います。
アマゾンペンシルはシーバスでいうと小沼さん(エバーグリーン)のイメージが強いですけど、
その段違いの集魚力はあのプロアングラーの村岡さんもyoutubeの動画の中で「他社製品で認めるルアー」のひとつとして明言されていたほどです。
長さ:160mm 重さ:43g フック:#3
マルジン UKビッグペン 150F
あのランカーシーバスハンターとして著名なマルジンの嶋田さんが開発したマルジン初のビッグペンシルベイト
操作性などこれをすすめる理由はいくつもあるけど、何を隠そう「音」に拘って作られたのがUKビッグペン 150Fです。ボディを音が出やすいボーン素材にし、タングステンラトルボールを採用!
さすがザラスプークやアマペンなど往年のペンシルベイトをよく研究されていて水面を滑る丸型ではなく楕円に近い形をしていて、PEラインで操作しても振り幅が大きすぎない、けど水押しの強いアクションが簡単にできるように作られています。
かなり的を得た優秀なラトルイントップペンシルだと思います。とにかく飛距離とドッグウォークのしやすさという点だけでも高性能!!シーバストップ初心者にもおすすめです!
長さ:150mm 重さ:43g フック:#1/0
へドン スーパースプーク
元々バス釣りのビッグバス用に設計されたスーパースプークの一段サイズの小さいモデル。ボディ内部にラトルが入っており遠くにいるシーバスにも強烈にアピールします。またリーリングをはじめるとほぼ水平に泳ぐ姿勢はまさに水面を泳ぐイナッコや入り江のイワシによく似ており、シーバスに違和感を与えません。ソルトウォターでも実績が多く、ソルト用カラーも充実しています。
一段小さい スーパースプークJrはチヌトップにも効果バツグン!
長さ:120.25mm 重さ:24.5g フック:#4
アイマ プガチョフコブラ 90
アイマとシーバスプロアングラーであるRED中村さんプロデュースから生まれた次世代型のトップペンシル。どこがどう新しいのかというと類まれな水面スライディングアクションです!
ほかのトップウォータールアーと比べるとサブサーフェイスルアーかと見間違うほどボディのほとんどが水に浸かっている状態で滑るように水面を動きます。
この滑る感覚がお見事なのだ!独特の形状が生み出す滑る感覚は手元のアクションだけではできる技ではない。勝手に滑るのでトップウォーター初心者でもルアーアクションしやすいのでおすすめ。

長さ:90mm 重さ:12g フック:#6
アイマ ポッキー 120
プカチョフよりも先発でロングセラーの釣れるシーバス用ペンシルベイト。強風時で波立つ水面でもしっかりロッド操作だけでアクションしてくれるため、磯からのヒラスズキや青物まで対応できる秀作。
ラフウォーターでも強くただ巻きでウエイクベイトとしても使えます。
長さ:120mm 重さ:16g フック:#4
メガバス ジャイアント DOG-X SW
メガバスの大人気ペンシルのソルト専用にウエイト設定が見直されたSW仕様。ジャイアントと名打たれていますが長さ98mmしかなく重さも16.5gといつも使っているスピニングタックルで使用できます。
DOG-Xの醍醐味はなんといっても水面切り裂くスプラッシュとサウンド!食い気のない魚のスイッチを入れてくれます。

長さ:98mm 重さ:16.5g フック:#4
バスデイ シュガペン 120F
あのレンジバイブのメーカーが作ったペンシルと聞けばその良さがおわかりいただけることでしょう。出た当初は“エサルアー”として名を馳せたほどの名器。数々の釣果を上げてきました。
トップウォーターの歴史はシーバスなどのソルトの世界ではまだまだ歴史が浅く使用されるルアーのほとんどがバス釣りに使用されてものからの派生型が多い時代に、このシュガペンはまったくのソルト仕様として開発されたエキスパート。サイズはシーバスには120Fがイチオシ☆彡

アピア アルゴ 105
アピア初のトップウォータールアーとして世に送り出されれアルゴのオリジナルサイズがこちら105。他に160,200サイズもある。
独自の2重構造になっているカップからの強いスプラッシュとただ巻きでもV字の引き波ををつくり水面へと誘います。
長さ:105mm 重さ:16g フック:#5
ダイワ モアザン ソルトペンシル 110F-LI
ソルトウォーターのトップゲームでおすすめしない人はいないんじゃないか?と思うほどよく見かけるこちらも元々は淡水魚用ルアーでした。
フレッシュウォーターで成し遂げた多くの実績を買われソルトで使用したところほぼシーバスなどフィッシュイーターのエサとなる“ベイトそのもの”が大人気に!
飛距離が望めるペンシルなのにカップ状の口先が水を受けて左右のサイドキールへ受け流すという独特の構造が釣れる要因かどうかは使ってみてお試しください。青物でも十分な実績があります!
長さ:110mm 重さ:19g フック:#3
アイマ サイレント ソルトスキマー
細身のまるでシンペンのようなトップペンシルベイト。浮き姿勢はそのまま水平でスライドさせやすく誰でも簡単にドッグウォークしてくれます。
アピールはサイレント仕様で控えめになっており、シャローで警戒心の強いランカーにもってこいです!また、細身で飛距離もあるためオープンエリアでのサーチやボイル撃ちにも有効です。

長さ:110mm 重さ:13g フック:#4
ウィップラッシュファクトリー グラインディン・ワイア-13 SW
30gと軽くスピニングロッドでも扱いやすくデジ巻きするだけで、ロッドアクション入れなくてもドッグウォークして、時折見せる予想の付かないイレギュラーなピッチの狭いアクションをします。移動幅の少なく食わせのタイミングをつくりやすく、短くアピールできるルアーなのでアピールは欲しいが移動は少なくしたい場所で、テンポよく探れます。

長さ:130mm 重さ:30g 適合フック:#4~5(付属なし)
ダイワ モアザン バーストアッパー140F ラトリンカラー
スプラッシャーは数あれど、現在のソルト用トップウォーター系プラグにあるスプラッシャーの中で最強と言えるのがこのラトル入りのバーストアッパー。
ゆっくりとただ巻きをだけでカップでダイブし首を上下に動かしながら引いてこられ、またロッドアクションを加えることで、水面のわずかな流速をリップで噛んでイレギュラーなダイブをしたりスプラッシュ音で誘う攻撃型アピール能力が、対ランカーシーバスにすこぶる効く。
夜のべた凪でベイトがイナッコやイワシのときに効果的。ただゆっくりと巻くだけでいい。ノーマルとラトルインがあり、音で誘うラトルインだと自重も若干重くなり水面に沈んだ部分が多くなってフッキング率がアップするためラトリンカラーがおすすめです。
長さ:140mm 重さ:28.5g フック:#3
ダイワ モアザン トリックアッパ- R 105F
シーバス用トップペンシルですが、浮き姿勢が仁王立ちでアクション入れるとどちらかというと、ダイペンに近い感じ。ダイペンとしてならOK。MLクラスのロッドでも扱えるためいつも使っているタックルでほかのルアーと兼用できるなど汎用性も高いです。他に65、130Fのサイズもあります。
長さ:105mm 重さ:16g フック:#3
まとめ
掛かったときの強い引きと、釣れるまでの繊細なアプローチなど元々の釣り自体がアングラーを魅了してやまないシーバスゲームも、トップウォーターゲームではまた一味も二味も違う満足感が得られる釣り方です。
そんなに簡単に魚に出会える釣りではありませんが、釣れたときの充足感はこの上ないものとなります!興味持った方はぜひここでおすすめしたルアーを手に時期にフィールドで挑戦してください。