アミパターンとは?極寒期~早春にかけてシーバスを狙う攻略メソッドとおすすめのルアーとタックル

真冬の極寒期から早春にかけてのシーバスのパターンと言えば、その代表は間違いなくアミパターン。

ただでさえ気難しいシーバスを、こんな低活性な極寒期に釣るのであるからしてそれなりにメソッドが存在しています。

詳しい攻略法とアミパターンのルアーなどおすすめタックルも紹介します。

アミパターンとは

アミパターン

そもそもアミパターンとは何かっていう話になったりしますが、アミとは、5ミリ~1cmくらいの体長の小さなエビ。餌釣りで用いられるアミエビとかオキアミもその類です。

アミ自身に遊泳力がないため、潮の流れなど水流に任せて移動することから、産卵から帰還したばかりで体力の弱った冬のシーバスが動き回らなくても食わせられることから好んで食します

シーバスから見ると通常のベイトの小魚のように逃げられる心配もなく追い回す必要がないので、まるでコタツに入ったままみかん食べれる人間のようにラクチンに食事ができるというわけです。

ルアー選び

アミパターンに使えるシーバス・ルアーは自然に流れに乗せてドリフトさせたりしやすいものであったり、任意のレンジをキープしやすいサスペンドなどが適しています。

一般的には、いちばん向いているのはシンペンと言われていますが、ビギナーには一定のレンジとコースをキープしにくく難しいです。

また、アクションが控えめな、というよりほぼ動かないものが適しています。

・クリア系カラー
・アクション控えめ
・サイズは7cm~9cm

アミパターンのルアーカラー

俗に言われている、マッチザベイトで言うとクリア系がベストだと思っています。

アミ1匹ずつ見ると、1cmとまりなので、個体ではなく「アミの大群」に似せたイメージです。

しかし、アミパターンでイワシカラーやイナッコカラーでもない限り、シルバーホロやピンクバッククリア(グリーンバッククリア)などでも釣れます。実績があります。

アングラー視点で視認性で選ぶ場合はそういったカラーでもいいでしょう。

ルアー・サイズ

サイズは5cm~9cm
7cm、または9cm前後がベターだと思われます。

長さが11cm前後でも釣れるといわれていますが、シーバスはアミを食らいついてくるわけではなく、大きさのあるルアーを「アミの大群」として、モワッと吸いこんでくるため吸い込みやすい大きさがベストではないかと感じています。

アミパターンのおすすめルアー

TICT×ラッキークラフトコラボモデル ストリームドライブ45

水面下よりもチョイ10cm~30cmレンジがこいつの得意分野。アミパターンを意識したカラーと尖ったミノーみたいなシンペンの形状が気に入っている。

マングローブスタジオ マリブ78 クリアレッドヘッド

こちらも自発的に泳ぎ回らないアミを演出するのに最適なシンペン。シンペンの中でも夜のシーバスゲームでめっきり釣れるとして誰もが認める釣れるルアー。

ゆっくりスローにただ巻きだけでいい。水平姿勢をずっと保ちながらミノーのような動きをします。

最大で80cmくらいまで潜るのでロッドの上げ下げや着水後カウントダウンすれば、水面直下から、下のレンジも探れ、また、足元までレンジキープしながら引いてこれます。

自分のおすすめはコーラルピンクだけど、アミパターンにはクリアレッドヘッドもいい!!

タックルハウス ローリングベイトシャッド

ややレンジが深いときに扱いやすいのがこいつ。

8センチで24グラムもあり、ボトムを取りやすくフォール時にも弧を描きアピールしながらフォールする。

スロー~ミディアムリトリーブでバイブレーションに似たローリング主体のバタバタアクションをする強アピールだけど、

上から見ると軌道はS字という全く新しいコンセプトのルアー。カラーはクリア系のステルス○○となっているカラーがおすすめ。

アミパターンのタックル

アミパターンの最適なタックルは、その捕食方法から弱いアタリでも的確に感知でき確実にフッキングに持ち込める「吸い込み」の良いものが適しています。

バチ抜け時に使うロッドで代用可能です。

アミパターンのおすすめロッド

ティップが柔らかく、微弱なアタリもはじきにくいLタイプか、もしくはティップだけ柔軟で、バッドにパワーを持たせたML/Mタイプが有効です。

シマノ 23ディアルーナ S86L-S
ディアルーナの最新モデル。シーズンに差し掛かる2月中旬入荷予定で、現在予約受付付け中!

ダイワ モアザン エキスパート AGS 87LML
もう説明不要の春先~初夏にかけてのなくてはならない人気アイテム。

アミパターンのおすすめリール

僅かなモワンとしたアタリを手元まで感じ取るには、ロッドとリールの相性は不可欠。

軽さを前面に押し出したヴァンキッシュは、アミパターンなど感度が欲しいときにはもってこい!!

シマノ 23ヴァンキッシュ 3000MHG
23年のNEWモデル。3月入荷予定で、春までのアミパターンには間に合わないかもしれないが今から予約しないと間に合うものも間に合わなくなってしまうので急げ!!

通常シーバスに使うのにいちばん使い勝手が良い3000MHGでなんと185gしかない驚異的な軽さは必らずアミパターンで武器になります!

ダイワ 23エアリティ LT3000-H

ダイワ派の方にはこちらやはり軽さと繊細なルアー操作、微細なアタリを感知できる感度という点でエアリティは適任だと思われます。

アミパターン攻略メソッド

アミパターンはシーバスの数あるパターンの中でも難しい部類に入ります。積極的にエサを食う時期でもなければ、アミの大群がいれば食わない時期でもありません。

この時期のアミを食っているシーバスを理解した上で釣り方を練っていくと、ほかの時期やパターンとは異なるメソッドが見えてきます。

ここからはアミパターン攻略でシーバスを釣るための重要な点について

アミパターンの成立するポイントの探し方、アミがいた時の食わせるまでの釣り方を、ひとつひとつ順を追って、大事な点から解説していきます。

【目次】
ポイントの探し方
アミの見つけ方
釣り方①レンジ・リトリーブコース
釣り方②ヒットポイント
釣り方③リトリーブスピード
釣り方④微細なアタリの取り方
番外編:シーバスが底に沈んでる時